◆2014年ネットユーザーが選ぶ「ワースト謝罪会見」が発表された。
公報・メディア対応の専門誌『広報会議』が、2014年に発生した企業や個人の不祥事や謝罪会見に関し、全国の男女500人（20～80代）を対象にアンケート調査を実施した。
出典：ネットユーザーが選ぶ2014年の「ワースト謝罪会見」、 1位は「理研・小保方晴子氏」｜株式会社宣伝会議のプレスリリース
『広報会議』
日本で唯一の広報実務者のための専門誌です。企業・自治体などあらゆる組織にとって、社会からの「評判」は信頼につながる重要な要素です。企業にとってマイナスとなる情報の流出を抑えるリスクマネジメントから、メディアに取り上げてもらうための攻めの広報活動まで、実践に役立つ広報の基と最先端を事例中心にお届けします。
◆ワースト１０を振り返ってみます。
□10位 「たかの友梨」、パワハラ騒動（4.8％）
エステサロン大手「たかの友梨ビューティクリニック」を経営する「不二ビューティ」（本社・東京都）の女性従業員が加入するブラック企業対策ユニオンは２８日、同社の高野友梨社長（６６）から、組合活動をしていることを理由にパワーハラスメントを受けたとして、宮城県労働委員会に不当労働行為の救済を申し立てた。
たかの友梨
たかの友梨（たかの ゆり、本名：髙野 友梨、1948年1月22日 - ）は、エステティシャン、アンチエイジング美容研究家。日本のエステティックサロン「たかの友梨ビューティクリニック」を展開する株式会社不二ビューティの創業者。同社についても暫定的に併載する。
申立書や会見によると、経営する不二ビューティ（東京）の高野友梨社長が８月、仙台店の従業員を集め、女性が労基署に申告したことや組合による団体交渉を行ったことを非難。高野氏はその際「暴き出したりなんかして会社をつぶしてもいいの」と述べた
□9位 アクリフーズ（マルハニチロ子会社）冷凍食品から農薬検出（11.0％）
アクリフーズ群馬工場で製造した冷凍食品から農薬が検出された問題で、記者会見し謝罪するマルハニチロホールディングスの久代敏男社長
アクリフーズ(現・マルハニチロ)群馬工場製造の冷凍食品に農薬のマラチオンが混入された。2013年12月の発覚後に自主回収（リコール）が実施され、2014年1月に同社で勤務していた契約社員の男が逮捕された。
□8位 「すき家」従業員過重労働が問題に（12.0％）
牛丼チェーン「すき家」の従業員の労働が過酷すぎると指摘された問題で、記者会見を開いた運営会社「ゼンショーホールディングス」の小川賢太郎会長
深夜の１人勤務体制（ワンオペ）が過酷な勤務実態として批判の的となった。
アルバイトの中には1か月の労働時間が400時間から500時間に上る人がいるなど労働環境は過酷。
出典元：YouTube
□7位 東京都議会議員によるセクハラ野次（12.2％）
東京都議会でのやじ問題で、塩村文夏都議（左）に謝罪する鈴木章浩都議
みんなの党会派の女性議員塩村文夏が妊娠や出産に悩む女性への支援策について都側に質問していた際に、「自分が早く結婚したらいいじゃないか」、「産めないのか」といったセクシャルハラスメント的なやじを受けた事に端を発した騒動。東京都への1000件を超える抗議をはじめとした国内における批判のみならず、海外でも批判的に報じらた。
セクハラやじ 鈴木章浩「産めないのか」は別議員【全】6/23
出典元：YouTube
前者の発言者は自民党会派の鈴木章浩であったが、当初鈴木は発言を否定、自民党も発言者の特定に動かなかった。しかし世論の高まりと党内の批判を受け、23日の議員総会後の記者会見で自民党側が発言者の名前を明かし、鈴木も発言を認め、謝罪。
□6位 朝日新聞社 「吉田調書」、慰安婦関連記事取り消し謝罪（25.6％）
記者会見で頭を下げる木村伊量・朝日新聞社社長（右）。左は喜園尚史・広報担当
朝日新聞社の木村伊量代表取締役社長は９月11日、記者会見を開き、東京電力福島第一原発事故をめぐり政府事故調査・検証委員会が作成した吉田昌郎元所長（故人）の聴取記録（吉田調書）について、５月20日付朝刊で報じた記事を取り消し、読者と東京電力の関係者に謝罪した。
杉浦信之取締役の編集担当の職を解き、自身の進退も信頼回復に向けた抜本改革後に判断する考えを示した。慰安婦報道についても、「誤った記事を掲載し、訂正が遅きに失したことについて読者におわびする」と述べた。
□5位 ベネッセコーポレーション 個人情報流出（31.8％）
記者会見で情報漏えいの経緯について説明するベネッセＨＤの原田泳幸会長兼社長
ベネッセ個人情報流出事件は、2014年7月9日に発覚したベネッセコーポレーション（ベネッセ）の大規模個人情報流出事件である。
流出した顧客情報が最大で2070万件に及び、進研ゼミ顧客情報、子供や保護者の氏名、住所、電話番号、性別、生年月日などが流出。
7月17日、ベネッセから業務委託を受けた請負会社の派遣社員である、システムエンジニアの男性が逮捕。
9月10日、ベネッセは記者会見を開き、顧客情報漏洩件数を3504万件と公表。個人情報漏洩被害者へ補償として金券500円を用意するとした。
□4位 マクドナルド 使用期限切れの鶏肉使用（35.0％）
仕入れ先だった中国の食品加工会社「上海福喜食品」の期限切れ鶏肉使用問題を受けて記者会見をする日本マクドナルドのサラ・カサノバ社長
食品消費期限切れ問題とは2014年7月に発覚した、米食材卸大手、OSIグループ傘下にある中国上海の中国法人「上海福喜食品」の製造卸した食肉が消費期限切れであったという問題。
2014年7月21日には、日本マクドナルドで、販売されているチキンナゲットに期限が切れている鶏肉が含まれている恐れがあるとして販売が中止された。
□3位 「両耳の聞こえない作曲家」佐村河内守氏がゴーストライター疑惑で謝罪（36.6％）
３月7日11時から14時頃まで行われた謝罪会見での佐村河内守氏
会見では、髪をバッサリ切った姿や逆ギレともとれる態度が印象的だったが、「結局耳は聞こえているのか、真相が気になる」など、煮え切らないものとなった。
疑惑発覚前の佐村河内守氏
中途失聴とされる聴覚障害がありながら『鬼武者』のゲーム音楽や「交響曲第1番」などを作曲したとして脚光を浴びたが、2014年2月5日、自作としていた曲がゴーストライターの代作によるものと発覚した。
聴覚障害の程度についても疑義を持たれており、ゴーストライターを務めた作曲家の新垣隆は、「佐村河内は18年間全ろうであると嘘をつき続けていた」と『週刊文春』に掲載された独占手記で主張した。
佐村河内守氏のゴーストライターを務めていた作曲家の新垣隆氏
□２位 野々村竜太郎元県議、政務調査費不正使用（47.6％）
2014年、前年度の政務調査費として約300万円を支出していたことが発覚し、同年7月1日に記者会見を開いた。
会見の席で感情的になり、その感情表現が突き抜けすぎていたため、動画はTVだけでなくインターネットで世界中に発信され、日本国内にとどまらず海外にまで知られることになる。しかし、その後、公の場には姿を見せていない。
出典元：YouTube
□１位 理化学研究所 小保方晴子氏不正論文問題（67.4％）
「STAP細胞はあります。」会見での小保方晴子氏
理化学研究所の小保方氏らが、あらゆる細胞に分化できる万能細胞「STAP細胞」の作製に成功し、世紀の発見とも言われたが、画像の不正などが指摘され、論文撤回という事態になった。
ネットユーザーからは、「女性の活躍をアピールしたいという意図だったろうが、結果があまりにお粗末」と、ずさんな研究体制にあきれる声が聞かれた。
【全編動画】STAP細胞問題で小保方晴子氏が会見 （2014年4月9日）
出典元：YouTube
◆このランキング発表にネットでは、、、
今年を振り返ってみると、
今年も、色んな謝罪会見を
思い出すけど…。
やはり、トップ３は。
小保方晴子さんの
STAP細胞はあります！
野々村竜太郎の
わけわからん号泣！
佐村河内守の
聴こえるんじゃないの？
ゴーストライター！
朝日新聞の社長が代わって会見してたみたいだけど、仮にも新聞社なんだから1面全面使って訂正と謝罪の記事載せるくらいしないとダメだと思う
野々村が一位かと思ったがな、芸人がすげぇコメントしてのが受けたし <今年の「ワースト謝罪会見」調査、トップ3は小保方氏・野々村氏・佐村河内氏> t.co/uRR50CQvgD #niconews
1位は号泣会見じゃないのか <今年の「ワースト謝罪会見」調査、トップ3は小保方氏・野々村氏・佐村河内氏> t.co/cuO621rRwq #niconews
乃木坂とぺヤングは間に合わなかったのかね 今年の「ワースト謝罪会見」調査、トップ3は小保方氏・野々村氏・佐村河内氏 t.co/OhRQqkVeH0 #niconews
国際的には吉田調書がN0.1 <今年の「ワースト謝罪会見」調査、トップ3は小保方氏・野々村氏・佐村河内氏> t.co/cTg0zUz8Bl #niconews
朝日が日本に与えた損害はSTAP細胞やゴーストライターの数兆倍だろう…なぜこの程度の順位なんだ？ <今年の「ワースト謝罪会見」調査、トップ3は小保方氏・野々村氏・佐村河内氏> t.co/59U4aij6iA #niconews
