実力テストの範囲は?
範囲は地域や中学校によって異なります
中学3年生の9月からは「習ったところ全部」になるのが一般的です。
習ったところなので、当然に1年生・2年生の分野も含まれます。
中学校が新学社の「新研究」や「中学セミナー」を採用しているのであれば、テスト範囲は「第6講座まで」などとなるかもしれません。
高校入試に向けてのカリカリキュラム(学習計画)があって、それに合わせて実力テストが行われます。
中学生が受ける定期テストでは、範囲が比較的狭く、例えば、1学期の間に習った内容のみであるなど、その出題される内容の幅が、ある程度限定されています。
出典:中学生の実力テストって何だろう。定期テストとは違うの?
それに対し、実力テストでは、小学生、中学生と今まで積み重ねてきた内容を、
すべてひっくるめたものが出されるため、非常に範囲が広いといえます。
実力テストの内容は、「1年生1学期から、習ったところまで全部」から出題されます。
出典:効率のよい実力テスト(学力診断テスト)対策法教えます。|久米田教室 | 大阪の個別指導の学習塾ならアップ学習会
定期テストは、2週間前からの猛勉強でも高得点を狙えるお子様もいますが、実力テストは不可能です。実力テストでは「普段の家庭学習でどれだけコツコツ復習しているかが試されている」のです。
「実力テスト」の範囲は広いです。しかし、次の2つの事実も指摘できます。
・問題の一つ一つを見れば、定期テストと似た問題も出る・したがって、定期テストの「見直し」を重ねてきた中学生が、スコアアップできる
出典:「実力テスト」を上げる方法ありますか? | 中学生の勉強法
こうした点を押さえましょう!「実力テスト」は応用問題を含むので、「定期テスト」より難しいのは事実です。
ただし、全部が応用問題ではない、ということもまた重要です。
基本題(定期テストの類題)も出ますし、そこにきちんと正解するだけで、偏差値55程度まではしっかり取れます。
ですから、△応用問題が解けなければ、結果は出せないというのは誤解です。
○定期テストを徹底復習すれば、偏差値55までは問題なく狙えるこう考えて、日々の練習に集中しましょう。
実力テストでも成績が下がらない為の対策と考え方【勉強が大っ嫌いな子専門の家庭教師】
出典元:YouTube
実力テストの効率的な勉強法とは
何を勉強すればよいか?
よく、テスト前に学校で渡されるワークをはじめから何度も解いている生徒を目にしますが、
これはオススメ出来ません。
学校のワークは部活動でいうところの基礎練習です。
基礎練習だけでは試合(=テスト)で勝つことは出来ません。
まず「定期テスト」を克服すべし!はっきり言ってしまいますが、定期テストで苦戦している中学生が、模試や実力テストで高得点を取る事はほとんどありません。
出典:「実力テスト」を上げる方法ありますか? | 中学生の勉強法
実力テストというのは――
・難易度が「定期テスト」よりも上
・試験範囲が「定期テスト」より広い
という特徴があるので、ハードルとして「一段上」だからです。
たとえて言えば、掛け算九九ができない小学生に、割り算を理解することはできない、という例と似ています。一つ前の課題を克服して初めて、次へ進めるという事実があります。
◎効率のよい実力テスト対策には3つのポイント
・学校のワークを早いうちに終わらせる(大体の学校で提出物になっていますよね?)
・これまでの実力テストや定期テスト問題を解く
・間違えたところを学校のワークでやり直す
実力テストで点数を取るには「自分の苦手を知ること」が何より重要です。
これまで受けてきたテスト問題は、まさに自分の苦手を見つける上でうってつけなのです。
しかも、テストに慣れることもでき、丸付けを含めても1時間です。
前回の実力テストを見直してみる。できている分野、まだ苦手な分野があると思います。
「一次関数の速さの問題ができなかった。」「古文がさっぱり。基本からやらないと・・」「電力の計算があやふやでわからない。」「アメリカの農業と工業が全然・・」
科目ごとに、自分の克服すべき分野があると思います。それらをチェックして、紙に書き出していきましょう。
問題集のページを確認する。紙に書き出したリストをもとに、どのページをやるのか決めます。
テストまであまり時間がないようなら優先順位も決めて、分野は少なめに。
2週間以上あるときでも、まずは優先すべき苦手箇所をしぼって、一つずつ克服していきましょう。一度に欲張らないのがコツです。
「定期テスト」の問題は捨てない ⇒ 復習すべし!
定期テストが終わっても、“はい、テストひとつ終わり”と気を抜いていてはいけません。「実力テスト」で結果を出したいなら、次のステップも大切だからです。見直しという、大事な作業が残っていますよ。
・計算ミス、漢字のミスで減点された箇所
・問題の読み間違いで誤答になった箇所
といった“ケアレスミス”がある筈です。それがあるうちは、「実力テスト」で結果を出すのは難しいぞ、と自分に言い聞かせてほしいのです。
実際、入試というのは、多くの受験生が「同点」で並ぶので、数点が合否に関わる事もあります。ですから、丁寧さが求められるのです。
「定期テスト」の問題を見直し、・間違えた原因を見つける・納得が行かなければ先生に質問という形でまず“納得”を得ましょう。
出典:「実力テスト」を上げる方法ありますか? | 中学生の勉強法
そのうえで、繰り返し練習も必要です。「同じようなミスはしない」と自分に言い聞かせながら、丁寧に復習を重ねたかどうかが、「実力テスト」の成果として表れ、入試の結果にも繋がってくる、というのが学習の真実なのです。
中1・中2・中3で勉強方法に違いはあるの?
【中1・中2の子にやってほしいこと】
①苦手分野を突き止める手掛かりにしよう!
中学1、2年生の場合、
実力テストをして今までになった範囲全体を復習することで、苦手分野を突き止めることができます。
この部分を長期休みなどを使って復習しておきましょう!
②3年生になるための準備をしよう!
当たり前ですが高校受験のテストと言うのは、
中学校で習った範囲すべてから出題されます。
1,2年生のうちから実力テストをしっかり勉強しておくことで、
受験勉強の土台ができるので、3年生への準備としておすすめです!
1年生と2年生に関しては、勉強方法は同じです。基本的には直近で出された課題を勉強するのみです。
出典:中学校実力テスト勉強法<<中1・中2・中3の違いは?>>
ただ3年生に関しては受験が近いことから、入試問題が出題される可能性があります。
ですので、直近の課題に加えて、入試対策のテキストを勉強しましょう。同じ問題が出ることは少ないのですが、似たような問題が出る可能性は高いです。実力テストだけの勉強ではなく、高校入試の勉強にも繋がるので、早い段階から入試対策のテキストを勉強しておくようにしましょう。
3年生は、方法1 あえて対策をしない。3年生になると必ず受験勉強をすると思います。
この受験勉強が結果的に1,2年生の復習になるので、その流れでテストを受けようということです。
1,2年生の全ての範囲を、わずか3週間で復習するのは不可能です。だからあえて実力テストのための勉強をするのではなく、今行っている受験勉強の延長でテストを受ければ良いのです。
こういった形にすることのメリットは、今の時点でのレベルがわかることです。苦手な分野が見えてくるので、これから受験勉強を進めていく上で、特に力を入れる部分がわかります。
一方デメリットとしては、短期的に成績が上がるわけではないので、通知表の点数が下がる可能性があることです。
3年生は、方法2 1,2年生のテストをやり直す。定期テストは、その分野の大事な部分が、まとまったものです。
ですので過去の定期テストをやり直していけば、大事な部分だけを復習することができるので、短期間で復習をすることができます。
ただデメリットとして、定期テストは詳しい解説がないことが多いです。もしわからない問題に出会った時に、わざわざ先生に質問に行かないといけなくなります。
短期的に点数が伸びる可能性はあっても、長い目で見るとあまりおすすめの方法では無いのかなと思います。
実力テスト対策。実力テストで点を取る方法
国語
国語の定期テストでは点が取れるのに,実力テストでは取れない。
そういう人は,おそらくまじめに定期テスト対策に取り組んでいる人です。
かつ,定期テストに出題される問題が,ワークに出てきた問題であったり,授業で触れておりノートに記録のあるものである可能性が高いでしょう。
つまり,一度やったことのある問題や習ったことのある問題が出題されるため,定期テストでは点数が取れるわけです。
実力テストで点数が取れないという場合,新しい問題に対処する能力がまだ養われていない,つまり文字通り実力が育っていないということですから,問題集などを用いて国語を体系的に学ぶ必要がありそうです。
数学
数学の定期テストでは点が取れるのに,実力テストでは取れない。
そういう人は,以前に習った分野を忘れているか,その問題がどの分野について問われているか見分けがついていない,ということが考えられます。
人間は忘れる動物です。実力テストのたびに,これまでに習ったすべての分野を復習しましょう。新しい問題集を買う必要はありません。買わない方がいいといった方がよいかもしれません。
復習の方法は,定期テストのときに使ってきた問題集の,一度でも間違えたことのある問題すべてを片っ端から解きなおしていきます
出典:実力テスト・模擬試験で点が取れない理由【偏差値を上げる方法】 - 塾なし受験道~お金をかけずに高校受験!~
もし,間違えたところに印がついていない人は,この際ですから最初からすべての問題を解いて,間違えたところに印をつけましょう。
「え~!?全部~!?多すぎる!!」と思ったあなた。確かに多いでしょう。でも,これをやらずに中3を迎えてしまったら,先取り学習や応用対策に加え,2年間の復習までをやらなければならなくなります。とても時間が足りません。今,何年生のどの時期であったとしても,もしも何周も繰り返し使っている問題集がなく,間違えた問題にしるしがついていないならば,今から始めましょう。
英語
英語の定期テストでは点数が取れるのに実力テストでは取れない理由は,前の分野を忘れている,という一点につきるでしょう。綴りや文法のルールを忘れてしまっているだけです。復習して思い出しさえすれば取れるようになるはずですので,数学と同じ方法,つまりこれまで一度でも間違えたことのある問題をすべて解き直し,できるようになるまで何度でも繰り返す,という方法に徹しましょう。
長文が難しい,という人がいますが,公立中学の実力テストで,頭をひねるような長文が出るとは思えません。
出典:実力テスト・模擬試験で点が取れない理由【偏差値を上げる方法】 - 塾なし受験道~お金をかけずに高校受験!~
単語も,未習のものはご親切に欄外に意味が書いてあるほどです。長文は,一文一文を集めたものです。各単元で習う文法を完璧に理解できていれば,解けるでしょう。
ただし,読むのに時間がかかって解ききれない,ということがあります。英語を読む量が足りていないためですので,読む量を増やしましょう。中3になると長文の問題集もたくさんあるのですが,中2まではなかなかないので,簡単な英語の本を買って読むか,自分の学校で使っているのとは違う英語の教科書を扱った問題集などに取り組むとよいでしょう。
社会・理科
社会と理科の定期テストでは点が取れるのに,実力テストでは取れない場合。
理由は簡単です。ただ復習していないためです。
でも,朗報です!!
この2教科は努力次第で点が取れるようになりやすい教科です。
国・数・英は持って生まれた気質や能力に点数が左右されますが,社会と理科の暗記分野は努力の報われる教科です。
出典:実力テスト・模擬試験で点が取れない理由【偏差値を上げる方法】 - 塾なし受験道~お金をかけずに高校受験!~
その努力とは,ずばり暗記にほかなりません。実力テストで点が取れない,と嘆いている人は,ぜひ自分の教科ごとの偏差値や順位を確認してください。純粋な暗記教科である社会の点数が取れていない人は,明らかに努力が足りません。これでの範囲をすべて覚えなおしましょう。実力テストはよい機会です。
「え~!?全部~!?多すぎる!!」と思ったあなた。入試は3年間の範囲すべてを扱うことを忘れないでください。3年生になってから全部覚えなおすには大変な努力と時間がかかります。範囲が狭いうちに,こつこつとそれまでの範囲を復習して定着させておきましょう。