◎太陽系の軌道運動理論の矛盾から生まれた「惑星X」説
惑星Xが存在するという説は、ガス惑星、特に天王星と海王星の軌道運動に理論との矛盾が見られたことから、最初は9番目の惑星として、1930年の冥王星発見以降は第10惑星として主張されてきた。
◎なんと、このたび、未知の巨大惑星を発見!?惑星Xか?
2016年1月20日にカリフォルニア工科大学の研究チームが、太陽系の最外縁部に地球の10倍の質量を持つ未知の巨大惑星が存在することを示す研究結果を発表しました。
A new 9th planet for the solar system?
出典元:YouTube
◎「Planet Nine(プラネット・ナイン)」と呼ばれる
カリフォルニア工科大学の研究チームが発見した太陽系第9惑星は「Planet Nine(プラネット・ナイン)」と呼ばれています。
◎「プラネットナイン」は質量が地球の約10倍、直径は地球の2~4倍
天文学者らがプラネットナイン[Planet Nine]と呼ぶこの天体は、質量が地球の約10倍で、直径は地球の2~4倍である。
◎海王星と地球の間ぐらいの大きさ?
太陽系で5番目に大きい惑星に相当する。
◎太陽のまわりを1万年から2万年かけて公転!?
太陽~海王星間の距離の20倍遠い900億キロという太陽系の最外縁部にあるとみられ、1万年から2万年かけて太陽のまわりを公転しているという。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160121-00000035-zdn_n-sci
だって、海王星の公転周期が約165年なのに、今回の新惑星(?)は、10,000-20,000年なんだよ?
天王星や海王星と同様、ガス成分が比較的多い惑星だと考えられている。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160121-00000035-zdn_n-sci
◎質量から、準惑星などではないことは確か
質量は冥王星の5000倍と見積もられ、惑星より小さな準惑星などではないことは確かだという。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160121-00000035-zdn_n-sci
◎かつて9番目の惑星だった「冥王星」…
天王星と海王星の軌道が理論値と合わないことから、19世紀末より海王星の外側に太陽系第9番目の未知の惑星が存在すると考えられていました。
◎2006年国際天文学連合総会で、惑星の定義が明確に決められ…
1930年にクライド・トンボーによって発見され、2006年までは太陽系第9惑星とされていた。
太陽の周りを回っていること。
十分重く、重力が強いため丸いこと。
その軌道周辺で群をぬいて大きく、他の同じような大きさの天体が存在しないもの。
◎条件に当てはまらず、「準惑星」となった「冥王星」
1992年、冥王星と同じような天体が似たような場所に次々と発見され、その数は1,000個以上にのぼります。また、2005年には冥王星より大きな直径を持つ天体2003UB313が発見されている
条件に当てはまらず、惑星の仲間ではないと決議されました。
◎「冥王星」の格下げから10年を経て発見された新惑星
◎今回の発見は「本物の第9惑星だろう」
チームのマイク・ブラウン教授は「本物の第9惑星だろう」という。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160121-00000035-zdn_n-sci
冥王星の準惑星への格下げにも関わったブラウン氏は、「冥王星が惑星でなくなったと怒っていた人も、未発見の真の惑星がまだ宇宙にあることに興奮するだろう。あとはこの惑星を発見し、太陽系の惑星を再び9つにしたい」と話す。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160121-35076563-cnn-int
◎今後5年以内には直接観測できるらしい…
現在のところプラネット・ナインを直接観測することには成功していませんが、実際に観測するためにすばる望遠鏡を使った観測が行われており、今後5年以内に発見できると見込まれています。