◎昨年、3度の皮膚癌の治療を受けたH・ジャックマン
昨年、3度の皮膚癌の治療を受けたヒュー・ジャックマンは、癌の原因はオーストラリアで育った少年時代に日焼けの予防をまったくせず、真っ黒に日焼けしていたことにあると考えているらしい。
ヒュー・ジャックマン
００年、アクション大作「Ｘ-メン」でメインキャストのウルヴァリン役に抜擢されると、ハリウッドでも一躍人気スターの仲間入りを果たす。翌０１年には、「恋する遺伝子」「ソードフィッシュ」「ニューヨークの恋人」とヒット作への出演が相次ぐ。０３年に公開された「Ｘ-ＭＥＮ２」は全米で２億ドルを超える興収を記録、続く０４年に主演した「ヴァン・ヘルシング」も全米で大ヒットとなり、ハリウッドでの人気を不動のものとした。
◎シドニー生まれのH・ジャックマン
オーストラリア・シドニーのサウス・ウェールズに5人兄弟の末っ子として生まれる。両親は共にイングランドの出身
◎皮膚ガン発症率が高いオーストラリア
全ての癌患者の約半分が皮膚がん患者だと言われている、皮膚ガン発症率が高いオーストラリア
出典：紫外線と皮膚がんの関係
皮膚の表面に過剰な紫外線や化学物質などによる刺激により皮膚組織ががん化し発生するといわれている。
紫外線は、その波長によってUVA（長波長紫外線）、UVB（中波長紫外線）、およびUVC（短波長紫外線）に分けられる。
UVAとUVB両方が皮膚ガンを誘発する。
◎紫外線を吸収する大気圏のオゾン層破壊が原因？
オーストラリア大陸上空では、紫外線を吸収する大気圏のオゾン層が薄くなってきている上、オーストラリア南部は、地理的に南極上空の巨大なオゾンホールに近いため、地上に達する有害紫外線の照射量が増加している。
◎白人は紫外線によるダメージを非常に受けやすい
メラニン自体の量も少ないが、特にユーメラニンの量が少なく、フェオメラニンの比率が高い。よって、紫外線によるダメージを非常に受けやすい。
オーストラリアの白人は、イギリスなど年間の太陽紫外線量が少ないところからの移民です。
白人の場合には日光角化症になると、ほとんどの人が皮膚がんにまで進行するといわれています。一方で黄色人種の場合は３分の１程度しか皮膚がんまでなのです。
◎黄色人種でも油断はできない
ただし、メラニンができやすい体質は日本人の中でも差があることはご存知だと思います。すぐ黒くなる人、すぐ赤くなるけど黒くならない人などがおられます。後者のほうが皮膚がんになる確率は高いといわれています。
◎3度治療のヒュー「英国家系の豪州人に皮膚ガンは珍しくない」
「僕は未来について現実的だよ。少なくとももう1回はあると思う。でも、たぶんもっとたくさんかな。それはオーストラリアで育ったイギリス人の家系のオーストラリア人には珍しいことではないんだ」
◎子供ほど紫外線の影響をたくさん受ける
子供の頃に移民すれば、長年にわたり大量に紫外線を浴びることになるわけです。オーストラリアで生まれた子供や１０歳までに移民した人に皮膚ガンが多く発症することが分かったのです。
若い週齢に紫外線をたくさん浴びた群れのマウスには皮膚ガンが早く、また多くできることが証明されました。
◎小さな頃から紫外線から皮膚を守ることが大事
つまり赤ちゃんのときより紫外線から皮膚を守ってあげれば、表皮の角化細胞や色素細胞ではＤＮＡの傷もつきにくいし、間違って傷が治されることも少ないでしょう。
◎オーストラリアでは、国をあげて皮膚がん予防
1980年代に入って『slip(長袖を着る)・slop(日焼け止めを塗る)・slap(帽子を被る)』と呼ばれるSun Smart、いわゆる皮膚がん予防(紫外線対策)を国をあげて取り組むようになり、国が国民に対して積極的に指導しています。
出典：紫外線と皮膚がんの関係
◎オーストラリアでは「日サロ」も禁止！
オーストラリアの大半の地域で、人工的に紫外線を当て肌を小麦色にする「日焼けマシン」の商業利用が今月１日から禁止された。
出典：豪州も「日サロ」禁止、世界的潮流に 「皮膚がんの原因」と判断 (1/3ページ) - SankeiBiz（サンケイビズ）
ニューサウスウェールズ州がん評議会の調査では、３５歳までに日焼けマシンを使った人は、使わなかった人より発症率が５９％も高くなった。州内では毎年、少なくとも１０人が日焼けマシンで皮膚がんになり、死亡しているとしている。
出典：豪州も「日サロ」禁止、世界的潮流に 「皮膚がんの原因」と判断 (2/3ページ) - SankeiBiz（サンケイビズ）
◎オーストラリアを離れて15年のH・ジャックマン
オーストラリアを離れて米国で暮らすようになって15年が過ぎた
出典：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150308-00000011-mvwalk-movi
◎日焼け止めの重要性を呼びかける！
おかげで現在は神経質なほど日焼け止めクリームを塗るようになったそうで、自分の子どもたちにも日焼け止めを塗ることを徹底させているという。
出典：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150308-00000011-mvwalk-movi
◎日焼け止めを塗らなかった過去を悔やむ…
「子どもは日焼け止めを塗らなくてはいけない。僕にも娘がいるんだけど、彼女が10代になったら僕はしつこいほどついて回って日焼け止めを塗らせると思う。僕は全然塗らなかったから」と話している。
出典：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150308-00000011-mvwalk-movi
◎オーストラリアだけの問題ではない！
英国のラジオ局Magic Radioのジョー・パーカーソンの番組に出演したヒューは「僕は日焼け止めに関してはクレイジーになる。昨年、僕は癌を摘出した。僕はオーストラリアで無為な青春を送ったけど、どこにいようとこれは関係ない」
「皮膚ガンのいい所は定期健診を受けることで予防できる」
この病気のいいところは、きちんとした定期健診を受けることで予防できることだよ」と語り、ファンに紫外線を避けるとともに、皮膚に異常が見られた場合はすぐに医師の診断を仰ぐよう呼びかけていた。
僕は男だからだらしない部分もあるけど、この件についてはきちんとしているよ