▼2020年5月22日 パキスタン北部のラホールから首都カラチへ向かっていたパキスタン国際航空のエアバスA320が墜落
現地時間5月22日、パキスタン北部のラホールから首都カラチへ向かっていた国内線PK8303便(エアバスA320型機、登録記号AP-BLD)が、カラチのジンナー国際空港付近に墜落
アッラーマ・イクバール国際空港からジンナー国際空港へ向かっていたパキスタン国際航空8303便(エアバスA320)がジンナー国際空港から4km手前の住宅地に墜落した。
▼墜落の瞬間が記録されていた
PIA Ap Bld A320 Crash Original Video | Crashed on model colony while landing | Pia Crash Video
出典元:YouTube
▼事故当該機はパキスタン国際航空所属のエアバスA320-214(登録記号:AP-BLD)
事故当該機はパキスタン国際航空所属のエアバスA320-214(登録記号:AP-BLD)
墜落機は16年前の2004年に初飛行。中国東方航空(CES/MU)がリース導入していた機体で、リース会社へ返却後の2014年からパキスタン航空が運航していた。
中国東方時代の登録記号はB-6017。エンジンはCFM製CFM56を搭載していた。
出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/4210a2ac87cd51028cbb6cc372a21d0f90c8dcfe
中国東方航空でB-6017として運航されていた頃の事故機
▼2020年6月24日 暫定的な調査結果が発表される
「機長と副操縦士が新型コロナウイルスの話をしていて操縦に集中していなかった」
事故機を操縦していたサジャドガル機長
航空業界でのキャリアは24年で、飛行経験は17,000時間以上
エアバスA320の操縦経験は4,700時間だった
彼には妻と4人の子供がいた
https://www.24newshd.tv/23-May-2020/who-is-captain-sajjad-gul
パキスタン南部カラチで5月にパキスタン航空の旅客機が墜落し97人が死亡した事故で、サルワル航空相は24日、暫定的な調査結果を議会で報告し、機長らと管制官による「人為的な過失」が事故原因との見方を示した。サルワル氏は「機長と副操縦士は新型コロナウイルスの話をしていて(操縦に)集中していなかった」と述べた。
出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/1f814c90d2e4f60a1c730c8d8c4c664cdd49ea1e
▼新型コロナウイルスの話題に気を取られ車輪すら出すのを忘れてエンジンが滑走路に接触 その後、着陸のやり直しを試みるも墜落
余りにもお粗末すぎる・・・・・・
報告書によると、事故機は最初に着陸を試みた際、高度が規定の2倍以上あったため、管制官は操縦士らに対し、旋回してよりゆるやかな降下をするよう指示。しかし、操縦士らは車輪を上げたものの、そのまま着陸を試みた。
滑走路にエンジンを接触した事故機が記録されていた
地元メディアによると、事故機は着陸しようとした際に車輪が出ておらず、エンジンが滑走路に接触して損傷した。
管制官はエンジンの損傷を目撃したが機長らに伝えず、機長らは再度着陸を試みようとして墜落した。
出典:https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20200625k0000m030311000c.html
管制官は事故機のエンジンが滑走路に接触し火花を散らしたのを確認したが、操縦士らには伝えなかった。エンジンは激しく損傷し、同機が2度目の着陸を試みた際に機能不全に陥った。
滑走路にも傷跡が確認された
▼機長と副操縦士は家族が新型ウイルスに感染したことで頭がいっぱいだった さらに残念なことに、機長は自信過剰だった
機長は1万7000時間の飛行経験があるベテランで、同相は「過信があった」と説明。
サルワル氏は「機長と副操縦士は家族が新型ウイルスに感染したことで頭がいっぱいで、終始その話をしていた」と語った。
出典:https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20200625k0000m030311000c.html
サルワル氏は「機長と副操縦士は集中しておらず、終始コロナの話をしていた。頭の中は(ウイルスのことで)いっぱいだった。家族がウイルスの影響を受けており、彼らはその話をしていた」と言明。「残念なことに、機長は自信過剰だった」と述べた。
▼こんなパイロットは嫌だ・・・・・・・・ネット民の反応
お粗末過ぎる...
故障で車輪が降りずに細心の注意をはらって胴体着陸した航空機もあるが、これにはパイロットや管制官の技量やコミュニケーションが不可欠。
パイロットだけでなく管制官や家族が感染したパイロットに勤務をさせる航空会社も批判されるべき案件。
出典:Yahoo!ニュース
機体の異常や天候の影響ではなく機長の注意散漫が墜落の原因だと。100人近い人の命を預かっているという意識が足りなかったのだろうか。
立派な機長に操縦してもらえるなら、最悪事故があったとしても諦めがつくのかもしれないけど、こんな機長に命を預けるのはイヤですね。
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20200625-00000006-jij_afp-int
前代未聞なくらい異常な事故です。
滑走路10マイル手前で7000ft(通常は3000ft)、ギア出さない、警報無視、そのまま両エンジン擦ってゴーアラウンド、ダメージで両エンジン停止。
テロの可能性もゼロとはいえないくらい異常。
出典:Yahoo!ニュース
航空機には高度約3000メートル以下では操縦室を閉鎖し、パイロット同士も離着陸に関する以外の会話を禁じるステライルコックピットの原則が有ります。
数々の事故で得られた教訓で定められた鉄則なのですが、残念ながらこれを守らない事に起因する事故がその後も起こっています。
この事故もその1つなのでしょう。ただ、分からないのは、航空機には車輪を下ろさずに地上に接近すると作動する地上接近警報装置が有ります。
この事故でもパイロットに大音量の音声で直ちに上昇する様に警告していた筈です。なのにエンジンが地上に接触する所まで行ってしまっています。何故なんでしょうね。
出典:Yahoo!ニュース
これもコロナ禍の一環・・・ってそんなわけねーわな。
要は技量がレベルに達してなかったということ。
緊張感を維持するのもパイロットの重要な技量の一つだからね。
最近はCAT-IIIbのILSが普及して着陸もほぼ自動で行われるようになっている。(ジンナー国際空港にはILS設置済と未設置の2本の滑走路)
その分緊張感が薄れているんだろうな。
出典:Yahoo!ニュース
40%のパイロットが実はライセンスがなく、偽のライセンスで飛んでいたことが判明、
この事故自体信じられないことですがそんな国だったわけです、
中国で前に、経験を偽っていたパイロットが多数発見されましたが、パキスタン酷すぎる
出典:Yahoo!ニュース
▼パキスタン国際航空にありえない疑惑が浮上 「パキスタン国際航空のパイロットの3分の1が不正免許か?」
パキスタン南部カラチで5月に墜落した旅客機を運航していたパキスタン航空(PIA)は25日、同社の操縦士の約3分の1が不正に免許を取得していた疑いがあると明らかにした。
当局の調査で判明した。ただPIAは不正操縦士を特定できておらず、当局にリストを提供するよう要望している。
PIAによると、操縦士約430人のうち約150人が、他人に試験を受けさせるなどの不正をした疑いがある。PIAは「安全が最優先だ。操縦士を特定次第、操縦させない」と指摘した。
出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/54eb00be469a6077398653e3c5863e7a99868c3f
▼まさか、こんなことになるとは・・・・・ネット民の反応
コロナの話で盛り上がったくらいで何度も訓練したであろう着陸の手順を忘れてしまうのか疑問だったけど、これならなぜ車輪を出すのさえ忘れたのか納得。
さすがパキスタン航空、PIAの略(Perhaps I Arrive)おそらく目的地に着くだろうとか揶揄されるだけのことはあるな。
出典:Yahoo!ニュース
国交省は今すぐにでも認可を取り消すべき。
安全も神頼みの会社に用はない。
出典:Yahoo!ニュース
ホントなら乗り入れ禁止ものだけど
(かつてはEUに乗り入れ禁止だった)
その割には事故が少ないから不正のレベルは書類上のものかもしれないけど
出典:Yahoo!ニュース
台湾のトランスアジア航空が半年で2機墜落させた時、「全てのパイロットがチェックリストを無視して飛んでた」という衝撃的な実態が明らかにされたが、それでも資格は持ってた。PIAはそれ以下ってことか…
替え玉が横行するなんて、会社も民間航空当局も監督能力がないんだろうな。JCABも即刻乗り入れ禁止措置を。
出典:Yahoo!ニュース
外国のLCCに引き抜かれて、まともなパイロットを確保するのが難しくなっているのかもしれない。
チャイナコロナ前は、世界的にパイロット不足が深刻だったのは確か。
出典:Yahoo!ニュース