〇テストの問題は4タイプある(社会の場合)
1.社会的事象についての知識・理解
地理、歴史、公民の各分野において習得すべき知識や重要な概念を答えさせる問題。「地名や人名、法律・制度名などが一問一答や穴埋め形式、記号選択式で出題される。
「社会的事象についての知識・理解」タイプ攻略法
出典:http://school-post.com/hint/teikitest141003_society.html
一般的には最も配点が高いものです。「覚えるだけ」だと甘く見ていると、痛い目を見ます。単純に用語を丸暗記するのではなく、用語の意味や内容を具体的にイメージできるように理解しておきましょう。
ポイント:教科書の太字の用語は、意味を正確に説明できるようにしておく。
ポイント:「何が問われているか」を丁寧にチェックし、それに合わせて答える。
2.資料活用の技能
図やグラフ、地図等の内容を正しく読み取れているかを問う。「資料から読み取れることを書きなさい」という形で出題される。与えられたデータから図表を作成させる問題もある。
「資料活用の技能」タイプ攻略法
出典:http://school-post.com/hint/teikitest141003_society.html
小学校で学習した棒グラフや折れ線グラフ、円グラフを読めることが大前提です。都道府県や世界の国名などを地図上で正確に覚えておくことも必要です。
ポイント:教科書や授業で扱った図やグラフは必ず「読み取れること」をおさえておく。
ポイント:2つ以上の図表を比較させる問題では、両者の共通点や相違点を意識して書く。「どちらも〜〜〜(共通点)である。しかし、………は〜〜〜であるのに対して、………は〜〜〜である(相違点)」という形がおすすめ。
3.社会的な思考・判断・表現
与えられたテーマについて、考えたことを書かせる問題。ゼロから考えるのではなく、基礎的知識や基本的理解を活用して表現する。
「社会的な思考・判断・表現」タイプ攻略法
出典:http://school-post.com/hint/teikitest141003_society.html
地理では産業の特色や長所・短所、歴史では事件の結果や文化の特徴、公民では政治・経済問題の背景や原因がそれぞれ主に問われます。
ポイント:自分の書き方で正しいか不安なときは、テスト前に担当の先生に確認する。
ポイント:日本語として正確な記述(主語と述語の対応や漢字等)に注意し、減点ゼロに。
4.社会的事象への関心・意欲・態度
単に教科書的な内容に留まらず、興味をもって積極的に学ぼうとしているかを試す問題。 授業で特に取り上げたテーマや、テスト範囲の内容に関連する事件、最近のニュースで話題になったことなど、記述形式で問われることが多い。
「社会的事象への関心・意欲・態度」タイプ攻略法
出典:http://school-post.com/hint/teikitest141003_society.html
新聞やニュースに普段から目を向け、いわゆる時事問題に対する知識が日頃から身につけておくと、対策の負担が小さくなります。
ポイント:このタイプを好む先生は毎回のテストで出題するので、普段から意識しておく。
ポイント:事前に予告される場合が多いので、対策は比較的しやすく、得点しやすい。
〇高得点が取れる勉強方法
Ⅰ全学年共通の勉強方法
社会の勉強法は
教科書を読む⇔問題集や学校でもらったテスト、プリントを解く⇒過去問を解く
これで大丈夫です。
過去問を解いたら、問題集などに戻ってしっかり復習をしてください。解いた問題をしつこく復習することで入試問題が解けるようになります。
注意点があるとすれば、問題集が8割解けるようになったらすぐに過去問を解くことです。
また、問題集は難しめの本を使う必要はありません。使うとしても2冊目以降にしてください。過去問よりも難しい問題集も不要です。
出典:http://yokoyamayuta719.hatenablog.com/entry/tyugaru-syakai-gakunenbetu
市販の問題集を使う場合は、やさしめでレイアウトのいい問題集を使いましょう。問題の解説がいいものを使うことで、復習した時の学力の向上や問題の慣れを作ることによる問題解答能力が上がります。社会は英語や数学の勉強を優先し、空き時間や定期テストの期間を使って勉強をするということです。
社会は勉強のやり方次第では最後の半年でも高得点が取れる科目です。問題演習に時間がかかる英語や数学に勉強時間を割いて下さい。
Ⅱ1、2年生の勉強方法
定期テスト直前以外に社会の勉強はしなくても大丈夫です。今の段階では、英語や数学、漢字の勉強を習慣化して、3年次以降につながるような勉強癖をつけてみてください。
勉強をする癖がついていれば部活が終わった後に長期間集中して勉強ができます。これならば受験の時期までに逆転ができますね!
ただし、定期テストの際は全力で勉強してください。この段階でしっかり覚えておくと3年になって復習をするときに簡単に覚えることができます。
出典:http://yokoyamayuta719.hatenablog.com/entry/tyugaru-syakai-gakunenbetu
1度覚えたことは忘れても思い出しやすいので復習が楽になりますよ!
勉強時間に余裕がある2年生は冬休みが明けたら地理分野⇒歴史分野の順番で復習をしましょう。3年の夏休みになったらすぐに2分野の過去問演習を始めて下さい。
社会の過去問を公民を除いて演習すれば弱点が明確になります。時間内に解けるかどうかのチェックは実力テストや模試で行いましょう!
Ⅲ3年生の勉強方法
英数の合間を見つけて地理分野の復習から始めてください。地理分野は2年の3月に終わるので、3年の4月から入試対策が本格的に行えます。
地理分野の復習を終わらせたら過去問の地理分野を扱っている部分だけを解いて下さい。
解けなくてもいいので、何が苦手なのかをしっかり見極めてその後の復習に生かせるようにしましょう。
歴史分野は3年の6月に終わるので、終わり次第地理分野と同じような形で復習をしてください。あくまでも他の科目の合間に行うことは忘れないようにしましょう。
時間内に解けるかどうかのチェックは実力テストや模試で行いましょう! 過去問は全部解ききってしまって大丈夫です。
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夏休み中に2分野で復習と過去問演習が終われば、公民分野のみの対策を行えばよくなります。時間に余裕ができますね。
夏休み以降は問題集を使っての演習やワークの復習などをたまに行って知識の肉付けを行いましょう。
社会は難しくないので、なるべく早い時期に模試で高得点を連発できるように頑張ってください!
最新の更新日:2017年2月19日更新Ⅰ定期テストが苦手な人向けⅡもしや実力テストが苦手な人向けⅢ実力テストや模試で9割近い点が取りたい人向けの参考書の紹介
志望校偏差値によってそれぞれ勉強方法を紹介しています。
〇歴史の勉強法
社会の成績が伸びない原因は?
社会の勉強でつまずきやすいパターンとして、「記憶できない」というのがあります。歴史は、人物や年号を暗記する勉強法が一般的になります。多くの受験生は、年号や人物を一つ一つゴロ覚えする勉強法をしています。この方法は暗記が得意な人は覚えられますが、そうでなければお勧めできない勉強法になります。年号や人物名を一つ一つ覚える勉強法は、時間が限られている高校受験には向きません。
歴史の勉強で重要なことは、出来事を時系列でしっかりと覚えることになります。
出典:http://www.tekelog.com/entry/2016/01/04/153136
年号や人物をバラバラに覚えるのではなく、時代の流れや背景を理解して覚えると効率的に記憶することができます。流れや背景を理解することで、ただ暗記するよりも頭に残りやすくなります。
この勉強法を効率的に行える参考書
この勉強法を効率的に行える参考書として、高校入試実力メキメキ合格ノート 中学歴史 新装版があります。この参考書の良いところは、解説と書き込みで効率よく歴史を勉強できる構成になっているところです。講義形式の解説で、歴史の流れや背景をしっかりと理解することができます。解説を読み終えたら、整理ノートに書き込みをすることで勉強した内容を定着させることができます。
基本的には高校入試実力メキメキ合格ノートを使えば、高校受験の問題に対応できる実力を身につけることができます。
出典:http://www.tekelog.com/entry/2016/01/04/153136
ただし1回で覚えることは難しいので、最低でも3回は復習することをお勧めします。そのため整理ノートはコピーして、何度も使えるように工夫することをお勧めします。この参考書は要点もまとまっているので、1冊完璧にすれば高校受験の歴史対策としては十分です。
効率よく点数を取るコツは
歴史の場合は先ほどお伝えしたように、語句だけ単体で覚えていると点数につながりにくいです。一問一答形式の問題集を使って、「解く」というより「年代や背景を一緒に覚える」感覚が大事です。
社会の勉強で重要なことは、覚えたことを問題を見て思い出せるかになります。
よくノートを丁寧に書いて覚えようとする受験生もいますが、この勉強法は効率がよくありません。
時間が限られている高校受験では、効率よく暗記する工夫をすべきです。
効果的な勉強法としては、たとえば歴史の場合「時代の流れ」をつかむために問題集を解いた直後に教科書を読みましょう。
出典:http://www.kobetsu.co.jp/cafeducation/gakushu/article-174.html
出題された出来事の前後に何があったか、どういう経緯で出来事が起こったかなど問題に関連する教科書のページを読み直すことで、前後の歴史の流れや出来事も把握できて一石二鳥ですよ。
【社会】京大生が教える「日本史」勉強法~日本史の特徴を踏まえて偏差値70を取れ!【篠原好】
出典元:YouTube
〇地理の勉強法
地理の効率的な勉強法
地理は、大まかに日本と世界の2つを勉強する必要があります。地理が苦手な人は、用語だけで覚えようとする傾向があります。そうではなく地理は、その土地の特色を覚えることで記憶に残りやすくなります。その土地の特徴を覚えることが、地理の効率的な勉強法になります。
日本と世界の特徴を覚えると聞くと範囲が広いと感じるかもしれませんが、歴史に比べると覚えることは少ないです。地理はある程度の知識があれば、予測でも正解できる問題が多くなります。日本と世界でも土地によって似ている特徴があるので、地図を意識した勉強が効果的です。
地誌を問う問題が公立高校入試ではよく出ます。攻略のポイントは、「その土地の特色と一緒に覚えること」です。
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たとえば、「リアス式海岸(リアス海岸)=陸地と海が複雑に入り組んだ地形」とだけ覚えるのではなく、「リアス式海岸は入り江は波が穏やかで、入り江奥は水深が深い。だから、漁場として最適で、沿岸漁業や養殖などがさかん」というように。地形とその土地の特色と重要語句を合わせることで、より理解が深まり、問題への応用力もつきます。
高校受験の地理の勉強法として、要点を押さえて問題を解くことが効率的になります。
出典:http://www.tekelog.com/entry/2016/01/04/153136
表や図の読み取り問題も出題されやすいので、問題集を中心に勉強することが効果的です。参考書の選び方としては、要点が整理されていて問題集も兼ねているものを選ぶのがお勧めです。
地理を効率よく勉強できる参考書
地理を効率よく勉強できる参考書としては、くもんの中学基礎がため100%中学社会 地理編・日本―学習指導要領対応とくもんの中学基礎がため100%中学社会 地理編・世界―学習指導要領対応になります。要点の読んで問題を解く構成になっているので、効率よく地理の知識を勉強することができます。重要な内容は何度も反復できる内容になっているので、効果的に地理の知識を身につけることができます。
要点整理をした後に問題を解くことで、地理を一つ一つ丁寧に覚えることができます。
出典:http://www.tekelog.com/entry/2016/01/04/153136
1回では暗記することができないので、こちらも最低でも3回は復習することが重要になります。この参考書を使うことで、高校受験の地理に必要な知識を勉強できます。あとは社会の問題集を使って、より実践的に勉強をすれば対策としては万全です。
中学生地理の勉強法は?【豊橋の学習塾】
出典元:YouTube
〇公民の勉強法
公民は、地理や歴史とちょっとタイプが違う
公民は中3から勉強する分野なので、地理や歴史に比べて覚えている人が多いです。ただし憲法など、内容がとっつきにくいのが公民の特徴です。また時事問題も出題されやすいので、日頃からニュースを見ることも大事になります。公民は用語がわかりにくいので、なるべく説明が丁寧な参考書で勉強するのがポイントです。
公民は、日本国憲法の三原則や三権分立などがよく問われます。
出典:http://www.kobetsu.co.jp/cafeducation/gakushu/article-174.html
「文章の中から間違っているものを選びなさい」とか「次の条文の空欄に語句を入れなさい」などの問題が多いので、覚えるべき用語をリスト化して覚えるのが効率的です。ただし一問一答や選択式が多い都道府県と、記述問題が多い都道府県があるので、受験する都道府県の過去問を調べて、あらかじめ傾向をつかんでおくのが大前提です。その他としては、時事問題、特に地域に関する内容も問われることがあります。日頃からニュースや新聞を見る習慣を身につけておくとよいですね。
公民対策の参考書
高校受験の公民対策の参考書としては、実力メキメキ合格ノート 中学公民 (高校入試実力メキメキ)がお勧めになります。歴史と同様に、講義形式のテキストと整理ノートの穴埋めの構成になっています。わかりにくい公民の用語を丁寧に解説しているのも、この参考書の特徴になります。
この参考書を使った勉強法としては、社会と同様に整理ノートをコピーして何度も復習しましょう
出典:http://www.tekelog.com/entry/2016/01/04/153136
公民は用語が難しいですが、覚えてしまえば正解できる問題が多い傾向にあります。繰り返し復習することで、難しい公民用語も確実に覚えることができます。
公民は中3から勉強するので、定期テストで覚える必要もある内容になります。
出典:http://www.tekelog.com/entry/2016/01/04/153136
高校受験の勉強も兼ねて覚えることで、効率的に受験対策をすることができます。時間が限られている高校受験では、勉強の効率を上げることも合格率を上げるためには重要になります。
〇歴史・地理・公民を個別に勉強したら、総仕上げとして問題集を使って実践的な勉強
高校受験の社会の総仕上げとしては、高校入試合格BON!社会―参考書&問題集 (高校入試合格BON! 5)がお勧めの問題集になります。
出典:http://www.tekelog.com/entry/2016/01/04/153136#i-7
歴史・地理・公民の要点を、効率的に復習することができる問題集になります。内容的には要点を絞っているので、総仕上げとして使うことができます。
社会の総仕上げに使える問題集として、中学総合的研究高校入試問題集社会資料読解 新装版もあります。
出典:http://www.tekelog.com/entry/2016/01/04/153136#i-7
こちらは社会で出題されやすい、資料の読解を鍛えることができる問題集になります。資料の読解のため少し難しい内容もありますが、応用問題を解く実力をつけるのに役立ちます。
高校受験では、正解率が高い問題を間違えると合格に大きく影響します。基本的な問題になりますが、社会の場合は知らないと解けない問題になります。
出典:http://www.tekelog.com/entry/2016/01/04/153136#i-7
そういった正解すべき問題を間違えないための問題集として、受験生の50%以上が解ける 落とせない入試問題 社会 改訂版は役立つ1冊になります。基本的な問題が多いですが、資料や記述の問題もあるので高校受験に役立ちます。
主に暗記系で有効な方法です。問題集を使った勉強法の王道の紹介!
〇中学生社会の定期テスト満点戦略
社会の定期テスト対策は以下のような順序でしていきます。
【(1)教科書10周音読⇒(2)一問一答問題集で用語の暗記⇒(3)学校のワーク10周⇒(4)予想問題集10周】
(1)教科書10周 まず、授業に合わせて教科書を10周音読します。
出典:中学生の定期テスト満点戦略(8)社会 | 創賢塾|超効率的勉強法をスカイプで指導
たいていの人はこれで3~8割記憶できます。3割でも記憶できたら、あとは回数を増やすだけです。テストまでに10~20周読んで8~9割記憶しましょう。
(2)一問一答問題集の暗記
用語は以下のような一問一答問題集や穴埋め問題集で暗記しましょう。
「中学&高校入試 社会 一問一答」(受験研究社)
「高校入試 入試問題で覚える 一問一答 社会」(旺文社)
「高校入試一問一答式 社会」(富士教育出版社)
(3)学校のワーク10周 以上2つで記憶を終わらせた部分について、学校のワークやプリントの暗記を日頃から進めていき、テスト2週間前には10周終えておきます。
出典:中学生の定期テスト満点戦略(8)社会 | 創賢塾|超効率的勉強法をスカイプで指導
10周すればほとんどの人が完璧に解けるようになっています。スラスラ解けるようになった問題は外していきます。
(4)予想問題集10周
中学の各教科の教科書にはたいてい、以下のような準拠予想問題集があります。
「中学教科書ワーク」(オススメ、各教科書用がある、文理)
「中間・期末の攻略本」(オススメ、各教科書用がある、文理)
「中間・期末テストズバリよくでる」(各教科書用がある、啓林館)
これらは良くできていて、1章(課題)当たり、1~5回分の「時間制限付き予想テスト」が載っています。これを時間通りに解くことで、本番に近い緊張感で予行演習することができます。
間違えた問題を5~10回復習して即答できる状態にします。そうすれば、本番での間違いを可能な限り減らすことができます。
出典:中学生の定期テスト満点戦略(8)社会 | 創賢塾|超効率的勉強法をスカイプで指導
予想問題集は、10~14日前から始められるよう、早めに準備します。
社会は、以上を授業と並行して、早め早めに準備すれば、満点が狙えます。頑張ってください。