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◎当初、田中の米移籍で楽天に転がり込む金額は【80億円】ともいわれていた

◎今までのポスティングシステムは?

FAでない日本のプロ野球選手が、メジャーリーグへの移籍を希望し、それを所属球団が認めた場合に行われる。移籍可能なチームは、入札制度において最高金額の入札を行ったチームに限られ、選手自身は移籍先のチームを選ぶ権利が与えられない。

出典:ポスティングシステム - Wikipedia

◎ダルビッシュの時(2011年)となぜシステムが変わるの?

ダルビッシュ有
レンジャーズがダルビッシュ獲りに要したのは移籍金と契約金(6年間の年俸)を合わせて約108億円

1998年に調印された「日米間選手契約に関する協定」は2年ごとに更新されてきたが、制度の脆弱性や入札金額の高騰等によりMLB側から破棄され、2012年12月15日に失効したことが2013年8月に判明。

出典:ポスティングシステム - Wikipedia

◎新しいシステムについて、メジャー3者の主張

3者とはヤンキース、ドジャースなどの資金力のある球団、ポスティングで高額の入札をあきらめている中小球団、そして大リーグ選手会。それぞれの主張が食い違っており、日本側と交渉するのも難しいようだ。

出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131129-00000014-ykf-spo

-----------資金力のある球団(ヤンキース、ドジャースなど)-----------

金に糸目をつけない争奪戦に臨む

-----------資金力のある球団(パイレーツなど)-----------

選手の年俸総額で一定金額を超えた球団がMLBに払う「ぜいたく税」の対象に入札額を含めるべきだと主張

-----------MLB選手会-----------

入札額が「ぜいたく税」の対象になってしまうと選手の年俸に影響する可能性が出てくるため反対

◎ぜいたく税とは

選手年俸の総額が1億8900万ドルを超えた場合リーグに罰金であるぜいたく税を支払わなくてはならない。しかしポスティング費用はこの年俸総額にカウントされないのである。

出典:「ダルビッシュよりも上」の前評判。田中将大はヤンキースかドジャース? - プロ野球 - Number Web - ナンバー

つまり金満球団と言われつつもここ数年支払総額を絞っているヤンキースにとって田中獲得はぜいたく税対策の点でこのうえなく魅力的、というわけなのだ。

出典:「ダルビッシュよりも上」の前評判。田中将大はヤンキースかドジャース? - プロ野球 - Number Web - ナンバー

◎それぞれの意見を主張しあい、統一見解を示せず

妥協点が見つからないままMLBは協議の席についた。

出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131129-00000523-sanspo-base

◎難航の末、入札額の上限は最終的に【20億円】に抑えられた

交渉が難航していた新入札制度(ポスティングシステム)が、日本野球機構(NPB)と米大リーグ機構(MLB)の間で基本合意。入札額の上限は20億円に抑えられるが、選手は20億円を入札したすべての球団と交渉できる。

出典:マー君出し渋り?楽天の二枚舌 - ライブドアニュース

◎【80億円】→→→→→→【20億円】

当初、田中の米移籍にかかるポスティング費用は80億円ともいわれていた。これを選手会が長引かせたことで話し合いがもつれ、結局上限20億円に落ち着いてしまった。すんなり決まっていれば80億円が楽天に転がり込むことになっていたわけです

出典:楽天・嶋、中日移籍の可能性も - ライブドアニュース

◎MLBの最初の提案は…………

最高金額で落札した球団が独占交渉権を得るのはこれまでと同じだが、NPB側の球団に支払われる入札金は1位と2位の間の金額となった。さらに、契約がまとまらない場合、MLBの球団はMLBの機構と選手会の基金に罰金を支払うという内容も追加された。

出典:http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131128-00010007-bjournal-ent&p=2

◎NPBと選手会の事務折衝により、MLBへの正式回答が2週間ほど遅れることになった。

NPBの井原事務局長は、「(合意の)タイミングを失った」と話している。合意の「タイミング」は、これまで2回あった。この時点でNPBと選手会が足並みをそろえ、米国サイドの提案にうなずいていれば、少なくとも「20億円」ということはなかったはずだ。

出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131130-00000020-nkgendai-base

◎「NPB側の総意が出るのに時間がかかりすぎて、情勢が変わった」

「情勢の変化」とは、同日行われていたMLBオーナー会議で、資金力に乏しい球団から新ポスティング制度へ不満の声が上がったことだ。

出典:http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131128-00010007-bjournal-ent&p=2

日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長

◎NPBの遅れは、新制度の問題点を議論する機会をつくってしまった

事実、マンフレッドCOOは「オーナー会議までに決めていれば、こうはならなかった」と発言している。

出典:http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131128-00010007-bjournal-ent&p=2

米大リーグ機構のマンフレッド最高執行責任者(COO)

◎選手会長である嶋に楽天上層部からの風当たりが強まる?

単純に、選手会長である嶋は所属する楽天球団から、60億円を吹き飛ばした男ということになる。

出典:楽天・嶋、中日移籍の可能性も - ライブドアニュース

◎田中出さぬ…三木谷発言に米騒然

米メディアのインタビューに応じた三木谷浩史オーナーの「田中を行かせるつもりはない」という発言が大きな波紋を広げた。騒然となった。ヤンキースやドジャースの番記者が即座に反応し、ツイッターで拡散した。それほどインパクトのある一言だった。

出典: - goo ニュース

◎巨人・渡辺会長 マー君「年俸10億円払って引き留めたらいい」

巨人の渡辺恒雄球団会長は12日、新移籍制度について言及し、20億円の上限については「高いじゃねえか、20億円。安いかね?」と逆質問。さらに楽天の対応について「まあ(年俸)10億でも払って、マー君に。10億やそこら三木谷君が払って引き留めたらいいんだよ。俺ならそうするよ。もちろん」と私案を披露していた。

出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131213-00000066-spnannex-base

◎ニコースキー「三木谷オーナーがビジネスマンなら容認するだろう」と予想した。

「2000万ドルは、(新制度決定前の予想額)6000万ドルより少ないが、(海外FAを取得したら)1ドルも入ってこない。三木谷オーナーがハーバード大出身なら、それはよく分かっているはずだ」と語っている。

出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131214-00000223-sph-base

◎16日マー君メジャー移籍決定!楽天・三木谷オーナーが容認

三木谷浩史 楽天株式会社代表取締役会長兼社長

一時は移籍に否定的だった三木谷浩史球団オーナー(48)は、今季の田中の功績と今後の経営戦略を再考し、大リーグ挑戦を容認したもよう。球団の申請手続きを経て、田中をめぐるメジャー球団の争奪戦が一気に加速する。

出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131217-00000029-sanspo-base

◎マー君、ヤンキースと7年総額160億超で契約!

ポスティングシステム(入札制度)を使ってメジャー移籍を目指していた東北楽天ゴールデンイーグルス・田中将大選手が、ニューヨーク・ヤンキースと契約合意に至ったと報じた。7年で総額1億5,500万ドル(約161億円)の大型契約となる。

出典:マー君、ヤンキースと7年総額160億超で契約! 投球1球あたりのお値段は…… | マイナビニュース

◎その後のマー君の活躍はご存知の通り…

◎Bクラスに甘んじている「楽天イーグルス」

◎楽天の失ったものはお金だけではなかった…

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