▼2018年6月18日 香港ツアーに参加する母に同行して香港へやってきた
▼旅にトラブルは付きもの・・・・・とはいえ、今回のトラブルは最悪レベルだった
2日目にバスツアーが組まれていたが、無一文で置き去りになってしまった
▼なぜこうなったのか?
香港は日本に比べるとトイレが少なく、出発直前にはトイレを済ませていた
しかし香港のバスのエアコンがきつくお腹を直撃してしまった
席の近くにあるダクトは可能な限り横に向けたが、一つだけダクトのつまみが壊れていてお腹を直撃
たまたま香港の海底トンネルの手前が渋滞しており、ガイドさんに相談のうえバスから降りた
渋滞で止まっている場所の横に競技場があり、トイレがありそうだった
トイレは使用できず仕方なく草むらで小便を済ます
走ってバスに戻るが、バスはまだ渋滞で止まっていた
「なんとかなるな」と思っていたが、バスは勢いよく走り出す
大声を出してバスの左後方の車体を何回も叩くが、バスは止まることなく走り去ってしまった
▼異国の地である香港で現金もない、クレジットカードもない、スマホもない、パスポートすらない絶対絶命のピンチ
置き去りになってしまったので現金はない
香港ドルどころか財布そのものがバッグごとバスに残り日本円すらない
文字通りの無一文
クレジットカードもない
すべてバスの車内に残りました
頼みの綱のスマホもない
地図アプリで現在地を知りたいが、それすらできない
翻訳アプリも使えない
これもバッグの中です
パスポートすらない絶対絶命の最悪な状況
やっぱりバッグの中です
▼香港でまさかの無一文での置き去りという最悪の事態・・・・・文字通りの絶望しかない
▼バスが戻ってくる可能性もあるため、しばらく様子を見ていたが・・・・・
区画を利用して一周して戻ってくる可能性もあったが、戻ってくる気配はなかった
目の前を何台ものバスやタクシーが通り過ぎていく
バスは戻ってこない、こちらは無一文
ただただ変な汗が流れていく
▼香港で無一文で置き去り・・・・何台も通り過ぎて行くタクシーを見て、アイデアが閃いた
▼閃いたアイデアとは宿泊先であるインターコンチネンタル香港へタクシーで移動しタクシー代を立て替えてもらうというもの
▼とりあえずたまたま通りかかったタクシーを止める
タクシーの運転手には「インターコンチネンタル香港、プリーズ」と行き先を告げる
▼タクシーはインターコンチネンタル香港に到着
とりあえずタクシーの運転手には「ウエイト! ウエイト!」と伝えてその場で待機してもらう
▼走ってインターコンチネンタル香港のロビーへ行き、日本語を話せるスタッフを探す
残念ながら当日は日本語が話せるスタッフはいなかった
とりあえずロビーにいた何人かのスタッフに「ジャパニーズスピーク スタッフ プリーズ」と声をかけたが、答えは「NO」だった
▼とりあえず自分の名前と宿泊している部屋のルームナンバーを伝えた
「マイネーム イズ ●△×●」
「ルームナンバー 441」
「ノーマネー ノークレジットカード ノーパスポート」
といったことをインターコンチネンタル香港のスタッフに伝えた
▼次に乗ってきたタクシーを指差し「タクシー ノーマネー」とスタッフに伝えた
当日、日本語を話せるスタッフはいなかったが、スタッフはタクシーの代金を立て替えてくれた
▼ルームキーは再発行され、部屋に戻ることができた
▼部屋に戻ると別々になってしまった母親に連絡しなければならない 部屋に残していったノートパソコンなどが役にたった
ツアーの詳細が書かれた日程表などはバスの中
幸いパソコンを使えばメールなどにはアクセスできるので、そこからガイドさんの携帯電話番号などを探る
インターコンチネンタル香港がサービスで部屋に置いてあるスマホが役にたった
とりあえずパソコンでHIS香港支店の電話番号を調べて、スマホで電話してガイドさんの電話番号を教えてもらう
▼今日のバスツアーはもう参加はできない・・・・・と思われていたが
とりあえず香港がまったくわからない母親を迎えに行かなければならない
バスツアーの解散場所が免税店とのことでDFSギャラリアと読んで迎えに行こうと相談すると、昼食の飲茶がその辺だという
そこでインターコンチネンタル香港のスマホの地図アプリを使って徒歩で移動することにした
▼とりあえず母親に電話を変わってもらい、ホテルに戻っていること、午後から合流できることを伝える
▼絶望視されたバスツアーへの合流だったが、まさかの午後からのバスツアーへの合流が実現した
▼絶対絶命と思われた香港での無一文での置き去りだったが、インターコンチネンタル香港がうまくやってくれたから窮地から脱せた
日本に帰ってきてからお礼のメールをしましたよ 本当に感謝しかない
▼香港でのまさかの無一文での置き去り・・・・二度と香港に行きたくないと考える人もいるだろうが、「香港だから許す」
香港には何回も行っています
だから今回のことで二度と香港へ行かないとはいいません
むしろ次はもっとうまく香港を周るぞと意欲さえある
▼異国の地で無一文になるという人は、なかなかいないかも知れませんが・・・・・
異国の地で無一文になるという人は、なかなかいないかも知れませんが、もしそんなことになってこのまとめを思い出して窮地を脱してくれれば幸いに思います
「とりあえずタクシーでホテルに戻り、ホテルにタクシー代金を立て替えてもらう」これだけでも覚えていていただきたい