◆『ペットショップの経営者』
とある坊さんが昔、関東の寮で修行をしているとき…
息抜きに近くのペットショップで犬と遊んでたら。。
①さいきん心霊系の話ばかりネットで観てたら、凄いのにブチ当たった。心霊話ではないんだけど。
その人(坊さん)が昔関東の寮で修行をしているとき、息抜きに近くのペットショップで犬と遊んでたら、そこの経営者に気に入られた。経営者はいつも缶コーヒーを4本並べて好きなのを飲めと言ってきた。
②その4本のコーヒーは銘柄がいつも同じなので不思議だったが、とりあえず1本選んでいただいていた。あるとき犬の散歩と15分のおしゃべりだけで月に15万やる、と言われたが、修行中ということもありお断りした。そのうち4年間の修行を終え、挨拶して別れた。
③それから数年後、その経営者がテレビに出た。なんとあの愛犬家連続殺人の犯人(映画「冷たい熱帯魚」で″でんでん″が演じてた)だった。彼には人を「殺しのターゲット」とする理由が幾つかあった。強欲など。
④そのうちの1つに「運がない奴」というのがあった。それで犯人は語った。「昔うちの店に来ていた若者に毒入り缶コーヒーを4本出して、1本だけ毒を入れていなかった。そいつは毎回毒なしだけを選びよった」
どんな怖い話やねんっていう
◆『職場の部長』
嵐で避難勧告があった日に…
「会社行けません」って部長に連絡したら。。
「嵐でさ、避難勧告とか出ててさ」
「うん」
「会社行けませんって部長に連絡したらさ」
「あーそういう話、うん」
「嘘つけ!出勤しろ!ってきてさ」
「うん」
「で、辞めてやるって思ったんだけどさ」
「うん」
「その部長さ」
「うん」
「その前日に交通事故で亡くなってたんだよね」
「…うん?」
@Assorted_fruits @saya0kurishina 自分は高校三年生の時、バイクの事故で亡くなった知人の葬式終わって、夜中なのに二階に上がる時、姉の所にある電話がなった。直感的にあ、あいつだと思った。姉はまだ俺は帰ってきてないと受話器置いた。次の日亡くなった知人から電話あったよと。そいつ亡くなった話したら蒼ざめてた。
@Assorted_fruits 朝、勤め先の倉庫のシャッター開けたら奥で人影が。「すみません、誰か倉庫にいるんですが、怖いんで来てもらえますか!」事務の人が「あんた見える人?」何かわからず一緒に倉庫へ。「あーまた、出勤したのか。彼、去年仕事中亡くなって時々いるみたい。」祈祷師が来る。
◆『閉鎖された巨大迷路』
1982年にとある巨大迷路がオープンから2週間で閉鎖した理由が…
煉獄ゔぁーみりをん(低浮上)@心を燃やせ!がんばろう真備!@vermilion_01
@HoI3200 その昔、あまり面識のない職場の女の子から、『あなた、こないだ野球場でナンパしてきましたよね?』と言われ、『?』ってなった事がありまする。
その日は休日出勤。ナンパしていた時間帯は作業中。しかし、その子の話では、ナンパしてきた男が着ていた服は、普段よく着る服装。何だったんだ...。
◆『妙なホテル』
友人とレストランに行こうとしたがマップがバグり民家も店もほとんどない田舎町に着いて…
1つだけあった大きなホテルを見つける。
妙なホテルに着いた話
友人とレストランに行こうとしたがマップがバグり民家も店もほとんどない田舎町に着く。
1つだけあった大きなホテルを見つける。
フロントで道を聞こうと入るも誰もおらず壁掛け時計も柱時計も埃を被り止まっている
廃ホテルかと思い出ようとしたらお爺さんが背後にいる
続く
お爺さんにレストランの位置を尋ねるも「コーヒーはどうだ」しか言わない。
仕方なく席に着くがいれてもらったコーヒーはソーサーには10年以上位のホコリが溜まりコーヒーの中には虫が浮いている代物。飲めないので口をつけたふりをして机に置き「このホテルは営業してるんですか」と尋ねてみる
続く
「営業してる。ただ、今年はお前らしか客は来ていない。そうだよな?」と答える爺。その時既に10月。聞き返されて知るかよと思っていたら背後からもう1人おじさんが出てきて「そうだ、俺らはいつも働いている。しかし客が来ないから同時にいつも遊んでいる。ずっと昔から」と妙な会話をする
続く
会話の内容以前に彼らの英語がまるで幼稚園児のように主語述語文の構成がバラバラでチグハグなので「彼らはヤク中でヤク中のたまり場のホテルだろうか……」と思いあたりを見渡す。壁にかけてあったカレンダーが目に入るも1972年のもの。古めかしさに気味が悪くなりホテルを出ようとする。
続く
しかしあんなに汚いコーヒーを何故か飲んでしまった友人①が…
しかしあんなに汚いコーヒーを何故か飲んだという馬鹿な友人①(not日本人、♂)が尿意をもよおしトイレに行ってしまい放って出るわけにも行かず、席で彼らと話しつづける私と友人②(not日本人、♀)。
いつまで経っても帰ってこない友人①。
続く
話を聞いていると、お爺さんとおじさんは家族でもなくこのホテルのオーナーでもないことが分かる彼らは自分たちを「客を迎える役」と言っていた。
そんな時私もトイレに行きたくなり、友人②を放っておくのは女性でもあるわけだし不安だから彼女に耳打ちして2人でトイレを借りることにした
続く
トイレは長い廊下の突き当たりにあり、いくつかの客室を横切るがやはり客は1人もいる気配がしないし廊下も歩くだけで誇りが舞うくらい埃まみれだった。
しかし、私たちが女性トイレに入ると驚くものを目にする。
どのトイレもゴミまみれホコリまみれ、1番ひどい個室は血まみれ。
続く
気持ちが悪くて尿意どころじゃない私はなんでもいいから出ようと友人②に言い、友人①を呼ぶために隣の男性トイレの前で名前を呼んだ。
しかし友人①の気配がなく、怖くなって友人②と廊下を駆け抜けたが、人の気配が無かったはずの先程の客室から沢山の笑い声がして本当に怖くなった。
続く
フロントでお爺さんとおじさんにとりあえず礼を言い逃げるようにホテルを出ようとしたが、何故かそれを聞いたお爺さんが私たちが口をつけた茶器(陶器)を暖炉に投げ込んだ。
慌てて「何故捨ててしまうのか」と聞いたが「お前達は帰る外の客。もう二度と来ない客。食器はいらない」
と答えられる
続く
洗うという概念がないのかポリシーなのか何なのかは分からないが私たちが最後にお爺さんと話したのはそこまで。
外に出る瞬間に「みんな帰る。ここはホテルじゃない、駅。みんな来てみんな帰る」とよく分からないことをおじさんが言ってた。
続く
話が最初から最後まであまり通じないので…
半泣きの友人②を連れてホテルの外へ。。
頭がおかしい人達かもしれないしヤク中かもしれない。
とりあえず話が最初から最後まであまり通じないので分からないけど半泣きの友人②を連れて友人①にはSMSで来た道を戻るとメッセージをいれてから外に出た。
猛スピードで元の道を辿り続けて1時間後くらいにチェーン店のドーナツ屋に入る。
続く
それから数時間友人②とそのドーナツ屋でお茶をしているとやっと友人①が店に現われ、合流した。
しかし、彼は激怒していた。放って行かれたからかと思ったがそうではなく、彼が見たものは私たちとは違ったからだった。
続く
友人①が見たものとは…
彼の話は私たちとは確実に食い違っており、「綺麗なホテルに着いた。お爺さんとおじさん、それとお姉さんとお母さん、小学生くらいの娘さんが出てきて美味しいコーヒーをご馳走されたのに何故君たちはコーヒーも飲まずに出ていったのか」と。
私たちはお爺さんとおじさんしか見ていない。
続く
さらに、私たちが彼を置いていってから女性達を見たのかと思ったがそうではなくフロントに最初からいたと言う。
ふざけているのかとも思ったが、それなら彼だけがあんな汚いコーヒーを飲んだ理由もわかる
続く
最初は嘘をつくなと口論になったがお互い真剣そのものだったので「なんだこれ」と気味が悪くなり、お通夜みたいなテンションで目的のレストランも探さずにそのまま家のあたりまで戻り解散。
翌々週この話に興味を持ったほかの友人含め5人ほどで再度訪れることにしたが、全く見つからなかった。
続く
私が引っ越してから友人①が「実はあのホテルを見つけた!やっぱりいい人達だった!見つけてから何回か遊びに行ってる」と言ってきた。
ふと、私はお爺さんが友人①の飲んだ茶器は捨てなかったなと思い出した。
友人①の彼の英語も…
その友人①の彼とはその報告以来あまり連絡を取っていませんし最近彼の英語がだんだんとあのお爺さんやおじさんみたいに文法的にバラバラでおかしくなってきてからは繋がっていた連絡先もブロックしました。
以上が私の話です。
信じて頂いても頂かなくても大丈夫です。
◆『娘と見たもの』
娘の塾は毎回私が車で送迎してる…
この前の夜、いつものように駐車場に車を留めてぼんやり外を眺め娘を待っていたら。。
娘の塾は毎回私が車で送迎してる。この前の夜、いつものように駐車場に車を留めてぼんやり外を眺め娘を待っていたら、前をセーラー服姿の女の子が塾の出入口に向かい歩いて行った。出入口はビルの角を曲がった先で、ここからは見えない。彼女を目で追っていたら、娘がすれ違ってこちらに歩いてくる。続
娘が乗り込んで発車。暫くして
娘「…お母さん、私が出てくるときに女の子見た?〇高の制服着た子。夏服の」
私「いたね。〇高の子(おかしなことをいう、夏服だよそりゃ)」
娘「男の子は」
私「ん?一人だったでしょ彼女」
娘「だよね」
そのまま黙り込む
じっと暫く黙っていた子が、明るい街中に出てから「塾から出てきた時に、男の子と女の子が二人で並んで前から歩いてきたの。あの道細いからさ、並んでるってことはまあ友達か彼氏彼女じゃん。ちぇ、リア充がと思ってスマホで時間確認して、目を上げたら女の子とすれ違ったの。女の子とだけ」
娘「えっと思って振り返ったら、そのまま彼女だけ塾に入っていったの。男の子はどこに行ったのって。両側はビルの壁で一本道でしょ」
私「駐車場に戻って来たんじゃないの、彼」
娘「お母さん、彼女ひとりだったって言ったじゃん。大体それなら私が彼を追いかける形になる」
私「そりゃまあ」
娘「あと、車に乗ってから思い出して変なことに気づいたの。」
娘「あと、車に乗ってから思い出して変なことに気づいたの。男の子、学帽被ってた」
私「学帽?」
娘「市内に学帽の学校ってないよね。それに」
私「なに」
娘「…男の子、冬服着てた」
その日の気温は38度。母娘してあまりの怖さにパニックになって爆笑しながら帰宅した。終
◆『見ることができなかった滝』
「山の方に滝を見に行こう!」って出かけてたんだけど…
いろいろあって滝は見ないで帰ってきた。。
山の方に滝を見に行こう!って出かけてたんだけど、いろいろあって滝は見ないで帰ってきた。多分今年イチになる怖いことが起きたんだ。
インター降りてナビの言うままに走ってたんだけど、なんだか調子がおかしい。曲がれって言われても直進しかできない。いくらリルートしても曲がれっていう。今思い返せばあのときからおかしかった。
山登ってるから方角は合ってるはず、看板を探そう、とそのまま走った。山道の先、鄙びた集落へ出たとき。目に入った一軒家の軒先を、ペラッペラの白い紙人形が埋め尽くしていて思わずギョッとした。
不気味な家だなと思いつつ、本当にこの集落の先に目当ての滝があるのかって不安になった。クソ暑い中畑作業をしているおばあさんたちがいたので、停車して道を聞いてみた。
「お仕事中すいません、この先に◯◯の滝ってありまーー」
「くぁせdrftgy!!!アハハハハ!!アハハハハハハハハ!!!!」
突然の大きな笑い声にびっくりして「すいません」と慌てて窓を閉めた。「えっ何あれ、なんて言ってた?方言?」と驚いたまま運転してる夫に声をかけた。が、その夫さんの様子がどうもおかしい。運転しながらも、田んぼの向こうにある山を気にして見ている。
「どうしたの?」
「あの斜面のとこ、人いる?人だよね。子供いるよね?」
言われたままに見てみたけど、人はいなかった。案山子のようなものもなかった。
「さっきのT字路入ったときからずっと、くねくねした変な子供がついてきてるんだ」
と夫さんがアクセルを強めに踏んだ。
何かおかしい。猛暑の炎天下、なんでこんなに人が外に出てるんだ。人がいるわりに車とすれ違わないのは何故だ。気がつけば集落は抜けてまた山道に入った。様子のおかしい夫を止められる状況ではなかった。どうしたらいい…と震えていると「◯◯の滝、駐車場」と書いてある古い看板が目に入った。
「駐車場あったよ!左!」と夫に声をかけるも、車はなぜか右に曲がった。車がギリギリ入れる急勾配の山道を登っていく。
「こっちじゃない!危ないよ!!ねえ戻ろう!!」カーブを曲がるたびに道は細くなる。木の枝が車体を擦って嫌な音がする。夫の表情を見たときに、その顔にゾッとした。
夫は…
目元はボンヤリとしていて、口元だけ笑っていた。。
目元はボンヤリとしていて、口元だけ笑っていた。何かうわごとのようなことを呟いている。と、反対側の助手席の窓をみるとほんの30秒程度の間にどれだけの距離を登ったのかってくらいの断崖絶壁があった。もちろんガードレールなんてないし、ハンドルひとつ間違えたらヤバイやつだ、と身体が強張った。
その瞬間、急に怖くなった。「いやだ!しにたくない!馬鹿夫!目を覚ませ!!」思わず夫の顔面にキンキンに冷えたポカリスエットをぶちまけたとき。
「……え?ええ??なに?なにこれ?うわっちょっとなにこれ……え?なにここ?ちょっとええ?!?!はあ?!?!」
夫は正気に戻ったようだった。
この細い獣道を降りなければならないことら夫もすぐにわかったらしく、慎重にゆっくりハンドルを切りながら後退した。急勾配の山道の後退、何回か石に乗り上げて前輪が空転し、とにかく怖かったが祈るしかなかった。アスファルト舗装の最初のY字路に戻ったとき、思わず泣いた。
一安心して見上げたときにまた驚いた。Y字路からは田んぼの奥に山が広がるだけで、駐車場の案内看板なんて何もなかった。一体なんだったのか……と呆然としていたら、山の奥の方から一台の軽トラがやってきた。
「おめえらそっちの道は崩れて危ねえから入んじゃねえ!」と軽トラに乗っていたおじいさんが言った。そのおじいさんに聞いてみた。「ここに来るまでの途中の集落、人がいっぱい外に出てたんですけどお祭りか何かですか?」
馬鹿言うなこのクソ暑いのに祭りなんかやるか、とおじいさんは去っていった。
「滝、どうする?」
「……滝はいいや。なんか疲れた。帰ろ」
元来た集落の方へまた車を走らせると違和感が込み上げて来た。さっきあれだけ人がいたのに誰もいない。急に笑い出したおばさんたちもいない。紙人形が埋め尽くしていた民家もない。普通の光景がかえって不気味だった。
一体なんだったんだろう……と車窓を眺めていた。どんなに注意深く見ていても、最初のT字路が見つからなかった。仕方ないので二車線の県道をまた30分くらい走って、どうにか市街地まで戻った。夫さんは疲れと緊張が混ざった様子だけれども、あの不気味な表情をすることはなかったので安心した。
ふたりして定食を食べながら、結局なんだったのかを話していた。「つまるところその滝はあるの?ないの?」「あるはずだよ、昨日ラジオでいってて」「じゃあなんでググッてもひとつもヒットしないの」「ええ、じゃあなんで最初のナビで目的地設定できたの」なにがなんだかわからなかった。
ふたりして定食を食べながら、結局なんだったのかを話していた…
「つまるところその滝はあるの?ないの?」
長くなったわりに大したオチもないんですがこれで終わりです。生きて帰ってこれてよかった。洒落怖を好きでよく読んでるんですが、リアル洒落怖でした。