▼2021年4月4日 エチオピア航空の貨物機が建設中の空港に誤って着陸してしまう
アフリカ南部のザンビアで4日、エチオピア航空(Ethiopian Airlines)の貨物機が建設中の空港に誤って着陸した。同航空と政府関係者が5日、明らかにした。
同航空が5日に確認したところによると、貨物機は4日、エチオピアの首都アディスアベバを出発し、ザンビア中部ンドラ市の「サイモン・ムワンサ・カプウェプェ空港」へ向かっていた。
だが実際に着陸したのは、同空港から約20キロの場所に建設されているオープン前の新空港だった。
▼まさかのエチオピア航空のボーイング737の着陸に建設関係者の動揺がとまらない様子が記録されている
#TRENDING
AN Ethopian Airlines is allegedly to have landed at the new Simon Mwansa Kapwepwe Airport which is under construction in Ndola,
instead of the current one in use.
Pilot error comes as the foremost obvious reason. #Zambia t.co/7mK1LrZpqU
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— Mwebantu (@Mwebantu) 2021年4月4日
AN Ethopian Airlines is allegedly to have landed at the new Simon Mwansa Kapwepwe Airport which is under construction in Ndola,
instead of the current one in use.
Pilot error comes as the foremost obvious reason. #Zambia
Breaking Aviation News & Videos@breakingavnews
Ethiopian Cargo 737 accidentally lands at under construction airport in Zambia. t.co/J1V7tshxWK t.co/Do1MHxY4KJ
Ethiopian Cargo 737 accidentally lands at under construction airport in Zambia.
— Breaking Aviation News & Videos (@breakingavnews) 2021年4月5日
Um Boeing 737-800F da Ethiopian Cargo pousou por engano em um aeroporto em obras, na cidade de Ndola, na Zâmbia t.co/9nGiXH3QnY
Um Boeing 737-800F da Ethiopian Cargo pousou por engano em um aeroporto em obras, na cidade de Ndola, na Zâmbia
— AERO Magazine (@Aero_Magazine) 2021年4月5日
▼旧式な機体なのか小型のプロペラ機かと思えばまさかのボーイング737
酔漢📻@『おしゃべり感染』を意識しよう@suikan_blackfin
@MichiToyama これ、写真を見ると「やべぇ」って思いますが、稼働していない空港に着陸したあたり、GPSも自動操縦装置もない旧式でしょうね。小型のプロペラ機かも。
▼滑走路はすでに完成済みで被害もなく貨物機はその後、本来の目的地に向かった
ザンビアの国際空港を管理するZACL社によると、新空港は昨年10月に完成する予定だったが、パンデミックの影響で工事が遅れ、今年中の完工を目指している。貨物機が着陸した滑走路はすでに完成済みで、ほかの施設の工事も先月末までに少なくとも88%が完了していた。
被害はなく、当局が「包括的報告書」を出すという。
貨物機はその後、本来の目的地に向かった。
▼本来の目的地の運用中の空港と建設中の新空港とは15キロ程度しか離れていなかった
貨物機はエチオピアの首都アディスアベバから、ザンビア北部コッパーベルト(Copperbelt)州のサイモンムワンサカプウェプウェ国際空港(Simon Mwansa Kapwepwe International Airport)に向かっていた。誤って着陸した建設中の空港は、同空港から約15キロ離れた場所に位置している。
Ethiopian Airlines B737-800 (ET-AQP) on flt #ET871 from Addis was on approach for Ndola-Kapwepwe AP but erroneoulsy lined up for the new Copperbelt Airport, 13 km to the west. Pilots went around at very low altitude and landed safely at their destination.
t.co/JpXeSjYgdl
▼なぜこうなった!?
ザンビア運輸省の高官は仏APF通信に、これは「ミス」だったと語った。パイロットはレーダー管制室から「そちらが見えない」と言われ、肉眼で確認しながら着陸したという。
エチオピア航空は詳細を調査中としたうえで、目的地の空港のすぐ近くに同じ向きの滑走路が建設され、ザンビア当局がその工事の情報を伝えていなかったことがミスにつながった可能性もあると指摘した。
エチオピア航空は誤って着陸したことを認め、ザンビア当局と協力して詳細を調査中だと述べた。
同航空の広報担当者はAFPに、操縦士は既存の空港と「同じ向きの滑走路」がある新空港の建設を知らされていなかったと説明。航空情報(NOTAM)がなかったこと、二つの空港が非常に隣接していることが原因だった可能性があると述べた。