▼2021年5月23日 イタリア北部ピエモンテ州でロープウエーのゴンドラが山腹に落下 14人が死亡
イタリア北部ピエモンテ(Piedmont)州で23日、ロープウエーのゴンドラが山腹に落下し9歳の子どもを含む14人が死亡、子ども1人が重傷を負った。
事故は23日午後0時30分(日本時間午後7時30分)ごろ発生。15人が乗車していたゴンドラが山頂から約100メートルの位置から落下した。同省によれば、運行ルートの頂上近くでケーブルが破断し事故が起きたとみられる。
▼その後、ロープウェイ事故の様子が、監視カメラに収められていたことが判明
到着直前に逆走し地上に落下、完全に地獄絵図だった
5月末に14人が亡くなったイタリアでのロープウェイ事故の様子が、監視カメラに収められていたことが分かった。
5月23日正午頃(現地時間)、現地ピエモンテ州のマッジョーレ湖からモッタローネ山頂へ向かう途中のロープウェイで事故が発生した。監視カメラの映像では、15人が乗ったゴンドラが山頂到着のわずか数センチのところでロープがちぎれたのが確認できる。その直後、ゴンドラは激しく揺れながらロープを支える柱のところまでルートを逆戻りし、地上約20メートルの高さから墜落した。
事故の瞬間を記録した衝撃の動画
Смерть израильтян.
出典元:YouTube
Italian media published on Wednesday video footage of the deadly cable car disaster which occurred in northern Italy about three weeks ago. 14 people were killed in the accident, including five Israelis, all from the the same family. t.co/LYZpeaRs04
Italian media published on Wednesday video footage of the deadly cable car disaster which occurred in northern Italy about three weeks ago. 14 people were killed in the accident, including five Israelis, all from the the same family.
— The Jewish Voice (@JewishVoice) 2021年6月16日
▼唯一の生存者は5歳児のアイタン・ビラン君 「父親が本能的に抱きしめてアイタン君だけが助かった」
英国のBBCやメトロによると、23日にイタリア北部ピエモンテ州でロープウェイのゴンドラが落下する事故が発生したが、アイタン・ビラン君(5)だけが生き残った。担当の医療スタッフは「父親が本能的に抱きしめてアイタン君だけが助かった」と話した。
父アミトさん(30)と母、弟、祖父母の家族5人は死亡した。アイタン君は現在、集中治療室で治療を受けている。アミトさんはイタリアのパヴィーアで昼間は大学で薬学を勉強し、夜は警備員として働いていた。イスラエルに暮らすアミトさんの親が息子の家族に会いにイタリアを訪れ、家族で観光中に事故にあった。
▼事故を起こしたゴンドラの緊急ブレーキが作動しないようになっており人災の可能性が高かった
イタリア北部ピエモンテ州ストレーザで観光用ロープウェーが落下し、乗客14人が死亡した事故で、地元警察は26日、過失致死などの疑いでロープウェーの運行会社の経営者ら3人を逮捕した。
ゴンドラの緊急ブレーキが作動しないようになっており、警察が事故原因だとみて調べている。
逮捕されたのは社長と担当役員、担当部長の3人。ゴンドラの緊急ブレーキが誤作動するようになり、留め金を掛けて作動しないようにした疑いがある。調べに対し、容疑を認めている容疑者もいるという。
ケーブルが切れた原因は不明だが、緊急ブレーキが作動していればゴンドラが止まって事故を防げた可能性があるという。