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2022年7月発売予定の新型クラウンは2018年から4年振りのモデルチェンジ!アウディS3オーナーが、ドイツ車のEセグメントとの違いを絡めながらデザイン・スペック・価格を徹底チェック!流麗な4ドアクーペは全幅1,840mmまで拡大し、エンジンも新開発2.4Lターボエンジンとなりました。
令和4年7月15日に発売予定の新型クラウンですが、人気の輸入車であるドイツ車勢と比較してどうなのか調べてみました。
今回はかなり大幅なモデルチェンジで見た目は最近流行りの4ドアクーペとなり、今後はステーションワゴンやSUVも販売予定です。
新型クラウンの見た目はコレ!
まずは今回発表された新型クラウンのデザインを見てみましょう。先代とは似ても似つかない顔つきとなりました。
フロントの大開口は相当アグレッシブな印象で、しかもツートンカラーの採用によりこれまでのクラウンのイメージは完全にどこかへ行ってしまいました。
リヤを見ると水平の一文字デザインが採用され、現行ハリアーのような感じで未来的な印象を強めています。ツートンカラーと合わさると一瞬「何のクルマだ…」と感じます。
薄型ヘッドライトといえば、最新型のBMW7シリーズが同じようなデザインですが、コチラは目よりも鼻が話題を呼んでいます。
ヘッドライトにはスワロフスキークリスタルを使うほどの豪華仕様ですが、中国市場を睨んでのものかもしれません。
【BMW】ニューBMW 7シリーズ デビュー
出典元:YouTube
ちなみにBMWは4シリーズでもキドニーグリルが縦に大幅拡張され、以前実施した当ブログのアンケートでも「このブタ野郎!」と大人気です。
BMWのキドニーグリルは巨大化しすぎてダサい!?約300人の車好きにアンケート調査してみました!半数以上を占める意見は「このブタ野郎!」と否定的でした。「最高!超カッコいい!」は約7%と非常に少なく、中国市場を狙った今回のデザイン変更は、日本ではあまり好意的に取られていないようです。
クラウンもついに4ドアクーペに!
ボディ後方を見るとファストバックスタイルとなっていて、俗に言う「4ドアクーペ」デザインもなったのも新しいトピックです。
【ってかこれが700万円の新型クラウンの内装です…】最上級新型クラウン、内装が樹脂とプラスチックだらけで今までのクラウンはもういない。TOYOTA CROWN
出典元:YouTube
真四角セダンよりもスタイリッシュで若者受けするクーペ風デザインは、ドイツ車でも多くの車種で採用されています。
ドイツ車で人気の4ドアクーペはDセグメントに多くあるので、これらとデザインを比較してみます。
アウディではA5スポーツバックがこれに当たり、スタンダードなA4セダンをベースにさらに流麗で躍動感のあるスタイルに仕上がっています。
アウディの基本ラインナップであるAモデルのうちA4・A5をご紹介!最もベーシックなA4はセダンとワゴンの2種類があり、1.4Lとチューニング違いの2.0Lが2種類あります。A4を基本としてスポーティに仕上げたA5は流麗なボディラインが特徴のスポーツバックで、他にもクーペとカブリオレが存在します。
フォルクスワーゲンではアルテオンと呼ばれる最上位モデルが同じファストバックスタイルで、こちらもカッコいいです。
フォルクスワーゲンより2017年10月発売の新型高級セダン、アルテオンの試乗レポートです。大型SUVのティグアンが最高価格でしたが、今はアルテオンにその座を譲っています。これまでに無い新たな高級セダンという印象ですが、一体どんなモデルなのでしょうか。
デザインを比べてみると新型クラウンはもう一歩スパイスが足りないようには見えます。
ちょうど皆の間を取ったというか、リヤエンドにかけて「スーッ」と滑らかに下るだけでお尻の絞り方も抑え気味のような気がします。
歴史のある看板モデルなだけに、開発にあたっては相当な思い切りが必要だったのでしょうが、せっかくならもっと振り切ってほしかったと思います。
全幅がついに1,800mm超え
新型クラウンのサイズは以下の通りとなっており、ついにこれまで日本の道路事情を考え死守されていた全幅1,800mmが破られた形となりました。
◆新型クラウンのサイズ◆
全長…4,930mm(+20mm)
全幅…1,840mm(+40mm)
全高…1,540mm(+80mm)
※カッコ内は先代15代目クラウンとの寸法差
全幅1,800mmであれば、都市部の道路や住宅街でもそこまで狭く感じませんが、全幅1,840mmとなると相当大きく、コインパーキング等でも左右のクルマが気になるレベルです。
まだドイツ車のEセグと全幅を比較すると小さめではありますが、全幅1,885mmなんて狭い住宅街に入るとデカすぎて大変です。
◆Eセグドイツ車と全幅の比較◆
・ベンツ Eクラス…1,850mm
・BMW 5シリーズ…1,870mm
・アウディ A6…1,885mm
・新型クラウン…1,840mm
ボディ形状の変更と併せて、やはり今回の新型クラウンはこれまでとは違った方向へ舵切りをしたのだと感じます。
それでもドイツ車のEセグメントと比べると少し小さいくらいなので、やっと同等のサイズ感になったなという感じです。
ホイールは21インチの超大径
今回はボディだけでなくホイールも大きくなっておりベースグレードでも19インチ、それ以外はなんと21インチという驚きのサイズです。
同じEセグメント勢を見ても18インチが多く、大きくても20インチなので、新型クラウンだけが突出したサイズとなっています。
当然この大きさとなるとタイヤ交換も相当高価となります。21インチだとヨーロピアンタイヤだと1本50,000円くらい必要なので、4本だと最低でも200,000円はかかる計算になります。
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ただしファストバックスタイルと相まって、見た目はかっこよくキマるので、新しい客層を取り込めるのではと感じます。
インテリアも刷新される
インテリアも全く新しいデザインとなり、程よく物理スイッチを残しながらもコックピットとナビが一体型になる等、最近のトレンドを取り入れているのが分かります。
センターコンソールを見ると、無線充電対応のスマホ入れは縦型となり使いやすそうです。横置きに比べてスペースも取らないので、より車内がスッキリとしてイイ感じです。
ただスイッチ類は見た目にもプラスチック感が強く、他のトヨタ車とさほど差別化が図られていない点は少し残念な印象ではあります。
ナビ画面に目を移すと、ベンツやBMWやアウディと同じようなコックピット一体型の横長ディスプレイとなり、スタイリッシュなデザインとなりました。
液晶表示のコックピットは以前と変わりませんが、ドライブモード変更でクルマが走ってくるようなアニメーションが加わったりと、ワクワクする演出もあります。
ただ、メーター表示にすると通常の2眼メーターで目新しさはなく、あくまで基本に忠実な見た目なのでテンションが上がるようなギミックは無さそうです。
車両価格は約450万から
アレもコレも欲張って改良に改良を加えたけどお値段は爆上がり…と思いきや、意外と450万からの車両価格と言われており、上位グレードのRSでも約600万との予想です。
ドイツ車のEセグメントモデルと比較してみると、ベンツ・BMW・アウディからはナント驚きの300万以上も安い設定となります。
国産車ユーザーからすると「それでも随分お高いわねぇ…」と感じるかもしれませんが、Eセグメントモデルとして見ると相当に格安です。
ドイツ車ではいずれも750万以上のレンジであり、Dセグメントに降りても500万〜となることから、新型クラウンは価格的にはDセグメント相当といった感じです。
クラウンとしては価格アップですが、話題を呼ぶエクステリア+エンジンもレクサスの上位モデル同等(後述)と考えると十分お得なのではと思います。
さすがにクラウンともなるとヤリスやカローラとは異なりナビも標準装備なので、追加オプション費用はそこまでかかりません。
そう考えると今回の新型クラウンはコストパフォーマンスにも優れていて、なかなか人気が出るのではという気もしてきます。
まとめ
今回は2022年7月15日に発売が予定されている新型クラウンについて、デザイン・スペック・価格等についてご紹介しました。
劇的に進化を遂げているので、新しいユーザーをどう取り込めるのかは非常に興味があります。予定通り発売が開始すれば、ぜひ実車を見て試乗もしてみたいと思います。
2022年7月発売予定の新型クラウンは2018年から4年振りのモデルチェンジ!アウディS3オーナーが、ドイツ車のEセグメントとの違いを絡めながらデザイン・スペック・価格を徹底チェック!流麗な4ドアクーペは全幅1,840mmまで拡大し、エンジンも新開発2.4Lターボエンジンとなりました。