◎三菱自動車、燃費試験で不正行為
三菱自動車は20日、自社製の軽自動車の燃費を実際よりも良く見せるため、不正行為を行っていたと発表した。
◎三菱自動車が誕生したのは1970年
三菱自動車が誕生したのは、三菱重工業の自動車事業部門が分離独立した1970年のこと。
三菱商事の強力な海外販売網を背景に、90年代前半まで順風満帆の成長を見せていた。
三菱自動車は1991年、オランダ政府、スウェーデン・ボルボとの合弁生産「NedCar」(ネッドカー)を設立し、欧州生産にも進出。
出典:完全復活の光は見えるか?三菱自動車、米国生産撤退の「次の矢」 | モビリティ羅針盤~クルマ業界を俯瞰せよ 佃義夫 | ダイヤモンド・オンライン
この頃、「FTO」で日本カーオブザイヤーを受賞し、GDIエンジンの開発で三菱車のイメージを高めた時期でもある。
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◎三菱自動車がトヨタ・日産を追う第三勢力の筆頭に!
「日産の背中が見えてきた」とは、トヨタ・日産の両大手を追う第三勢力の筆頭に三菱自動車が躍り出た当時、舘社長の後を受けた中村裕一・三菱自工社長が口にした言葉だ。
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◎しかし、1996年、米イリノイ州工場で起きたセクハラ事件
96年に米イリノイ州工場で起きたセクハラ事件をきっかけに凋落の道をたどり始める。
これは、当時日米自動車問題が続く中で、日本の代表企業「ミツビシ」がターゲットにされたとの見方もあった。
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◎そして、2000年リコール隠しが発覚
2000年には長年秘匿していたリコール隠しが発覚、同社の社会的信用が一気に失墜、業績が急降下した。
リコール隠しが発覚、河添社長が辞任
リコール制度発足から30年以上にわたって、運輸省に欠陥を届け出ずにユーザーに連絡して回収、修理する「ヤミ改修」も行われていた。
リコールの案件は、「ランサーなどでエンジン関連部品のクランクシャフトのボルトに欠陥があり、エンジンが停止する」「ギャランなどで燃料タンクのキャップが壊れ燃料が漏れる」など。
それでも懲りずに続けていたリコール隠しが03年、04年と立て続けに再発覚し、この隠蔽体質はついに人身事故を引き起こして河添克彦社長(当時)が引責辞任に追い込まれ、河添社長ら元役員6人が逮捕される業務上過失致死傷事件に発展した。
新経営陣は、社長に多賀谷秀保現執行役員を起用
◎ダイムラー・クライスラーから資本提携を打ち切られる
その結果、当時筆頭株主だったダイムラー・クライスラー(98年に独ダイムラーベンツとクライスラーが合併)から資本提携を打ち切られ、05年に経営危機に陥った。
◎倒産間近…三菱グループが救済へ
「倒産はもう時間の問題」と騒がれた瀬戸際に三菱グループが救済に乗り出し、三菱商事、東京三菱銀行、三菱重工の三菱グループ主力3社が総額6000億円の優先株を引き受けるかたちで経営を支援。
◎益子修社長(現会長)が三菱自動車再建へ
中大型セダンの「ギャラン」「ディアマンテ」、軽乗用車セダンの「ミニカ」などからの撤退で自社モデル数のスリム化を進める一方、タイをはじめとする東南アジアでの生産・販売を強化する事業構造改革断行で経営再建を軌道に
経営再建を進めてきた益子修社長
◎財務体質が健全になり、業績も好調だった…
この「益子再生」で14年3月末に総額6000億円の優先株を処理し、15年3月決算では16年ぶりの復配も達成した。
◎燃費試験での不正発覚!日産が指摘!
次期車の開発にあたり、日産自動車が該当車の燃費を参考に測定したところ、届出値との乖離(かいり)があり、三菱自動車に確認を求めた。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160420-00000008-fliv-moto
日産・デイズ
日産自動車と三菱自動車工業の合弁会社NMKVが開発、三菱自動車工業が製造、日産自動車が販売する軽トールワゴンのブランド、および車名である。三菱の3代目eKシリーズとの共同開発車である。
社内調査の結果、実際より燃費に有利な走行抵抗値を使用したことが判明したという。該当車については生産と販売を停止する。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160420-00000066-reut-bus_all
◎相川社長、燃費試験の不正行為を謝罪
相川社長によると、不正が明らかになったのは、平成25年6月から生産した「eKワゴン」「eKスペース」と、日産自動車に供給した「デイズ」と「デイズルークス」。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160420-00000576-san-soci
対象台数は計62万5000台に上る。
不正が始まった当時の担当部長(60代、男性)が指示したことを認めているといい、相川社長は「良い燃費に見せようという意図があったのは確か。
「数字をいい燃費にみせるためだが、なぜそこまでしたのかわからない。私はそこまで把握していなかった。責任は感じている」
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160420-00000046-rps-bus_all
相川哲郎社長
三菱自動車は20日の記者会見で、軽自動車4車種の燃費不正について「実燃費との乖離(かいり)幅は5~10%程度とみられる」と説明した。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160420-00000127-jij-bus_all
該当車は同日午後に生産と販売を停止する。
組織的な不正行為が確認されれば、再び消費者の信頼を失いかねず、経営陣の責任問題や業績悪化につながる恐れもある。
20日午後の東京株式市場で、三菱自動車株が17%急落し、一時ストップ安となった。やや戻したものの終値段階でも15.2%安となり、東証1部の値下がり幅トップとなった。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160420-00000547-san-bus_all
dream_future.emotion@dreamfutemo1
今回の三菱自動車の問題、他のメーカーも問題が出たらかなり問題だよ。
三菱自動車、リコール隠しで信頼失墜・売上激減した過去を、全然反省・学習してなかったのかな…
そう簡単に体質は変えられないということか。