◎野性味あふれるスタイルから「野獣」と呼ばれる松本薫
闘争心むき出しの表情は見ていて怖いほどで、「野獣」というニックネームもちょうだいした。
◎柔道を離れると「普段はどちらかと言うと天然」
「憧れの選手はいますか?」との問いに、松本は「目指しているのはドラゴンボールの孫悟空」と答えている。
一方、妖精が見えるという発言からメルヘンチックな意外性が見つかった、として好感度が一層アップすることとなった。
◎ロンドン五輪で優勝した後は苦戦続きだった松本薫
ロンドンオリンピック金メダリスト
決勝戦ではルーマニアのコリーナ・カプリオリウと対戦し、ゴールデンスコアの延長戦で、カプリオリウが河津掛けのように松本の足を内側から引っ掛けたと反則判定を受け、松本の勝利となる。
松本はロンドン五輪で優勝した後の12年11月に右肘を手術。その後も苦戦続きで、昨年の世界選手権は2回戦で敗退した。
◎世界ランキング上位16人で争うマスターズで敗退
◎苦悩の松本「なぜ柔道をしているのか? 戦っているのか?」
「なぜ柔道をしているのか? 戦っているのか?」との疑問がずっとあり、「(最近は)隠しきれなくなってきた」。
試合中も思案して、「そうしたら負けまくり」と苦戦が続いてきた。
◎16年リオデジャネイロ五輪を区切りに引退する意向
「いまの役割は今度のオリンピックで終わりだと思っています。20年(東京五輪)の時には、違う役割になっていると感じています」
リオで一線を退くことは「直感ですね。なんか、そういうのが分かったんです」と野性の勘が知らせてきたという。
◎グランプリ・ウランバートルで野獣、目覚める!
7月には「実戦感覚を養うために、試合を重ねたかった」として予定外だったグランプリ・ウランバートル に出場するが、準決勝で地元のドルジスレンにGS開始早々に有効を取られて敗れた。
◎「勝ちたいという本能が出た」
3日のグランプリ大会(ウランバートル)の3位決定戦で、先にポイントを許しながら逆転の一本勝ちをした際に「勝ちたいという本能が出た」と吹っ切れたという。
「やっぱり勝ちたいですよね。本能なんでしょうね」と疑問が吹き飛んだ。
◎挑んだカザフスタン・アスタナ・柔道の世界選手権!
優勝へ向けて“スペシャルアイテム”も現地に持ち込む。松本は「駄菓子セット。お気に入り?『うまい棒』のラスク味。おいしいですよ~。
◎パビアを下し、決勝進出を決めた松本
◎決勝の相手は 世界ランキング1位のカプリイオリウ
奇しくも決勝の相手はロンドン五輪と同じカプリイオリウ。
開始直後から足技を中心に攻め、2分25秒、小外刈りで技ありを奪った。
◎松本「リオ五輪でもう一度、一番高いところに…」
やっとここ(表彰台の頂点)に立てた。リオ五輪でもう一度、一番高いところに立ちたいという意欲が湧いた。過去を引きずる自分よりも、ただ闘いにいく自分が大事だと気付いた。ロンドンの時より今の方が強い。
松本薫ちゃんの試合めっちゃ面白かった!優勝おめでとう〜!
しゃべると女の子って感じでめっちゃかわいいのにw