○実戦レベル・網羅系参考書
赤チャート チャート式数学
数研出版から出ているチャート式数学で最高位に位置づけられているのがこの 『赤チャート』です。
網羅系参考書にして、既に入試問題に使われていても全くおかしくないレベルの問題が並んでいます。ただし、最近ある程度簡単になったため以前よりも使いやすくなりました。
数研出版から出ているチャート式数学で最高位に位置づけられているのがこの 『赤チャート』です。
網羅系参考書にして、既に入試問題に使われていても全くおかしくないレベルの問題が並んでいます。ただし、最近ある程度簡単になったため以前よりも使いやすくなりました。
数学の本質をしっかり理解するために、無駄なくロジカルな解説を求める人にはとてもオススメです。
、数学の勉強を赤チャートから始めて、挫折しないでしっかりとついていけるならば、確実に数学力を身に付けることが出来るでしょう。
対象偏差値は60~70レベル
数学1A・数学2B・数学3の3冊
問題数はかなり多いため、数ヶ月かけてじっくりやり込む
問題の難易度は、基礎レベルから難関大学入試レベルまで幅広い
数学が好きな人や実力者向けの参考書
各単元の最初にあるような簡単な反復練習問題のようなものは殆どなく、最初から教科書にはないタイプの問題で始まっている場合も多くあります。その意味では、「原則習得」に特化していると言えますが、教科書レベルの復習は自分で行う必要があります。
章末問題や、巻末についている「試練」の問題は超難関レベルのものも多く収録されており、「入試標準演習」の段階で行うようなものもありますので、急にレベルが上がった印象を受ける可能性がありそうです。
出典:赤チャートは難しい?レベル・使い方(勉強法)は? - 「東大数学9割のKATSUYA」による高校数学の参考書比較
数学好き、あるいは入試では数学で満点近くを狙いに行きたい人が用いる問題集の1つという位置づけ
赤チャート チャート式数学の効果的な使い方〈参考書知恵袋〉
出典元:YouTube
難関大の数学の王道『チャート式数学(赤チャート)』の具体的な内容と効果的な使い方について解説している動画
1対1対応の演習/数学 新訂版 (大学への数学 1対1シリーズ)
東京出版から出されている 『大学への数学 一対一対応の数学』は青チャートと並んで、多くの受験生に受験数学の王道書として用いられています。多くの場合、『青チャート⇒大学への数学 一対一対応』と進むことで、一部の難関大学を除いてこれでほぼ全ての大学の数学の試験をパスすることが出来ます。
問題数は必要最低限ですが、三年分の数学、5冊分の一対一対を終わらせるには結構時間がかかるでしょうが確実な力をつけることが出来ます。
網羅系参考書という位置づけですが、問題のワンポイントのところでは、講義調の語り口で試験の裏情報やプチ知識が書いてあり、読み手の興味を強く惹くつくりになっています。
対象偏差値は60~70レベル
数学Ⅰ,数学A,数学Ⅱ,数学B,数学Ⅲの計5冊
問題の量は各冊200問ほどだが、重め
問題の難易度は青チャート重要例題、入試標準レベル
基礎的な問題はあまりなく、実力を研ぎ澄ます問題ばかりで構成されている
この参考書は青チャートの難しめの例題レベルの問題が中心に掲載されている網羅系の参考書です。東京出版の参考書は、章ごとに著者が書いてあって、こだわりが感じられます。
地方国立大なら十分対応できるし、旧帝大でも北大や神戸大のように数学が比較的やさしめな大学なら対応できるんじゃないかと思います
出典:大学への数学 1対1対応の演習 - 月刊木村:清須市で営む塾での日々
本シリーズの特徴でもある、ミニ講座やコラムも掲載されています。
1対1対応の演習シリーズの効果的な使い方〈参考書知恵袋〉
出典元:YouTube
『大学への数学 1対1対応の演習シリーズ』の具体的な内容と効果的な使い方について解説
数学 標準問題精講 改訂版
旺文社から出版されている 『数学標準問題精講』ですが、参考書ランクでいうと一対一対応と同じくらいの位置にあります。青チャートの後につなげる実戦系参考書として、一対一対応か本書『数学標準問題精講』がいいでしょう。
問題は典型問題を中心に、入試問題標準レベルが多く取り揃えられています
闇雲に難しい問題を集めているのではなく、しっかりとした良問を集めているので確実に全ての問題が出来るようになれば、もう数学の成績はあまり困ることはなくなるでしょう。
対象偏差値は60~70レベル
数学ⅠA,数学ⅡB,数学Ⅲの3冊
問題量は200問程度
問題の難易度は一対一対応レベル、入試標準問題レベル
一対一対応よりも若干早く仕上げられるのが利点。あとは好みで選びましょう
標準問題精講のレベルですが、センターレベル、中堅大入試レベル、難関大入試レベルといったところです。位置づけてきには入試標準演習ですが、各単元について易~難に並んでいるような構成で、最初から本格的な演習問題が入っているわけではなく、入試基礎レベルをきっちりやっている人には、少し重複があるかもしれません(特にIAは入試基礎レベルに近いです)。基礎問題精講と同様に、標準問題精講は、標問(青チャートなどでは例題の位置づけ)の解説が非常に詳しいです。答案はもちろん、関連する事項なども説明が豊富なので、この部分をしっかり熟読できることが、「標問」の活用法のコツとなるでしょう。
出典:標準問題精講(数学)のレベルは?使い方(勉強法)は? - 「東大数学9割のKATSUYA」による高校数学の参考書比較
これが最後の演習書になります(過去問は別です)ので、高3の夏休み~2学期に使用するというイメージでしょうか。数学IIBで500問弱、数学IIIで300問強もありますので、あまり直前の購入は避けましょう。
数学標準問題精講シリーズ|武田塾厳選!今日の一冊
出典元:YouTube
○実戦レベル・問題演習のための参考書
やさしい理系数学 三訂版 (河合塾シリーズ)
河合出版から出されている 『やさしい理系数学』ですが、全く難易度が易しくないことで有名です。別解が豊富なことで知られ、難易度の高い問題に対していろんな角度から考え、アプローチする力を養うことが出来ます。
問題数が多くないので短期間で終われる
問題はかなり良問揃いですが、難しく、実戦レベルの網羅系参考書『一対一対応の数学』『数学標準問題精講』をやっていたとしても、かなり手こずるはずです。
しかし、深く考え解答を導こうとする課程でしっかりと数学力が養われるはずです。
問題数が多くないので短期間で終われるので是非トライしてみてください。
・対象偏差値は65~75レベル
・問題数はとても少ないが、一問あたりに時間がかかる
・問題の難易度はどれも高いが、数学的思考を高めてくれる良問ばかり
・やさしい理系数学は豊富な別解が用意されているためそれらをものにする
数IAⅡBⅢまで例題、演習とかなりの分量がある。例題だけ回すのでも力がつくし別解を確認することで様々な視点から捉えることができるようになるきっかけ作りにとても良いと思う。
ただイライラしてる時や興奮状態に演習問題をやると発狂したくなるのでお家でやりましょう。個人的な見解ですが全然優しくないので東大、京大、阪大、東工以外はやる必要はないと思います。
東大京大医歯薬はハイレベル理系数学や他の難しい参考書の方が良いのかと思ったり...。
出典:発狂系参考書 | やさしい理系数学 三訂版 (河合塾シリーズ) | Studyplus(スタディプラス)
1つの問題に考え過ぎても、時間がもったいないですし、何よりも数学が嫌いになってしまいます。なので、分からない問題が出ても最高でも10分、短くて5分は考えるようにしましょう。
やさしい理系数学|武田塾厳選!今日の一冊
出典元:YouTube
難関大受験生御用達の参考書、やさしい理系数学!”やさしい”と書いてありますが、難易度は???武田塾が徹底解説
大学への数学増刊 新数学スタンダード演習
東京出版から出ている『大学への数学シリーズ』で一対一対応の数学の次にやるべき参考書として出版されているのが 『新数学スタンダード演習』、通称新スタ演です。雑誌とか増刊号とか言っていますが、改訂を数年に一度行っている質の良い参考書です。
問題数がかなり多く、しかもどの問題も質がいいというスーパーな参考書で難関大学志望者に多く支持されています。
一対一対応の次に来る参考書として、新スタ演と一対一はリンクしており、その解法も合わせて勉強したほうが身につく
やさしい理系数学とどっちをやるべきか迷われる方が多いと思いますが、とりあえずは 気に入ったほうをやり、時間的に余裕があるなら両方やるとなおさらいいと思います。
・対象偏差値は60~75レベル
・問題量はかなり多く、十分に演習することができる
・問題の難易度は、難関大学入試標準レベル
・時間はかかるが、やりきればとても力のつく参考書
文系の国公立志望者にとってはこれが合格圏内の8-9合目到達点,理系にとってはこれを解いて国公立に挑戦できるようになるレベルと言ってよいでしょう.「スタンダード」といえ難しい問題も多く,典型問題にはこだわらない多少ひねくれた問題が多いのも事実です.そのため,文系の人は無理してこれに挑戦せず,プラチカなどをやったほうがいいかもしれません.「大学への数学」の醍醐味と言ってもいいような本,ぜひともこれで「大学への数学」流の技をマスターしてほしいものです.
出典:http://mkmath.net/sankosyo.html
良問が揃っているのですが、解説が不親切なので、本当に数学を得点源にしたい人で、質問に行ける先生がいる人向けの問題集です。これより難しい参考書は東大文系数学に限るとオーバーワークかなと思います
数学Ⅲ スタンダード演習|武田塾厳選! 今日の一冊
出典元:YouTube
『数学Ⅲ スタンダード演習』!武田塾が徹底解説
理系数学の良問プラチカ
河合塾から出版されている 『理系数学の良問のプラチカ』は、文字通り良問を揃えた参考書といえるでしょう。各分野から数問ずつ選び出されており、『やさしい理系数学』のような偏りは少ないです。
問題数はあまり多くないので、数学ⅠA・ⅡB,ⅢCの2冊ともやるようにしましょう。
III・Cはかなりの難問揃いです。東大、京大、医学部を志望する人は粘り強く挑戦することで多くのものを得られます。
使い方は、1度やって解きっぱなしにするのではなく、何度も何度もやって実際の入試で出ても困らないようにしておくといいでしょう。
・対象難易度は65~75レベル
・数学IA・IIBの2冊
・問題数は100問程度
・良問揃いで質がとにかく良い。時間をかけてでも全問解けるようにしよう。
良問プラチカは理系文系関わらず数学が受験科目の人は多くが愛用している鉄板の参考書です。僕もこの参考書は受験時代重宝しました。この参考書がなかったら一橋に受からなかったと思います。そんな良問プラチカの特徴としては
・大学の過去問から厳選された頻出問題
・問題の5~10倍の量の解説
この二つが良問プラチカの特徴です。
とりあえず3周はしましょう。 良問プラチカは質のいい問題だけが集まっているので正直、他の問題集をやる必要がないです。良問プラチカの問題をすべて解けるようになれば東大でも一橋でもどこの大学でも行けます!
出典:文系数学の参考書は一冊を大切に!数学が苦手な受験生におすすめの参考書2選
良問プラチカは毎年多くの受験生が愛用している数学の参考書です。一度本屋さんに見に行ってみてください
数学 上級問題精講
旺文社より出版されている『数学標準問題精講』の最上位の演習書として、出版されたのがこの 『ハイレベル精選問題演習』です。必要なのは、難関大学志望者だけです。
数学上級問題精講は、IA・IIBとIIIの2冊からなっています。問題は全て、今までの網羅系の参考書でも演習問題集でも見たことのない難問ばかりだと思います。実際の入試問題も、本番は見たこともないような問題が多いと思います。それに対してのトレーニングになる最適な演習書だと思います。
一対一対応や青チャート、もちろん標準問題精講などで一通り解法パターンを押さえた人だけが使うようにしてください。
特徴としては、解答がものすごくシンプルにまとめられ美しさすら感じます。ただ、その分解説が足りないと感じる人もいるかもしれません。
・対象偏差値は60~75くらい
・数学IA・IIBと数学IIIの2冊に分かれている
・問題数は100~150問ほど
・問題の難易度は、IIIが特に難しい。選出がとても良い
本書では、典型から少し外れた問題を多く扱っています。
「そんなの役に立つの?」と思うかもしれませんが、最難関大では典型問題をひねった問題が多く出題されます。もちろん「標準的な問題をきちんと解いて、変わった問題は部分点狙い」という作戦でも合格できるでしょう。しかし、数学が得意な人や数学で点数を稼ぎたい人は、本書にあるような変わった問題も解けておきたいところです。
「似たような問題は飛ばす」「自分の得意な分野のものだけ解く」といった工夫をすることによって、本書をより一層効果的に使えるでしょう。
上級問題精講の効果的な使い方〈参考書知恵袋〉
出典元:YouTube
腕試しを、この一冊でしてみましょう!『上級問題精講』の具体的な内容と効果的な使い方について解説している動画になります。
○数学の参考書のフローチャート
黒矢印:進んだ方向 白矢印:分からなかったところを辞書的に戻って復習したことをさします。
この他にも学校の授業でスタンダード数学演習1・2・A・Bというものをやったり、進研模試、全統模試を受けてました。
これは、大きな流れです。人によっては肌に合わなかったり、足りなかったり、やりすぎたりと感じることはあります。
いかなる参考書や問題集であれ、少し触れただけですぐに放置しているようでは力がつくはずはない。最後の時まで継続し、未熟な部分を何度も反復できると思う本を選ぶことが重要である。
受験はギャンブルではない。王道を行くのが基本である。一発を当てに行こうとしたり、人と違った特別なことをしたりする必要はない。誰もがやっていることを同じように淡々とやっていく。
出典:高校生・大学受験生用の推奨参考書・問題集(数学/物理/化学) | 受験の月
数学力をUPするためには、最も大切なことは毎日数学をやろうということです。一日も欠かすことなく毎日やりましょう。これが最短にして最強の方法です。
教科書にも難易度や分かりやすいやすくないということが存在し、多くの公立の進学校は数研出版のものを用いています。時間に余裕のある高校1・2年生は今授業でやっている範囲を吸収しつつ、既習範囲の定理や公式の証明を何も見ずに出来る状態を目指してください。またその際全ての問題をやる必要はありませんが、章末問題は復習しておきましょう。
出典:https://daigaku-juken-info.com/math-flowchart/#i
理解できないものは、理解できないものとして一応解法を見て解けるようにします。
すると不思議なことに、何度も何度もやっているとなんとなくわかった気がしてくることがあります。
入試に出現するあらゆる問題パターンを網羅することはどの本にも不可能です。重要な解法、典型的な頻出問題は、黄チャートあたりに載っているもので十分です。それ以上の問題については、「知っておかないと、出たら困る」と考えるのはもうやめにしましょう。知らない知識は、演習をしていく中で出てきたものから覚えていけばいいのです。そしてできるだけ、「知っている知識の範囲内で何とか解く」という練習を積みましょう。その方が入試突破のためには実戦的です。
出典:サービス終了のお知らせ
解けたということは、次ぎ会っても解けるということです。
解けなかったということは、テストに出てれば間違え、受験ででてたら浪人する可能性を秘めているということです。できない問題は確実にノーヒントで答えを0から作り出せるようにしましょう。