〇建築を頼む業者選びが何よりも重要、業者とのコミュニケーションをしっかりとり、信頼関係が築けていることが必要。
第三者機関に手抜きをしてないか監視してもらったほうが良いか?
何年も前にテレビで見た曖昧な記憶なのですが、見張り(言い方は悪いですが)をしてくれる仕事が紹介されていたのですが、何か建築関係の資格を持った方に頼むものだったと思いますが、なんという職業になるのでしょうか。
ネットでの検索で、欠陥住宅でサーチすると、欠陥住宅の話題を扱っているいる業者が出てきます。それらの業者が探されている業者類になるかと思います。
しかし、最も大きな問題は、心配のある業者に何故、住宅建築を依頼する必要があるかということです。
業者を選択できる手法を学んだほうが賢い
悪意をもって住宅を建築する業者は、多くないと思います。お客様との意思の疎通がよくなく、お互いの思い込みが差となって現れたときに、裏切られたように感じることが多いのが、住まいづくりともいえます。初めて体験することばかりなので、実際に現物となって目の前に現れないとわからないので厄介なことです。
残念ながら、建築関係者の意思や知識に対しても、偏りがあり、また、沢山の方々の手を介してつくるものでもあります。その上、個別製作で品質管理ができない商品です。
このような関係上、固体差があり、また、お客様側の気持ちと施工関係者たちの気持ちの温度差があるのも事実です。
第三者機関は指摘はしますが責任をとることはない
建築後に第三者で監視されるような建築現場は、その建築に携わっている職人たちの気持ちの余裕を奪い、決められた最低限の仕事をおこうことになります。本来は、職人たちのプロの仕事を自慢すべき場が、言われたことだけをそつなくこなすだけになり、責任のがれのためには、言われたとおりにしていますが出てきます。この言われたとおりというのが、元受の社内ルールや第三者機関からの指摘なのです。
最も大きな問題は、第三者機関は指摘はしますが責任をとることはないということです。施工上の問題は、あくまでも請負側の問題と考えています。
このことをよく考えると、当たり前ですが、建築を頼む業者選びが何よりも重要で、選ばれた業者とのコミュニケーションをしっかりとり、信頼関係が築けていることが安心するためには必要だといえます。
第三者に中間検査に入られて気まずいと言う会社なら、やめた方が良いと思います。
〇今の日本には、望むような建築を監視する「仕組み」はありません!
「設計事務所」を使って「設計・管理」をしてもらう事
「設計事務所」を使って「設計・管理」をしてもらう事が唯一の方法
確かに「建築士」を利用した「第三者の立場」で「管理だけを行う」と言う方法が無い訳ではありませんが、実際にはこの様な「仕組み」は機能していませんし、使われている「実例」もほぼ皆無です。
「建築士」を使う方法に関しての評価のコメント
審査機関を使う方法。残念ですが、彼らが来るのはせいぜい1~2回ですし、あくまでも設計図が守られているのか?しか見ていません。
「手抜き工事」を見抜く為の「検査」ではありませんから、あなたの要望には応えられません。
唯一の方法。「設計事務所」を使って「設計・管理」をしてもらう事。お金(設計と管理の費用)は掛かりますが、一番良い方法でしょうね。
但し、「設計事務所」と「施工会社」が結託している場合にはこの様な「チェック機能」は働かないので注意が欠かせません!
まずは、信頼できる「設計事務所」や「工務店」を探す事が一番重要な作業ですね。
〇依頼先は大きく4つに分けることができます
ハウスメーカー
一般的には広範囲な営業網をもつ大手の住宅建築会社の事を言います。住宅を「商品化」し、部材の生産から工事、アフターサービスまでシステム化しています。
事務所や総合展示場の出展コスト、広告宣伝費、工場維持費等、経費率が高く、平均販売価格は比較的高くなります。ハウスメーカーの家づくりのカギを握るのは『営業担当者』と言えるでしょう。家づくりの相談窓口である営業担当者には、建主の希望を理解し、実現できる能力が望まれます。
ハウスメーカーで建てる家はシステム化されているとはいえ、そのほとんどは、工場生産された部材を、図面に合わせて現場で組み立てていく「一品生産品」です。
工務店
一般に、営業網を比較的狭い地域に限定し、地域に密着した建築会社を言います。
事務所や展示場、広告宣伝費などの経費率は低く、平均販売価格も比較的リーズナブルな会社が多いと言えます。一概に工務店と言っても、社長兼大工といった小規模経営から、従業員が数百名というところまで、その規模には大きな幅があります。
どんな規模であっても、工務店の家づくりのカギは、やはり、施工の『技術力』と言えるでしょう。
出典:建築会社の選び方~ハウスメーカー、工務店など、どの住宅建築屋さんに頼めば安心か~|はじめての家づくりガイド
「保証システム」や「アフターメンテナンス」なども各社によって大きく違いますから、これらを十分チェックして依頼先を選んだ方が良いでしょう。
設計事務所
建築士が運営する事務所をいいます。
一般に、事務所を運営する建築士のことを「建築家」と呼びます。施工会社(ハウスメーカー、工務店)とは独立し、設計と工事監理を専門に行います。設計事務所の技術力にはかなり幅があり、そのデザイン傾向や住宅に対する考え方も様々です。
設計事務所にとっての技術力とは、工務店とは多少異なり、建主が希望する住宅性能を実現する設計力と工事監理の能力と言えるでしょう。
設計事務所の家づくりのカギは、『デザインや考え方の相性』と『設計力・工事監理能力』と言えます。建築工事は、協力建築会社に依頼する事になり、価格は比較的割高です。
分譲系ビルダー
一般的に、不動産系の「建売」住宅販売会社の事を言います。
家づくりの要望等を伝えて希望にあった家を建築する形態ではなく、土地とできあがった建物をセットで購入する形態となります。
中には、「売建」方式と言って、契約後に、家づくりを始め、要望等を聞いてもらえる形態もありますが、建築条件付きと言って、指定建築会社が決まっていたりする場合もあります。契約時の条件に対して要望を追加することによって膨大な追加工事費用が発生する場合もあります。
ある程度の規模の開発になってくると、同じ期間に、同じような家をたくさん建てるので、資材の購入や工事会社の請負金額を全体で仕切ることで安く建てることができるのですが、その路線から外れた要望や追加工事は、割高になる傾向があります。
〇新築住宅見積書・工事請負契約悪徳・悪質業者の手口
見積書と請負契約書を見るだけで業者の信頼度が分かる
●請負契約書
1.当初より、契約金、着手金、上棟金、中間金を取るように作られている
1.請負業者が立てねばならない保証人の記載がない
・建て主のあなたに損害を弁償する保証人
・工事を代わって完成させる保証人
※上記保証人を立てない場合は、最後の最後まで1円も払わなくてよいのです。これ法律です。
1.使途、使用の説明がない
1.一括下請け同意の項目がある
●見積書
1.各工種ごとに資材費、労務費、経費(利益)が明らかにされていない
1.間取図、外観図だけ(構造図なし)で概算見積書を作り契約を求める 概算=おおよそ、おおまか、だいたい
これらは全て法律違反。
これらは全て法律違反。法を犯しても平気な業者をどう思いますか。安心して任せられますか?これら業者よりの被害を防ぐために、監理者に対する依頼も、業者任せでなくあなたが選んだ建築士と直接契約するように改正されたこと、監理内容範囲も定められたこと知らないでしょう。(請負業者は絶対に教えない)
出典:良い工務店で建てたいなら知っておこう悪徳工務店、悪質工務店の騙し手口
付け加えれば以下の手口にもご注意を
1.営業マンが話したことを書面に残さない
1.営業トークでサービスと話した事柄を契約書、見積書に記載しない
1.値引、サービスで受注を急がせる
1.監理者は元請サイドの人間だ。第三者の監理を付けることを嫌がる
1.契約金、着手金、上棟金、中間金などと名目を付け、完成引渡前に支払いを要求する
不適切な業者が用いている手口
1.間取図、外観図のみで工事費を求める
2.坪単価が当初より決まっている
3.見積書にオプション、追加工事、別途諸経費が存在する。事務費、監理費を別に取る場合も
4.オプション、追加工事、別途諸経費金額が当初より決まっている
5.住宅設備、給排水工事、足場、美装、残材処理、仮設トイレ、工事用電力用水費等が別途工事にされている
6.概算見積りで契約まで話が進む。建て主にとって一生一度の大事業を概算(大まかに言えば、適当に言えば、大体これ位)で工事費を要求する
7.見積り明細書を渡さない(法律違反)
8.資材費、労務費、業者経費利益を明らかにしない(法律違反)
不適切な業者が用いている手口 続き
9.見積書と同時に工事の全てが明らかになる図面(間取図、外観図、仕様書、仕上表、各階構造図、設備図、壁量計算書、N値計算書)を渡さない
10.面積計算は業者独自の面積(施工面積、工事面積)を用い、法定面積を用いない。 法定面積の10%~20%広く計算されている事が多い
11.共通の積算表に価格を入れ合い競い合う、本当の相見積りに参加しない
12.第三者の監理を嫌う
13.値引サービスで契約を急がす。値引き要求に応じる
14.見積書に営業マージン、モデルハウス償却費、上納金等の記載がない
15.連帯保証人を付けない。連帯保証人に関する法律説明がない
不適切な業者が用いている手口 続き
16.契約金、上棟金、中間金など、名目を付け金員を要求する
17.営業マンが話したサービス工事等を見積書、契約書に記載しない
18.業者自前の契約書、約款を使用する
19.宣伝広告価格で生活できない
20.申込書、依頼書、仮契約書等と名目を付けサインさせられる
このような工務店・ハウスメーカーは悪質業者です。悪徳業者です。
概算見積り、概算見積書で工事費を示し、契約させようとする工務店・ハウスメーカーは悪質業者です。悪徳業者です。
概算見積書=大まか、おおよそ、大体、大雑把、いい加減に作られた見積書
概算見積り金額=大まか、おおよそ、大体、大雑把、いい加減に算定された金額
悪質・悪徳な工務店・ハウスメーカーは全て、概算見積書を用いる業者です。概算見積書は、建て主を欺き・騙す目的で作られている。
出典:良い工務店で建てたいなら知っておこう悪徳工務店、悪質工務店の騙し手口
概算見積り業者は悪質・悪徳な工務店・ハウスメーカーだとして断る勇気を持ちましょう。
そうした工務店・ハウスメーカーを排除することで、
手抜き欠陥工事は防げます
暴利を取られることも防げます
住宅被害者にされなくてすみます
先に「付け加えれば以下の手口にもご注意を」「不適切な業者は下記のような手口を用いている」の段でお伝えした事柄は全て概算見積り業者に共通する事柄です。
出典:良い工務店で建てたいなら知っておこう悪徳工務店、悪質工務店の騙し手口
概算見積り業者に家づくりを任せなければ、騙される確率は極小となる。
概算見積り業者に家づくりを任せなければ、暴利を取られることはない。
概算見積り業者に家づくりを任せなければ、手抜き欠陥工事行われる確率は極小となる。
概算見積り業者に家づくりを任せなければ、金銭トラブルとなる確率は極小となる。
「本体基本工事費 坪単価298,000円、見積り金額16,983,020円」は、見積書ではない。
見積書とは、坪単価298,000円、総額16,983,020円の内訳明細を明らかにしたもの。
見積書とは、工種ごとに資材費、労務費、経費の内訳を明らかにしたもの(これは法律です)。
法律を守らない業者、建て主を不幸のどん底に落とし込むことなど平気です。
〇建て主自身が工務店・ハウスメーカーとは一切関わりのない第三者の建築士を監理者に選ぶこと
国が「監理者は建て主が選定すること」と法に定めていることの重要性を知りましょう。
あなたの家づくりにおいて只一人の味方となるのが管理者です。その大切な監理者に工務店・ハウスメーカー側の人間を据えたのでは、あなたの味方は誰もいなくなる。
その結果、暴利を取られ、手抜き工事を行われ、欠陥工事を行われることになる。
光洋一級建築士事務所が知る限り、欠陥住宅を作ったと訴えられている工務店・ハウスメーカーの全てが、工務店・ハウスメーカーにとって都合のよい人間を監理者に据えていた。つまりは、欠陥住宅は、工務店・ハウスメーカーと監理者がなあなあになっている状況下で生まれるということだ。
欠陥住宅を作られたくなければ、建て主であるあなた自身が工務店・ハウスメーカーと関係のない第三者の建築士を探してきて監理者に任命しなさい。
「監理者は建て主が選定すること」、これが法律です。
なぜ、国はそのような法律を作ってあるかその理由を斟酌しましょう。工務店・ハウスメーカーにとって都合のよい人間を監理者にしていたのでは、欠陥工事を行われ、欠陥住宅が作られることがわかっているからです。
工務店・ハウスメーカーにとって都合のよい人間を監理者に据えて建てられたあなたの家にも、手抜き工事・欠陥工事は存在しているだろうということです。
工務店・ハウスメーカーと関係のない第三者の建築士を監理者に据えることで、
・工事費のコストダウンを図ってくれます
・手抜き欠陥工事の全てを明らかにすることができる設計図書を工務店・ハウスメーカーから入手してくれます
・建て主に不利な工事請負契約を結ばないですむようにしてくれます
・施工状況をチェックして、手抜き欠陥工事を防いでくれます
・工務店・ハウスメーカーからの不適切な工事費の請求を断ってくれます
工務店・ハウスメーカーにとって都合のよい人間を監理者に据えると、上段と反対の状況になる。すなわち、
・概算見積書で騙され、いい加減な見積り金額で契約させられる
・工務店・ハウスメーカーに有利な条件で契約させられる
・嘘・ごまかし工作を行われる
・払わなくともよい工事費を払わされる
・手抜き欠陥工事が行われる
・金銭トラブルが起きる
ですから、あなたの家づくりで唯一のあなたの味方である監理者に工務店・ハウスメーカーにとって都合のよい人間を据えていては、いい家が安く作れないということです。
建て主自身が工務店・ハウスメーカーとは一切関わりのない第三者の建築士を監理者に選んでおけば、
1.適正価格で家が作れる。いい家安く作れる
2.建て主不利な工事請負契約を結ばずに済む
3.手抜き欠陥工事が防げる、欠陥住宅が防げる
4.不適切な工事費を払わされずに済む
法律は建て主が被害に会わないようにと制定されている。被害に会いたくなければ、あなた自身が法律を知り、それを守りなさい。
法に則って、第三者監理の家づくりを行うだけで、被害に会わずに済む。
光洋一級建築士事務所が知る限り、欠陥住宅を作られて損害賠償訴訟を起している建て主や、工務店・ハウスメーカーと金銭トラブルになっている建て主は、全て、監理者は誰か分からないまま家が建ってしまったという方、工務店・ハウスメーカーが選んだ人間が監理者でしたという方がた。
監理者に工務店・ハウスメーカーとは一切関わりのない第三者の建築士を選んでおけば、それらは全て防げていたこと。
工務店・ハウスメーカーにとって都合のよい人間を監理者に据えてはいけません。その証拠に
・建て主を欺き・騙す目的の概算見積書を提示する
・建て主不利に作られている工事請負契約書で契約しようとする
・監視者に工務店・ハウスメーカーにとって都合のよい人間を据えようとする
あなたの唯一の味方は、あなた自身が選んだ監理者であることをお忘れなく。
〇欠陥住宅、業者間トラブルを防ぐには
欠陥住宅、業者間トラブルを防ぎたければ
欠陥住宅、業者間トラブルを防ぐには、どれだけ詳細な情報を多く得られるかにかかっている。即ち如何に、詳細な図面、密な見積り明細書を作らせるか、手に入れられるかで決まる。
・建て主のことを想い、真摯に良い家を造ろうとする業者は当然のように、詳細な図面を作成し、それに基づき密な見積り明細書を作る。
・利益優先業者は詳細な図面を作成せず、間取図、外観図のみで概算見積りで契約まで突っ走る。
「概算」の意味を辞書で調べると、「おおまかにいえば、だいたい、おおよそ」とある。
出典:欠陥住宅が造られる原因
多くのっ建て主にとっては一生一度の家づくり、一生掛けて払う借金までして建てる家、家族の一生まで左右する家を建てる大切なお金を「だいたいこれくらい」「おおよそこのくらい」と要求する業者は、家を金としか見ていない、手抜きをしてでも利益を優先する業者だ。これ以外に住まいの大切な情報である明細書を作成、渡さない理由はない。
これら業者はなぜ、詳細な図面、密な見積り明細書を作らないか、渡さないかと言うと
1.詳細な図面、密な見積り明細書を渡せば、それが約束事になるから
2.詳細な図面、密な見積り明細書を渡せば、営業トークで誤魔化せなくなるから
3.詳細な図面、密な見積り明細書を渡せば、口約束も記載しなければならなくなるから
4.詳細な図面、密な見積り明細書を渡せし、その通り行わなければ、手抜き不法行為の証拠になるから
5.詳細な図面、密な見積り明細書を渡せば、どれだけ利益を取っているかが明らかになるから
6.トラブル生じたときの証拠となり、不利になるから
7.裁判で証拠として採用されるから
これら以外に詳細な図面、密な見積り明細書を作成しない根拠、故意に渡さない理由が存在するであろうか。
出典:欠陥住宅が造られる原因
建て主を欺く業者の常套手段であり、注意してもらいたい。
よって、欠陥住宅、業者間トラブルを防ぎたければ、どれだけ詳細な図面、密な見積り明細書を作らせることができるか、手に入れることができるかにかかっているといえる。
真摯に家づくりを行っている業者が「あの業者には頼まないほうがよいのだが」と思う業者に限って、詳細な図面、密な見積り明細書を作成しない。
出典:欠陥住宅が造られる原因
住宅被害者になりたくなければ、詳細な図面、密な見積り明細書を渡さない業者を断る勇気を持つことだ。このような業者に限って、口がうまく、さもよい家を作っているとの営業トークに長けている。
騙し営業マニュアルを販売する者もいれば、購入する者もいる。誠にもって嘆かわしい業界である。