◎五輪初めての試み「フィギュアスケートの団体戦」
団体戦は真の「フィギュア王国とはどこか」を決める戦い。その争いでメダルを取るには、4カテゴリーの中で弱点種目をなるべく減らし、強い種目を多くしていくことがカギとなる。
◎「フィギュアスケートの団体戦」の意義とは?
団体戦は、アイスダンス、ペアを含めて戦い、選手が選手を応援する姿なども見られる。アイスダンス、ペアの注目度も上がり、そのような観点からも非常に面白い
◎フィギュア団体戦でロシアが金メダル獲得
ソチ五輪の新種目であるフィギュアスケート団体決勝が9日に行われ、日本は決勝に進出した5カ国中最下位の5位に終わり、期待されたメダル獲得はかなわなかった。
◎フィギュア団体に出場した浅田真央は転倒が響き3位
やはり、五輪は恐ろしい。4年間かけて地道に積み重ねてきたはずの土台が、一瞬にして揺らぐ。フィギュアスケート団体女子SPに、日本が満を持して送り出したエース浅田。現地入り後も調子がよく、本人もコーチも自信を深めていた得意技トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を失敗してしまった。
回転不足の判定による減点に、出来栄え、転倒の減点が重なり、10点近く稼げるはずの大技で、結果として1点足らずしか手にできなかった。
◎五輪のプレッシャー?アウェーの雰囲気にのまれる…
「これだけ練習してきたのに、こういう演技をして。何なのかなと思う」。演技後は、自分に対する憤りの言葉が口をついた。
◎「個人戦」のための「予行演習」という意味では収穫も…
試合後、「不安が出てきた」と打ち明けた。しかしチームのフリー進出という最低限の仕事をこなし、2大会連続のメダルを目指す個人戦のための予行演習という意味では、「初戦」に収穫もあっただろう。
浅田選手にとって団体戦での収穫は、今の状態をしっかり把握できたこと。見えた課題はトリプルアクセルだけではなく、スピンも修正、向上できる力を備えている。個人戦では不安なく、彼女らしいスケートをしてほしい。
出典:http://sankei.jp.msn.com/sochi2014/news/140210/soc14021000420000-n1.htm
◎女子は「個人戦」までに一度リフレッシュ出来る!
女子の場合、男子よりも期間が空いており、男子とは別の考え方があると思う。個人戦まで9日間あり、本番のリンクで緊張感を味わえるし、そこで課題が出来ても9日間あるので、修正なり、新たなる取り組みが出来る。
◎浅田真央も「団体戦」の前にこう漏らしていた…
「この大きな最高の舞台で(個人戦の前に)もう一度滑れるのはうれしい」と笑顔で意気込んだ。
出典:http://geinousportmatome2ch.blog.fc2.com/blog-entry-1199.html
◎個人戦でリベンジを図る!
浅田自身はフリーでは出番がない予定で「団体戦を滑ったことを生かしたい」と個人戦に気持ちを切り替えていた。
今後は日本代表の練習拠点であるアルメニアに移動して滑り込む。女子の個人種目が始まるのは19日で、立て直す時間はある。
◎やはり、日本は個人戦ありきの起用…
日本は、団体にも力を入れつつ、男女シングルの個人種目に大きく配慮した選手起用を選択した。
日本の場合は、すべてを団体に注ぎこまないと表彰台は難しい実力。さらに(男女ともシングルでメダルが期待できるという)状況を考えると、個人戦を顧みずに投入するというのは強化部としてはなかった」と言う。
◎主将・鈴木も女子フリーの5人中4位に沈んだ…
7つのジャンプで3つが回転不足、3回転ループは2回転と判断された。ジャンプへの不安が、演技にそのまま影響してしまった。
慣れない団体戦にも戸惑った。鈴木はフリーのみの出場。「いきなりフリーから大きな試合で滑るという経験がほとんどなかく、コンディションの合わせ方が難しかった」。
◎鈴木明子も個人戦での巻き返し誓う!
「この雰囲気で滑れたことをプラスにとらえて、次にこの会場に戻ってくる時は思い切っていけるようにしたい」と、巻き返しを誓った。
◎ジャンプのミスもあって点数は伸びなかった町田樹
初出場の町田は、熱演で盛り上げた地元プルシェンコの直後の演技で「足がすくんだ」と重圧を感じた。
◎町田樹も「個人戦」でリベンジを誓った!
「今日の反省は、必ず個人種目で生きる。次は聖火とともに宇宙まで飛んでいきたい」。威勢のいい言葉が飛びだした。
◎パトリック・チャンも「団体戦」=「トライアル」に肯定的
世界王者のパトリック・チャン選手は、「団体戦に出ればリンクの様子もわかりますし、安心して滑れる感覚が得られるんじゃないかなと思います」と、肯定的な見方を示している。
出典:http://www.excite.co.jp/News/sports_g/20130420/Postseven_183825.html?_p=2
◎主将・鈴木は「団体戦」についてこう語った
日本もカップル競技が強くなってくればすごくチャンスが広がる。団体戦はまだ第1回目。次の世代の子たちに期待したい」と後続たちに託した。
◎フィギュアの団体戦は、はじまったばかり…
真のフィギュア王国になるには、フィギュア界に新たな流れが生まれることが必要。団体という新種目が日本のフィギュアシーンをガラリと塗り替えるかも知れない。