はじめに…
千と千尋の神隠しについて
10歳の少女・千尋(ちひろ)は、両親と共に引越し先へと向かう途中、森の中の奇妙なトンネルから通じる無人の街へ迷い込む。
そこは、怪物のような姿の八百万の神々が住む世界で、人間が来てはならないところだった。千尋の両親は飲食店で神々に出す食べ物に勝手に手を付けたため、罰として豚にされてしまう。
千尋も帰り道を失って消滅しそうになるが、この世界に住む少年ハクに助けられる。
ハクは、八百万の神々が客として集う「油屋」という名の湯屋で働いていた。油屋の主人は、相手の名を奪って支配する、恐ろしい魔女の湯婆婆(ゆばーば)である。仕事を持たない者は動物に変えられてしまうとハクは千尋に教える。千尋は、雇ってくれるよう湯婆婆に頼み込み、名を奪われて「千(せん)」と新たに名付けられ、油屋で働くことになる。
ハクは、本当の名前を忘れると元の世界に戻れなくなると忠告する。ハクもまた名を奪われ、自分が何者であったのかを思い出せずにいた。しかし、彼はなぜか千尋を知っており、千尋のことを覚えているのだという。一方、千尋には、ハクの正体に心当たりがない。
出典:Wikipedia
千と千尋の神隠しの都市伝説
最初に出たダルマは
元々、人間だった
千尋が、帰ろうとした時、ハクはこう言いました。「絶対に振り向いてはいけない」。それを聞いた、千尋は振り向かず、進みます。
しかし途中で、振り向こうとしました。でも髪止めが光り、振り向くのをやめます。
そして元の世界に戻りました。
もしもあの時、振り向いていたら、ダルマになっていました。理由は、ユバーバの魔法がかかっていたからです。
ユバーバは、いじわるな性格で、ただで帰そうとは思いませんでした。最後の方で、こっそり魔法をかけて、千尋をダルマにしようとします。
しかしゼニーバの髪留めのお蔭で、振り向くのをやめました。あの髪留めには、ユバーバの魔法を防ぐ効果があったのです。
あと入り口のダルマは元々、人間で異世界に迷い込みました。そしてユバーバの所で働き、名を取り戻します。
最後は帰ろうとしますが、振り向いたせいで、ダルマになりました。
振り向いてしまうとだるまみたいな像になってしまうと言われています。都市伝説的な話なので本当かどうかはわかりませんが。
出典:ヤフーの知恵袋
ダルマにされた人は沢山いた
カエルの象にされた人もいた
あの草原にたくさんだるまがあったので
人間が異世界へ入ってしまったのは千尋だけではないということでしょうか?
出典:ヤフーの知恵袋
油屋のモチーフは
遊郭だった
油屋で千尋は「湯女」として働くことになります。『千と千尋』内の描写だけ観ればお風呂係くらいにしか取れませんが、「湯女」とは古来から遊女(売春婦)を示す言葉です。
また、現在では居酒屋さんのイメージが定着していますが、赤ちょうちん(赤いランプ)は全世界共通で売春宿の印ですし、赤を基調としたインテリアは江戸の遊郭を想起させます。
ここから導き出されるのは、『千と千尋』にあるのは風俗産業を舞台にしているということです。
では、なぜ国民的ヒットが予想される劇場アニメで風俗産業を組み込んできたのでしょうか。宮崎監督自身は本作についてのインタビューで、今の世界を描くには風俗産業がふさわしいと思う旨の発言をしています。
性風俗に対する是非はさておき、宮崎監督の真意を考えながら鑑賞してみるとまた違ってみえるかも知れません。
出典:シアター
駅にいた女の子は
節子だった
途中の沼原駅のホームに立っている女の子、『火垂るの墓』の節子ではないかとの噂も。
出典:シアター
その少女は、まるで"誰かを待っている"かのようでした。その少女が節子だとしたら、全ての辻褄が合うのです。
どういうことかと言うと、節子の兄・清太は、火垂るの墓の作中で節子を亡くしたあと元々節子と暮らしていた防空壕を出て、駅のホームで他の戦争孤児に混ざって残りの人生を過ごしました。
残りの人生といっても短いもので、清太もまた節子と同じように栄養失調となり、衰弱しきった清太はそのまま駅で息を引き取ったのです。
節子はずっと
清太を待っていた
そんな清太を節子はずっと待っていたのではないか?と言われているのです。
清太が駅で亡くなったというのも通ずる部分がありますし、そもそも死んだ者を運ぶ電車であるのであれば、清太が亡くなったときに自分と同じようにこの電車でやってくると節子が考え、
途中で降り(成仏せず)、そこでやって来る電車を見つめながら清太を待っていたのでは‥と考えると、辻褄が合います
この世界の電車は
死者を運ぶ乗りもの
この世界では、多くの死者が暮らしている。死者たちは、電車を利用して、他の町に行くことができる。
この世界をまとめると
・死者の世界
・神々もやってくる【ダイコンの神様など】
・死者はこの世界で生活している【天国?】
そもそも、この千尋が乗っている電車「海原電鉄」は、「死んだ者を運ぶ電車」という説があるのです。
銭婆の元へ行くため釜爺から"40年前の使い残し"だと言ってもらった切符。その際に釜爺が「昔は戻りの電車もあったんだが、近頃は行きっぱなし」と説明しています。
進むことは出来るが、戻ることはできない‥死と関連しているように思えますよね。
ネコバスも
死者を運ぶ乗りものだった
トトロの特別編では、巨大な猫バスが出てくる。このネコバスは、死者を天国に運んでいる。
その証拠に行き先が、極楽浄土になっている。
猫バスはあの世に繋がっている乗り物。
→木が猫バスを避けてるのは木が猫バスをよけてる訳ではなく
猫バスの存在自体が霊的な者だから。
木があたる訳もないし、皆に見えるはずもない。
出典:ヤフーの知恵袋
駅にいる人達は
全員死人
そして何よりその電車や駅を利用している人たちの身体は、多少の色は透けて見えるものの基本的には影のように真っ黒で、顔もはっきり描かれていないのです。
そのことからも、恐らく元の世界で死んだ者や、自ら死を願って死後の世界に行きたい者(自殺志願者)などを乗せて運ぶ電車なのではないかという憶測が飛び交っているんです。
ハクは最後
八つ裂きにされた
ハクの最後については「八つ裂きにされてしまう」という説が有力なようです。公開当時のジブリ公式HPでも、「ハクはルールに従わなければならないという世界観から、湯婆婆の言葉通り八つ裂きにされる運命を受け入れている」旨の説明があったとか。
最後、千尋と別れるシーンでは、繋いでいた千尋の手が離れ、ハクの手だけが名残惜しく残っていました。宮崎監督によれば、これは二人の永遠の別れを表現しているそうです。
二人が会えるのは、ハクが死に魂のみになって人間界に行った時、とも取れるようです。
出典:シアター
カオナシの正体は
悪魔だった
千と千尋の神隠しは、異世界に迷い込んでしまう主人公の千尋の話なので、カオナシは悪魔か?という噂もあります。実際にカオナシというキャラクターは、「悪魔的存在」になります。
主に人間という存在が生み出した富や権力、力や名声と言った人間の欲望の塊を具現化したような悪魔としてカオナシは描かれています。
出典:千と千尋の神隠しのカオナシの正体は?宮崎監督が暴露した存在の意味も解説! | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]
カオナシが悪魔という説が取りざたされた最大の理由として、千尋が銭婆のところへ向かうシーンが原因になります。
このシーンは、千尋と共にカオナシなども電車に乗ります。ここのシーンの電車の外の景色を見ていると、何故か「サタン」という文字が存在しています。意図的に入れないとサタンという言葉は出てこないので、このシーンがカオナシが悪魔と呼ばれる原因になるシーンになります。
出典:千と千尋の神隠しのカオナシの正体は?宮崎監督が暴露した存在の意味も解説! | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]