◎“第2のピコ太郎”と呼ばれる芸人「パーマ大佐」
パーマ大佐
パーマ頭の年齢不詳な風貌で、ウクレレを片手にお馴染みの童謡に隠された裏ストーリーを歌い上げる。
“第2のピコ太郎”と呼ばれる芸人がいるのをご存知だろうか? その名はパーマ大佐。
パーマ大佐 - 「森のくまさん」 ショートver.
出典元:YouTube
◎パーマ大佐「森のくまさん」パロディーが「著作権侵害」で提訴?
問題となっているのは、昨年12月発売のパーマ大佐のCDに収録された「森のくまさん」。「ひとりぼっちの私を 強く抱きしめた熊」などと歌詞が追加され、歌詞カードには訳詞者として馬場氏の名を記載した。
パーマ大佐版「森のくまさん」
ある日 森の中 熊さんに 出会った 花咲く森の道 熊さんに 出会った
ひとりぼっちの私を強く抱きしめた熊 初めての温(ぬく)もり 体中に染み込んで 心地良くて流す涙 だけど私はダメな子 人に言えない過去がある
色んな事に手を出した 犯罪・ギャンブル・膨らむ借金 私今追われている だからあなたの邪魔になる 「そんな君の過去どうでもいい」と奪われた唇 初めてお嬢さん心開いた
そこにやってきた警察
熊さんの 言うことにゃ お嬢さん お逃げなさい スタコラサッサッサのサ スタコラサッサッサのサ
◎歌詞翻訳者は「歌詞の加筆承諾」を断っていた
馬場氏の代理人・三木秀夫弁護士によると、昨年11月ごろ日本音楽著作権協会(JASRAC)を介し、ユニバーサル社側から「歌詞の加筆承諾を得たい」と連絡を受けたが馬場氏は断った。
◎承諾を得ないままCDが届き、驚いた歌詞翻訳者
今回は「先方との直接のやりとりはなく、それらの手続きも全くなされないままCDが届き、驚いた」といい、著作人格権の侵害を主張した。
◎替え歌CD販売中止を…歌詞翻訳者が要請
馬場さん側は通知書で、著作権法で定められた著作者の人格権を侵害されたと主張。CDの回収と慰謝料300万円の支払いも求めている。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170119-00000015-mai-soci
◎この件に関して替え歌の帝王、嘉門達夫に取材が殺到!
パーマ大佐の芸について「パロディとしてはとても上質です」と評価しつつも、「手順にミスがあったかなー 穏便に着地してもらいたいです」とつづった。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170119-01767217-nksports-ent
嘉門達夫
1959年3月25日生まれ。大阪府茨木市出身。
落語家・笑福亭鶴光に入門。笑福亭笑光の名前をもらう。78年、MBSラジオ「MBSヤングタウン」のレギュラーになるも、80年に破門となり落語家を廃業。芸能事務所「アミューズ」の契約社員となり、桑田佳祐に出会う。83年、嘉門達夫として『ヤンキーの兄ちゃんのうた』をリリースし、読売テレビ有線放送大賞新人賞などを受賞。92年にはNHK「紅白歌合戦」に出場する。
嘉門は1983年、『ヤンキーの兄ちゃんのうた』でレコードデビュー。有線放送で火がつき、続く『ゆけ!ゆけ!川口浩!!』、『アホがみるブタのケツ』で、夢であった音楽と笑いの融合を成功させた。
◎『替え歌メドレー』で一世を風靡する!
2度目のブレイクは、91年。♪誰も知らない素顔の八代亜紀♪などで話題になった『替え歌メドレー』。
◎嘉門達夫が語る「替え唄」をリリースする苦労
「替え唄メドレー」シリーズは多数の楽曲を扱っており、ライブで歌うなりCDリリースする場合は原曲の著作権者(作曲者・作詞者・歌唱者)の許可を得ている。
さらに替え歌の歌詞の中に人物名、商標といった固有名詞が登場した場合、その関係者(人物本人や権利保有者等)にも許可を得ている。
逆に「著作権処理が困難」「作詞・作曲の本人が拒否」「歌詞に氏名が出てくる本人が拒否」などの事情によって、CD化には至らない曲もある。
当然ながら許可を得られなかった場合には公の前で歌唱は不可能となり、日の目を見なかったお蔵入り曲も多数ある。
嘉門本人も「替え歌をリリースする時、一番大変なのが関係各所に権利関係の許諾を取ること」と発言したことがある。
◎驚くべきことは嘉門達夫の印税はゼロ!
しかし、驚くべく、どれだけ売れても嘉門の印税はゼロ。CD化するにあたり、全曲の許可を取ったため、印税はオリジナルのほうに支払われていた。
◎実は嘉門達夫自身も「森のくまさん」の替え歌を発売したことがある
また、自身も過去に「森のくまさん」の替え歌を発売したことがあるが、オリジナルの日本語訳詞は一切使用していない。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170119-01767217-nksports-ent
「曲の方にはもう権利がない。メロディーを使って全く違うことを言うのはOKなんです」と語った。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170119-01767217-nksports-ent
◎嘉門達夫は語る、替え歌の難しさ…
「とても事務的で丁寧に取り組むべき問題です」
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170119-01767217-nksports-ent
自身が替え歌を発売する際には「楽曲の権利を管理している出版社に『この楽曲のこの部分をこういうふうに変えていいですか』というのを明確に送りまして、OKが返ってきたものに限ってCD化している」とし、さらに元の楽曲の権利者や歌詞に出てくる人物にも許可を取っているとした。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170119-01767217-nksports-ent