▼2022年5月 日本航空のボーイング777-300型機が初めて国内で解体される
日本航空(JAL)は、保有していたボーイング777-300型機「JA8945(機体記号)」を初めて国内で解体しました。解体作業は、羽田空港旧整備場の羽田整備ビル大型第2(K2)ハンガーで2022年5月に行われた模様です。
▼今までなら退役した航空機はアメリカなど海外へフェリーされ、解体・リサイクルが行われていた
通常、退役した航空機はアメリカなど海外へフェリーされ、解体・リサイクルが行われます。今回の解体は、航空会社による国内での航空機解体と中古部品の流通を含むリサイクルを行っています。さらに羽田で解体を実施すると、通常は必要なアメリカへのフェリーフライトが無く燃料削減、排出ガスゼロと、SDGsを意識した取り組みでもあります。
▼2021年4月5日 日本航空はPW4000エンジンを搭載するボーイング777型機を全機、退役させたと発表していた
日本航空(JAL)は2021年4月5日(月)、プラット・アンド・ホイットニー(P&W)製のPW4000エンジンを搭載するボーイング777型機を全機、退役させたと発表しました。2021年2月時点でJALのPW4000エンジン搭載の777は、計13機でした。いずれも国土交通省が2月21日(日)、PW4000エンジン搭載の777の運航停止を指示。これを受けて、13機全て運航ラインから外れていました。
▼PW4000エンジン搭載の777は日本でも運航停止の状態となっていた
PW4000エンジン搭載の777は、2月20日(土)にユナイテッド航空の777-200型機、機体番号(レジ)「N772UA」が、離陸直後に右エンジンのインレットが分離。緊急事態を宣言し、離陸したデンバー空港に引き返す事案が発生し、日本でも運航停止の状態となっています。運航再開の時期が未確定のため、経済性を考慮して2020年度内の退役となりました。
2020年12月にJALの那覇発羽田行きJAL904便で、ボーイング777-200型機、機体記号(レジ)「JA8978」の左側エンジンが破損、離陸後に那覇へ引き返す重大インシデントが発生ました。国土交通省は同系列のエンジンを搭載した航空機に対し、頻度を引き上げた点検強化を指示したばかりでした。
▼解体直前、JA8945は羽田でエンジンが外された状態で目撃されていた
初の国内解体になったスタージェット”デネブ”ことJA8945。
福岡で逢ってから20年でしたが、最後に逢ったのはエンジンも外され寂しい姿…
2002.5 FUK/2022.1 HND https://t.co/irk2uoCasr
▼ツイッターでの反応
JA8945が羽田で解体されたかもしれないと言う話は入ってきていたものの本当だったようで。珍しく伊丹での写真がありました。コロナとPW問題で不本意過ぎる最後でしたがお疲れ様でした! https://t.co/F4IDOoek6t
たまねぎ丼 Tamanegi Don@irukachan380
伊丹の那覇線が773だった頃、何度もお目にかかりました👋
エアライナーの国内解体の先例はJA8001くらいしか知りませんが、他の773がどういう結末を迎えるか注目ですね。
777-346 JA8945 https://t.co/Lqv5rLEq7u
JA8945は海外にフェリーされること無く、羽田で解体されたとか。 https://t.co/kEE38O3ND0
JA8945
ありがとうございました。
お疲れ様でした。 https://t.co/ywZz20Vqls
Japan Airlines
B777-300 JA8945
①
2020.03.13
JL2087
ITM-OKA
②
2020.03.14
JL2084
OKA-ITM
羽田で解体されたというJA8945。国内での旅客機解体は聞いたことがない。
離日してお別れとなることはもちろん寂しいが、知らない間に解体され、気づいたらこの世を去っていたというのはもっと寂しい。 https://t.co/fPFlisJcbb
JA8945、やはりHNDのハンガー内で解体されてたか。そりゃスポッターには見つからないわけだ。
そういえばJA8945はハンガーの中で解体されてたらしい。屋外って思い込みあったしそりゃわかんないZ。 t.co/7MyfI4GlEv
JA8945は海外にフェリーすることなく、羽田で解体しましたか。 t.co/0FCv4IVO3Q