〇残暑見舞いを出す時期は?デザインは?
残暑見舞いとは?出す時期は?
まず、残暑見舞いがどういうものなのか知っていますか?
言葉に聞き覚えはあるけど、実はよく知らないという方も多いでしょう。
残暑見舞いとは、夏の暑さが厳しい時に友人や親戚、お世話になった人や会社の方、学校の先生などに送る挨拶状です。
暑い日が続く中での体調を気遣ったり、自分の近況報告といった内容の文章を送ります。
送る時期は立秋の8月7日頃から8月末までとされています。
出典:残暑見舞いの例文【友人・親戚への書き方】久しぶりの場合は? | 季節お役立ち情報局
それ以前に送る場合は暑中見舞いとなりますので、送る時期を間違いないように気をつけてください。
また、相手に届く時期まで考えて送ることが大切です。
どんなデザインで作成する?
残暑見舞いなどの挨拶状は郵便局の官製はがきや、すでにデザインが印刷されているような市販の残暑見舞いはがきを使います。
では、いざ残暑見舞いを書くとなった時、どのようなデザインを選べばいいのでしょう?
ここでは、送る相手ごとにデザインについてみてみましょう。
友人や親戚など親しい間柄の方に送る場合はあまりかしこまりすぎる必要はありません。
出典:残暑見舞いの例文【友人・親戚への書き方】久しぶりの場合は? | 季節お役立ち情報局
海やひまわり、金魚やかき氷などが描かれた、夏らしくポップなデザインを選ぶのがおすすめです。
普段はメールやLINEで連絡を取っている人でも、残暑見舞いは手紙かはがきで送ってみましょう。
同じ内容の言葉でも自筆にするだけで思いの伝わり方は大きく変わります。
目上の方に送る場合は、派手な色合いよりも落ち着いった色や柄のデザインを選びましょう。
出典:残暑見舞いの例文【友人・親戚への書き方】久しぶりの場合は? | 季節お役立ち情報局
日本の夏をイメージさせるような花火やひまわり、アサガオ、うちわ、蚊取り線香などのデザインはおすすめです。
また、8月後半は暦の上では秋ですよね。
トンボやほおずき、花火の中でも線香花火などのデザインは、暑さの残る時期に少し涼しげな秋の印象を感じさせることができます。
〇残暑見舞いの基本的な書き方
残暑見舞いの基本的な構成
1、季節の挨拶
2、時候の挨拶
3、相手の安否確認
4、自分の近況を伝える言葉
5、相手の無事を祈る言葉
6、日付、相手の名前、宛先など
親戚への残暑見舞い例文。久しぶりに送る場合は?
親戚に出す残暑見舞いは、友人よりも少し改まった文章になるでしょう。しかし、親戚といっても親密度はそれぞれです。とても親しい関係の場合は、そんなに改まる必要はないでしょう。
目上の方に出す場合は、なるべく丁寧な言葉を選ぶほうが良いですね。
また、ご自身と相手との距離感や、普段から頻繁にやり取りがあるかどうかなどで、多少文章の中身を変えてみましょう。
ちなみに横書きと縦書きはどちらでも問題はありませんが、フォーマルなのは縦書きです。
目上の方に出す場合は縦書きのほうが無難かもしれませんね。
1、季節の挨拶
友人に送る時と同じように「残暑お見舞い申し上げます」でいいでしょう。
2、時候の挨拶 3、相手の安否確認
・時候の挨拶
立秋を過ぎた辺りから8月中に使える時候の挨拶を添えます。
「残暑の候」「晩夏の候」「立秋の候」で書きだします。
・安否の挨拶
「いかがお過ごしでしょうか」というのも相手の安否を気遣う言葉となります。
少し堅苦しいと感じる場合
出典:残暑見舞いの例文【友人・親戚への書き方】久しぶりの場合は? | 季節お役立ち情報局
「秋というのは名ばかりで、まだ暑さが続きますが、いかがお過ごしでしょうか」
「猛暑の暑さで疲れのでる時期ですが、元気で過ごしていますか」
といった書き方にすると少しやわらかくなりますね。
4、自分の近況を伝える言葉
ご自身の近況について簡単に報告しておきしょう。
受け取った側も、あなたの近況を知ることができると嬉しいものです。
お中元や暑中見舞いをもらった場合は、ここでお礼の言葉を添えておきます。
自分だけでなく、家族のことについて書くのもいいですね。
出典:残暑見舞いの例文【友人・親戚への書き方】久しぶりの場合は? | 季節お役立ち情報局
「今年も家族みんなで暑い中楽しく過ごしています」
「先日家族みんなで旅行に行ったり、元気に仲良く過ごしています」
など、どのように夏を過ごしているのか書くことで相手にもその姿をより鮮明に伝えることができます。
久しぶりの場合にも、みんなの顔を浮かべながら読むことができるでしょう。
5、相手の無事を祈る言葉
結びには相手の体調を気遣うような言葉を忘れずに書き添えましょう。
6、日付、相手の名前、宛先など
正確な投函日を書くのではなく、「平成〇年立秋」「平成〇年八月」などと書くのが一般的です。
〇一般的な残暑見舞いの文例
残暑見舞いの文例< 一般 >
残暑お見舞い申し上げます
立秋とはいえ、連日の猛暑にいささか参っておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
本物の秋が待ち遠しい今日この頃、私どもは【旅行先地名】へ出かける予定です。しばし涼風に憩えることを今から楽しみにしております。来年はご一緒できるといいですね。
残暑厳しき折、どうぞご自愛くださいますようお願い申し上げます。
残暑見舞い - 近況報告 - 例文1
出典:暑中見舞い・残暑見舞い | 残暑見舞いの例文 - 近況報告-
残暑お見舞い申し上げます
夏の疲れが出る頃ですが、お元気でお過ごしでしょうか。
夏休み、久しぶりに家族で田舎でのんびりと過ごしてきました。
秋風を感じる頃はまだ少し先になりそうですが、○○様もどうかご自愛下さい。
平成二十九年 晩夏
残暑見舞いの文例< 一般 >
残暑お見舞い申し上げます
連日の猛暑には閉口しております。皆様はお変わりなくお元気にしていらっしゃいますか。
おいしい地ビールを見つけました。夕涼みがてらガーデンパーティでも開き、久しぶりにゆっくりとお話したいものです。
この暑さも当分続きそうですが、くれぐれもご自愛ください。
残暑見舞い - 近況報告 - 例文2
出典:暑中見舞い・残暑見舞い | 残暑見舞いの例文 - 近況報告-
残暑お見舞い申し上げます
残暑なお厳しき折から、お健やかにお過ごしでしょうか。
その節は大変お世話になりました。楽しい思い出ができ、家族ともども感謝しております。
暑さはまだしばらく続きそうです。どうかくれぐれもご自愛下さい。
平成二十九年 晩夏
残暑見舞いの文例< 一般 >
残暑お見舞い申し上げます
朝夕には秋風が感じられるようになってまいりました。
皆様お変わりなくお過ごしのことと存じます。
紅葉の頃にぜひお越しください。今年は鮮やかな色づきが期待できそうですので、私達も楽しみにしています。
残暑見舞い - 近況報告 - 例文3
出典:暑中見舞い・残暑見舞い | 残暑見舞いの例文 - 近況報告-
残暑お見舞い申し上げます
立秋とは名ばかりの暑さが続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
おかげさまで、私どももつつがなく過ごしております。
夏の疲れが出やすい頃ですのでどうぞご自愛のうえお過ごし下さい。
平成二十九年 立秋
〇残暑見舞いの例文・親戚の方へ
残暑見舞い 親戚へ
残暑お見舞い申し上げます
立秋とは名ばかりの厳しい暑さが続いておりますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
私どもは夏季休暇を利用して北海道へ家族旅行に出かけました。
うだるような暑さから解放され、しばし涼風を楽しむことができました。
夏の疲れが出やすい頃と申しますし、まだまだ厳しい暑さが続きまので、夏バテなどなさいませぬようご自愛ください。
平成〇年 立秋
親戚へ残暑見舞いの文例
出典:親戚 | 暑中見舞い・残暑見舞い | カタログギフト・引出物なら業界最安最大51%割引のたき新へ激安カタログギフトなら最大51%割引のたき新へ
残暑お見舞い申し上げます連日の猛暑には閉口しております。
皆様はいかがお過ごしでしょうか。
久しぶりに夕涼みをしながらガーデンパーティを開きたいですね。
近況をゆっくりとお話したいものです。
この暑さもまだしばらく続きそうですが、くれぐれもご自愛ください。
平成〇年 立秋
親戚に送る残暑見舞いの例文
残暑お見舞い申し上げます
晩夏の候、皆様お変わりなくお過ごしのことと存じます。
今年のお盆はお邪魔させていただき、ありがとうございました。
子供たちも大変喜んでおり、私ども家族一同、大変貴重な時間を過ごさせていただきました。
残暑なお厳しい折から、皆様のご健康をお祈り申し上げます。
平成○○年 8月
親戚へ残暑見舞いの文例
残暑お見舞い申し上げます
八月も残すところあとわずかとなり、ゆく夏を惜しむ
この頃、いかがお過ごしでしょうか。こちらは、まだまだ
残暑厳しい毎日ですが、家族全員夏バテもせず、
元気に暮らしております。朝晩の風に秋の気配が感じられる
ようになりました。
どうぞご自愛のうえ、お過ごしくださいませ。
平成○○年 八月
夫の両親にあてた残暑見舞いを想定。
残暑お見舞い申し上げます。
八月も残すところあとわずかとなりましたが、相変わらず厳しい残暑が続いております。
先日は、家族全員でお世話になり、ありがとうございました。
お母さんに教えて頂いたハンバーグを、こちらでも早速作ってみたところ、子供達がとても喜んでくれました。「おかげでお袋の味が食べられる」と、宏さんが一番嬉しそうで、次回はカレーライスを教わって来いとリクエストされてしまいました。またお正月に皆で伺いますので、ぜひよろしくお願いします(笑)。本当にありがとうございました。
暑さはまだしばらく続くようです。どうかくれぐれもご自愛下さい。
平成◯◯年 八月
親戚へ残暑見舞いの文例
出典:残暑見舞いの例文・文例「友人・先生・上司・ビジネス」で宛てる文面
残暑お見舞い申し上げます
晩夏の候、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
こちらはおかげさまで暑さに負けず、家族一同元気に過ごしております。
暑い日が続いていますが、くれぐれもお体に気をつけてください。
平成○○年 晩夏
〇残暑見舞いの返事はいつまで?
一般的には8月いっぱいまで
9月上旬ごろまでは大丈夫という解釈もありますが、9月になると少し区切りも悪いので8月いっぱいには出しておきましょう。
そもそも残暑見舞いの時期がいつからいつまでなのかというと、
立秋(8月7日ごろ)~8月いっぱいまで一方で暑中見舞いは、小暑(7月7日ごろ)~立秋(8月7日ごろ)の前日までこのようになっています。
残暑見舞いの返事が遅れたらどうする?残暑見舞いは8月いっぱいがマナーですが、それでも遅れて9月の頭ならまだ大丈夫だと思います。
出典:残暑見舞いの返事はいつまで?遅れたらどうする?その例文は?
でも、これが9月の中旬あたりになってくると、さすがに残暑見舞いで送るのはちょっと難しくなる時期です。暑中見舞いや残暑見舞いは、暑い季節の相手の安否を気遣う意味を持っています。
そして、もし出す機会を失ってしまった場合、残暑見舞いの時期が過ぎてからは通常のお手紙へとなります。
残暑見舞いの時期が過ぎた場合の手紙の例
拝啓 9月になっても残暑厳しい毎日が続きますが、お元気でご活躍のことと存じます。
先日は心のこもった残暑お見舞いをいただき、ありがとうございました。
いつもお心にかけていただき恐れ入ります。
今年の夏は水泳を始められたとのこと。変わらずお元気にされているようで安心いたしました。
こちらもおかげさまで暑さに負けず、家族一同過ごせております。
これから徐々に暑さも和らいでくる様子ですが、季節の変わり目ですのでくれぐれもご自愛ください。
敬具
残暑見舞いではないので、一般的な手紙の形になりました。
出典:残暑見舞いの返事はいつまで?遅れたらどうする?その例文は?
ポイントとしては、
・頂いた残暑見舞いに対してのお礼
・頂いた残暑見舞いの内容の感想をひとこと
・こちらの近況を伝える。
暑中見舞いや残暑見舞いの返信とほとんど同じような形ですね。
残暑見舞いの返事の例文は?
これは先ほど触れたように、ポイントを抑えて書けばなにも問題ありません。
1、季節の挨拶
2、時候の挨拶
3、相手の安否確認
4、自分の近況を伝える言葉
5、相手の無事を祈る言葉
6、日付、相手の名前、宛先など
ここに、
頂いた残暑見舞いに対してのお礼
頂いた残暑見舞いの内容の感想をひとこと
こちらの近況を伝える。
これらを盛り込んでいけば、良い残暑見舞いの返信ができると思います。
残暑見舞いの返事を親戚に書く時のポイント
書き方としては初めに「残暑お見舞い申し上げます」と書き出します。このとき、他の言葉より少し大きめに書くことがポイントです。
次に、残暑見舞いに対してのお礼の言葉、時候のあいさつまたは元気なことに対しての喜びの言葉、あなたの近況報告、相手を気遣う言葉、日付を書いていく形になります。
ポイントは残暑見舞いに対してのお礼の言葉を述べることです。安否を気遣ってくれていることに対してのお礼をしっかりとしましょう。最後の日付を書くときに隣に一緒に添える言葉があります。残暑見舞いなら「晩夏」「立秋」といった言葉を一緒に書いておきましょう。
例 平成○○年 晩夏
このように年+ひと言を書くようにしてください。
〇残暑見舞いの返事の書き方と文例
残暑見舞いの返事のポイント
相手から暑中見舞いや残暑見舞いをもらった後の返事なので、
お元気ですか
お変わりございませんか
このような文章が入るのはおかしくなるので、
・ますますご活躍のことと存じます。
・皆様にはお元気にお過ごしのことと存じます。
・ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
このように、元気に過ごされているようで何よりです。といったような意味の文章でつなげるのが良いですね。
残暑見舞いの返事の例文1
残暑お見舞い申し上げます。
ご丁寧な暑中見舞いのお葉書をいただき、ありがとうございました。
暑い日が続いておりますが、お元気のご様子で何よりです。
私どもも一同元気に暮らしておりますのでどうぞご安心ください。
まだまだ暑さ厳しき折柄、何卒ご自愛のほどお祈り申し上げます。
平成28年 晩秋
残暑見舞いの返事のポイント
あいてからの暑中見舞いや残暑見舞いで、具体的に
今年は○○に行ってきた。
などということが書かれていたら、それに対する感想や反応も書くと、キチンと読んでくれていると相手にも伝わります。
残暑見舞いの返事の例文2
出典:残暑見舞いの返事はいつまで?遅れたらどうする?その例文は?
残暑お見舞い申し上げます。
残暑も少しずつやわらぎ、すごしやすい季節となりました。
今年の夏は北海道に行かれツーリングを楽しまれたとのことで、美しい風景のお写真とともに、素晴らしい残暑お見舞いありがとうございました。
私もおかげさまで元気にやっております。
また、いっしょにツーリングに出かけられるといいですね。
朝夕はしのぎやすくなりましたが、どうかお体を大切に。
平成○○年 8月
残暑見舞いの返事のポイント
お中元などを頂く場合もあると思いますが、その際にそのお礼も込めて送る返事もありますね。
こういう時は便利な使い方だと思います。
ただ、送られてきた相手が年配の人や上司の場合は、残暑見舞いとは兼ねずに手紙で御礼を伝えるほうが丁寧だと思います。
残暑見舞いの返事の例文3
出典:残暑見舞いの返事はいつまで?遅れたらどうする?その例文は?
残暑お見舞い申し上げます
涼しい季節が待ち遠しい今日この頃、皆様にはお元気にお過ごしのことと存じます。
この度は、結構なお中元をいただきありがとうございました。
子どもたちも大変喜んでおり、家族一同、毎日楽しみに頂いております。
おかげさまで、私どもは変わらず元気に過ごせております。
また、こちらに来られた際はぜひお立ち寄りください。
まだまだ暑さは続くようですので、くれぐれもお体に気を付けてください。
まずは取り急ぎ御礼まで。
平成○○年 晩夏