受験生カップルの中学生の親が、子供に抱いている２３の心配

当記事は執筆する際には、下記の記事を参考にさせて頂きました。中学生の恋愛における柵の多さを、まだ世の中を1ミリも知らない本人たちが乗り越えていくべき壁について思うところがあり、私自身も上記の記事を参考に考えて、当まとめを作成しました。

中学3年生といえば、高校受験という人生の大きな節目を迎える大切な時期です。そんな中、「子どもに彼氏・彼女ができた」と知った親の多くは、嬉しさよりも「今はそんな時期じゃないのに…」という不安が先に立つもの。

実際、「受験生 カップル 中学生 親」と検索する保護者は多く、「うちの子、本当に大丈夫？」と真剣に悩んでいます。

本記事では、中学生の受験生カップルを持つ親が、どんな不安を感じているのかを具体的に23個紹介し、それぞれに対しての背景や理由も掘り下げていきます。

子ども側の視点でも、親がなぜ心配しているのかを理解することで、親との関係や恋愛・受験の両立に役立つはずです。

最もよくある心配がこれです。

「恋愛にうつつを抜かして、勉強が手につかなくなったらどうしよう」という声はとても多く、親にとっては最大の悩み。

特にLINEやSNSで常にやりとりをしていたり、塾の時間にこっそり会っていたりすると、勉強への集中が途切れてしまうと感じるのです。

実際の親の声
「模試の点数が下がってきたのに、毎晩LINEでやりとりしているのを見て不安になった」（母・47歳）

「恋愛してたから落ちたんじゃないの？」というプレッシャーを周囲から受けないかという心配もあります。

親としては、恋愛が理由で志望校に落ちたと思われたり、自分自身がそう感じてしまうのではないかと心配してしまうのです。

夜遅くまでのLINE、勉強時間の減少、朝の寝坊…。恋愛によって生活が乱れ、受験どころではなくなるという懸念もあります。

特に思春期の子どもは、恋愛感情にのめり込みやすく、感情の起伏も激しいため、生活への影響が出やすいです。

恋愛は楽しい反面、うまくいかないこともあります。親は、失恋やケンカなどで子どもがメンタル的に落ち込み、勉強どころではなくなるのではと心配しています。

実際の例
「彼とケンカした日、娘が部屋にこもって一日中泣いていた。その日は何も勉強していなかった」（母・43歳）

「相手の親御さんは、恋愛に対してどう思っているのか？」という点も親としては気になるところです。

自分の子は恋愛OKでも、相手の親は「受験生なんだから交際なんてとんでもない」と考えている場合もあり、親同士の意見の違いがトラブルになる可能性も。

このように、恋愛自体が悪いわけではないものの、「受験に悪影響を与えるのでは？」という懸念が、親の根底にある不安なのです。

中学生の恋愛は、まだ「好き＝なんとなく一緒にいたい」という軽い気持ちから始まることもあります。そのため、親は「うちの子だけが真剣で、相手は遊び感覚だったら…」と不安になります。

特に女の子の親は、娘が傷つくのではないかと心配し、男の子の親は「うちの子が相手の将来の邪魔になったら…」と考えることが多いです。

「好きな人のことばかり考えてしまって、自分のことが手につかない」「四六時中LINEしていないと不安になる」といった、精神的な依存が起こることに対する心配です。

受験という大切な時期に、相手への依存が強くなると、勉強にも支障をきたすだけでなく、自立心の発達も妨げられると考える親が多くいます。

中学生同士とはいえ、恋愛にトラブルはつきもの。親としては、以下のようなことを心配します。
• 三角関係でいじめに発展
• 別れた後のストーカー行為
• 噂やSNSトラブル

思春期は感情が爆発しやすいため、小さなすれ違いが大きな問題に発展することも。そんな中で子どもが巻き込まれ、心に傷を負ってしまうのではと心配するのです。

「うちの子は〇〇高校を目指しているけど、相手はもっと上／下のレベルの高校を受けるみたい…」という場合、進路の方向性が違うことで不安を感じる親もいます。

特に、相手の成績が悪くてうちの子まで引きずられたら…という懸念は、実際に進路選びにも影響してくるため深刻です。

「どうせ高校に入ったら別れるんでしょ？」という声を、実は親の方が持っている場合もあります。

そのうえで、「なら今付き合う意味あるの？」「別れるとき傷つくのが心配…」と感じています。

これは単なる否定ではなく、高校進学後の環境の変化（部活、交友関係、進学先の距離）で関係が続かなくなることを見越しての心配です。

親は自分の子どもが交際していることを知ったとき、「他の親にどう思われるか」がとても気になります。

「○○さん家の子、まだ受験前なのに恋愛してるらしいよ」
「うちの子が真面目に勉強してるのに、遊んでる子と一緒にされたくない」

そんな声が聞こえてきそうで、**「うちはちゃんと親として管理してないって思われたらどうしよう」**と感じる親は多いです。

思春期に入り、親よりも「恋人」が心の支えになってしまうことに、寂しさを感じる親もいます。

特に母親に多いのがこのタイプで、「最近娘が話してくれない」「急に冷たくなった」と感じたときに、「あの子のせいだ」と恋人に責任を感じてしまうことも。

恋愛＝親子関係の断絶、と捉えてしまうケースもあり、親が孤独感を抱いてしまうという問題も起こり得ます。

「恋愛が人生のすべて」になってしまい、自分の将来や夢、学びをおろそかにしてしまうのでは…というのも親の不安です。

将来の可能性を広げる大切な時期に、「今しか見えていない」恋愛に心を奪われてしまうのは、大人から見ると危険信号に見えてしまいます。

中学生カップルに対して、「スキンシップはどこまでいってるのか？」「うちの子、大丈夫？」と心配する親は非常に多いです。

この問題は、恋愛とはまた別の意味で深刻であり、親としては目をそらせないテーマ。受験や進路とは別次元で、子どもを守りたいという本能的な不安とも言えます。

「もし、恋人と別れてメンタルがボロボロになって、受験にも落ちたらどうしよう」
「そんなダブルパンチ、うちの子に耐えられるの？」

というふうに、最悪のシナリオを想像してしまう親も少なくありません。

実際、受験期に恋愛で失敗して精神的に落ち込み、勉強が手につかなくなった例を聞いたことがある親ほど、慎重に、そして敏感に反応する傾向があります。

受験期は、将来の夢や進路を真剣に考えるタイミングでもあります。しかし、恋愛をきっかけに目標が変わったり、進路選択が相手中心になってしまうのでは…と親は不安になります。

たとえば…
• 「彼と同じ高校に行きたいから志望校を変える」
• 「彼と離れたくないから進学より就職を選ぶ」

というように、本来の本人の希望ではなく、恋愛が進路の軸になることを恐れているのです。

仮に、恋愛が理由で進学先を決めて、その後に破局したら…？
そのとき、「なんでこの高校に来たんだろう」と後悔したり、モチベーションが下がってしまうことを、親は心の底で怖れています。

人生の大切な選択を一時の感情で決めてしまい、後で傷つく我が子の姿を見たくない――それが親の正直な気持ちなのです。

中学生での恋愛経験が悪い影響を与えるかどうかはケースバイケースですが、親の中には以下のような懸念を抱く人もいます。
• 「恋愛を拗らせて、人間不信になったらどうしよう」
• 「異性と健全な距離感がわからなくなるのでは？」

特に初恋が苦い結果になった場合、その後の対人関係に慎重になりすぎたり、逆に過度に依存したりと、極端な行動に走る可能性を警戒しているのです。

「中学生のうちに恋愛を経験しすぎると、大人になってからうまくいかなくなるのでは」というのも、親世代の考え方です。

「恋愛は高校や大学くらいで経験するのがちょうどいい」
「若いうちに盛り上がって、燃え尽きてしまったら？」

という感覚があり、“今じゃない”という思いが、親の中では根強いのです。

実は、親自身が「どこまで干渉していいのかわからない」と感じているケースもあります。
• 全面的に止めるべき？
• 見守るべき？
• それとも放任？

恋愛に口を出せば子どもに嫌われるかもしれない。だけど、放っておいて後悔するのも怖い。

そんなジレンマの中で、親も悩みながら対応しているのです。

中学生カップルは、LINEやInstagramなどのSNSで連絡を取り合うのが一般的。しかし、それによって…
• スマホ依存になる
• 既読・未読でケンカになる
• 恋愛の内容がスクショされて広がる
• 匿名掲示板で悪口を言われる

など、恋愛にまつわるSNSトラブルに巻き込まれるリスクも高まります。

親にとって、ネットやスマホは「見えない世界」だからこそ、余計に不安を感じるのです。

「うちの子、恋愛をしているみたいだけど、そろそろちゃんと話すべき…？」
「でも何から話せばいいのかわからない…」という親の戸惑いもあります。
• 恋愛と責任
• 相手への配慮
• 自分を大切にすること

など、子どもに伝えたいことはあるのに、どう言えばいいのかわからないというのが正直なところ。
結果、黙認になったり、逆に感情的に反対してしまうケースも多いのです。

とても深くて切実なものです。

親は子どもの恋愛に反対したいわけではなく、むしろ応援したい気持ちもあります。
でも、「勉強」「将来」「人間関係」の心配があるからこそ、伝え方に悩んでしまい、結果として「うるさい」「干渉してくる」と思われてしまう。

本当は、子どもとちゃんと向き合いたいし、信じたい。
けれど、それをどう伝えたらいいのか、わからなくなるのです。

ここまで、「受験生カップルの中学生の親が抱える23の心配」について紹介してきました。

これらの心配に共通するのは、「子どもに幸せになってほしい」という願いです。
• 勉強を頑張って、未来を切り拓いてほしい
• 恋愛を通じて、人として成長してほしい
• 傷つかず、後悔せずに青春を楽しんでほしい

親の心配は、すべて愛情の裏返し。
だからこそ、子どもとしては、「反対された」と感じる前に、「なぜ親は心配しているのか？」を少しだけ想像してみてほしいのです。

恋愛と受験、どちらかを諦める必要はありません。
大切なのは、「今、自分がどうすれば一番よいか」を考えて行動すること。

そして、親との関係を大事にしながら、自分の気持ちも素直に伝えることです。

本人である受験生カップルの二人は、真剣な気持ちで付き合っていたり、お互いに支え合って受験勉強をしていたりと、本人たちなりに真剣なのです。

ただ、その「真剣な気持ち」が、時に親の気持ちや信頼を傷つけてしまうことがあります。

親は、子どもが勉強に集中し、将来のために努力している姿を応援したいと考えています。

その中で「恋愛」が絡むと、「勉強に悪影響が出ないか」「失恋したときに傷つかないか」など、多くの不安が押し寄せてくるのです。

そんなときに不用意な一言を言ってしまうと、「私たちの心配なんて気にしていないんだ」と思わせてしまい、親との信頼関係が揺らいでしまいます。

では、どんな言葉が「NGワード」になってしまうのでしょうか。

この一言は、親の心に深く刺さります。
受験に向けて頑張ってほしいと思っている親からすれば、「何のために塾や教材にお金をかけてきたのか」と虚しさを感じてしまう発言です。

気持ちは分かります。恋人がいることでやる気が出るというのは本当にあること。
でも、それを正面から親に伝えてしまうと、「じゃあ恋愛がなかったら勉強しないの？」と誤解されてしまいます。

相手が頭が良くても、それはあなたの受験勉強の代わりにはなりません。
親は「自分の子どもがしっかり勉強しているか」に注目しているので、恋人の成績を持ち出すと、話がかみ合わなくなります。

この言葉は、親との距離を一気に広げてしまいます。
たしかに恋愛は個人の自由ですが、中学生という立場では、まだ親のサポートのもとで生活しています。
「関係ない」と突き放すと、親は「じゃあ応援しなくていいってこと？」と感じてしまうのです。

感情的になってこう言ってしまう人も多いはず。
でも、この言葉には「口だけなんじゃないか」という不安を感じる親もいます。
「信じて」と言うなら、まずは行動で示すのが一番です。

反抗期特有の一言かもしれませんが、これは親にとって強烈なダメージになります。
親は「自由＝放任」ではなく、「自由＝責任がある」と考えていることが多いです。
「うるさい」と切り捨てるより、「心配してくれてるんだよね」と一言添えるだけで印象は変わります。

自分の気持ちをわかってほしいという願いがあるからこそ出るセリフですが、
この言葉は親との間に「心の壁」を作ってしまいます。
わかってもらえないと感じたときこそ、「ちゃんと話そう」と伝える方が、関係を改善できます。

事実だとしても、親が心配しているのは「これから」のこと。
今は成績が良くても、「この先どうなるかわからない」という不安があるからこそ、親は厳しくなってしまうのです。

他の家庭と比べるような発言は、親を一番傷つけます。
特に「他の親はわかってくれるのに、うちの親はダメ」というニュアンスで言われると、
「私は悪者なの？」という気持ちになってしまいます。

これも言い方次第で、かなりのダメージになります。
親に反対されても恋を貫きたいという気持ちはあっても、
その言葉をストレートにぶつけてしまうと、「話す意味がない」と思われてしまうかも。

潔白を主張したくて言うセリフですが、親からすれば「何もしてない」がどのレベルなのか分からず不安が増すことも。
説明を省いて怒るより、少し落ち着いて状況を説明してあげると、親も安心できます。

「ちゃんと考えてる」という言葉だけでは、何をどう考えているのか親には伝わりません。
具体的に「今は週に1回しか会ってない」とか、「塾がある日は連絡も控えてる」など、行動で示すことが信頼につながります。

恋愛が「くらい」で済むかどうかは、人によって感じ方が違います。
親にとっては「子どもの将来」がかかっていることなので、深刻に考えるのは当然。
この一言で、「親の気持ちはどうでもいい」と受け取られてしまう可能性があります。

思春期の独立心が見える言葉ですが、中学生のうちはまだまだ親の支援が必要な年齢。
完全な自立ができていない段階でこの言葉を使ってしまうと、無責任に映ることがあります。

感情的になってしまい、話し合いをやめてしまうと、すれ違いは深まるばかり。
一度会話を止めたいときは、「ちょっと落ち着いてから話そう」と冷静な姿勢を見せると、親も安心します。

この言葉は、親の存在そのものを否定してしまう危険なセリフです。
「どうせ理解してもらえない」と思っていても、心のどこかで期待していることも多いはず。
だったら、対話の扉を閉じずに「わかってもらえる努力」をしてみることが大事です。

干渉＝心配や愛情の裏返しでもあります。
親が気にかけてくれるのは、それだけ大切に思っているから。
「干渉しないで」ではなく、「自分で考えたいことがある」と説明すると、ぐっと印象が変わります。

中学生カップルが恋愛と受験の両立に悩むのは当たり前。

でも、親の立場からすると「恋愛で集中力が切れたらどうしよう」「志望校に落ちたら一生後悔するんじゃないか」という恐怖が常につきまとっています。

親が恋愛に否定的になるのは、必ずしも「子どもを支配したい」とか「邪魔したい」からではありません。

親が恋愛に対して厳しいことを言ってくるのは、「自分が悪いから」ではありません。
むしろ「子どもの未来を本気で考えているからこそ」不安になるのです。
だからこそ、まずは親の気持ちを否定せず、受け止める姿勢が大切です。

「デートは月1回にする」「テスト前は会わない」「夜9時以降は連絡しない」など、
自分たちなりのルールを決めて、それを親に伝えることで安心感を与えることができます。

どんなに言葉で「大丈夫」と伝えても、行動や結果が伴っていなければ信じてもらえません。
定期テストで成績をキープしたり、自習時間をしっかり確保したりすることで、
「ちゃんとやってるんだな」と思ってもらえるようになります。

受験生カップルの中学生にとって、親との関係はとてもデリケートなものです。
恋愛に夢中になる気持ちは自然なことですが、それによって親を傷つけてしまうような言葉を投げてしまうと、信頼関係にヒビが入ってしまうかもしれません。

今回紹介した17の言葉は、言い方やタイミングを変えることで、伝えたい気持ちはそのままに、親を傷つけずに伝えることができます。

恋愛も受験も大切にしたいあなたへ――。
一番近くで支えてくれている「親」という存在に、少しだけ思いやりを持って接してみてください。
きっと、恋愛も受験も、どちらも上手くいく未来が待っています。

今回の記事では、中学生の恋愛事情について少し踏み込んだ話題でお送りしました。

右も左も試行錯誤中の恋する中学生の男女にとって、以下の記事も有益かもしれないと思いましたので、関連記事としてリンクを貼っておきます。

健全なリア充になりたい中学生の方には、参考になるかと思いますので、ぜひ併せてご覧下さい。