◎引退を決めたDeNAの藤井秀悟
藤井秀悟
愛媛県立今治西高等学校
早稲田大学
ヤクルトスワローズ
東京ヤクルトスワローズ (2000 - 2007)
北海道日本ハムファイターズ (2008 - 2009)
読売ジャイアンツ (2010 - 2011)
横浜DeNAベイスターズ (2012 - 2014)
DeNAを戦力外となった藤井秀悟投手(37)が5日、横浜市内のDeNAの球団事務所へ別れのあいさつに訪れた。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141205-00000120-sph-base
◎1999年、ドラフト2位でヤクルト入団
藤井は99年のドラフト2位(逆指名)でヤクルト入り。
◎ヤク—日ハム—巨人—DeNAの4球団で83勝!
01年には14勝を挙げて最多勝に輝き、その後は日本ハム—巨人—DeNAの4球団で通算83勝(81敗)を挙げた。
◎しかし、今季DeNAを戦力外に…
DeNAを戦力外となった藤井秀悟投手(37)が27日、今季限りで現役引退すると明かした。
◎トライアウトを受けるなど現役に未練も…
トライアウトを2度受けたが獲得球団はなし。
「悔いも後悔もあるけど引退。まだやりたい気持ちもあるけど…引退だ」
◎古巣巨人から「打撃投手」の誘いを受ける!!
藤井氏は引退後、巨人の打撃投手になるのではないか言われている。
◎「打撃投手(バッティングピッチャー)」略して“バッピ”
打者の打撃練習のための球を投げる投手。バッティングピッチャー(B・P)、略してバッピとも呼ばれる。
◎“バッピ”の仕事は、ベテラン投手には楽勝に思えますが…
この打撃投手の仕事を簡単に言えば、「打撃練習をするバッターに対し、打ちやすいようにボールを投げる」仕事だ。
◎入来祐作も嘆いた「打撃投手」の苛酷さ…
打撃投手としての初日の感想をこう表現している。———“死ぬかと思った”
入来祐作
巨人にドラフト1位で入団し、2001年に13勝を上げるなど活躍を見せた選手。その後、2008年に横浜ベイスターズ(現・DeNAベイスターズ)から戦力外通告を受け、打撃投手、用具係と裏方に従事し、来期からはソフトバンクホークスで3軍の投手コーチになることが決定している。
◎1試合の完投球数を30分で投げる!
打撃投手はたった30分で150球以上を投げなければいけない。つまり、1試合を完投するくらいの球数を肩を休む間もなく投げなければならないのだ。
◎現役時代は、打たれないために投げる…
当たり前のことだが、現役時代は打者にヒットを打たれてはいけない。つまり、打たれないためにはどうするべきかだけをひたすら考える。
◎真逆の“バッピ”は“精神的にとてもキツい”
打撃投手は、打者に気持ちよく打ってもらうために投げなければならない。この真逆の行為は、“精神的にとてもキツい”ものになる。
◎“バッピ”によりイップスになった入来
入来氏は選手時代から、血行障害の後遺症に悩まされていた。その影響で、打撃投手を務めている際も相当な痛みが伴う。このような状況下で無理して投げていたために、とうとうイップス(心の病からくるもので、ほとんどストライクも投げられないような状態のこと)になってしまったのだ。
◎過酷な上に危険も伴う仕事“バッピ”
L字ネットがあるとはいえ、通常より短い距離で投げるのがほとんどのため、打球を避けきれず直撃して失明したり、記憶障害になった選手も存在した。
◎かなりブラックな仕事かも…
試合前には必ず投げ、休みはほとんどない。当然、疲労は蓄積しやすい。
◎試合中ははスコアラーや用具係を兼任
試合が始まれば投球をする必要はなくなるため、多くはスコアラーとなり、ネット裏やベンチからデータを取る。他にも用具係を兼任する者もいる。
しかし、お給料はそこそこありそうです…
平均的な年俸は500万円から800万円程度とされ、1000万円クラスの打撃投手も存在する。
◎下柳剛の元ダイエー時代は「毎日打撃投手、毎日中継ぎ登板」
制球力に難のある速球派投手だったが、根本陸夫や権藤博は「毎日打撃投手、毎日中継ぎ登板」という過酷な投げ込みで克服させた。
元ダイエー時代の下柳剛
◎イチローや金本などの大打者には専属の“バッピ”がいた
特定の強打者とペアを組む「専属打撃投手」も存在する。オリックス時代のイチローの専属打撃投手だった奥村幸治や、金本知憲と共に広島から阪神へ移籍した多田昌弘がその一例である。
◎メジャーにはほとんど存在しない“バッピ”
アメリカ球界には、日本ほど専属的に投げる打撃投手は存在しない。
出典:http://www.kadokawa.co.jp/tachiyomi/bunko/index.php?pcd=201106000074
アメリカの場合は、どちらかと言えばピッチングマシーンを使った打撃練習をおこなうほうが多い。
出典:http://www.kadokawa.co.jp/tachiyomi/bunko/index.php?pcd=201106000074
◎生きた球で練習するには大切な仕事“バッピ”
ピッチングマシンを使った練習よりも、実際の投手が投げた球のほうが実践的な打撃練習になるため、ブルペン捕手と共に、選手達の練習を支える大事な役割を担っています。
ジャイアンツは左投手がどんなのでも本当に打てないからね…その対策になれるよう裏方として活躍いただければ助かります→【DeNA】藤井、巨人打撃投手へ「現役は今年で引退」(スポーツ報知) - Y!ニュース t.co/Za7vAsF1CB