日本の千円札甲号券
表記は旧字体で千圓
1945年発行
圓」は新字体では「円」と表記されることとなり、硬貨では昭和23年(1948年)発行の一円硬貨および五円硬貨、日本銀行券では昭和25年(1950年)発行の千円紙幣より「円」の表記となった。中華圏では、「日圓」或いは「日元」と表記される。
中国の旧紙幣
簡体字が導入される以前に発行された紙幣
「壹仟圓」の表記
中国語で「元・圓」がともに「yuán」で同音であるために、「圓」の略字として「元」が使われるようになったものである。
台湾の現行2000圓
台湾は漢字の簡略化をしていないため、
現在でも「貳仟圓」
「台湾元」と「台湾ドル」は同じ
台湾の現行1000圓
韓国の旧1000ウォン札
額面には千圓と書かれている。
光武元年(1897年)、大韓帝国が成立し、光武6年(1902年)には1圜(원、Won) = 100銭(Chon)と通貨単位が改正された。この원は、朝鮮語で図形の円を表す文字である。
モンゴルのトゥグルグも「圓」と同じ意味のモンゴル語
モンゴルや、満州国など、モンゴル語を公用語とする国家では、「圓」(円)と同義の「トゥグルグ(Төгрөг, Tukhrik)」が貨幣単位として使用された。
1