「戀」は「恋」の旧字体(正字体)
旧字体(正字体)の成り立ち
旧字体(正字体)の覚え方は、
いとしい、いとしいと心が言う。
「戀」の筆順
読み レン・こい
戀(恋)の字の上部をみると、それは左右に糸を書き、中央に言の字を配してある。言とはズバリと裁断する明白なコトバである。糸が左と右にあって、容易に裁ち切れぬさまをにおわせたのが、この「戀-心」という部分である。してみると恋とは、まさしく糸が乱れて千々に乱れる、そのような心を表すコトバであろう。いったい今日の楷書は、秦の始皇帝が統一して定めた小篆の字体を継承したものだ。ところで、秦の統一のさい、採用されなかった古代文字、俗に「古文」と称する字体があるが、恋の字の古文は、ほとんど亂(乱)の字の左側と同じである。してみると、恋-乱は、きわめて近いコトバだということが判明する。
糸言糸 はみだれる、もつれる等の意味を持つ。
母恋駅 室蘭本線
恋ヶ窪駅 西武国分寺線
恋し浜駅(旧小石浜)三陸鉄道 南リアス線
戀し濱……旧字体で書くと難しい
恋山形駅 智頭急行
仲間の字(糸言糸を含む字)
變(変の旧字体)
読み方 ヘン・かわる
蠻(蛮の旧字体)
読み方 バン・えびす
野蠻(野蛮)やばん
灣(湾の旧字体)
読み方 ワン
東京灣(東京湾)とうきょうわん
臺灣(台湾)たいわん
彎(弯の旧字体)
読み方 ワン
彎曲(弯曲)わんきょく
※湾曲は代用字で日本語的には彎曲が正しい
欒
読み方 ラン・まどか
家族団欒 かぞくだんらん
攣
読み方 レン・ひきつる
痙攣 けいれん
巒臠鑾鸞䜌卛圝圞奱孌孿曫灓灤癴癵矕纞羉邎