PM2・5とは?
中国で大量に発生し、それが日本にも流れてきている
「PM2.5」は微小粒子状物質とも呼ばれ、自動車の排気ガスや石炭の可燃により発生する煙などに含まれる微粒子の総称で、経済発展の著しい中国大陸から飛来する大気汚染源です。
そのなかには硫酸塩、硝酸塩、有機化合物など、からだに有害な物質が多く含まれています。そのサイズは2.5μm(マイクロメートル)以下で、髪の毛の太さの1/30程度。スギ花粉よりも粒子が小さく、目視ができないので不安視されています。
出典:健康とくらし情報
これは中国の様子
朝・昼こんな光景だったらPM2・5が大量に発生している
日本でもたまに大量発生する
こんな健康被害がある!
世界保健機関(WHO)でもPM2.5を含む大気汚染物質の発がんリスクを、5段階ある危険度のうち、最上位に分類。さらに、大気汚染が原因の肺がんで2010年には全世界で22万3000人が死亡したとのデータを示すなど、警鐘を鳴らしています。
健康とくらし情報
鼻水や目のかゆみなどのアレルギー
目や鼻の粘膜にPM2.5に含まれるディーゼル粒子などの有害物質が付着し、炎症が起きます。さらに、花粉などのアレルゲン物質も入り込むと、その症状は悪化する可能性も。
気管支炎やぜんそくなどの呼吸器系疾患
PM2.5は肺や気管支に付着しやすく、四日市ぜんそくなどの公害病と同じくディーゼル粒子を含むため炎症を起こし、気道が狭窄することで気管支炎やぜんそくの悪化につながってしまいます。
心筋梗塞などの心疾患
肺胞に入り込んだPM2.5が血流に乗り、他の臓器に到達してしまう可能性も。PM2.5に含まれる有害物質には血の凝固を促す働きがあり、心筋梗塞などの心疾患の発症も危惧されています。
出典:健康とくらし情報
今年はやけに鼻炎や皮膚炎が多かった!PM2・5の影響もあるかもしれない
皮膚疾患
PM2.5は粒子が細かいため、しっかり洗い流さないと皮膚に沈着してしまい、毛穴に炎症を起こしてしまいます。そのため、じんましんや肌荒れの原因になります。
肺がん
PM2.5の主成分の1つである硫酸塩などが化学反応を起こし、アスベストと同じ最高レベルの発がん性物質に変化。それを吸い込むと、肺が炎症を起こし、肺がん発症のリスクが高まってしまいます。
出典:健康とくらし情報
私の友人は最近肺が悪くなったらしい
学生時代は肺が綺麗だった
1番怖いのはPM2・5の蓄積!
長年蓄積すると症状が徐々に出てくる
PM2.5は細かいがゆえに身体の奥深くまで入りこみ、細かいがゆえに人体の器官に多くの傷をつけ、ひそかに蓄積が進行してしまうのです。しかも一度体に取り込んでしまったものは取り除くことができません。
肺がんと肺炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)を合わせた肺の疾患は現在、死亡率のトップです。
タバコを吸う人が目に見えて減っているのに、肺疾患は増えています。だからその原因はPM2.5なのではないかと言われています。若年の頃よりPM2.5が肺内で蓄積され、老化に併せて疾病につながっているというのです。
肺だけはありません。食道から胃に入り、腸へと送られたPM2.5は腸そのものの機能を傷つけたり、吸収されてそのまま血管に入り、血流をつまらせたりするのです。また、目に付着したPM2.5は、まばたきを繰り返すうちにヤスリで削るように角膜を傷つけてしまうのです。
出典:第二級活字中毒者の遊読記
春や秋に要注意!
偏西風に乗って大量のPM2.5が中国から日本へ運ばれてくるため、春や秋はPM2.5の濃度も高くなります。
出典:健康とくらし情報
対策方法
PM2・5をチェックする方法
PM0・5も相当ヤバい!
PM2・5」よりも粒子の直径が小さいため、肺の奥まで侵入して血液中に流れ込み、心臓や弁などに障害を与えることが懸念されるという。
出典:PM2・5より怖い「PM0・5」 大気汚染の健康被害「循環器系」にも 上海の研究グループ+(1/2ページ) - MSN産経ニュース
PM2.5と同じくマスクで防ぐ方法となりますが、粒子が小さいため専用のマスクが必要となる。遮断率試験「PFE」の基準をクリアしているマスクであればなんと粒子径0.1μmの物質を遮断することが可能。こちらのマークがついているものを利用するのが良いだろう。
出典:有限会社たまや,
PM2・5、PM0・5を防げる商品
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