ハムスターは冬眠をする?
野生のハムスターは土の中に穴を掘って、生活をしています。
冬になると餌になる植物や昆虫がほとんどいなくなるので、巣穴にため込んでおきますが、土の中は暖かくて15度を下回ることはほとんどないため、冬眠をすることはありません。
それでも寒さには弱いため、10度を下回ると完全な冬眠ではない、疑似冬眠(ぎじとうみん)を行います。疑似冬眠に入る前に巣箱から出なくなったり、体の動きが鈍くなるので、事前に察知してあげてください。
ハムスターの疑似冬眠はとても危険
ハムスターの疑似冬眠中は低体温症になっており、体が冷たくて呼吸数が小さく、一見すると死んでいるかと見間違えるほどです。
出典:ハムスターの疑似冬眠と対策について紹介!15度を下回る秋と冬に要注意! - Woriver
実際に疑似冬眠は体の小さなハムスターに大きな負担を与えており、1時間も疑似冬眠をさせるとそのまま死んでしまうことがほとんどです。
30分以内に疑似冬眠から起こしてあげることを目指しましょう。
ハムスターの疑似冬眠か死んでいるのかを見分ける方法
ハムスターの疑似冬眠は死後硬直と似ており、すぐには判断がつかないことがあります。
出典:ハムスターの疑似冬眠と対策について紹介!15度を下回る秋と冬に要注意! - Woriver
疑似冬眠と判断する方法は3つほどありますが、呼吸しているかどうかを注意深く見れば簡単にわかるかと思います。
チェックポイント
わずかに呼吸している
体が完全に硬直していない
体がわずかながら温かい
ハムスターを疑似冬眠から起こす方法
ハムスターが疑似冬眠で眠っていると判明しても、すぐに体を暖めて起こしてはいけません。逆に心臓に負担をかけてしまうからです。
最初は手で優しく包み込んで、人肌でゆっくりと暖めてください。意識が戻ったらケージの下にパネル式のヒーターを設置してケージを暖めてください。
暖め始めてから2時間たっても意識が戻らなければ、すでに手遅れの可能性が高いです。
目が覚めても体にかなりの負担がかかってしまっているため、病院に連れて行って診察してもらうことをおすすめします。
出典:ハムスターの疑似冬眠と対策について紹介!15度を下回る秋と冬に要注意! - Woriver
病院に連れて行く用にキャリーケースを用意しておきましょう。保温しやすい紙袋に2個ほどカイロをいれて底から暖めるようにしてください。
ハムスターの冬眠対策
ハムスターの寒さ対策は気温によって変えていきます。
室温が23度前後になったら全身が埋まるくらいに床材をたくさんいれて、暖まりやすくしておきます。室温が20度下回るようになったら小動物用のヒーターを使い、15度を下回るようになったら暖房をつけるようにしてください。
ハムスターを飼育する温度
ハムスターを飼育する温度について、お伝えします。結論、下記の温度を維持できていれば、温度起因でハムスターの命に支障をきたすことはないでしょう。
出典:【失敗しない】ハムスターを飼育する温度|ハムスター飼育グッズ評論
ハムスターを飼育する温度 = 20~26℃
ちょっと補足させて頂きます。ハムスターを飼育する際の温度として、「±6℃」差がありますが、私の場合は、「夏」と「冬」で基準値を少し変えています。
冬の温度:20℃以上
夏の場合:26℃以下
当たり前の話ですが、冬場に26℃まで温度を上げようとすると光熱費に響いてきますし、部屋が乾燥し過ぎたり、加湿器を付けても結露しやすいですし、中々大変です。
なぜ温度管理が必要なのか?ハムスターが快適に過ごせるようという意味もありますが、病気も怖いです。
出典:【失敗しない】ハムスターを飼育する温度|ハムスター飼育グッズ評論
温度管理が適切でないために起こりえる病気は主に下記の2つです。
熱中症
低体温症
これらにより最悪は命を落としかねないので、ハムスターを飼う温度には注意が必要ということです。
ハムスターを飼育する温度に保つには
ハムスターを飼育する温度がどのくらいの目安か紹介しました。では、その温度を保つにはどうしたら良いでしょうか。
ハムスターを飼育する温度を管理する方法を以降で紹介していきます。
夏冬の温度はエアコンで管理する
住んでいる地域や住んでいる建物内の室温状態にもよりますが、夏や冬をエアコン使わずハムスターを育てるのは「ハードモード」だと思っています。
出典:【失敗しない】ハムスターを飼育する温度|ハムスター飼育グッズ評論
逆にエアコンさえ使ってしまえば、イージーモードに変わります。もちろん、温度に関しての話です。
インターネット上には、エアコンを使わない工夫が紹介されていたりしますが、まずは普通にエアコンを使った方が良くて、工夫してみるのはそれからでも遅くはないです。
節約したところで、金銭的にもハムスターが死んだり、病気になってしまったもっとお金が掛かります。飼い主はハムスターの命を預かっている立場なので、無理のない飼い方を心がけましょう。
【ハムスターの寒さ対策】冬はエアコンを使おう
結論 ハムスターの寒さ対策はエアコンを使おう
室温は住んでいる地域や住宅によって変わりますが、ハムスターは20℃程度の室温が快適と言われています。
エアコンのメリットはこちらです。
・部屋全体を温めることができる強力なパワー
・設定温度以上に部屋を温めない自動制御が可能
・必要な時のみ動作させるタイマー機能
当たり前の内容ですよね。でも、ハムスター達ができる温度調整って、巣箱の中の巣材の量をコントロールしたり、ケージ内の快適なポジションに移動したりくらいしかできません。
出典:【ハムスターの寒さ対策】冬はエアコンを使おう|ハムスター飼育グッズ評論
寒すぎる、暑すぎるからといって、ケージの外に逃げ出して、違う部屋に移ったりすることもできません。
よって、パワーと柔軟性を両立した温度制御が可能なエアコンが最もリスク無く、ハムスター達を越冬させることが可能です。
ケージ内の寒さ対策にヒーターはどうなのか?
これら商品の特徴としては、エアコンよりも遥かに少ない電力で稼働しますが、我々人間のアイテムに例えるならば、「ホットカーペット」みたいなモノです。ケージ全体を温める能力はなく、敷かれている部分のみが温まります。
こういったヒーターを購入する際、ヒーター面積が、ケージ全体に及ぶ製品は使わない方が良いです。
なぜなら、ケージ内が暑くなった時にハムスターの逃げ道になるところが無くなってしまうからです。
ケージ下に入れるタイプ以外にも、直接ケージ内にいれるヒーターもあります。
出典:【ハムスターの寒さ対策】冬はエアコンを使おう|ハムスター飼育グッズ評論
そういった商品の場合、対策は施されているとはいえ、火傷のリスク、電源コードを噛まれる、用を足されてしまうなどの不安が残るほか、ケージに電源コードを入れてあげなければならないため、ケージの形状によっては、工夫が必要になってきます。
これらヒーター全般は、エアコンと比較すると次のような特徴があります。
出典:【ハムスターの寒さ対策】冬はエアコンを使おう|ハムスター飼育グッズ評論
エアコンと比較すると温めるパワーが弱い
エアコンと比較すると特定の場所のみ温まり、制御しづらい
エアコンと比較すると電気代は安く済む
ある程度室温が高い前提であれば、ヒーターでも良いと思います。しかし一言で「非力」なため、ヒーターを主軸に越冬するのは難しい住環境もあるのではないかと思います。
エアコンなしでも出来る方法
電気ヒーター
この電気ヒーターをどうやって知ったのか?
これはペットショップの店員さんが教えてくれたんです。冬には絶対あった方がいい重要アイテム。
出典:ハムスターの飼い方で冬の防寒対策は?エアコンなしでも出来る方法~ | 居心地の良いMy Life
手放せません(*´Д`*)
で、実際にこれをケージ内に置いてみると?
これをすると昼間、ほんと気持ちよく熟睡している場合が多いです。
やっぱり暖かくて気持ちが良いんですね♪
※この寝顔を見ると癒されます(´ω`*)
ケージ下に段ボールを敷く
ケージをそのまま床に置くとハムスターは寒いと思うんです。
床からの冷たさが直でケージに伝わってくるのです。
電気ヒーターも設置していますが、ケージ底全体を暖かくした方がより暖かいです。
そこで色々調べてみるとわかりましたよ\( ˆoˆ )/
ケージ下に段ボールを敷くんです。
これをする事で、床からの寒さが段ボールで遮断されます。
出典:ハムスターの飼い方で冬の防寒対策は?エアコンなしでも出来る方法~ | 居心地の良いMy Life
ハムスターは「暖かいよぉ~!(^^)!ありがとう♪」とは喋れません。
なので「こんなんでいいんかな?どうかな?」とか、色々ハムスター目線で考えることが必要やと思います。
夜、ケージを毛布で覆う
これも色んな情報を調べたら書いてあったんです。
それが保温と断熱。
出典:ハムスターの飼い方で冬の防寒対策は?エアコンなしでも出来る方法~ | 居心地の良いMy Life
これをしなければ冬、すぐにケージ内が寒くなってしまいます。
我が家では昼間はまだ暖かいのでケージを毛布で覆う事はしていませんが、夜は気温が一気に下がります。
なので就寝前、ケージを毛布で覆って保温をします。
特に、金網のケージで飼っておられる方は保温が必要だと思います
ハムスター用ヒーターの選び方3点
ハムスター用ヒーターはパネル・フィルム、保温球、カイロケースが主なタイプ。エキゾチックアニマルの専門医・霍野晋吉さんに、それぞれの特徴を解説していただきました。
PTC機能つきが多いパネル・フィルムヒーター、巣箱になるタイプも
パネル型およびフィルム型のヒーターです。ハムスターがじかに上に乗って暖まるタイプ、ケージや巣箱の下に設置して暖めるタイプなどがあります。
出典:ハムスター用ヒーターおすすめ9選! ペットドクターがタイプ別の特性も解説 | マイナビおすすめナビ
多くの商品が、設定温度になると自動でオフになるPTC(Positive Temperrature Coefficient)機能がついているのが特徴。設定された温度を維持し、気温が設定以下に下がると再び加温されます。
また掃除しやすい構造、生活防水も付いている商品が理想です。しかし、コードをかじられないよう、しっかりとしたカバーが付いているか確認してください。最近では、ドーム型や箱型をしている商品もあります。こちらは巣箱としても使え、中に潜って暖まるタイプになっています。
広いケージの上部に設置する、保温力にすぐれた保温球タイプ
熱源となる保温球で、ケージの中全体を暖めるタイプです。
出典:ハムスター用ヒーターおすすめ9選! ペットドクターがタイプ別の特性も解説 | マイナビおすすめナビ
ケージの上部に設置して使用しますが、ある程度の広さのケージが必要で、直接触ってしまうと火傷を起こすことがあります。
パネルヒーターやフィルムヒーターよりも、保温力がすぐれているのが特徴。ハムスターが直接触れられない位置に設置し、温度が上がりすぎないようサーモスタットを使いつつ、温度計で温度管理をしてください。
ヒト用の市販カイロがそのまま使えるカイロケース
市販の人間用カイロを、ケースに入れて使う商品です。
出典:ハムスター用ヒーターおすすめ9選! ペットドクターがタイプ別の特性も解説 | マイナビおすすめナビ
カイロケースの上にハムスターが乗ったり、カイロケースを巣箱の下に設置したりして保温します。
電気のコードをかじる心配もなく、飼い主さんが留守の間に電気を使うことがないので安心して使用することが可能です。ただし、カイロは半日くらいしか温かさがもたないので、他のヒーターの補助として使ってください。もちろん温度調節もできません。
おすすめハムスター用ヒーター
マルカン ハム暖フィルムヒーターワイド
タイプ
フィルムヒーター
PTC機能
あり
サイズ(幅×奥行×高さ)
200×245mm
基本温度
約40度
ケージの外に設置するから汚れない、かじられない
設定温度になると電源がきれるPTC搭載の大型パネルヒーターです。20cm×24.5cmと大きな商品なので、主にケージの下に置いて使ってください。
出典:ハムスター用ヒーターおすすめ9選! ペットドクターがタイプ別の特性も解説 | マイナビおすすめナビ
ケージの外で使うので、ハムスターにかじられる心配もなく、汚れることもありませんので安心して使えます。ハムスターの大きさも関係なく、まるで床暖房のように使える商品です! 大きめのケージを使ってハムスターを飼っている方におすすめです。
SANKO(三晃商会)『パネルウォーマー 32W』
タイプ
フィルムヒーター
PTC機能
あり
サイズ(幅×奥行×高さ)
240×480mm
基本温度
約25~45度(可変式)
薄く丈夫で設置の自由度が高い
PTC搭載のフィルムヒーターです。薄くて丈夫なフィルムヒーターなので、ケージの下や工夫次第で床敷の下に置くことも可能、自由自在に設置できる商品です。
出典:ハムスター用ヒーターおすすめ9選! ペットドクターがタイプ別の特性も解説 | マイナビおすすめナビ
本商品には8~32Wと幅広いシリーズがあるので、ケージの大きさにあわせて選ぶことができます。ゴールデンハムスターでもジャンガリアンハムスターでも使える商品ですので、汎用性が高くおすすめです。
SANKO(三晃商会)『フラットウォーマー 6W』
タイプ
パネルヒーター
PTC機能
あり
サイズ(幅×奥行×高さ)
115×142mm
基本温度
約45度
断熱材つきの省エネタイプ
ケージの下に設置するPTC搭載のパネルヒーターです。6Wでほんのりと暖めるタイプですが、断熱材も付いており、外の冷たい空気から、パネル自身が冷やされるのを防いでくれます。
出典:ハムスター用ヒーターおすすめ9選! ペットドクターがタイプ別の特性も解説 | マイナビおすすめナビ
その結果、ヒーターの温度も安定するため、消費電力も少ない省エネタイプの商品といえます。6W以外にも、12Wや20Wなどの大きな商品もありますので、ケージの大きさなどに合わせて選んであげてください。小さなケージから大きなケージまで、幅広くおすすめできる商品です。ケージの下に貼り付けて使います。
マルカン『セラミックヒーター 100W』
ケージの空気を暖める、光を出さない保温球タイプ
保温球タイプのヒーターで、ケージの空気がそのまま暖まります。かなり寒い冬など、早急に暖めたい方におすすめの商品です。保温球はカバーで保護されているため、直接電球に接触することはありません。
光を出さない陶器の電球を使用しているので、夜行性のハムスターにとってもまぶしくないので安心です。ただし、カバーの外側はそれなりに高温になりますので、ケージの上部に設置して、事故のないよう注意してください
マルカン『カイロケースぽかぽか』
一時的な保温やヒーターの補助に
市販のカイロをケースに入れて保温する商品です。カイロは半日くらいしか発熱しないので、限られた夜中や寒いときに他のヒータを使いながら、補助的に使用します。
お出かけのときにも使えるので、小動物を連れてちょっとした距離を移動する方におすすめです。ハムスターが直接カイロに触れる心配がないので、安心して使えます。ほんのりとした暖かさなので、熱すぎることもありません。
GEX(ジェックス)『ホッと2WAYヒーターS』
吊るしてもOKな2WAYタイプ
ただのパネルヒーターではありません。ケージの外に吊り下げると、暖かさでハムスターが寄りそってきます。ケージの中に置くと、上に乗ってきて暖まります。まさしく2つの使い方ができるのです。
さらに、ヒーターの裏と表で高温と中低温が作れるリバーシブルでも使えるという2WAYも。生活防水も付いて安心で、かんたんな水洗いもできます。ヒーターのコードにかじり防止カバーも付いてます。飼い主さんまたはハムスターの好きなように使えるのも当商品の仕様ならでは。レイアウトや使い方に応じて、臨機応変に対応したい方におすすめです。
ハムスターの防寒対策にカイロを使用するときの注意点3つ
ハムスターにカイロは使ってもいい?
寒さに弱いハムスターの寒さ対策グッズとしてホッカイロはどうなのかというと、非常時など一時的な用途で使う場合はともかく、長期間の暖房器具としてはカイロは向いていません。
あくまでもカイロを緊急避難的に使う分には問題がないのですが、カイロだけでハムスターの冬対策をするには、カイロの持続時間や温度などに問題があります。
もしもハムスターの防寒対策にカイロを使用する場合は、以下で紹介する3つの注意点に気をつける必要があるでしょう。
人間にとっては使い勝手のよいカイロですが、ハムスターの暖房としてはさまざまな問題点があります。
ハムスターの防寒対策にカイロを使用するときの注意点1:コストがかかる
出典:ハムスターにカイロはNG?寒さ対策におすすめのグッズを紹介 - 小動物の豆知識について知りたいならあにまろ〜る
ハムスターの防寒対策としてカイロを使用するときの注意点、1つ目は毎日新しいカイロを使用しなければならないので、意外とコストがかかるという点です。
使い捨てカイロを安いところで買えば、30個入りで800円前後といった価格になります。飼い主さんの地域にもよりますが、冬の寒い時、11月頃から3月頃くらいまでカイロを毎日使うと結構な出費です。
使い捨てのカイロにそれだけコストをかけるなら、次の年も使えるペット用ヒーターなどを用意した方が経済的にお得ではないでしょうか。
ハムスターの防寒対策にカイロを使用するときの注意点2:長時間温度を保てない
出典:ハムスターにカイロはNG?寒さ対策におすすめのグッズを紹介 - 小動物の豆知識について知りたいならあにまろ〜る
ハムスターに快適な室温は20℃~26℃なのですが、カイロは持続時間が1日中ではない上に、熱い時は45℃近くにもなるなど逆にハムスターにとっては熱すぎる問題がでてきます。
飼い主が布などを巻いて調整したとしても、ハムスターがそれをとりのぞいてしまうことがあります。カイロの上で寝たりしたら、それこそ熱過ぎが問題になるでしょう。
そしてカイロは熱い時は熱くなるのに、持続時間が過ぎると温度が低下してしまい、暖房器具としての役目をはたせなくなってしまいます。
ハムスターの防寒対策にカイロを使用するときの注意点3:ケースに入れないと危険
出典:ハムスターにカイロはNG?寒さ対策におすすめのグッズを紹介 - 小動物の豆知識について知りたいならあにまろ〜る
カイロを使う場合でも、そのままケージに入れてしまうとハムスターがかじってしまうことがあり、とても危険です。
ハムスターは見慣れないものをかじることがあり、カイロにもそうしてしまう可能性があります。飼い主が何かで包んだとしても、気づかないうちにカイロをむき出しにしてかじってしまうことがあります。
カイロの中身は酸化鉄など体に良いものではありませんので、ハムスターが食べてしまうのは問題です。カイロを使うとしても、カイロケースなどに入れた方がよいでしょう。