◎アーティストの目標の一つ「日本武道館」
日本武道館は今でもミュージシャン、特にロックバンドにとってはひとつの大きな目標や、ターニングポイントとなることが多い。
日本武道館
964年の東京オリンピック柔道競技会場として作られたもので、当初は武道のためだけの建物であった。
近年では、SEKAI NO OWARIが2011年、メジャーデビュー前に武道館公演を発表してチケットを完売させ、ホールツアーやアリーナツアーへの足がかりを作った。
SEKAI NO OWARI
また、[Alexandros]は2014年に初の武道館公演を開催、そこで改名を発表した後にユニバーサルミュージックとグローバル契約を締結、一気に知名度をあげるなど、若手バンドの登竜門となっている。
Alexandros
また、結成30年で怒髪天、26年目にしてフラワーカンパニーズが、初の日本武道館公演でチケットを完売させたように、長い時間をかけて達成するという例もある。
◎1月7日「BOYS AND MEN」初の武道館
「夢は諦めなければ必ず叶う」ーーこの言葉を掲げ、名古屋を拠点に活動を続けてきたBOYS AND MEN。
彼らが1月7日、初の武道館公演『BOYS AND MEN LIVE 2017 in 武道館 One for All, All for One』を行い、また一つその夢を叶えた。
BOYS AND MEN
東海エリア出身・在住の男性10人組グループBOYS AND MEN(通称ボイメン)
東海地方出身・在住のメンバーによって2010年に結成されたBOYS AND MEN(通称:ボイメン)。トレードマークの学ランに身を包み、男気溢れるパフォーマンスを披露するエンターテインメント集団だ。
路上でのチラシ配りやライブなどの地道な活動を経て、東海地方で絶大な人気と知名度を獲得、いまやテレビやラジオのレギュラーを10本以上抱えているという。
メンバー水野勝が「ボイメン夢のステージ、ここが武道館ということで、泣いても笑っても今日しかないので最高のステージにしていきましょう」と発言、2016年から武道館ライブへ向けて努力してきた喜びを爆発させた。
ダブルアンコールではリーダー水野へメンバーが感謝の思いを伝え号泣する感動的なシーンも見られた。
全20曲、3時間にもおよぶ熱いステージは、BOYS AND MENのがむしゃらで夢にひたむきなパフォーマンスで、武道館に駆けつけたボイメンファミリーに笑顔を届けた。
◎1月8日「Little Glee Monster」初の武道館
女子高生6人からなる、歌うま少女「リトグリ」こと、Little Glee Monsterが8日に、東京・日本武道館で、自身初のワンマンライブ『LIVE in 武道館 ~はじまりのうた~』をおこなった。
Little Glee Monster
かれん、MAYU、芹奈、manaka、麻珠、アサヒの6人からなるボーカルグループ。
2013年に結成し「奇跡の歌声」と銘打った高精度のハーモニーで頭角を現し、2016年にはディズニー映画『ジャングル・ブック』の日本版主題歌『君のようになりたい』を担当、様々な音楽イベントやテレビの音楽番組にも登場し話題を呼ぶなど、急激な成長を遂げている。
かねてより“全員高校生のうちに日本武道館に立ちたい”と公言していた
「夢であった日本武道館でのライブ、皆!楽しもうねー!!」とメンバーの芹奈が呼びかけると、会場からは割れんばかりの歓声が鳴り響いた。
◎1月17日「Da-iCE」初の武道館
グループのキャッチフレーズ「顔面偏差値75グループ ―むくわれないイケメンたち―」が話題のDa-iCE。
Da-iCE
工藤大輝
岩岡徹
大野雄大
花村想太
和田颯
Da-iCEの6歳の誕生日という記念日に、5人がずっと夢を見てきた舞台である日本武道館での公演。
1曲目の「Splash」がスタート。この曲中に曲が止まるとボーカルの花村想太が「行くぜ武道館!」とシャウトし、歓声が起きた。
リーダー兼パフォーマーの工藤大輝から「遂にこのステージに立つことが出来ました。今日はDa-iCEの誕生日、6周年。ファンの皆さんがあってこそなので、皆さんにもおめでとうを言いたいです。」とコメント。
ラストに披露した「You & I -5 Voice edit-」ではスクリーンにファンからのメッセージが逆サプライズで流れるという思わぬプレゼントにメンバーは感涙し、大盛況となった初の武道館公演は温かい拍手と声援のなかで幕を閉じた。
◎3月6日「ピコ太郎」初の武道館
ピコ太郎(53)が18日、「Y!mobile 2017 Spring」記者発表会に出席した。
そんな中、小さなくす玉を持ちだしたピコ太郎は「祝日本武道館決定」と割り、「3月6日、武道館でライブやります」と発表。
「まさに、なんと!でございます。12月にアルバムを出して、3月に武道館です。6月には死ぬんじゃないかと」とあまりの急展開に驚きの様子。
ピコ太郎は「無謀かなと思うが、やることに意義があるので。予定尺(出演)では10分弱。いや、それでは足りないので、古坂さんプロデュースでいろんな方とコラボしてたっぷりやりたい」と説明。
ちなみに人気に火をつけたジャスティン・ビーバー(22)は「窓口がわからない」ので出演はしないという。
「最低でも6人ぐらいお客さんが来てくれれば、何とか成立するんじゃないかと」と謙虚にアピールし、笑わせた。
数多くのアーティストが「いつか武道館ライブが夢です」と語る中、持ち前のセンスにJBブーストを加えて颯爽と武道館ライブをキメるピコ太郎。