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知らないうちにしているかも、時間の無駄になってしまう間違った勉強方法とは?

間違った勉強法って何でしょうか?学校の先生は勉強方法も進路相談も自分から聞かないと教えてくれません。自分から職員室に入って聞いて見るのもいいと思います。自分が間違った勉強法をしていないかチェックしてみましょう!知識を定着させる効果的な勉強方法をお伝えします!

更新日:

〇間違った勉強法とは?

中高生、特に、「勉強はしているのに成績が上がらない」と悩んでいる生徒の多くは、間違った勉強法を実践しています。
「勉強しても、身についている気がしない」「勉強しているのに、ちっとも効果を実感できない」「勉強しているのに、全く自己成長につながっていない」「勉強しても、社内の評価も給料も上がらない」。こんなふうに思ったことはないだろうか。

学校はもちろん、学習塾や家庭教師ですら、勉強の“仕方”までは教えてくれません。ですから、ほとんどの人が自己流の勉強の仕方をしています。

出典:赤ペンもまとめノートもNG?!中高生の間違った勉強法 [学習・勉強法] All About

――あなたの周りを見てもらいたい。真面目で、地道で、コツコツやるタイプの人ほど、要領が悪い、非効率な「ムダだらけの勉強」をしている。

出典:医師が警鐘!間違った勉強法は危険。時間のムダである – アゴラ

一方で、妙に「要領のいい人」もいる。普段から熱心に勉強している様子もないのにデキル人のことだ。

時間をかけて勉強しているのになかなかテストの点が伸びない、成果が上がらない、といったことはありませんか? それはひょっとすると、勉強の効率が悪いのかもしれません。

出典:要注意! 効率の悪いNG勉強法4選|ベネッセ教育情報サイト

〇「先へ先へ進む勉強法」は効率が悪い

ムダな勉強は人生の時間のムダである
――あなたの周りに月に数十冊の本を読む勉強家はいないか。その人に、「最近読んだ本で良かった本を教えてください」と聞いてもらいたい。「えー」と言ったきり次の言葉が出てこない人が少なくない。
「人に説明できないということは、勉強が身についていない、ということです。時間をかけて勉強しているのに、何も学んでいないのに等しいのです。勉強しているのに満足のいく結果が得られていない人は、例外なく『ムダだらけの勉強』をしています。」

「そんな『ムダだらけの勉強』で月に数十時間勉強しても、ザルで水を汲むようなものです、勉強した内容が「行動」に結びつかない「ムダだらけの勉強法」では、記憶に残らないのは当然として、仕事や生活の場で役に立つこともありません。」

出典:医師が警鐘!間違った勉強法は危険。時間のムダである – アゴラ

間違った勉強法とは、効率の悪い勉強法という意味です。それは「先へ先へ進み、1~2回しか復習をしない勉強法」「1冊の問題集が1回終わったら、復習をしないで次の問題集へ進む勉強法」です。

出典:正しい勉強法、間違った勉強法 | 創賢塾|超効率的勉強法をスカイプで指導

復習しないで分かったら「超」天才です。「超」を付けたのは、天才レベルですら復習しないとついていけないからです。復習しないで解るのは、たぶん10,000人に1人いるかいないかだと思います。

出典:「かしこい」と言われる人の、時間をムダにしない勉強法とは? | リクナビNEXTジャーナル

なぜ「たぶん」をつけたかというと、15年講師をしていて、復習しないで分かる人に一度もお目にかかったことがないからです。

〇長期記憶に入れるのが正しい勉強法

勉強した内容を受験で使えるようにするには
復習して長期記憶に入れる必要があります。
短期記憶(数時間~数日で忘れる記憶)から長期記憶(数ヶ月以上もつ記憶)に移行させるには、通常、睡眠をはさんで7回以上の復習が必要です。よって、学習者の勉強の目標は、「学習内容を7回以上復習して長期記憶に入れること」になります。

定期試験前に一夜漬けで覚えたことが、テストを終えた途端に忘れてしまったことは誰でも経験があるでしょう。

出典:大人になってから「勉強」するなら、この4つの記憶術を | TABI LABO

それは、試験が終わって気が抜けたからではなく、一夜漬けで覚えたことは脳の「短期記憶」に入ったものの、「長期記憶」には移行しなかったからです

ちゃんと復習をして次の講義に挑む受講生。講義も理解できています。講義前に行う10分間ミニテストでは毎回満点。ただし講義が進むにつれて、ついてこれなくなります。

出典:「かしこい」と言われる人の、時間をムダにしない勉強法とは? | リクナビNEXTジャーナル

これはセンスのある方に陥りがちな罠です。理解ができるので一度の復習しか行いません。しかし、一度復習しただけで、繰り返し覚えないので忘れてしまい、気がついたときには講義についていけなくなります。一度の復習では定着しないのです。

受験勉強では、「長期記憶」にできるだけ多くの知識を入れておく必要があります。

出典:暗記が苦手な人必見。暗記には復習あるのみ!四谷学院「学習の仕方ガイダンス」特別公開 | 四谷学院大学受験合格ブログ

では、どうしたら「長期記憶」に入れることができるんでしょうか?
脳には、記憶について非常に重要な役割を担う「海馬(かいば)」という場所があります。「海馬」は、「長期記憶」するに値する知識かどうかを判断する役割を担っています。

この「海馬」に「長期記憶するに値する知識」と認めてもらうためには、繰返し知識を送り続けることが必要です。
そのため、何度も復習を繰返すことが重要なのです。

〇正しい勉強法は「スラスラ」を目指す

長期記憶に入ったかどうかの判断基準は何でしょうか?
それは、「スラスラ状態」です。スラスラ状態になったら、その情報は長期記憶に入り、数ヶ月持ちます。よって、勉強の具体的目標は「スラスラ状態」にすることです。

数学・算数・物理であれば、問題集の全ての問題について「問題を見たら解き方がすぐに思いつく状態」「問題を見たらスラスラ解ける状態」にします。

ここで1点注意すべきポイントがあります。
復習のタイミングが短すぎても知識は定着しないのです。

出典:暗記が苦手な人必見。暗記には復習あるのみ!四谷学院「学習の仕方ガイダンス」特別公開 | 四谷学院大学受験合格ブログ

授業の「翌日」⇒「1週間後」⇒「1ヶ月後」と間隔をあけて、繰り返し復習することが重要となってきます。

英語や数学の勉強で、感情をいつも喚起しながら勉強は出来ませんから、長期記憶に入れるには、必然的に、日を分けて3~7回以上復習するしかないことが分かります。

出典:長期記憶に入れる(1)記憶の原理 | 創賢塾|超効率的勉強法をスカイプで指導

回数には個人差がありますから、科目・分野ごとに、自分で確認していく必要があります。

例えば、数学の問題集を3回だとまだスラスラ解けるようにならない、5回でもまだ、7回で8割スラスラ解けるようになった、10回で全問スラスラになった。
この人の数学の適正復習回数は10回になります。

出典:長期記憶に入れる(1)記憶の原理 | 創賢塾|超効率的勉強法をスカイプで指導

このように自分で自己観察して適正復習回数を探っていくのです。

〇復習の効果的なタイミングとは

復習の方法を考えるさいに、エビングハウスの忘却曲線が、よく引き合いに出されます。これはドイツの心理学者であるヘルマン・エビングハウスが行なった実験による結果です。被験者に無意味な音節を記憶させ、時間が経つにつれて、記憶量がどのように変化していくかを調べたものです。
それによると、たったの20分後には、記憶したことの42%を忘れ、1時間後には56%も忘れてしまったという結果がでました。さらに1日たつと74%もの知識が忘却のかなたへ。その後は、1か月先までゆるやかな忘却曲線を描いたそうです。(ちなみに1週間後には77%、1か月後には79%を忘却)

エビングハウスの忘却曲線を参考にすると、学習の直後から急激に忘れていくので、学習後はできるだけ早めに復習する方法がよいということになります。

出典:効果的な復習の方法とは? | 勉強方法と試験対策のコツ

学校の授業や予備校の講義だったら、終了後の休み時間に、簡単ではあっても脳内で反芻するだけで、記憶の定着度が違ってきます。たとえ数分であってもです。
ただ休憩時間中はそれほど時間が取れないので、また次の機会に細かい点まで復習する必要があります。

できるだけ、その日のうちに反復しよう
エビングハウスの忘却曲線をもとに、効果的な復習の方法を考えるなら、できるだけ1日以内にもう一度反復することが大切になります。なぜなら実験結果によれば、たった24時間で74%もの記憶が消えてしまうからです。ただし学習の直後にサラッとでも復習することで、とりあえず忘却にたいするストッパーをかけれるので、もう少し長持ちする可能性はあります。
その日のうちなら、とくに復習のタイミングにこだわる必要はないというのが私の考えです。
20分後だろうと1時間後であろうと、また3時間後、7時間後であろうと、それほど違いはないのではないでしょうか。

復習の方法の第一は、いつでもよいので、その日のうちに反復するということでした。
しかし、それで終わってしまっては、エビングハウスの忘却曲線が示すように、時間の経過とともに、また忘れていってしまいます。

出典:効果的な復習の方法とは? | 勉強方法と試験対策のコツ

勉強した当日に復習をすれば、とりあえずは忘却をストップできますが、その後も復習というストッパーを継続して掛けていくことが不可欠になります。このへんが「学問に王道なし」といわれる理由でしょう。
さて翌日には、かならず復習の時間を設けます。必ずです。ここを抜かして、1週間後に復習をしてしまうと、かなりの度合いで学んだことを忘れてしまいます。それでは2回の勉強時間が水の泡ともなりかねません。
そこで翌日に、もう一度繰り返します。時間帯は、これも決まっていません。朝でもよいし、昼でも寝る前でもいいのではないでしょうか。

復習のその後は?
復習を集中的に行うのは、当日と翌日の2日間です。あとは1週間後、2週間後、1か月後、3か月後、半年後というように、間隔を広げていきながら忘却にたいするストッパーをかけていきます。

出典:効果的な復習の方法とは? | 勉強方法と試験対策のコツ

このときも1か月の復習を終えたあと、1か月ごとに復習したりすると、単調な情報ばかりが入ってくることになり、その勉強時間が無駄になりかねません。記憶量の下降具合が大きくなってきたな、という頃合をみはからって繰り返すことが復習の方法としては大事な点です。

このように考えれば、記憶のメンテナンスは、時間がたつほどに楽になるとは思いませんか?
最初のうちは連続で3回反復する必要がありますが、その後は気が向いたときに、さらっと流し読みで対応できるのです。そのためにも最初の2日間が、復習の方法の肝(きも)になるのです。

〇徹底的な復習は時間が節約できる

1~3ヶ月以上たってから復習するのは、とても効率が悪くなります。多くを忘れているので、1回目と同じくらいの時間がかかってしまうからです。そうすると1冊の問題集を3回、5回と復習するのが難しくなります。なかなか習得できないため、復習する意欲も薄れます。
ところが、2週間以内に復習をすると、まだ覚えているので1回目の60%前後の時間で終わり、3回目は2回目の60%前後の時間で終わります。

こうして5回目は1回目の約10分の1の時間で、10回目は1回目の約100分の1の時間で終えることができます。まさに「スラスラ解ける状態」になるのです。

出典:正しい勉強法、間違った勉強法 | 創賢塾|超効率的勉強法をスカイプで指導

例えば、1冊の問題集を1回終えるのに30時間かかった場合、おおよそ以下のようになります。
【1回目30時間、2回目18時間、3回目11時間、4回目7時間、5回目4時間、7回目1.4時間、10回目18分、合計約75時間】

つまり、1回目の2~3倍の時間で10回終えることができ、その問題集を完全にマスターすることができます。ここまで習熟すると、2冊目の問題集は、スラスラ解ける問題が多いので、効率よく終えることができます。

出典:正しい勉強法、間違った勉強法 | 創賢塾|超効率的勉強法をスカイプで指導

一方、1~2回しか復習しない勉強法だと、2冊目にいっても、記憶や理解が曖昧なので、1冊目の類似問題も解くのに時間がかかったり解けなかったりするため、効率が悪いのです。

あなたは5回の復習も10回の復習もしたことがないでしょうから、「スラスラ解ける」感覚が分からないでしょう。

出典:正しい勉強法、間違った勉強法 | 創賢塾|超効率的勉強法をスカイプで指導

これは10回やれば誰でも本当にそうなりますし、それは快感です。ぜひ一度、数学や英語などで1冊問題集を決めて、10周してみてください。

〇最強の数学の復習方法「セルフレクチャー」とは?

セルフレクチャーのやり方基本
やり方は、次の通りです。

1.問題を見る(読む)
2.解法を口に出して言いながら(ブツブツと小声で)、計算問題の場合は式だけ作る。グラフや図が必要な問題は簡単に書いて確認する。
3.式は解かずに、解答を見て(読んで)、確認する。
・手を動かして一つひとつ解法を書いて勉強するのではなく、声に出して解法を読み上げていくのがポイントです。
こうすることで、自分で自分に教えていくことができるのです。

まずは、解法を自分の口でスラスラと言えるようになり、次のステップとして、それを誰かに説明できるようになるぐらいの完成度まで上げていくことを目指しましょう。

出典:最強の復習方法「セルフレクチャー」とは?やり方を徹底解説!

その解法を聞いた人がすんなり納得するぐらいのレベルに達するまで、セルフレクチャーの方法で取り組んでください。

この方法で反復すれば、1問あたりにかかる時間は、1分から30秒、10秒、5秒と回数を重ねるごとに短くなります。

出典:最強の復習方法「セルフレクチャー」とは?やり方を徹底解説!

1問あたり1分なら1時間に60題、3時間で180題もの問題に目を通すことができます。これを1か月繰り返せば、単純計算で180題×30日で5400題の問題を解くことになるんですよ。スゴイでしょ!

セルフレクチャーのメリットはスピードだけではない!
「セルフレクチャー」の良い所はスピードだけではありません!
これだけ反復すれば、入試本番の緊張状態であっても忘れない状態にまで高めていけます。
何度も反復することで潜在意識までその知識を落とし込むことができ、問題を見た瞬間、反射的に解法が思い浮かぶようになるからです。
実際、数学が苦手だった人が、この勉強法で数学に自信がつき、東大、京大、医学部などの大学に合格していった人はたくさんいるんですよ。

セルフレクチャーの取り入れ方とスケジュール例
どんな教材であっても、7回以上解いてこそ、はじめてその真価を発揮するからです。
ですので、これから数学の成績を上げて行こうと思っているあなたには、同じ教材を「最低7回」は反復してほしいのです。
反復7回のうちセルフレクチャーで勉強するのは
2回目、3回目、4回目、そして6回目です。日数を空けないこともポイントです。

最初は一つの問題に対して、丁寧に細かくレクチャーしていってかまいません。ですので、時間も多めにとると良いでしょう。
ですが3回目、4回目になるにつれ、だんだん省略できる部分を増やしていき、スピードアップしていきます。
最終的に、「これさえ押さえておけばいい」という部分のみレクチャーする、それで実際に解こうと思えば完璧に解ける、という状態にまで到達してください。

出典:最強の復習方法「セルフレクチャー」とは?やり方を徹底解説!

1回目  写すだけ。解かずに読んで理解するだけにする。
2回目  セルフレクチャー(2〜3分) ※ 1回目から3日以内に
3回目  セルフレクチャー(1分以内) ※ 2回目から3日以内に
4回目  セルフレクチャー(30秒以内) ※3回目から3日以内に
5回目  実際に書いて解いてみる ※4回目から3日以内に
6回目以降 セルフレクチャーと書いて解く復習法を組み合わせ、より完ぺきを目指す。

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