◆多くのデスクワーカーが抱える悩みと言えば、「長時間座ったままの体勢」が原因で起こる疲労。
長時間、同じ姿勢で椅子に座り、パソコンを操作していると首や腰に負担がかかる。
「1日に6時間座っていると死のリスクが40%増大する」や「長時間座ることは喫煙並に寿命を縮める」という研究結果がある一方で、「長時間座ることは死のリスクとは関係がない」という研究結果もあり、長時間座ることの健康に対する影響は長い間議論されてきた。
◆そんなデスクワーカーにとって"万能すぎる"オフィスチェアが開発され、話題となっている。
その名も『ALTWORK STATION』
米国・サンフランシスコにある「Altwork」社がデザインした。
横幅は約76センチ、長さは約152センチで、重さは約9キロ。
最強オフィスチェア!これさえあればどんな仕事スタイルもOK。
まるで歯科医院のイスのようなワークステーションが、仕事効率化を助けてくれる。
CADの技術者や、トレーダー、アニメーターなど長時間コンピューターを扱う仕事に最適だという。
職場のデスクとイスに取って代わる可能性を秘めています。
出典:座る・立つ・あおむけなどありとあらゆる姿勢に対応しデスクワークに革命を起こす「Altwork Station」 - GIGAZINE
◆どんな'体勢'でもPCを使って仕事ができるらしい。
座る/立つ/寝るという3通りの姿勢で使える。
出典:仰向けでも作業できるPCデスク+チェアシステム「ALTWORK STATION」、3900ドルで予約開始 - ITmedia NEWS
あらゆる体勢に対応し、モニターがきっちり顔の前に固定されるようにしてくれる。
まずはこの基本の姿勢。
通常通り座って操作
ディスプレイを自由に動かしてちょっとしたミーティングも可能。
大きなアームを操作して立ち作業にも対応可能。
出典:座る・立つ・あおむけなどありとあらゆる姿勢に対応しデスクワークに革命を起こす「Altwork Station」 - GIGAZINE
立ったままでも作業が可能。
スタンディングモードがこれ。
◆一番の特徴は、寝そべったまま仕事ができること。
嬉しいのがリクライニング機能。フラットの状態にまでなるという。
出典:サービス終了のお知らせ
この足を伸ばした体勢から…
仰向けの状態にまで倒れる。
リクライニングなどの変形はスイッチで簡単に切り替えられるようになっている。
こ、これは快適すぎる…
背もたれや作業台の高さ・角度調節を行うのは、本体に搭載されているコントローラー。
その際、キーボードやマウスなどの乗ったボードも併せて角度を変えるが、ボードはマグネットになっていてキーボードなどがしっかり付いているので落ちることはない。
Apple製品やその他の製品に装着できるような汎用的なマグネットキットも用意されているとのこと。
◆ちょっと心配なのが、「快適すぎる」こと
試した人の感想では完全にリクライニングすると「体が楽になり、気持ちが落ち着く」という。
でも、なんだか睡魔が襲ってきそう…
最強の仕事人間になるか、またはインターネット廃人になるか、使い方次第。
この状態で移動も「電動」で動くようになったらオモシロいのかも…
◆気になる価格は?
100万ドル(およそ1億2000万円)を超える開発費用と約5年の歳月を経てついに市場デビューを果たす。
定価は5900ドル(約71万円)になる見込み。
出典:仰向けでも作業できるPCデスク+チェアシステム「ALTWORK STATION」、3900ドルで予約開始 - ITmedia NEWS
出荷は2016年半ばの予定。
予約者には、3900ドル(約47万円)で販売するとのこと。
出典:座る・立つ・あおむけなどありとあらゆる姿勢に対応しデスクワークに革命を起こす「Altwork Station」 - GIGAZINE
Altwork Station
出典元:YouTube
輸送代なども考えると安い買い物ではないかもしれないが、「寝ながらパソコン」の夢がかなうと思えば…