◎「エース能見」までの長い道のり
能見 篤史 34歳
◎高校時代は川口知哉、井川慶と並んで「高校生左腕三羽ガラス」と呼ばれた。
出身校 鳥取城北高等学校
◎高校卒業後、7年間所属した大阪ガス
肩を痛め、大阪ガス入社後も故障続きでなかなか実力を発揮できず、一時は”幻の投手”とまで呼ばれていたそうです。
社会人時代の2002年、阪神タイガースをテーマにした長嶋一茂主演の映画『ミスター・ルーキー』に、阪神が7連敗中の試合で中継ぎ登板し痛打を浴びる阪神投手という役でエキストラ出演した。
出典:http://gigamatome.net/matome/000942/pages/0ce070dcf3d8454f49f8bffd56216b31.html
ミスター・ルーキー
出演は長嶋一茂、鶴田真由、橋爪功ほか。
◎25歳の秋、ドラフトで阪神に自由枠で入団
阪神に入団したのは25歳。一軍と二軍を行ったり来たりして、入団後4年間の勝利数は10。ようやく勝てるようになったのは5年目以降この3年といっていい。
◎翌年、井川の穴埋めを期待され先発てスタートしたが、中継ぎに配置転換
4月が終わるまでに5試合で1勝3敗と結果を出せず中継ぎに配置転換
◎「戦力外」も囁かれ始めた頃、尊敬するウィリアムスに激しく面罵される
「精神面なんて誰でも弱いんだ、実力不足をそんな言葉で片付けるな」
「お前は精神面が弱いと言われて喜んでいるんだろ?活躍できない言い訳をもらって」
「ただ球の出所が見易いのは問題だ、野茂程ではなくても背中を打者に見せて出所を隠せ」
「俺が思うにお前の最大の欠点は球筋に角度がないことだ、長い手足を生かせていない」
「そのためには腕を下げて球筋に角度をつけるんだ、そうすればスライダーも生きる」
ジェフ・ウィリアムス
JFKの一角として引き続きセットアッパーを務め、現行のホールドポイント制になって最初の100ホールドポイント達成投手となる。
◎遅咲きながら、これをきっかけにタイガースのエースに成長
2009年 13勝 9敗 0ホールド
2010年 8勝 0敗 0ホールド
2011年 12勝 9敗 1ホールド
2012年 10勝10敗 0ホールド
2013年 11勝 7敗 0ホールド
能見選手といえば、ここ数年で一気に阪神のエースと呼ばれるまでに成長した、今は阪神には欠かせない選手です。
◎意外や意外…能見選手と同世代の井川 慶!
井川 慶(オリックス)
早熟の井川投手と晩成型の能見投手。二人のこれまで日本球界で挙げた勝ち星は88勝と53勝。井川投手に軍配が下るわけだが…今後、さらにこの差は縮まっていく可能性がある。いずれエリートだった井川投手を、日陰者の能見投手が抜き去るかもしれない。
能見 篤史 若々しい!!
◎能見、35歳になる来季に備える
「僕は若い方だと思う。でも、いつ、どうくるか分からない。体はね」。ベテランの域にさしかかった。危機感があるからこそ、休まずに動く。
◎来季中に取得予定の国内FA権については…………
「何も考えていない。取ったことないので分からないので。正直、20代なら悩むところですが来年で35(歳)でしょ。どうでもいいですよ。タイガースにいると思いますよ」
◎阪神、すでに残留要請「来年も頼みます」
30日に国内フリーエージェント(FA)権を取得予定の阪神・能見篤史投手(35)に対して、球団がすでに残留要請を行っていたことが29日、わかった。
虎一筋9年の能見が、タテジマに愛着を抱いているのは確かだが、万が一の可能性の芽も潰しておかないといけない。球団の必死の姿勢が、超早期の残留要請となった。