○美味しいソラマメの見分け方
収穫時期の早い「しっとり豆」
豆がへその緒を通じて、栄養を受け取っている最中のため、 糖分や水分がたっぷりでみずみずしい豆です。
サヤをむいた状態で見分ける方法
へその緒との接合部が、緑色
「ホクホク豆」
栄養補給が完了し、発芽のために糖分がデンプンに変わっているため、 ホクホクとしたジャガイモのような食感が特徴です。
サヤをむいた状態で見分ける方法
へその緒との接合部が、黒色
(へその緒が外れて時が経つことで、酸化して黒くなるため)
サヤの状態で見分ける方法
・サヤの色
しっとり豆・・サヤの表面が新鮮な緑色
ホクホク豆・・サヤの表面が色あせていたり、茶色
・サヤの筋(側面の縦筋)の色
しっとり豆・・緑色
ホクホク豆・・茶色(さび色)
・サヤの形
しっとり豆・・サヤのくびれが小さい(豆が小ぶりのため)
ホクホク豆・・サヤにくびれが出来る(豆が大きくなって、サヤがパンパンに張るため)
サヤがきれいな緑色でつやのあるものを選びます。大きさの揃った豆が2、3粒入っているか確認します。むき豆は鮮度が落ちるのでできれば避けたいです。
さやをチェック、新鮮なものはうっすらとうぶ毛が生えています。選ぶ際は出来るだけうぶ毛の生えているものを選びましょう。
形をチェック、均一に膨らんでいるものを選びましょう。触感をチェック、わたのような弾力のあるものが新鮮とされています。
○そら豆を新鮮に保つ長期保存方法
生のそら豆の賞味期限は、1~3日程度
収穫後、購入後の日を通していないそら豆は、時間が経つと黒ずんできますので、早めに加熱しなければいけません。
そのままの状態で保存するのであれば、ビニール袋やジップ付き袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存します。
保存する際は、サヤから出してしまうと急激に劣化しますので、サヤから出さずにそのまま保存しましょう。
また、切り込みを入れたものも劣化しますので、切り込みを入れるのは、加熱する直前が良いでしょう。
茹でたそら豆は、ジップ付き袋やタッパーに入れて、冷蔵庫で保存します。焼いたそら豆も同様の保存方法になります。賞味期限は、1~2日程度です。
冷凍保存で長期保存
そら豆を固めに茹でて、ザルにとって
水煮は付けず冷まします。
水気をしっかりと切りフリーザーバッグやタッパーなどに入れて冷凍保存します。
使用する際は、自然解凍するか電子レンジで加熱したり再度茹でると良いでしょう。
冷凍そら豆の保存期間(賞味期限)の目安は1か月程度です。
生の状態でも冷凍できます。そら豆をサヤから出して、黒い部分に切り込みを入れます。それをフリーザーバッグに入れて空気を抜いて冷凍保存します。
出典:そら豆の保存方法と賞味期限は? – 保存方法まとめ隊
使用する際は、電子レンジで加熱するか、茹でて使用します。
そら豆にはその他の豆類と同様に植物性たんぱく質が含まれています
たんぱく質は筋肉や血液、髪、ホルモン、内臓といった体内のあらゆるものを作るために必要な栄養素です。
中でも植物性たんぱく質は動物性のものとは違い、コレステロールや飽和脂肪酸の含有量が少ないため、これらの数値が気になる人には動物性たんぱく質の代わりとして積極的に食べてもらいたい食材です。
マグネシウム、リン、鉄分などのミネラルを豊富に含みます。マグネシウムは血圧を調整する働きや、骨の成分でもあり、イライラの解消にも効果があるそうです。
○ソラマメの下ごしらえ
そら豆の下処理(さやから出す)【料理の基本】
出典元:YouTube
そら豆のさやのむき方、さやの端にある筋の部分をちぎれないようにゆっくりと引っ張ると筋が取れますので取った後手で広げて中の豆を取り出します。
そら豆の皮のむき方、さやから取り出したそら豆の皮をむくかどうかは食べる方の好みにもよるようです。通常そら豆は芽の部分が黒くなっていれば皮も硬くなっていますし芽の部分が緑色なら皮は比較的やわらかいです。
出典:そら豆の下ごしらえ!さやと皮のむき方や切り込みの入れ方について | 日進月歩
黒くなってる時は芽の部分ごと皮を取り除くようにむいたり緑ならそのまま調理するか切り込みを入れます。
そら豆の切り込みの入れ方、そら豆をさやから出した後に、ゆでる前に切り込みを入れてから茹でる方も見えます。芽の部分が黒くなっている場合にはそこを取り除いても良いですし黒い部分の反対側に切り込みを入れる方もお見えです。
出典:そら豆の下ごしらえ!さやと皮のむき方や切り込みの入れ方について | 日進月歩
切り込みを入れることによって火の通りが早くなり、塩味がしみ込みやすくなります。切り込みの幅はほんの少し、浅めで十分です。
○そらまめの茹で方
●そら豆の茹で方(塩茹でそら豆)
<材料>
そら豆 … 200g(約40粒)
水 … 50cc
塩 … 小1/2
<作り方>
(1) そら豆を軽く水洗いし、フライパンに入れる。
(2) 水(50cc)、塩を加えて、強火でよく混ぜる。。
(3) フタをして沸騰させたあと、時折混ぜながら強火で3分加熱する。
(4) 薄皮が軽く破れたら出来上がり。
TBS「はなまるマーケット」で、そら豆が取り上げられました。そら豆の産地 鹿児島JAいぶすきのそら豆婦人部の方よりたった3分で茹でるそら豆の茹で方(塩茹でそら豆)が紹介されました。
<塩茹でそら豆の使い方>
・薄皮を向いてご飯に混ぜればそら豆ご飯。
・崩した豆腐とごまと和えればそら豆の白和え。
・そら豆をベーコン、アンチョビと炒めればアンチョビ炒めに。
<ポイント>
フタをしてそら豆の水分を使って蒸しあげるように茹でる。
茹で上がりの目安は、薄皮が軽く破れたきた時。
そら豆のゆで方
出典元:YouTube
そら豆を美味しくゆでるには、塩の分量や、下ごしらえでの切り込みの入れ方などが大切です。ひと工程ずつ丁寧に紹介しています。
○そらまめを使った主な料理とポイント
炒め物
中国料理の炒め物の場合は、下茹でしてあるので、さっとからめる程度に火入れをする方が彩りよく美味しく仕上がります。また、塩胡椒をして熱したバターなどをからめるだけでも美味しい付け合わせになります。パスタの具材やリゾットなどにもいいですね。トマトソースにもソラマメの緑が映えそうです。オイルソースにも合います。
茹でて皮を剥くだけで 彩を活かしてサラダやゼリー寄せの具材、またはムースにするなどの前菜として使ったり、パテやテリーヌの具材にも使います。
ピューレにして タマネギを炒めてソラマメを加え、ミキサーにかけてポタージュスープにしたり、日本料理ではすり流しにも使います。
出典:ソラマメ(そらまめ)の選び方と保存や茹で方と料理:旬の野菜百科
また、塩胡椒、生クリームなどを加えて魚料理のソースに仕上げたりもします。大量にあるなら、ソラマメのプリンも美味しいですよ。
煮物 肉類や魚介と共に煮物に使う事もあります。ソラマメは最後に投入し、あまり煮込まない方が色が綺麗に残ります。
揚げもの 皮を剥いて素揚げしたり、天ぷらなども美味しいです。また、コロッケの中にソラマメを混ぜても食感に変化が出て面白いです。