◆クマのぬいぐるみを抱きしめて離さない『カンガルーの赤ちゃん』の姿が話題となっている。
こちらが現在爆発的人気となっている赤ちゃんカンガルーの写真
ぬいぐるみをギュッと抱きしめていてなんだか可愛い!
今、海外のソーシャルメディアで爆発的な人気となっている画像がある。それは、クマのぬいぐるみを抱いた可愛い赤ちゃんカンガルー。
テディベアを抱いた愛らしいら姿からでしょうか、次々に広まり話題になりました。
◆この微笑ましい画像が話題になっているのは、ただ「可愛い」という理由だけではなかった。
発見された時点ですでに孤児だったそうで、母親に育児放棄されたのか、母親が亡くなったのかは不明だが、発見時は一匹でだいぶ衰弱していたという。
◆でもこれ…一体どんな状況なの?
よく見るとテディベアには何やらワイヤーらしきものによって吊り下げられているのがわかる…
まさか囮とか?
オーストラリア東部のニュー・サウスウェールズで、赤ちゃんカンガルーがワイヤーを結びつけたテディベアに釣られてしまう。
出典:Loading...
やっぱりワイヤーが取りつけられたぬいぐるみにおびき寄せられていた赤ちゃんカンガルー。でもなんで…?
◆ぬいぐるみによって、この'みなしご'のカンガルーを保護しようとする試みだった。
画像を公開したTim Besharaさんによれば、この写真は野生動物の保護活動をしている母親が送ってきたもの。
出典:Loading...
この赤ちゃんカンガルーは母親とはぐれてしまった個体のようで、このまま放置しておくわけにもいかず、ワイヤーとぬいぐるみを使って誘い出すことにした。
母親がいない不安解消として、ぬいぐるみを与えたところ、ギュッと抱きしめたのだという。
出典: むちゃ可愛い!! クマのぬいぐるみを抱いた赤ちゃんカンガルー | エニグム(ENIGME)
まるで人間の子供がそうするように抱きついています。
◆この切ないカンガルーの姿に、ここ日本でも心を打たれる人が続出。
テディベアを抱きしめる、"みなしご"のカンガルーの赤ちゃん
人間の幼児と一緒で、カンガルーもぬいぐるみで安心するみたい。生後数ヶ月でみなしごとなるが、人間のケアを受けて健康を取り戻す。
t.co/rHVLaFUaWG
今は元気になって森の中を飛び回っているが、たまにこうやって戻ってきて餌をもらったり、テディベアを抱きしめたりしているんだって。
この子はお母さんの袋から落ちたか、またはお母さんが死んでしまったか。そのどちらかの理由が考えられるそう。 http://t.co/6YMBvmZcus
◆しかしながら、twitter民には『ある記憶』が残っていたようで…複雑な心境になってしまう人も。
◆その記憶とは、以前話題となった「筋肉ムキムキすぎるカンガルーのロジャー君」のことだった。
世界で一番有名なカンガルーと言えば、この筋肉ムッキムキのロジャー君
現地では「このへんでロジャーさん知らないとかモグリだぞ」ってレベルのボスとして君臨しているそうです。ネットでは、この隆々とした身体つきに全く似合わないあるギャップ画像が話題となった。
身体には似合わず手に持つ”ウサギのぬいぐるみが”お気に入り。
筋肉とぬいぐるみのミスマッチが素敵なロジャー君
カンガルーの覆面を被ったプロレスラーのようです。
ぬいぐるみは、ロジャーのファンだという人からのプレゼント。
一目で気に入ったロジャーくんはそれ以降このぬいぐるみを手離さなくなってしまった。
出典:マッチョすぎるカンガルーのロジャーくんはお気に入りのウサギのぬいぐるみを奪おうとする人間を全力で殴ります - ねとらぼ
◆ぬいぐるみを可愛がるのかと思いきや…
やさしく遊ぶだろうとウサギのぬいぐるみを渡そうとすると、すぐに奪い去り、ぬいぐるみにパンチを浴びせた。
出典:http://www.xinhuaxia.jp/social/66889
いきなりパンチはないやろ…w
いつもぬいぐるみを抱えてサバ折りしたり、キックボクシングの相手にしているというロジャー君。
救助センターの責任者バーンズ氏は「ロジャーがファンからぬいぐるみをもらった時、彼はやさしく遊ぶだろうと思った。しかし、ウサギのぬいぐるみを渡そうとすると、ロジャーはすぐに奪い摂り、ぬいぐるみにベアハッグ(格闘技の絞め技)し、キックボクサーのようなキックを浴びせた」と語った。
◆しかも、このぬいぐるみを奪い取ろうとする人間をボコボコにするらしい。
興味本位でウサギのぬいぐるみを取りに行ったところ、それに気づいたロジャー君にボコボコにされた。
出典:http://itai.ldblog.jp/archives/43633321.html
猛烈な勢いでキックやパンチをお見舞いしてくるそうです。
戦闘態勢!
「ぬいぐるみを取り上げようとすると、私を攻撃してくるんですよ」と語る救助センターの責任者クリス・バーンズさん。
攻撃力は格闘家並のため、係員もそれ以上手が出せない。
出典:マッチョすぎるカンガルーのロジャーくんはお気に入りのウサギのぬいぐるみを奪おうとする人間を全力で殴ります - ねとらぼ
保護区のスタッフの間でロジャー君のウサギには近づかないというルールができたそうです。
カンガルーって蹴りがヤバイみたいな話よく聞くけど全体的に想像の10倍くらいやばい。ムキムキ。
こんなんワンパンで沈むわ。 http://t.co/rM69lSz689
◆実は、このロジャー君も母親を亡くしたみなしごのカンガルーだった。
彼は赤ちゃんの時にお母さんの袋に入っているとき交通事故に遭い、母親は死んでしまいました。その時に袋の中からロジャー君はバーンズさんに救助され、以来バーンズさんの働く保護区で過ごしているそうです。
こちらが保護された当時のロジャー君
不安そうな表情で、あのロジャー君とは思えない…
保護された当初は非常に小さかったが、飼育員のクリス・バーンズ(Chris Barnes)らの献身的な世話により、ここまで大きく成長した。
その後、その力を誇示するかのように前足でブリキのバケツを破壊しまくり、自分に向けられたカメラには不敵な視線を投げかけるまでに成長。
体重:89kg、体長:2m7cm
まともに闘っても勝てません。
飼育員のクリスはこう語っている。
「ロジャーは毎日、他のカンガルー相手にスパーリングをしており、近づく人間を追いかけまわします。腕の力もすごいがキックはその比ではなく、内臓を的確に狙ったキックをしてくるので近づくのは非常に危険です。」