次世代通信技術5Gとは?
5Gは「Fifth Generation」、つまり5世代目の移動体通信システムという意味
5Gはどうすごいの?5Gのメリット
・通信速度が速い!
4G(LTE)の通信速度は1Gbpsであるが5Gになると20Gbps。
この通信速度は2時間映画を3秒でDLできる。
・低遅延
4Gより低遅延により、精度があがりロボットや自動車をリアルタイムで遠隔操作することが可能
・同時に接続できる機器が増える
4Gに比べ100倍もいろんな端末に同時に接続できるようになる
・大容量のデータ通信可能
・省コスト・省電力
5Gにはデメリットも
・セキュリティの問題
同時にネット接続できる機器が増えるということはセキュリティのリスクも増える。
プライバシーのリスクも増える。
現時点でもIoT機器を攻撃し使用不可にするマルウェア「BrickerBot」が猛威を振るっている。
・電波が弱い・届く範囲が狭い
4Gでは3.4GHzから3.6GHzの「センチ波」を利用しています。
5Gでは「センチ波」と26/28GHz帯、38/42GHz帯の「ミリ波」を使用するが
この「ミリ波」の電波は弱い。「ミリ波」は直進性が強いという特徴があるが
障害物や雨に弱い。障害物に弱いということは建物の中にいると電波は弱くなる。
また電波が届く範囲が狭くなる
5Gのサービスが始まると人体に悪影響?
アメリカの3大テレビネットワークのひとつCBSのサクラメント局は、5Gサービスの提供が健康リスクを生じさせる懸念があると報道した。
サクラメント市は、(早ければこの夏の終わり頃にも)5Gサービスを提供する最初の都市となるべく、試験運用を行ってきたが、アンテナから発せられる非電離放射線が人体に悪影響をもたらす可能性があるという。
サクラメントの消防士たちは、消防署の外に5Gアンテナ設備が建てられると、頭痛や不眠だけでなく、記憶障害と意識障害を訴えるようになったのだ。これが5G設備の影響であるとの確信に至ったのは、近くに5G設備のない別の署に勤務地が替わった際だった。消防士たちの症状はすっかり治まったのである。
アメリカ国立がん研究所(NCI)によると、少数の研究においては、携帯電話の使用と脳腫瘍リスクとの間には統計的な関連性を示唆する証拠がいくつか示されている
5GでWi-Fiはどうなる?Wi-Fi業界団体の見解
・現在利用されているWi-Fiデバイスの数は80億台を超えており、「インターネットトラフィックの半分以上がW-Fiを経由している」
・Wi-Fiチップセットの出荷台数は2021年までに40億に到達し、デバイスの累計出荷台数は320億台を超える。
・5Gで必要とされる様々な技術は、すでにWi-Fiで実現されている。
マルチギガビットや低レイテンシーの通信もWiGigですでに実現しており、11acの第2世代(Wave 2)では、下り方向の通信のみではあるが、複数端末と同時通信を行うマルチユーザーMIMO(MU-MIMO)もすでに実用化されている。
・5GとWi-Fiは補完関係にある
Wi-Fiが今後も有利な理由は免許がいらないこと
Wi-Fiをプッシュする最大の利点は、Wi-Fi 6が使う周波数には免許が必要ないということ。5Gなどモバイルデータは、使用目的やレギュレーション、免許取得と運用に条件がつきます
まとめ
5Gの本格的な始動は2020年といわれています。しかしながら普及するのにはかなり時間がかかるのでWi-Fiはまだまだ活躍するでしょうね。