アウディの全モデルを解説、A4・A5は同じDセグメントでも趣向は随分違う！《全モデル編》２／３

アウディのラインナップにはA・S・RSモデルなど多くの種類があり、それぞれが異なる個性を持っています。しかしドイツ車は見た目が似ていることが多く、違いが把握しづらい印象があります。

そこで、このシリーズではアウディの全モデルをA1から順番にご紹介しています。前回はA1とA3について概要を説明したので、次はA4から見ていきたいと思います。

新車・中古車を買うよりもさらに安くクルマが欲しい人は、ぜひ自動車サブスクも検討しましょう。

アウディのA4と言えばベンツCクラスやBMW3シリーズと並ぶ、最も売れ筋のメインモデルです。

A4にはセダンとワゴンの2種類がありますが、ワゴンはA4アバントと呼ばれています。どちらも全幅1.8m超・全長4.7m付近となり、輸入車ではベーシックなサイズです。

エンジンは2種類あり、ガソリンとディーゼルでともに2.0Lとなりそれぞれチューニングで性能が変わります。S3スポーツバックのエンジンは285ps/380Nmの2.0Lターボなのでほぼ同じスペックとなります。

新車価格はおよそ450万～650万の範囲となり、以下のような感じになります。

ちなみに同じ価格帯では見た目を求めるならA5スポーツバック、走行性能を求めるならS3があります。ちなみに乗り味はA1やA3やQ2等のエントリーモデルと比べても、動的質感はそこまで大きく変わりません。

A1もしっかりとアウディらしくドイツ車の硬く締まった走行フィールで、小気味良い感覚を得られると思います。ただ違う点が1つあり、静粛性はA3とA4の間に高い壁があるのでA4になるとグッと車内が静かになります。

またA4以上はインテリアも異なり、走りというより見て感じる部分に対してエクストラコストがかかっている印象です。A4に限らず、どのモデルもグレードによっては他のモデルと価格帯がクロスします。 そのため自分の希望が定まっていないと、モデル選びは意外と時間がかかります。

ただ中古車では200万～250万ほどあれば、条件の良い車両が見つかります。走行距離は2万km以下で、モデルは1～2つ前となるものの当分安心して乗れると思います。

A4から1つ数字が上がったA5は、A4とはずいぶんと見た目が変わり流麗なラインの4ドアクーペとなります。

アウディでは奇数モデルはスポーツバックなので、A1・A3・A5・A7がそれぞれ該当します。

A5はA4をベース車としてスポーティに仕上げた車であり、基本的な仕様はA4と似ています。

ただ外観はかなり変更されているため、知らない人には全く別の車に見える上に、加えてお洒落な印象も与えられる車です。

背が低いのは魅力ですが、全幅も1,845mmまで広がっているので街乗りは少々気をつける必要があります。エンジンは2.0Lのみですが、出力で2種類に分かれていて50psほど差がつけられています。

そして価格もA4とは差別化が図られていて、600万～700万弱まで上がってきます。中古車を見ると、そもそもの数が少ないためなかなか探しにくい印象です。

条件の良い車両を見るとどうしても現行モデルとなり、価格が高くなってしまいます。価格帯としては概ね440万～470万くらいあれば、ある程度安心して買えそうな印象です。

A5の中には上記のスポーツバックだけでなく、ドアが2枚の贅沢なモデルもあります。A5クーペは金属製のルーフ、A5カブリオレは布製のルーフですが、どちらも贅沢な２ドアクーペとなります。

エンジン性能はA5スポーツバックと同じですが、エクステリアはエレガントな印象です。しかし現在A5カブリオレは生産中止なので、新車では購入することができません。

大人数で車移動したりたくさんの荷物を積むことが無ければ、車好きにとっては非常に素敵な1台です。

A4とA5は似たような車格ではあるものの、車の方向性はずいぶんと異なります。ベーシックで高品質な車ならA4、見た目も利便性もこだわるならA5と好みによって選択することが可能です。

ただ価格はかなり高くなってくるため、走りを求めるならS3もオススメです。

アウディロゴの歴史が気になる人は、時系列順で実際のロゴを見ながら振り返れる記事を書いています。

もしお時間があれば、アウディオーナーを中心に楽しめるおもしろ雑学＆便利グッズをどうぞ！

また最近では輸入車もサブスクで乗れるため、検討してみるのもオススメです。

ドイツ車は維持費も高いため、もし新車だと負担に感じる人はサブスクリプションもオススメです。