◎巨人・鈴木尚広選手が今季限りでの現役引退を決意
巨人・鈴木尚広外野手(38)が、今季限りでの現役引退を決意したことが12日、分かった。
鈴木尚広選手
1978年4月27日、福島・相馬市生まれ。38歳。96年、福島・相馬高からドラフト4位で巨人入団。球界屈指の快足で02年に1軍デビュー。以後、足のスペシャリストとして活躍。08年にはゴールデン・グラブ賞を獲得。15年には初のオールスターに監督推薦で出場した。通算1130試合、打率2割6分5厘、10本塁打、75打点。通算228盗塁で、通算盗塁成功率8割2分9厘0毛は、200盗塁以上の選手で歴代トップ。180センチ、78キロ。右投両打。年俸6000万円。
◎走塁の神様!代走最多盗塁男・鈴木尚広選手
9月には通算盗塁成功率が8割2分9厘0毛となり、広瀬叔功(南海)の8割2分8厘9毛を抜き、200盗塁以上の選手で歴代1位に立つなど、今季も失敗なしの10盗塁。
◎1996年にドラフト4位で巨人に入団
鈴木は96年ドラフト4位で巨人に入団。走力を生かすために左打ちにも取り組み、外野手に転向。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161013-01723686-nksports-base
◎2002年、代走の切り札として1軍に昇格
02年に代走の切り札として1軍に昇格し、4月2日の中日戦(ナゴヤD)で初出場。
◎初盗塁をマークし伝説が始まった
同14日の中日戦(東京D)で初盗塁をマークし、ここからスピードスターとしての伝説が始まった。
原辰徳前監督が就任した2002年から代走の切り札として一軍に定着。「原前監督に出会っていなければ、今の僕は絶対に存在しない」と感謝の思いを口にした。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161013-00000051-tospoweb-base
◎チーム内外から一目置かれるストイックな選手
毎日、一番乗りで球場入りし、準備を続けて機会を待った。「体力、技術だけでは成功しない。準備して心も鍛えないと、“ここぞ”では力を発揮できない」と言い続けていた。
スピードスケートなど異種目のトレーニングを導入するなど、パフォーマンス向上のために努力を惜しまず、毎日時間をかけて入念に準備するなど野球に対する真摯(しんし)な姿勢は、チーム内外から一目置かれる存在。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161013-01723686-nksports-base
◎特筆すべきは鈴木選手が盗塁数の大半を代走として記録していること
一度も規定打席に到達せずに200盗塁以上を記録したのは、プロ野球史上で鈴木ただ1人。
出典:巨人・鈴木尚広、通算盗塁成功率歴代トップに。規定打席未達、代走最多盗塁男が打ち立てた新たな偉業 - ライブドアニュース
代走としての起用が主の鈴木が盗塁を決める場面は、試合終盤の勝負どころがほとんど。そうしたプレッシャーのかかる場面で、これだけ高い成功率を記録している鈴木の技術の高さと精神力の強さは驚異的というほかない。
出典:巨人・鈴木尚広、通算盗塁成功率歴代トップに。規定打席未達、代走最多盗塁男が打ち立てた新たな偉業 - ライブドアニュース
◎代走最多盗塁でプロ野球トップに
2014年には代走として106個目の盗塁に成功、元近鉄・藤瀬史朗の記録を抜いてプロ野球トップに立った。
出典:巨人・鈴木尚広、通算盗塁成功率歴代トップに。規定打席未達、代走最多盗塁男が打ち立てた新たな偉業 - ライブドアニュース
◎2016年の9月には盗塁成功率で歴代トップに!!
この盗塁で同外野手の盗塁成功率は、82.91%(228盗塁、47失敗)となり、広瀬叔功(元南海)の82.89%を上回り、盗塁成功率で歴代トップに立った。
出典:巨人・鈴木尚広、通算盗塁成功率歴代トップに。規定打席未達、代走最多盗塁男が打ち立てた新たな偉業 - ライブドアニュース
◎そして、CS進出の巨人、ファーストステージ第3戦…
同点の9回、先頭の村田がDeNAの左腕・田中から遊撃内野安打で出塁。この試合で左膝に死球を受けていた主砲は、痛みをこらえて激走し、ヒットをもぎ取った。
◎もちろん、代走は鈴木尚広選手!
ここで高橋監督は迷うことなく代走・鈴木を告げる。
◎横浜・田中投手が一塁へ巧みな牽制!
カウント1-1から3球目を投じる前、田中が一塁へ巧みな牽制。完全に逆を取られた鈴木はアウトとなった。
出典元:YouTube
まさかの牽制死で、サヨナラの走者はいなくなり、阿部は一ゴロ。続く長野は三振に倒れ、試合は3-3で延長戦に突入した。
横浜DeNAは3-3の延長十一回に嶺井の適時打で1点を勝ち越した。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161010-00012600-kana-l14
◎結果的にこの牽制死が鈴木尚広選手のラストプレーになった…
鈴木尚広引退は寂しいな。
ベンチでオレンジ手袋はめて、待機しているだけで脅威だった。オールスターにも選ばれた走りのスペシャリスト。
結果的にあの牽制死が最後のプレーになったのか。
◎鈴木尚広選手はこのプレーで引退を決めたわけではなかった…
「なかなかしないことを最後にしてしまって、これも鈴木尚広に、ある意味ふさわしいんじゃないかな」と笑った。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161013-00000051-tospoweb-base
「このプレーで、というのはないし、いつ決断した、というわけではない。技術、体力は衰えているとは思わないけど、心の部分で引っかかるようになった。続けるのは簡単だった。辞める、という決断が一番、難しかった」
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161013-00010000-spht-base
ファンから「神の足」とたたえられたあの走塁はもう、見られない。球史に残る名ランナーが、そっとスパイクを脱ぐ。
鈴木尚広の引退のタイミングがカッコイイと思った。あの牽制死とリンクしているのをよく見るけど違うと思う。鈴木尚は原監督に見いだされて、去年もオールスターにまで出た。監督が替わった今年は期するものがあったんじゃないのかな~なんて。
鈴木尚広の引退について、一芸選手の心意気を窺い知ることができた。プロとして生き抜くために切り開いた、選んだ道だからこそ、少しでも妥協が起こる点があればそれは辞めるべき時。そこまでの覚悟を持っているからこそ、切り札としてあそこまでの活躍を見せることができたのだろう。お疲れ様でした。