○そもそも3つの要素が合わさらないと成績が上がらないことを知らない
成績を上げるには「意識」「勉強法」「環境」3つの要素が大切
意識:いわゆる「やる気」「モチベーション」です。自主的に勉強しようとする習慣を身に付けることが大切です。
勉強法:どういう勉強方法をするかで、効率よく成績が上がるか、頑張っても中々成績が上がらないかが大きく変わります。
環境:勉強する環境の事です。自宅で一人で勉強すると、中々勉強がはかどらないという中学生・高校生は多いです。勉強がはかどる環境は大切です。
この3つの要素はそれぞれ別々ではなく、相関しています。
・良い環境で勉強すれば勉強法のコツが分かる
・勉強法のコツを掴み、効率よく成績が上がるとやる気は上がる
・良い環境で良い友達・仲間と一緒に勉強すると、やる気が引き出される
・やる気が上がると、自主的に勉強する「習慣」を身に付けられる
出典:成績を上げる3つの要素 | 効率よく成績が上がる勉強法
中学生・高校生の成績は「意識」「勉強法」「環境」の3つの要素に大きく左右されます。
勉強のやる気を出すコツ 勉強のやり方を効率よくしよう!
スケジューリングを行うことが習慣になってくると、「自分で立てた目標から逆算して作成した計画を自分自身の意志でこなす」という習慣が出来てきます。
この習慣が出来てくると、「親に勉強しろと言われるから勉強している」や、「講師に言われたから勉強している」のではなく、「自分自身の目標を達成するために、自分の意志で自分を管理して日々自主的に勉強している」という状態になります。
目標設定する(目標を紙に書いて見えるところに貼るなど、目標=今日1日でやること&テストの点数など中期的なもの)
最も有効なのは、目標の明確化です。人間は、具体的な目標を立て、結果をイメージすることで理想とする姿に近付けるようになります。
・短期的な目標 今日、または今週のうちに終わらせること
・中期的な目標 前回のテスト結果などから見える、「次はこのくらいなら行けそうだ、行きたい」という目標
・最終的な目標 志望校に通って学生生活を楽しむ自分自身のイメージ
など、お子さま自身が最もピンときて、最もやる気が出る目標を言葉にしてみましょう。紙に書いて壁などに貼り出すのも効果的です。
出典:勉強のやる気が出ない!したくない人必見!簡単にやる気を出す方法4選!【中学生・高校生向け】|スタディサプリ中学講座
目標から逆算した計画、計画を予定通りこなしたかという達成度と成績の変化を比較することで、次の課題が明確になります。
・時間をうまく使えていない
・「明日やろう」「今度やろう」とついつい先延ばししてしまう
・気が付いたらテスト直前になって、テスト勉強がいつも一夜漬けになってしまう
・それなりに勉強を頑張っているつもりなのに、成績が中々上がらない
勉強のやる気を出すコツ 眠い頭を勉強モードに切り替えよう!
考えすぎて頭が痛くなってくる、気が付くとぼうっと遠くを見ている、何となくスマートフォンの通知をチェックしてしまう…など、ふとした時に頭が回らなくなってしまうのも、よくあることです。そのような時は、頭を「勉強モード」に切り替える方法を試してみましょう。
軽く運動する
どうしても頭が動かない、思考が行き詰まってしまう…。そのような時は、軽く身体を動かすのも有効です。身体を動かすことで凝り固まった筋肉がほぐれ、脳への血流を改善させることができます。運動部に所属しているお子さまや、もともと身体を動かすことが好きなお子さまであれば、気持ちの面でも切り替えがしやすいでしょう。
睡眠時間をしっかりとる
どうしても集中できないという人は脳の機能が低下している可能性があります。慢性的な睡眠不足に陥ると本来持っている集中力の機能が低下していき、最終的には本来のレベルまで回復できなくなってしまいます。「四当五落、4時間寝れば合格し5時間寝れば落ちる」と言って睡眠時間を削って勉強することが推奨されてた時代もありましたが、それでは集中できない時間と不注意が増えるだけです。質の良い睡眠を最低6時間、出来れば8時間程度とり、脳にとって良い生活を心がける事で勉強に本来持っている集中力で臨むことが出来ます。
誘惑との戦い
「いや、俺はテレビを見ない!」「漫画を読まないぞ!」と我慢してもいいですが
私から言わせれば、誘惑とは戦っている時点で負けです。
誘惑に負けがちな人は、できるだけ生活環境から誘惑を遠ざける努力をしましょう。
テレビなら食事中だけにする(私は食事中にテレビを付けたくない派ですが)
漫画は本棚にしまっておく
スマホはリビングにおいて勉強する
などなど意識的に生活環境を改めるのも有効です。
それでも我慢できないものは、きっと自分の大事な楽しみだと思うので
勉強時間と相談しながら楽しみましょう!
出典: 東大生が教える!「成績の上がらない」最悪の勉強の仕方と改善の仕方10選 | 合格サプリ | 3ページ目
兵庫県出身の東大生文一2年生のアドバイスです。
○「飽きた」は脳が疲れているサイン
長時間同じ作業をしていると「飽きた」と感じてきます。
「それは実は、脳が疲労を起こしはじめたというファーストサインです。使い続けた部位を休ませるようにと、脳が指示を発することが脳科学的に明らかになっています」と言うのは、大阪市立大学大学院疲労医学講座特任教授で、東京疲労・睡眠クリニック(東京都港区)の梶本修身(かじもと・おさみ)院長。
脳の神経細胞がダメージを受けている
仕事では、同じ作業ばかりを続けなくてはいけないことがあります。ネットでリサーチを続ける、伝票に数字を入力し続ける、荷造り作業を続けるなど、1時間もするとなんだか飽きてきたなあと思います。「そんなとき、脳ではある変化が起こっています」と話す梶本医師は、その変化についてこう説明します。
「脳は『神経細胞』でできていますが、ひとつの神経細胞は1000個以上の神経細胞とつながって、複雑で多様なネットワークをつくっています。そして、特定の作業をするように体に指令を出しているのは、脳内のある一定のネットワークです。
同じ作業を長時間続けると、一定のネットワークに負荷が集中することになります。すると、その部分の神経細胞が、『酸化ストレス』によって疲弊することがわかっています」
出典:疲労と睡眠の医学博士が教える。「飽きた」は脳が疲れているサインだった!|「マイナビウーマン」
この飽きるという感情は性格よりも脳が関係しており、脳が疲れると飽きるというサインを出し休憩を促しているのです。
酸化ストレスとは、紫外線を浴びた肌の細胞がさびて炎症をおこす、老化を加速させるといったことと同じ現象を言うのでしょうか。
「そうです。酸化ストレスにさらされると脳の神経細胞は劣化して、情報処理能力が低下します。そこで、その脳のネットワークから、『これ以上、同じ神経細胞ばかりを使うのはやめてくれ』という信号が出ます。それが、『飽きた』という感情になって表れるわけです」と梶本医師。
では、「飽きた」と感じることを無視してさらに同じ作業を続けると、脳はどうなるのでしょうか。健康を害することがあるのでしょうか。
「脳の神経細胞がダメージを受け、脳そのものの疲労がつのります。アラームとして、頭がずんと重くなる、目がしょぼしょぼする、肩がこる、眠くなるなどの症状が現れるでしょう。
出典:疲労と睡眠の医学博士が教える。「飽きた」は脳が疲れているサインだった!|「マイナビウーマン」
飽きたと感じたら、それは脳が疲労しているのだと自覚して、すぐに休息をとる必要があります」と梶本医師は、「飽きた」という感情と「脳疲労」の関係を強調します。
「脳が疲労せずに同じ作業を続けることができるのは、1時間から1時間30分までだということがわかっています。
たとえば、自動車で高速道路を運転するとき、1時間ごとに10分ほど休憩しながら3時間30分を走るのと、3時間運転を続けてから30分の休憩をするのでは、同じだけ休憩時間をとっていても、3時間の運転を続けたほうが脳は疲れます。
仕事や勉強、運転などで同じ作業を続ける必要がある場合は、あらかじめ、『飽きる』ことを前提に計画を立て、『飽きた』と感じる前に休息をして気分転換をはかりましょう。そのうえで、ちがう作業に切り変えると、脳のパフォーマンスの低下を防ぐことができるでしょう。
またそのほうが、疲労したとしても、休息や睡眠で疲労からの回復も早くなると考えられます」
梶本医師はさらに、「集中力を高めることは脳疲労につながる」とも言います。
「仕事や勉強に飽きたと訴える人に、『集中力を高めなさい』とアドバイスするのは、脳科学的に考えて間違いです。なぜなら、何かに集中するということもまた、脳の同じネットワークばかりを使うことになり、脳疲労が蓄積して仕事や勉強の効率が低下するからです。
意識を分散して、より多くの脳の神経細胞を使うほうが作業効率はアップします」
出典:疲労と睡眠の医学博士が教える。「飽きた」は脳が疲れているサインだった!|「マイナビウーマン」
飽きたら気分転換をして脳を休ませましょう
○勉強がはかどる環境が大切
やる気にならない2つの理由
勉強をやる気にならない主な理由は2つあります。
・環境による影響
・勉強が楽しくない、楽しい・面白いと思えていない
つまり、この2つの理由を解決することが出来れば、やる気を出して自主的に勉強するようになります。
やる気を出して自主的に勉強するようになり、勉強が楽しい・面白いと思えるようになると、成績はどんどん上がっていきます。
環境がとても大切です
・同級生など周囲の子供が遊んでばかりいて、勉強しない友達が多い環境で育つ
・同級生など周囲の子供が将来の事を考えていて、自主的に勉強を頑張っている友達が多い環境で育つ
子供にとって、どちらの方が良いでしょうか?
環境というのは「場所」もありますが、その環境によって「出会う人」「時間を一緒に過ごす人」が変わります。
そして、環境によって子供が友達になる相手も変わってきます。そして、子供はその友達から多くの影響を受けます。
どういう環境で、誰と一緒に過ごすかは子供の成績だけではなく、性格・人格形成面も影響を受けることになります。
中学生の子供が友達から受ける影響は必ずしも良い影響だけとは限らないからです。
特に多感で周囲の影響を受けやすい思春期・反抗期の中学生だと尚更です。
親としては、やっぱり将来のことをきちんと考えていて、勉強も部活も頑張るような、素直で前向きな友達を作ってほしいですよね。
出典:岐阜県大垣市の中学生が効率よく成績を上げ、高校受験で大垣北高校・東高校・南高校・西高校に合格する勉強方法 | 効率よく成績が上がる勉強法
中学生にとって誰からの影響が最も大きいかというと、最も大きな影響を受けるのは、周囲の「友達」からの影響です。思春期で多感な中学生は友達からの影響がとても大きくなります。
そのため、中学生にとって、誰と仲良くなるか、誰と友達になるかというはとても大きいのです。
自宅で勉強するメリット・デメリット
自宅で自分で学校の教材や参考書、問題集で勉強するというのはペース配分を子供が自分自身でしなければならず、元々自主的に勉強する習慣を身に付けていない子供の場合はなかなか難しいです。
逆にいうと、自宅で勉強がはかどる子供というのはやる気があり、自主的に勉強する習慣が出来ているわけで、自力でも成績はどんどん上がっていきます。しかし、そういう中学生はどちらかというと少数派です。
部屋を掃除する
自宅で勉強をするしかない、ということも十分にあると思います。たとえば部活のあとなどで、夜遅くに勉強をしなければいけないケースです。そんなとき、部屋が散らかっていると、視界のあちこちにいろいろな魅力が映ることになり、気がついたら勉強ではないことをしてしまっていた、なんてことになりがち。まずは勉強のやる気を阻害し得る要素を視界から排除するようにしましょう。
ただ、掃除をするとなると、変に気合いを入れて隅から隅までやってしまう、なんてこともあるかもしれません。そして掃除に夢中になって、いつの間にか勉強する時間がなくなっていた!なんていうことにも。そんなことにならないように、あくまで勉強するのに邪魔になるものを視界の外に追いやる程度の掃除に留めるのがよいでしょう。
出典:【環境もやり方も】勉強のやる気を出す10の方法|ベネッセ教育情報サイト
自分の部屋というのは、自分の好きな物が多く集まっている場所。マンガやゲームなど、「休憩」という名目で、いつのまにか没頭してしまう「邪魔者」が数多く存在します。
できればそういった魅惑の少ない環境でやることが、勉強のやる気を引き出すコツ。
通信教育で勉強するメリット・デメリット
通信教育の場合も自宅で自分で勉強するのは同じです。
もちろん、通信教育が届くペース通りにきちんと自分で勉強すれば成績は上がっていくでしょう。
自宅で勉強、通信教育の場合は、元々やる気があって、自主的に勉強する習慣がある子供であれば良いのですが、前回の分がまだ終わっていないのに、次のがもう届いた・・・を重ねて、やっていない通信教育の教材が何か月分もたまってしまう子供も少なくはありません。
家庭教師のメリット・デメリット
家庭教師の場合も自宅で勉強するわけですが、1人での家庭学習や通信教育と違って分からないところをすぐに教えてもらえるのは確かに大きいです。
また、子供が自宅で勉強を中々しないとはいっても、家庭教師が来ている間はさすがに勉強するため、それがきっかけで自宅で勉強する習慣がつく場合もあります。
もちろん、子供に合う、良い家庭教師に出会うことが出来れば成績は上がっていきます。
ただ、家庭教師に関しては、当たり外れがあります。
何故なら、家庭教師は専業の家庭教師もいますが、大学生のアルバイトも多いからです。
優秀な大学生であっても、「教えるのが上手い」かどうかは別問題です。
塾へ通うことのメリット・デメリット
家では中々勉強しない子供が塾に通い、塾で勉強を教わるだけでも成績は上がっていきます。
そして、塾で勉強することで勉強法が分かってきて成績が上がり出すと、子供はやる気になりやすくなります。
それに加えて、塾に行くと大切な中学時代を共に過ごしてお互いに良い影響を与え合い、高めあっていける友達が出来やすいことも中学生にとってはとても大きいのです。
そういう友達が周囲に多いと、子供は良い影響を受け、やる気になって自主的に勉強するようになりやすいのです。
この良い友達が出来やすいという点は、家での勉強や家庭教師にはない、塾へ通うことの大きな特徴です。
ライバルを決める
これって結構大事ですよ(笑)
別に宣言する必要はないんですが、ひそかに仲の良い友だちをライバルに設定することで、
負けたくないって気持ちが必ず出てくるんです。
別に負けたっていいし~こう思う気持ちもわかります。
私自身、勉強以外でそう思うこともありますし。
でも、良きライバルの存在は確実にあなたを成長させる原動力の一つに必ずなるんですよね。
出典:勉強のやる気が出ない君に学年180位が7位になった方法を教える
他人の勉強やってないわーを信じる、それが本当とは限らない!当たり前ですが、人の勉強やってない、は信用できるものではありません。「勉強やってない」という背景にセルフ・ハンディキャッピングというものがあります。セルフ・ハンディキャッピングとは自らにハンデを課すことで言い訳を用意しておく行為ですね。
「あ~、テスト前だけどノー勉だからテスト絶対ダメだわー」というのが典型例です。
○中学生の多くはこの「効率がとても悪い勉強法」をして、やる気にならなくなってしまう。
「作業」をして、「勉強」した気になっていませんか?
・自分なりには勉強しているつもりだけど、成績は中々上がらない
・勉強が嫌いだ・したくない
・やる気が起こらない
という中学生・高校生の大半は「作業」と「勉強」を勘違い・混同しています。
いくら頑張っても「作業」に時間を費やしているだけでは、学力・成績は中々上がりません。
逆に、「勉強」に時間を費やすと、
・学力が上がる
・勉強法のコツを掴み、効率よく成績が上がる
・勉強が楽しくなる
ようになります。
「作業」ではなく、「勉強」をすれば成績は効率よく上がります!
学年トップクラスの同級生は、元々頭が良い、特別な人だと思っていませんか?
「頭が良い」「要領が良い」などと言われるタイプの中学生・高校生は「作業」ではなく、「勉強」を効率よく行っているのです。
トップ5%の高校生の勉強法トップ5%の中学生・高校生は効率よく成績が上がる勉強法を身に付けているから、トップ5%に入っているのです!
出典:「作業」と「勉強」を勘違い・混同していませんか? | 効率よく成績が上がる勉強法
「作業」ではなく、「勉強」をし、「効率よく成績が上がる勉強法」を身に付ければ、成績は上がります。
こんなことはありませんでしたか?
分からなかった問題で、問題集や参考書で答えや解き方を見たり、先生に質問したりして「分かった」と思う
↓
しばらく経って、同じような問題に出会う
↓
「どこかで見たような気がするな~」と思いつつ、また分からない・解けない
↓
前回と同じように、問題集や参考書で答えや解き方を見たり、先生に質問したりして「分かった」と思う
↓
「あ~そうだった~」「前にやったな~」と思う。
どうですか?
こういうことってありませんでしたか? つまり、これは答えや解き方を見たり、先生に質問したりして、「分かった」と思ったものの、「分かったつもり」になっただけで、「次から出来る」ようにはなっていないということですよね。
よくあるパターンだったりしましたよね。
つまり、これは答えや解き方を見たり、先生に質問したりして、「分かった」と思ったものの、「分かったつもり」になっただけで、「次から出来る」ようにはなっていないということですよね。
実は、これが「中々成績が上がらない」「勉強が嫌い」「やる気にならない」という中学生がしている勉強法なのです。
時代が変わっても、中学生の多くはこのパターンを繰り返しています。
「分かったつもり」で、「出来る」ようになっていないと、これを更に2回も3回も4回も繰り返すことになります。
つまり、「分かったつもり」で、「出来る」ようになっていないため、同じことに時間を費やしているわけです。
出典:岐阜県大垣市の中学生が効率よく成績を上げ、高校受験で大垣北高校・東高校・南高校・西高校に合格する勉強方法 | 効率よく成績が上がる勉強法
「分かったつもり」で、「出来る」ようになっていないことが問題だと繰り返しおっしゃっています。
この勉強法をしていると、やる気にならなくなってしまう
頑張って長時間勉強しても、この勉強法をしていると、どうなるでしょうか?
同じことに時間を費やしているので、効率がとても悪くなってしまいますよね。
もちろん、頑張って勉強時間をかけても、実際に「出来る」ようになってはいないので、成績は中々上がっていきません。
実は、勉強しても中々成績が上がっていないという中学生の多くはこの、効率がとても悪い勉強法をしているのです。
そして、頑張って時間をかけて勉強しても成績が上がっていかないと、勉強するのは全然楽しくなく、勉強が嫌いになってしまい、やる気にならなくなってしまうのです。
勉強 = 理解ですよね?
はい、間違ってはいません。
でもそれだけだとテストでは点数が伸びずに頭打ちになってしまいます。
それだけでおしまいにしてしまうと「理解はしました。でも問題は解けません」ということになってしまいこうなります。
「理解はした」
↓
「問題が解けない」
↓
「テストで点が伸びない」
↓
「いつもパッとしない」
↓
「怒られる」
「それじゃ、何がいけないの?」
そう思いますよね。
それは勉強をして理解をしたあとは必ず、内容を忘れないうちに『問題集で同じ内容の問題をとく』ということが絶対に必要なんです。
最初に説明を受けただけでは分かったようで、実は深くは分かっていません。
説明を聞くときには、よく分かっていなくても「ふ~ん」と聞き流したり、読み進めてしまうことがよくあります。
しかし、問題では深く分かっていないと解けないものが出されます。
だから間違える。
出典:理解しているのになぜテストでは点がとれないのか 中学英語の勉強法
テストで間違えることによって「何でだろう?」という興味や関心をもって考えますから、深く理解ができて記憶にも残ります。
○勉強すればするほど成績が効率よく上がる勉強法を身に付けることが出来れば、勉強が楽しくなっていき、やる気を出て自主的に勉強するようになる
学年トップクラスになるような中学生がしている、「効率的に成績が上がる勉強法」!
分からなかった問題で、問題集や参考書で答えや解き方を見たり、先生に質問したりして「分かった」と思う
↓
「分かる」を「出来る」にする勉強をすぐにする
↓
しばらく経って、同じような問題に出会う
↓
すぐに答えを出せる・解ける
↓
同じような問題は何回やってもすぐに答えを出せる・解けるので、する必要がなくなる
↓
更に発展的な他の勉強に時間を使える
↓
更に「出来る」ようになる
↓
成績はどんどん上がっていく
成績がどんどん上がり、学年トップクラスになったり、地域トップの進学校に合格する中学生は、「分かったつもり」で終わらせずに、すぐに「出来る」ようにしているのです。
どうすれば、「分かったつもり」が「出来る」になるの?
・それは、授業・講義を聞いて「分かった」と思う
・分からなかった問題で、問題集や参考書で答えや解き方を見たり、先生に質問したりして「分かった」と思うだけで終わらずに、すぐに確認作業や演習をして「出来る」にしていくことが大切です。
インプット(聞く・読む・教えてもらう)の段階では「なるほど!」「分かった!」と思っても、「分かったつもり」で終わってしまう場合がよくあります。
インプットで終わらせるのではなく、「アウトプット」出来る=自分で説明できるようになり、応用できるようにすると、理解度が深まるのはもちろん、応用力もつき、学力が上がり、成績も上がっていきます。
よく、こんなことがありませんか?
学校の先生が例題を説明する。わかる。そのあと類題を解く。できない。
これがわかるとできるの違いです!
想像してください。
見たことない問題を解けないのと、見たことある問題を解けない。
入試本番で出会って、
悔しいのはどっちですか?
断然見たことある問題ですよね。見たことある問題と、
できる問題。この違いはどこにあるのか?できるかできないか、です。
ではどうすれば、見たことあるだけの問題ができる問題になるのか?
・答えは演習です!
学校は、できるようにする場所ではなく、わかるようにする場所です。
その日に"わかった"内容は、その日のうちに"できる"内容にしてしまいましょう!この積み重ねが、合格への近道です!必ず今日から実践してください
出典:"わかる"と”できる” | 教科書の例題も解けない受験生が、3ヶ月で偏差値60を超え、難関大学に合格できる勉強法
説明を受けた後、あるいは自分で新しい単元の勉強をした後には、理解したことを深く理解するために必ず同じ範囲の問題をとくことが必要になるのです。
必ず「単元の理解」と「問題をとく」ということはセットで考えて下さいね。
「分かったつもり」で終わらせずに、すぐに「出来る」ようにする勉強法を身に付けると、どうなると思いますか?
「分かったつもり」だったのを、すぐに「出来る」ようにするだけでも、子供の成績は上がりますよね。
また、先ほどの効率が悪いパターンのように、同じことを繰り返さないようになって、ムダな時間を使わなくても良くなります。
ムダな時間を使わなくて済むようになると、さらに発展的な他の勉強に時間を使えるわけです。
そうすると、成績はさらにどんどん上がっていくようになります。
やればやるほど成績が上がっていくと、勉強するのが楽しくなっていくものです。
ですからまずは難しいことを考えないで、
1.内容をしっかり理解
↓
2.そこに関する問題をとく
↓
3.間違えた問題はなぜそうなるのか解説を読んでじっくり理解し問題集の番号にチェックをつけておく。
↓
4.解説に納得できなければ、後日学校の先生や友達にきく。納得できたらもう一度その問題をといてみる。そのときには解説の内容を自分でブツブツと人に説明するように言うのもよい。
↓
5.これをくり返す。
これをやってみて下さい。必ず力がついてきますよ。
日頃勉強をするときに、まずは問題集でいろいろなパターンの問題をとき、そのときに「あっ、これも結局は基本の○○が分かっていればとけるんだ」ということを問題を解きながら考えていくようにすれば、手っ取り早く点数は上がり、それと同時に徐々に思考力や類推力もついていくようになってきます。
問題集をとくことの大切さ
自分で、または先生から説明を聞いて内容は理解した。そしていくつか問題も解いたので多少理解も深くなった。でもテストになると間違えてしまう。問題の解説を聞いてみると「前に習っていたところと同じ内容だった」ということがあります。
このような場合に考えられる問題点もやはり『問題を解く数が足りない』ということになります。
この場合は頭にインプットされている問題のバリエーションが少ないために、点が取れないということが考えられます。
たくさんの問題を解くことで次のような点が鍛えられます。
1.単元の理解が深まる。
2.一つの単元でも問題のパターンがさまざまなのでそれらに慣れることができる。
理解が深く類推力も深い人であれば、一つの理解から推測していろいろなパターンでも解くことができるかもしれません。
しかし普通の場合はそうではなく、実際にいろいろなパターンの問題をとき、最初は全然歯が立たなかったり、間違えるという段階をへて身につけていきます。
ほとんどの生徒がそうです。
どうすればアウトプット出来るようになるの?
これについては、アウトプット出来るようにするのが大事だと言っても、それを1人で、いきなり出来る中学生というのはかなり少ないです。
また、具体的に何をすればよいかというのは、教科によっても変わってきますし、1つの教科でも分野によってすべきことは変わってきます。
ですので、その勉強法で教えてくれる先生から教わり、その勉強法で実際に勉強し、徐々に身に付けていく必要があります。
勉強法の場合も、「分かる」→実践して「出来る」ようになる→継続して「身に付ける」必要があります。
あなたのレベルに最適な問題集を選び、その問題集を仕上げます
「問題集を仕上げる」とは、その問題集のなかのどの問題が出されても正解できるようにすることです
↓
中間・期末テストで高得点をとるための問題集を仕上げます
↓
最終的には、志望校に合格するために必要なレベルの問題集を仕上げます
科目を問わず、もっとも効率的な勉強法のまとめ
○具体的な問題集の解き方
あなたは、あなたの学力に応じた参考書や問題集を選ぶ必要があります。
難しすぎたり簡単すぎたり、自分の学力に合わないテキストを使うと、ものすごく時間の無駄がでます。
水泳の例でいえば、バタ足さえできない人が、いきなりバタフライの練習をしても、笑われるだけです。 逆にバタフライで泳げる人が、バタ足の練習をするのも、どう見ても意味がありません。
勉強も同じことです。 中学生や高校生なのに、小学生レベルの算数でつまずいている人が大勢います。 たとえば分数計算です。 分数計算ができないのに、中学や高校の数学の問題集を解こうとしても、無理があります。
自分の背丈にあったテキストを使うことは、正しい勉強法を推し進めるうえで、避けては通れない重要なポイントなのです。
問題集や参考書は、市販されている実績のあるものを使えば十分です。 今では非常によくできたテキストが、ごく普通の本屋さんで売られています。 近所の書店に置いてない書籍でも、アマゾン等のインターネットサイトを利用すれば、手軽に購入できます。
ことに問題集は、効率よい勉強法を実践するうえでの要になりますから、慎重に選んでください。 わかりやすい解説がついている問題集を選ぶことは、とても大切です。
本屋さんに行って手にとって見るのもよいです。
問題集の正しい解き方を学ぼう!
問題集が決まったなら、あとはその問題集を仕上げる作業に入ります。
とはいえ、ただ闇雲に問題を解いていけばよいわけではありません。
問題集を解く際にも、正しい解き方があります。
まず第一に、問題集は何度も使いますから、問題集に答えやヒントを書き込まないようにしてください。 問題集のページをコピーした上で、解くようにします。
次に、15分考えて、解き方の見当がつかない問題は、自力で解くのをあきらめて、問題集の解答や解説を見てください。
15分考えても解き方のわからない問題は、さっさと問題集の解答や解説を見て、解き方を理解してください。
しかし、 問題を見た瞬間に自分には解けないと思っても、10分は考えて下さい。
正解できなかった問題については、問題集の答えを見ながら、別の紙に正解の回答を書き写し、本来はどう考えるべきだったのかを理解し、記憶します。
この作業を、1ページ内のすべての問題について繰り返したあと、解答や解説を隠したうえで、もう一度、同じ問題を解いてみてください。
間違えたり、わからなかった問題は、問題集の解説を見て、しっかり確認します。
それでも不明なことがあれば、後日学校の先生や友達にきく、教科書や参考書に立ち返ればよいだけのことです。
問題を解く
↓
解答・解説を確認
間違っていた問題の正解を書き写し、理解して記憶
↓
再び解いてみる
答えを隠して、再びはじめから解いてみる
↓
進む
全問正解なら次のページに進む間違っていた場合は、再び正解を書き写し、理解して記憶。
この一連の作業を、そのページの問題で100点がとれるようになるまで繰り返します。
一問でも間違えたときは、ページ内の問題をすべてはじめから解き直してください。
そうして、全問正解できたなら、はじめて次のページの問題にとりかかります。
言葉で説明すると難しく感じるかもしれませんが、
実際にはシステマチックに進めるだけですから、戸惑うことはありません。
このようにスピーディーに、かつ確実に穴を埋めるように勉強することが、
とても重要になってきます。
あなたに求められているのは、密度の濃い勉強なのです。
この練習を繰り返せば、その問題集のなかからどの問題が出されても、正解が出せるようになります。 でも、それで満足して終わってはいけません。 最後まで問題集を進めたあと、最初の方の問題の解き方を忘れてしまうことは、ごく普通です。
ですから、繰り返し復習を行い、その問題集のどの問題が出されても解ける力を、保ち続けないといけません。
理解度に合わせて定期的に、過去に仕上げたページを再度解くように、スケジュールを組みます。このサイトには各科目ごとの効率的な勉強方法も掲載されています。
○中学英語の勉強方法
アラキ式 中学英語の勉強方法
アラキ式独学革命では、英語と数学を最重要科目として、位置づけます。
あなたには、まず、英語に取り組んでもらいます。
英語だけは、必ず予習から入ってください。
はじめに、効率的な英語の予習方法について、解説します。
まず、専用のノートを用意してください。
1.ノートの左側のページに、学校の教科書に書かれている英文と、新しく出てきた英単語を書き移します。
アラキ式では通常、コピーを有効に使いますが、中学生の英語に関しては、必ず手書きで英文と英単語を書き写してください。
英文は、余白に書き込みができるように、3行とばしくらいで書いていくのがコツです。
2.辞書(ジーニアス英和辞典 3465円が高校まで使えるのでお勧めです)や教科書ガイド(2100円)等で単語や熟語の意味を調べて、ノートに書き写した英文に直接書き込みます。
3.教科書ガイドで、教科書の英文の文法を調べ、主語はどれか、動詞はどれか、どの単語がどの単語を修飾しているのか、など教科書ガイドに書かれている文法の解説を、自分でぱっと見てわかるように書き込みます。
4.英文の日本語訳を教科書ガイドで調べ、ノートの右側に書き込みます。
5.最後の仕上げとしてノートの左側を隠し、日本語訳を見ただけで英文が書けるように、練習します。
日本語訳を見て、教科書に書いてある英文や単語を、間違いなく書けるようになれば、OKです。
この要領で、学校の英語の教科書を、独学でどんどんこなしていってください。学校の授業には、そのノートを持っていき、あなたが予習の段階で理解した以上のことがあれば、その授業内容をどんどん書き込んでください。
その際、自分が日本語訳や文法の解釈で間違えたことがあれば、あとで見てわかるように、書きとめておくことがポイントです。
英語の先取り学習をする理由
その理由は、中学3年までに勉強することになっているカリキュラムが極端に少ないのに対して、高校の3年間で勉強しなければいけない量が、異常に多いからです。 学校のカリキュラムにとらわれず、記憶力のいい中学生のうちにできるだけ、英語力をつけたほうが得なのです。
さらに、中学生のうちに高校1年生レベルの英語を習得しておくと、学校のテスト・実力テスト・高校入試で、圧倒的に有利になります。
あなたがいま中1で、これから英語をはじめるところであれば、学校の授業のペースにこだわることなく、英語だけは今紹介した勉強法で、どんどん先に進めてください。
中2や中3になってから本格的に勉強をはじめた人や、現在、学校の授業についていけない人は
できるだけ早く中1の最初のところから、教科書と教科書ガイドを使って、ここで紹介した勉強法を実践してください。
中学の英語のカリキュラムには余裕があります。 さかのぼって一から勉強しても、すぐに今の授業に追いつくことができますから、心配はいりません。
教科書ガイドに書いてある教科書の日本語訳を、すべて英文で間違うことなく書けるようになれば、文法・読解力・英作文のすべての力がつきます。
教科書を勉強するのに並行して、以下の問題集をやってください。
まず、中学レベルの文法を完全に身に着けるために、「中1(~中3)英語 満点BON」(各1029円)か 「中学ハイクラステスト 英語 中1(~中3)」(各861円)を仕上げてください。
同時に、「本多式中学英語マスター短文英単語」(1400円)で例文を覚えていきます。
特に覚えなければいけない単語や熟語、また重要な例文は、日本語訳を見たらすぐに英文に訳せるように、繰り返し練習してください。
中学2年生レベルになったら、英文読解の勉強に入っていきます。 英文読解の力を養うために、「本多式中学英語マスター速読長文」(1050円)を仕上げてください。
次に中学3年生レベルでは、高校入試に備えて、英語のリスニング(ヒアリング)にも手をつけていきます。 リスニング能力を高めるためには「高校入試リスニング完全攻略本」(1365円)を仕上げてください。
多くの問題集に手を出すより、同じ問題集を繰り返して復習するほうが、はるかに効果的です。
上記の課題を、中学3年生になる前に終了させることが理想です。
英語に関しては、ここまで書いた課題を終了した段階で、増進会の「速読英単語 入門編 改訂版」(945円)に進んでください。これは、高校1年生用のテキストですが、中学生のうちに、「速読英単語 入門編 改訂版」の終了レベルまで進めることができたなら、あなたは間違いなく、ずば抜けて英語ができるようになります。
この本は単語を覚えるための本ですが、一般的な単語帳と異なり、英単語を例文ごと覚えるというスタイルをとっています。また、英文法も例文を理解しながら勉強できるように作られています。
高校入試問題を見てみると、現在の高校入試問題のトレンドは、英語の長文読解とリスニングに力を入れていることがわかります。
言い方を変えると、高校入試問題では、英文の読み慣れ、聞き慣れを問われているのです。細かい文法の知識より、どれだけ長文読解とリスニングに慣れているのかを問われるのが、最近の高校入試の特徴なのです。
したがって高校入試までに、充分な長文読解とリスニングの練習が必要になりますが、これは学校の授業だけでは、まったく足りません。
ここであげた問題集をきっちり仕上げ、受験対策を万全にこなしてください。
2年間で中学英語の全カリキュラムを完璧に仕上げられるからこそ、学校の授業についていけなくなった人でも、挽回できると仰っています。
○中学数学の勉強方法
あなたのレベルをチェックするところから、数学はスタートします。
計算力のトレーニングを並行して行いながら、進めます。この目的で、「陰山メソッド 徹底反復 百ます計算」を行います。
数学では、充分な計算力を身に着けることが、とても重要なのです。
レベルチェックには、「未来を切り開く学力シリーズ」の『小河式プリント(中学数学基礎篇)』を用います。 この問題集は、前半では小学校段階の算数の「つまずきやすい単元」で構成されています。
ほとんどの人が、小学校レベルの算数でつまずいているというデータがありますが、これは私の実感と同じです。 中学の数学に入る前に、『小河式プリント(中学数学基礎篇)』を用いて、小学校の段階で理解できていない部分を勉強して、基礎学力をつけてください。この本を通して、小学校で勉強しておくべき算数を効率よく復習できます。
最初はレベルをチェックすることが重要。
中学生になったら、まず必要なこと
断言しますが、中学生になったら、まず必要なことは、小学校で習った内容が定着しているかどうかの確認です。
中間・期末テスト対策として最小限のテスト勉強は必要ですが、小学校の算数で理解できていない部分の補強の方が、より大事なのです。
断言しますが、中学生になったら、まず必要なことは、小学校で習った内容が定着しているかどうかの確認です。
中間・期末テスト対策として最小限のテスト勉強は必要ですが、小学校の算数で理解できていない部分の補強の方が、より大事なのです。
数学の基礎学力をつけておくことは、とても大切です。
基礎学力を仕上げた後は
基礎学力をきっちりと仕上げたあと、「中1~中3数学 満点BON」(各1029円)で、学校の定期テストでの得点力をアップさせ、「未来を切り開く学力シリーズ」の「中学数学発展篇 方程式と関数」「中学数学発展篇 図形」「中学数学発展篇 入試対策」を並行して仕上げます。
「未来を切り開く学力シリーズ」シリーズは、できるだけ学校の授業に先行して、先取り学習を行うようにします。
やる気と平均以上の学力のある中学生は「6ヶ月半」で中学数学を、公立入試レベルまでもっていける人もいますが、アラキ式は1年半~2年で、中学数学を完成させることを目標にします。 数学はもともと、独学に向いている教科ですから、けして無理ではありません。
中学校は3年間あるのですが、まず最初に小学校レベルの算数を完璧にして、3年分のカリキュラムの中学の数学を勉強し終わったあとで、受験勉強に打ち込んでいただきます。
中学校でどれだけ英語・数学・国語を勉強したかにより、高校生になってからの学力が左右されます。
○中学国語の勉強方法
1)現代文について
手元のデータによると、驚くべきことに現在、中学生の8割程度の人が、充分な文章読解力がありません。 つまり、現在の中学生の文章読解能力は壊滅的だと思って、まず間違いはないと思います。 この理由は、ほとんどの人に読書習慣がないためです。
アラキ式独学革命では、月に1~2冊のペースで、
多量の読書をしていただきます。
ただし、内容を味わって楽しむための読書であって、ページ数を稼ぐための読書ではありません。 確実にいえることは、高い国語力をもっている人に読書嫌いはいません。
読解力をつけるもっとも良い方法は
読書習慣をつけることです。 できるだけ早い段階で、読書習慣をつけることが、とても大切になります。 読書を面白いと思えるようにすることを、まず優先させます。 実際に読解力がついてくるまで時間はかかりますが、読書習慣をつけることは一生ものの価値があります。
読解力は、すべての科目の要なのです。
実際のところ、読解力さえすぐれていれば、
英語や数学をはじめとする主要五科目の教科書と参考書を読みさえすれば、
授業を受けるまでもなく、理解できるようになります。
読解力は、すべての科目の要なのです。
ほとんどの人は、長時間テレビを見る習慣があると思いますが、テレビを見るのはやめて可能な限り読書をしたり、新聞を読む習慣をつけていただきたいのです。テレビを見ない習慣をつけることこそが、重要です。
その第一歩として、まずは、おもしろいと思える本を読んで下さい。
ジャンルは問いません、できるだけ、多くの本を読むことがポイントです。
参考までに、私のお勧めは、星新一・畑正憲・新井素子・北杜夫です。
読む本を選ぶガイドとして、「くもん」さんの推薦図書のリスト(360円:送料込)を入塾時に購入していただきます。 これは非常によくできていて、「くもん」さんの生徒ではなくても、購入できるものです。 この推薦図書のリストについては、「くもん」さんのホームページに解説が乗っています。
面白そうな本を探すために、友達や学校の図書室の先生、国語の先生に相談するのもよいでしょう。 もちろん、私も相談に乗ります。
また、こまめに国語辞典を引く習慣をつけるようにしてください。
学校の授業については、国語の教科書に即した問題集を指定しますので、充分な復習を行なってください。 学校のテスト対策にもなります。
アラキ式で使用するテキストは、まず、「くもんの中学基礎固め100%中学国語(読解編)」(中1~中3各1260円)と「小河式プリント中学国語基礎編」(1260円)を並行して用います。 これらを、勉強をはじめてから2年間以内に終了させることを目指してください。 ここまで来たら、「中学学力診断ワーク中学国語」(1260円)をやってから、「正答率50%以上の入試問題国語」(735円)に進みます。
2)国文法について
実は、国文法を理解することと、英語を理解することには、密接な関係があります。
日本人の場合、英文法の理解を通して国文法を深く理解し、国文法の理解をもとに英文法を理解するという側面が、中学レベルでは色濃くあるのです。国語がまったくできないのに、英語がよくできる人には、会ったことがありません。
また、国文法の知識を身に着けるために必用な時間は、文章の読解力をつける時間ほどはいりません。
国文法の習得は、もっともわかりやすいテキストである「くもんの中学基礎がため100%中学国語」(文法編 中1~3、全1冊、1260円)を使って、できるだけ早く行います。
高校入試の配点が低いだろうと考え、国文法を捨てる人がいますが、それは間違っています。
国文法をしっかりやっておかないと、英語や古典の文法で苦しむ原因になりますから、国文法はきっちり勉強します。
文章の読解力をつける時間ほどはかからない。
3)漢字について
学校の教科書で出てきた漢字をまず覚え、さらに「ニューコース問題集中学国語-漢字・語句」(945円)を繰り返し使って、覚えていけば効率的です。
でも単に漢字を覚えるのは、単調で面白くない作業です。 ですので、アラキ式独学革命以外の所で勉強する人には苦手分野だと思います。
アラキ式では基本的に「ニューコース問題集中学国語-漢字・語句」を使いますが、それよりももっと大切なこととして、覚えるべき漢字が出てくるレベルの書籍を多量に読み込むことを奨めています。
読書を通じて、楽しみながら漢字の復習をすればよいのです。
4)古典について
「まんが攻略BON!中学古文」(893円)で古典に興味をもち、「合格へのベストアプローチ古文」(1050円)を繰り返しやってください。
国文法・古典については、問題集をするだけで比較的、楽に得点力をあげられますから、指定した問題集を勉強していただきます。また、漢字力の強化も重視します。
○中学理科の勉強方法
理科に関しては
「図でわかる中学理科1分野(物理・化学) 改訂新版―中1~中3 (未来を切り開く学力シリーズ)」(1500円)
「図でわかる中学理科2分野(生物・地学) 改訂新版―中1~中3 (未来を切り開く学力シリーズ)」(1500円)
を仕上げてください。
この本は参考書部分と問題集部分を併せもっています。 重要なポイントをノートに書き写すことで、理科の整理と定着ができます。 比較的新しい本ですが、とても優れた本です。
レベルとしては、簡単~普通 レベルです。 先取り学習として、小学生に勉強させても理解できるほど、わかりやすく書かれています。
まずは、この本に使い方が書いてありますから、それにしたがって、ノートにテキストの重要な部分を書き写してください。
勉強するスピードは、学校の授業に合わせれば十分ですが、最終的にはこの本のどの問題を出されても、正解となるようにしておいてください。
比較的新しい本ですが、とても優れた本。
上記の本と並行して、「中学学力診断ワーク 中学1年(~3年)理科-定期テスト・入試対策」(各1365円)を仕上げてください。
これも、どの問題を出されても100点が取れるように、何回も復習してください。
同じ問題集を繰り返し解くことが大事。
理科に関しては学校の定期テストのたびに、試験範囲の得点力を高校入試合格レベルまで引き上げることが大切です。
高校入試までに、上記のテキストのどの問題を出されても、解ける状態にしておいてください。 ここまでできたら、理科はあなたの得意科目になっているはずです。
上記のテキストのどの問題が出されても解ける状態になったなら、中学校の理科は終了として、英語と数学と国語の勉強をするようにするとのことです。
○中学社会の勉強方法
社会については、まず教科書に書いてあることや、学校で習ったことを、大まかな図にまとめていきます。
教科書や授業のノートをもとに、自分で図や年表等にまとめてください。
社会の場合は、この自分でまとめた図が、とても大事な宝物になります。
自分で行うノート整理が、とても重要になってくるのが社会の特徴です。
社会は、自分でノートにまとめないと、頭に入りにくいからです。
次に、自分でまとめた図を、コピー機を利用して覚えていってください。 ノートをコピーして、覚えたい言葉や地名・年号などを黒のマジックで塗りつぶして、自作の問題集を作って覚えていきます。
この後、
高校入試 合格へのベストアプローチ社会[地理](1050円)
高校入試 合格へのベストアプローチ社会[歴史](1050円)
高校入試 合格へのベストアプローチ社会[公民](1050円)
のなかの勉強した範囲の問題を、どの問題を出されても
100点をとれるようにしておいてください。
なお、歴史に興味をもつために、この他に「中学校の「日本の歴史」を20場面で完全理解」を読んでおくとよいでしょう。
この後、
高校入試 合格へのベストアプローチ社会[地理](1050円)
高校入試 合格へのベストアプローチ社会[歴史](1050円)
高校入試 合格へのベストアプローチ社会[公民](1050円)
のなかの勉強した範囲の問題を、どの問題を出されても
100点をとれるようにしておいてください。
なお、歴史に興味をもつために、この他に「中学校の「日本の歴史」を20場面で完全理解」を読んでおくとよいでしょう。
自分でまとめた図を覚えた後、問題集を解く。
社会は一般的に、暗記モノという理解をされがち
社会は一般的に、暗記モノという理解をされがちですが、
個々の暗記よりも、それぞれの事柄が
全体のなかでどのような位置づけになっているのかを、
理解するようにしてください。
中間や期末のテスト範囲に合わせて、その範囲を一気に高校合格レベルまで引き上げるのが、もっとも効率的です。 上記の問題集の問題が解けるレベルに達していれば、OKです。
中学1年生のときに、地理で問題集1冊仕上げ、どの問題を出されても100点とれるようにしておき、中学2年生のときに歴史を1冊仕上げ、どの問題を出されても100点とれるようにしておけば、あとで楽ができます。
上記の問題集、高校入試 合格へのベストアプローチ社会のこと。
ですが社会については、高校入試を本格的に意識して勉強するのは、中学3年生になってからで構いません。
中学1・2年のうちは、英語・数学・国語を中心に勉強してください。
中学3年間で習う範囲の英語・数学・国語を、中学2年生までに仕上げることが理想です。
社会については最終的には高校入試までに、上記の3冊の問題集のどの問題を出されても、解けるようにしておいてください。
そこまでできれば、社会については中学レベルは終了と考えて、英語・数学・国語のレベルアップに集中してください。
定期テストは力をいれて取り組んだほうがいいと思いますが。
○勉強に煮詰まったときのリフレッシュ方法
「どうしても勉強する気が起きない」という時期がありました。
勉強すべきなのはわかっているものの、やりたくない。そのときに僕が取った方法はいたってシンプルでした。それは、「その日は勉強せず、ゆっくり過ごしてたっぷり寝る」という方法です。
やる気が起きないまま勉強を続けていると、その状態が何日も続いてしまいます。しかし、「今日は勉強しない」とスパッと決めて1日過ごせば、翌日からは実りある勉強に取り組むことができます。
受験生にとって「休むこと」は怖いことかもしれませんが、逆にこれが効果的であることも多いのです。
「どうしても」までは行かないものの、「やる気が出ない、煮詰まった」ときのリフレッシュ方法は、僕は決まって「お散歩」か「ランニング」でした。1時間くらいで終えることができ、ゲームや本とは違って依存性も小さく、何よりいつでも行える点が魅力です。数学の問題が解けなくて煮詰まったときに、1時間くらい予備校の周りを散歩してリフレッシュしてからまた勉強に臨む、ということもよくありました。
日々の中で簡単に行えて依存性の小さいものを探した結果、僕はこの2つに行きつきました。みなさんもこういう些細なものが見つけられると受験勉強を乗り越えていけるかと思います。
出典: どうしてもやる気が出ないとき(理科一類) | 東大受験を乗り切るために | 受験対策 | 東大塾 | 河合塾
長いスパンで勉強に取り組んでいると、やる気が出ないことや、「やる気はあるものの体がだるい」といったことがどうしても起きてしまいます。
参考書を見るために書店に行く
自習室などで勉強をしていて、疲れてしまったり、やる気がなくなってしまったりしたときには、とりあえず外に出ることが大切だと思います。
ぼくはよく校舎近くの書店に行き、参考書や過去問を見ていました。さまざまな本を参照することで、今まで学んだことの復習が多角的な視点からできますし、まだ自分が知らない知識を吸収することもできます。
また受験参考書以外にも、東大受験に直結するかしないかに関係なく、大学の教科書や新書などにも目を通しました。すべての内容を理解することは難しくても、幅広い知識に触れることができるからです。 その中で特におもしろく感じたものを購入し、自習室などで息抜きに読んでいました。
出典: 次の勉強の準備をしよう(理科一類) | 東大受験を乗り切るために | 受験対策 | 東大塾 | 河合塾
東大・理科一類の学生のアドバイスです。
大学でしたいことを考えて調べる
リフレッシュにもなり、かつ重要なことだと思いますが、大学に入って何がしたいのかを考えて調べてみることもよいでしょう。
高校生のうちに自分が何をしたいのか把握することは難しく、情報を得ることも容易ではありません。しかし、大学に入って以降は情報があふれかえって、かえって何がしたいのか明確にしづらい場合もあります。受験生のうちに、大学で何がしたいのかを考えておくことはとても有意義なのではないかと思います。
僕の場合は留学に興味がありましたので、東京大学の留学・国際交流情報サイト「Go Global」や学外の留学情報を扱うサイトを参照していました。また、サークル探しも受験生のときから始めていました。
大学入学後、サークルや国際交流プログラムの応募に関してかなり早い意思決定ができたことで、大学生活のよいスタートを切ることができたのではないかと思います。
みなさんもぜひ試してみてください。
出典: 手軽な4つのリフレッシュ法(文科二類) | 東大受験を乗り切るために | 受験対策 | 東大塾 | 河合塾
東京都 麻布高校 出身で東大・文科二類 入学した方のアドバイスです。