◆エボラ出血熱の感染が騒がれているなか、朗報です。◆
エボラ出血熱
エボラ出血熱( Ebola hemorrhagic fever)は、フィロウイルス科エボラウイルス属のウイルスを病原体とする急性ウイルス性感染症。出血熱の一つ。「エボラ」の名は発病者の出た地域に流れるエボラ川の名を取って命名された。ヒトにも感染し、50-80%という死亡率を持つ種類も存在する。人類が発見したウイルスの内で最も危険なウイルスの1つである。
2月25日 アビガン 仏機関「一部のエボラ患者に有効」
エボラ出血熱の治療で期待が高まっている富山化学工業が開発したインフルエンザ治療薬『アビガン錠』について、フランスのINSERM(いんさーむ)・国立保健医療研究所は、「一部の患者に有効」との中間結果を発表した。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150225-00010004-tuliptv-l16
INSERMは、去年12月からアフリカのギニアでおよそ80人の患者を対象に『アビガン錠』の臨床試験を実施。解析をおこなった結果、「比較的、症状の進行していない患者の死亡率を低下させるのに有望である」との中間結果をまとめた。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150225-00010004-tuliptv-l16
投与の結果、治療を始める時の血中ウイルス量の少ない患者の死亡率が、30パーセントから15パーセントに半減した
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150225-00010004-tuliptv-l16
ただ、ウイルス量が多く、内臓に障害をかかえた重症患者の死亡率は改善されなかったとしている。
一部のエボラ出血熱患者に対してアビガン錠が有効性を示したことを踏まえ、富士フイルムグループは「引き続きエボラ出血熱の感染終息に貢献するとともに、治療法確立に向けて、全面協力していく」とコメント。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150225-00010004-tuliptv-l16
これをうけてエボラ出血熱の治療法を話し合う厚生労働省の専門家会議は、24日国内で患者が発生した場合はアビガンを臨床研究の枠組みで使用する方針を確認した。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150225-00010004-tuliptv-l16
10月20日【エボラ感染看護師が快方に、日本の薬投与と報道】
スペイン政府は19日、エボラ出血熱に感染し、マドリードの病院に隔離入院していた看護師が快方に向かっていると発表した。ウイルス検査で陰性の結果が出たためで、近く再検査を行う予定としている。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141020-00050076-yom-int
この看護師は、西アフリカでエボラ出血熱に感染し、マドリードの病院に入院した神父の治療団の一員で、今月6日に感染が確認された。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141020-00050076-yom-int
スペイン紙エル・ムンドは、富士フイルムホールディングスのグループ会社が開発した抗インフルエンザ薬「アビガン」が投与されたと報じた。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141020-00050076-yom-int
10月4日【エボラ熱、日本の薬投与した仏女性治癒 】
富山化学のインフルエンザ治療薬「アビガン錠」
フランスのトゥーレーヌ保健相は4日、エボラ出血熱に感染し日本の製薬会社が開発したインフルエンザ治療薬などを服用していたフランス人女性看護師が治癒し、病院を退院したと発表した。フランス公共ラジオが伝えた。
女性は国境なき医師団(MSF)のボランティアとして活動していたリベリアで感染が発覚。9月19日にパリ郊外の病院に搬送された。
服用していた日本の薬は、富士フイルムホールディングス傘下の富山化学工業(東京)が開発した「アビガン」(一般名ファビピラビル)。
フランスの医療チームは11月にも西アフリカのギニアで、アビガンの投与を実験的に開始する方針。フランス国立保健医療研究所の担当者は「大量生産ができる態勢で副作用への懸念が少ないこと」などをアビガンの利点に挙げている。
10月6日【日本政府へ提供要請続く…ドイツでもエボラ熱に効く「アビガン」投与】
富士フイルム株式会社は、ドイツの医療機関から、ランクフルト大学病院に搬送されたウガンダ人のエボラ出血熱患者の治療のために10月4日(現地時間)に「アビガン錠」が投与されたとの連絡を受けた。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141006-00000025-zuuonline-bus_all
富士フイルムはドイツからのアビガン錠提供依頼に対し、日本政府と協議の上で緊急対応した。投与された患者は、シエラレオネ共和国で医療活動に従事しているなか、エボラ出血熱ウイルスに感染していることが判明し、治療のためにフランクフルトへ移送されていた。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141006-00000025-zuuonline-bus_all
富士フイルムの「アビガン錠」に対しては、既にフランス、ギニア両政府がエボラ出血熱に対する中規模の臨床試験を実施することを検討している。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141006-00000025-zuuonline-bus_all
ドイツだけではなく世界各国から日本の「アビガン錠」に提供の要請があり、ますます注目が集まっている。日本政府は開発元の富士フイルムと協議して対応していく予定だ。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141006-00000025-zuuonline-bus_all
◆「アビガン錠」(ファビピラビル)ってどんな薬なの?◆
ファビピラビル(英語: Favipiravir)は、富山大学医学部の白木公康教授と富士フイルムホールディングス傘下の富山化学工業が共同研究で開発したRNA依存性RNAポリメラーゼ阻害剤である。開発コードのT-705、あるいは商品名であるアビガン錠の名称でも知られる。
アビガンを共同開発した「白木公康富山大大学院教授」
ファビピラビル(英語: Favipiravir)は、富山化学工業が開発したRNA依存性RNAポリメラーゼ阻害剤。商品名であるアビガン錠の名称でも知られる。
本来は抗インフルエンザウイルス薬で、ウイルスの細胞内での遺伝子複製を防ぐことで増殖を防ぐ仕組み。そのためインフルエンザウイルスの種類を問わず抗ウイルス作用が期待できるとされる。
2014年3月に富山化学工業が日本国内での製造販売承認を取得した。ただしすぐに製造・販売が開始されるわけではなく、新型インフルエンザが流行し他の薬が効かないと国が判断した場合に、厚生労働大臣の要請を受けて製造を開始するという特殊な承認となっている。
◆パンデミック(感染大爆発)の様相を見せ始めたエボラ出血熱。「特効薬の量産」が望まれてるなか、世界中から注目を浴びているのがこの薬。◆
2014年夏から、インフルエンザウイルスと構造が似ているエボラ出血熱ウイルスの治療にこの薬が有効ではないかという説が持ち上がり、富山化学の親会社である富士フイルムホールディングス、並びに同社の提携先である米国のメディベクター(Medivector)社が、米国内で治験を行う意向を示したことから、改めて話題を呼んでいる。
世界保健機関(WHO)によるとエボラ熱感染者は21日までに西アフリカ5カ国で6263人(疑い例を含む)に達し、2917人が死亡した。エボラ熱に効く承認薬はない。対症療法のほか生還した患者の血液を使い治療する血清療法や未承認薬が投与されている。
米国で開発された未承認のエボラ治療薬「ZMapp(ズィーマップ)」は、すでに在庫がなくなっているという。
ZMapp(ジーマップ。ズィーマップとも)は、タバコの葉の中で作られる3種類のヒト化モノクローナル抗体を混合した抗エボラウイルス薬である。 2014年現在、サルに対する非臨床試験しか実施されていない未承認薬であるが、2014年8月4日に2人のエボラ出血熱患者に投与され、実験的な治療が行われた。 その結果、2人とも症状が改善されるポジティブな結果を示した。 この薬は、マップ・バイオファーマシューティカル社が開発中である。
<a target="_blank" href="http://ja.wikipedia.org/wiki/ZMapp">http://ja.wikipedia.org/wiki/ZMapp</a>
アビガンも候補薬の一つ。マウス実験でエボラ熱ウイルスに効果があったとする研究がある。日本では新型インフルの医薬品として承認され2万人分以上の在庫がある。
「エボラウイルスとインフルエンザウイルスは同じタイプであり、理論上、同様の効果がエボラウイルスに対しても期待できる」、と富士フイルムの広報担当者が語っている。
◆「アビガン」を開発した会社「富山化学工業」ってどんな会社?◆
富山化学工業株式会社
東京都新宿区にある医療用医薬品を製造・販売する製薬会社である。
【富山化学工業株式会社】
TOYAMA CHEMICAL CO., LTD.
種類:株式会社
市場情報:東証1部45181961年9月30日 - 2008年8月11日
本社所在地:〒 160-0023 東京都新宿区西新宿三丁目2番5号
設立:1936年11月15日
業種:医薬品
事業内容:医薬品の生産及び販売
代表者:菅田益司
資本金:100億円(2012年3月末現在)
従業員数:830名(2012年3月末現在)
決算期:3月
主要株主:富士フイルムホールディングス株式会社:66%
大正製薬ホールディングス株式会社:34%
富士フイルムホールディングスのグループ企業
元は越中富山の薬の会社
富山と言えば、「薬売り」。江戸時代から薬の行商をしてきた地方である。以前は、行商売りによって全国の家庭に「越中富山の置き薬」が配置してあったものである。
元々富山県で化学薬品の製造・販売・研究を行う会社として1930年に富山化学研究所として創業。
1936年に法人化(株式会社化)された。1961年に現在地へ本社移転したが、富山県富山市にも事業所が所在する。
2002年9月に大正製薬と資本・業務提携を行い、同年10月に同社との合弁で医療用医薬品の販売を行う大正富山医薬品を設立。2008年には富士フイルムホールディングスを加えた3社で戦略的資本・業務提携を結んだうえで、株式公開買付けにより富士フイルムホールディングスの傘下に入った。その際、富士フイルムホールディングスが保有する株式の一部を大正製薬に譲渡したことにより、富士フイルムホールディングスと大正製薬が出資する企業となった。
治療薬は富山事業所(富山市下奥井)で開発が進められた。
以前は抗生物質と抗菌剤が収益の柱だった中堅の製薬会社だった。
◆富士フイルムと大正製薬株式会社との戦略的資本・業務提携を実施した理由は?◆
社長 菅田益司氏
2000年以降、日本発大型新薬はほとんど登場していないなど、業界の国際競争力が伸びていない
出典:http://www.toyama-chemical.co.jp/aboutus/message/index.html
戦略的資本・業務提携により、「インフルエンザ治療剤(T-705)」、「アルツハイマー型認知症治療剤(T-817MA)」などの有力なパイプラインを有する当社は、特定領域(感染症、神経疾患、炎症等)における世界基準の有力創薬企業として大きく飛躍できると考えます。
出典:http://www.toyama-chemical.co.jp/aboutus/message/index.html
国内医薬品業界は、近年の少子高齢化が進む中、今後も増加し続ける国民医療費の抑制を目的として、薬価改定や後発医薬品の使用促進、DPC(Diagnosis Procedure Combination)普及による医療包括の拡大化等を強力に推進されており、国内医薬品業界を取り巻く環境は引き続き厳しい状況にあります。さらに、欧米企業との研究開発費の規模の差が拡大傾向にあり、2000年以降、日本発大型新薬はほとんど登場していないなど、業界の国際競争力が伸びていないというのが現状であります。
このような状況から、当社は2008年2月13日に、富士フイルムホールディングス株式会社および大正製薬株式会社との戦略的資本・業務提携を実施いたしました。今回の戦略的資本・業務提携により、「インフルエンザ治療剤(T-705)」、「アルツハイマー型認知症治療剤(T-817MA)」などの有力なパイプラインを有する当社は、特定領域(感染症、神経疾患、炎症等)における世界基準の有力創薬企業として大きく飛躍できると考えます。
大規模な人的被害の拡大予想から、今や世界中でその発生が恐れられている新型インフルエンザの大流行(パンデミック)への対応という社会的要請に応えていきます。
出典:https://www.toyama-chemical.co.jp/news/detail/080228135327.html
◆やはり「株価」も影響が◆
富士フイルム株が急騰、年初来高値 エボラ出血熱に同社インフル薬有望で
「新薬」は富士フイルムHDの株価を押し上げ、8月7日には終値で前日比159円高の3089.5円を付けた。翌8日は一時、前日比140円高の3229.5円まで上昇。年初来高値を更新するなど、こちらも目が離せなくなっている。
富士フイルムHDはエボラ出血熱の患者2万人以上に投与できる量の同薬の在庫があるという。今後も連続的に生産・供給する体制が整っている。WHOへの提供が決定すれば、同社の株価が急騰するのは確実。
◆富山化学工業は上場廃止に
当社は、平成 20 年 8 月 19 日の全部取得条項付種類株式全部の取得および A 種種類株式交付の効力発生日に、富士フイルムホールディングス株式会社と大正製薬株式会社による完全支配下が達成されるため、平成 20 年 8 月 11 日付で上場廃止となりましたのでお知らせいたします。
そうなんだよな、株式上場=会社の所有権を公開だし、日本の株は半分が海外投資家という現状からしても、わけのわからん国に乗っ取られる可能性十分あるからな。富山化学工業の上場廃止は先見の明があるな。
◆追加生産体制に入った「アビガン」
富士フイルムは20日、抗インフルエンザウイルス薬「アビガン錠(ファビピラビル)」を追加生産すると発表した。エボラ出血熱対策として海外での投与拡大に備える。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141020-00000080-reut-bus_all
11月中旬から、フランス政府とギニア政府が、ギニアでエボラ出血熱に対する「アビガン錠」の臨床試験を始める予定。この臨床試験で効果や安全性が認められた場合は、より大規模な臨床使用のための薬剤の提供要請が見込まれる。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141020-00000080-reut-bus_all
グループの富山化学が開発した抗インフルエンザウイルス薬で、エボラウイルスに対して抗ウイルス効果を有するとのマウス実験の結果が公表されている。これまでに、西アフリカから欧州に緊急搬送されたエボラ出血熱患者複数人に対し、緊急対応として投与された。同社は、現時点で2万人分の錠剤を有し、原薬としてさらに30万人分程度の在庫を保有しているという。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141020-00000080-reut-bus_all
◆エボラ未承認薬、ノロウィルスにも有効か=英大学
エボラ出血熱への効果が期待される富士フイルム<4901.T>のインフルエンザ治療薬「アビガン(一般名ファビピラビル)」について、英ケンブリッジ大学の研究チームは21日、ノロウィルスに対しても効果を発揮する可能性があるとの見解を示した。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141022-00000008-reut-m_est
ノロウィルス
広い年齢層で急性胃腸炎を引き起こすウイルスのひとつ。以前は、小型球形ウイルス(SRSV)と呼ばれていたが、2003年以降、ノロウイルスと呼ばれるようになった。1968年のアメリカ合衆国のノーウォークでの胃腸炎の流行をきっかけに、1972年に発見された。
日本の感染症発生動向調査によれば、冬季の前半はノロウイルスによる胃腸炎が多く、冬季の後半はロタウイルスによる胃腸炎が多い。ノロウイルスによる集団感染は世界各地の学校や養護施設などで散発的に発生している。
研究はなお初期段階にあるが、マウス実験でノロウィルス感染を低減、または除染する効果が確認された。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141022-00000008-reut-m_est
アビガンの投与で、ノロウィルスが「致死突然変異誘発」と呼ばれる自滅プロセスに至り、事実上、死滅するとしている。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141022-00000008-reut-m_est
◆エボラ未承認薬の使用がとうとう容認されることに
厚生労働省は24日、エボラ出血熱の患者が国内で発生した場合の治療方法などを検討する初めての専門家会議を開き、患者に対して未承認薬の使用を容認する方針で一致した。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141025-00000076-san-hlth
海外の患者に使用されている富士フイルム傘下の富山化学工業(東京都新宿区)が開発したインフルエンザ治療薬「アビガン(一般名・ファビピラビル)」などが候補となる。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141025-00000076-san-hlth
エボラ熱治療に有望とみられる実験段階の未承認薬について、世界保健機関(WHO、本部ジュネーブ)が8月、使用を容認する方針を打ち出していることも踏まえ「倫理的に許容される」とした。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141025-00000076-san-hlth
関連し、政府は24日の閣議で、国内でエボラ熱の患者が発生した場合、未承認薬を医師の判断により緊急に使用することもあり得るとの答弁書を決定した。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141025-00000076-san-hlth
ただ、安全性や有効性が確立していないため、患者側へのインフォームドコンセント(告知と同意)を確実に行うことも確認された。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141025-00000076-san-hlth
◆アビガン錠 エボラ患者に早期投与を 白木富山大大学院教授が強調
アビガン錠を富山化学工業と共同開発した白木公康富山大学大学院教授
富山大杉谷キャンパス
富山化学工業とファビピラビルの共同研究に取り組んだ白木公康富山大大学院医学薬学研究部教授は、エボラ出血熱の患者の治療について「早期投与が大切だ。生存率に大きく影響する」と強調した。
白木教授によると、エボラウイルスに感染した場合、2~21日の潜伏期間を経て頭痛、嘔吐(おうと)、出血などの症状が現れる。感染から6日経過すると、体内のウイルス量が増加し、発熱や肝機能障害が起きるという。
帯状疱疹の研究でも知られる白木教授
<a target="_blank" href="http://www.u-toyama.ac.jp/outline/publicity/pdf/2010/54.pdf#search=">http://www.u-toyama.ac.jp/outline/publicity/pdf/2010/54.pdf#search=</a>'%E7%99%BD%E6%9C%A8%E5%85%AC%E5%BA%B7'
エボラウイルスに感染させたマウスを使った実験では、感染から6日後にファビピラビルを投与した場合、8日経過しても5匹全てのマウスが生き残った。
一方、感染から8日後に投与したマウスは、症状に改善傾向がみられたものの、生存率は0%だった。白木教授はマウスと人間の病態は異なるとした上で「人間の場合は遅くとも、発熱が始まった日からの投与開始が望ましい」と推測する。
ファビピラビルは錠剤のため、へき地でも服用しやすいことや、耐性ウイルスができにくいというメリットも指摘。エボラ出血熱に感染し、ファビピラビルを含め複数の薬を投与されたフランス人女性看護師が回復しており「一例一例の積み重ねで有効性が評価され、世界の医療に貢献できれば喜ばしい」と話した。
◆アビガン(ファビピラビル)は、これまでのインフルエンザ治療薬とは異なる作用メカニズムを持つ。
ウイルスが細胞に入り込むと、感染した細胞内で1万個以上に増殖する。増殖したウイルスは細胞外に放出され、他の細胞にも感染を広げる。
タミフルなどの既存薬は、増殖したウイルスが細胞外に放出されるのを防いで感染拡大を抑制するのに対し、ファビピラビルはウイルスの細胞内増殖を直接阻止することができる。ウイルスが細胞内で複製を作る際に必要とする酵素「RNAポリメラーゼ」を阻害する働きがあるためだ。
効果にばらつきはあるものの、エボラ出血熱やラッサ熱といったインフルエンザと同タイプの「RNAウイルス」に、効果が期待されるという。
◆韓国政府も緊急時には「アビガン」の供給を受けると発表
韓国ーエボラ熱発生時に日本薬供給で
2014年11月1日韓国政府は10月30日、西アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱の患者が国内で発生した場合、富士フイルム傘下の富山化学工業(東京)が開発した新型インフルエンザ治療薬「ファビピラビル」(商品名アビガン)の供給を受けると発表した。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141101-00000014-rcdc-cn
韓国政府はアビガンの供給に関し会社側と合意し、契約に向けた手続きを進めている。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141101-00000014-rcdc-cn
ただし反日感情は根強く、、
日本の企業名に早速反応したのが韓国のネットユーザー。「日本製だから信じられない」「キムチで治してみせる」などの反発も飛び出している。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141101-00000014-rcdc-cn
韓国の現状に、「これが日本と韓国の差だ。日本は未来の可能性を信じて投資できる。韓国は今ある利益しか見ていないから、何の結果も残せないんだ」などと、“反省の弁”も書き込まれた。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141101-00000014-rcdc-cn
◆アビガン、15年初めにもエボラ熱薬に承認か
富士フイルムホールディングスは11日、子会社の富山化学工業が開発した「アビガン錠」について、年末から年明けにもエボラ出血熱の治療薬として国際的に承認される可能性があるとの見通しを示した。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141111-00000077-reut-bus_all
アビガン錠は、エボラ熱の治療薬として承認を受けるため、フランスとギニアの両政府が共同で、11月中旬から、ギニアの患者60人による臨床試験(治験)に入る。治験の結果は12月末にも出て、その後1カ月程度で医薬品の承認を受ける見通し。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141111-00000077-reut-bus_all
同社の石川隆利取締役(医薬品事業部長)によると、両政府の治験のため、すでに300人分のアビガン錠を日本政府から現地のギニアに送った。この治験は世界保健機関(WHO)も関知しているため、国際的な承認薬として世界に出荷する方向で調整しているという。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141111-00000077-reut-bus_all
◆なんと中国で開発された薬「JK‐05」…アビガン錠と全く同じ成分だった、、、。
富士フイルムホールディングス(HD)傘下の富山化学工業が開発し、エボラ出血熱の「特効薬」として期待が高まっている抗インフルエンザ薬「アビガン錠」(一般名、ファビピラビル)と同じ成分のクスリが、中国で製造されていることがわかった。
富士フイルムによると、中国の「JK‐05」と呼ばれるクスリが、「アビガン錠」と同じ成分であるとの指摘は、2014年9月に開かれた世界保健機構(WHO)の専門家会合でわかった。
ある記者が、「中国で開発されたJK-05という新薬は臨床試験も完了しているようだが、これについてWHOは議論をしたのか」と質問したところ、WHOのキーニー事務局長補は、「その薬剤は日本のT-705、ファビピラビル(アビガン錠)と同じ分子である。ファビピラビルについては議論を重ねた」と答えた。
出典:エボラ出血熱、日本発“特効薬”への期待 | 週刊東洋経済(ビジネス) | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
アビガン錠の物質や製造技術が特許に抵触する可能性は高く、開発情報が中国側に漏れていた疑惑も指摘されている。
「中国の研究機関が富山化学の成果を掠め取り、軍需品として製造を開始していた」とみている。
「JK‐05」について、富士フイルムは「現在、事実関係を確認中で、情報収集しているところです」と、困惑ぎみだ。
◆中国企業が「アビガン模造薬」生産か 富士フイルム、特許侵害なら提訴の構え
富士フイルムホールディングスが2008年に買収した富山化学工業。同社のインフルエンザ治療薬が、エボラ出血熱への効果を期待されている。
エボラ出血熱の治療薬として期待されている富士フイルムホールディングス(HD)グループの「アビガン(一般名・ファビピラビル)」の模造薬を、中国企業が生産しているとして、富士フイルム側が中国企業に調査を求めている。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150114-00000501-fsi-bus_all
同社は2004年から13年にかけて中国でアビガンの関連特許を取得済みで、公開された特許情報を見て製造された疑いがあるという。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150114-00000501-fsi-bus_all
特許侵害ならば提訴を辞さない構えをみせているが、中国では研究開発段階の医薬品に関し特許侵害に当たらないとする判決事例も多く、問題が深刻化する可能性もはらんでいる。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150114-00000501-fsi-bus_all
中国では、偽ブランド品などによる知的財産権の侵害が相次いでいるが、発売前の先端医療品にまで被害が広がっている可能性が出てきた。アビガンの模造薬とみられているのは、中国大手製薬会社「四環医薬」が保有する「JK-05」と呼ばれる薬品。世界保健機関(WHO)の担当者がアビガンと「成分が同じだ」と指摘している。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150114-00000501-fsi-bus_all
中国メディアの報道によると、四環医薬は中国の軍事医学科学院微生物流行病研究所が5年前から開発していた「JK-05」の技術を1000万元(約1億9000万円)で取得した。この薬品は、中国人民解放軍による「軍隊特需薬品許可」も取得しているという。ただ、臨床試験は十分に行われておらず、中国国内での薬品登録も行われていないため、エジプトに派遣される中国の軍人などに提供されるにとどまり、当面中国国内での販売は行われないもようだ。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150114-00000501-fsi-bus_all
ここで問題となるのが、「軍隊特需薬品許可」を取得しているという点だ。仮に「JK-05」が特許侵害をしていたとしても、四環医薬が「軍隊特需薬品許可」ゆえに「公的」であることを理由に挙げ、侵害が認められない可能性が出てくるという。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150114-00000501-fsi-bus_all
富士フイルム側は、現時点で該当する薬の入手ができておらず、引き続き自社でも調査を行うとしている。仮に特許を侵害する模造薬と判明した場合は警告を行い、これに従わない場合、提訴に踏み切る方針だが、先行きは不透明だ。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150114-00000501-fsi-bus_all
◆「アビガン」投与で回復したウガンダ人医師、取材に応じる。
エボラ出血熱から回復し、自宅前で笑顔を見せるマワンダさん=2日、ウガンダ
マワンダさんは、イタリアの非政府組織に所属し、2011年からシエラレオネの病院で小児科医として勤務していた。昨年末から西アフリカでエボラ熱の感染が拡大、同国の医療機関でも患者の受け入れ体制の整備が始まった。
西アフリカのシエラレオネで医療活動中にエボラ出血熱に感染し、富士フイルムグループの富山化学工業(東京、菅田益司社長)が開発したインフルエンザ治療薬「アビガン」などによる治療を受けたウガンダ人医師のマイケル・マワンダさん(38)が、北日本新聞の取材に応じた。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141205-00013969-kitanihon-l16
多臓器不全を発症し、長い昏睡(こんすい)状態から奇跡的に回復したマワンダさんは「日本の薬は世界の希望になり得る。回復を祈ってくださった皆さんに心から感謝したい」と語った。
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マワンダさんの病院がエボラ熱の患者を初めて受け入れたのはことし7月。患者が次々に運び込まれ、6床だったベッドは22床に増えた。有効な治療法はなく、患者は相次いで息を引き取った。「回復の見込みがない患者の治療が続き、気持ちを強く保つのが本当につらかった」と言う。
感染が拡大するにつれ、医師や看護師は次々に同国を離れた。マワンダさんも感染への恐怖を感じていたが「病院を離れれば患者を救う人がいなくなる。何とか感染拡大を食い止めたかった」と振り返る。スタッフが不足する中、マワンダさんは診察から看病、病室の清掃まで手掛けた。
体調の異変に気付いたのは9月27日の夕方。熱っぽさを感じていたところ、その日の夜に激しい嘔吐(おうと)や腹痛、高熱に見舞われた。エボラウイルス感染を直感し、同僚の医師に症状を伝えた。「恐ろしい瞬間だった。隔離された病室のベッドに横たわり、家族がこの先どうなるか、心から不安に思った」と話す。
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翌28日、ウイルス検査で陽性反応が出た。日を追うごとに症状は重くなり、検査から5日後の10月2日、治療のためドイツのフランクフルト大学病院に移送された。
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富士フイルムは、フランクフルト大学病院から要請を受け、日本政府と協議の上で10月4日にアビガンを提供。同日、大学病院からアビガンを投与したとの連絡を受けた。
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マワンダさんは医師から「日本の薬だ」と説明を受け、毎日9錠を嘔吐に耐えながら飲み込んだ。しかし、既に多臓器不全を発症していたため昏睡状態となった。その間も未承認薬や人工透析による治療が続けられたという。
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昏睡状態から脱したのは約2週間後。症状は徐々に良くなり、11月初旬には食事をしたり病室内を歩いたりできるまでに改善した。「生きられる可能性は極めて低かった。死を覚悟していたが、素晴らしい奇跡が起きた」
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回復を待ち、11月19日にウガンダに帰国。妻や4人の子どもと再会を喜び合った。現在は医療現場への復帰を目指し、リハビリを続けている。
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西アフリカでは依然、エボラ熱の流行が続いている。マワンダさんは薬や医療機材、スタッフが足りない現状を懸念し「助けを必要としている西アフリカにとって、日本の薬は大きな救いとなるだろう」と強調。「日本の皆さんには西アフリカの現状を理解し、温かい支援の手を差し伸べてほしい」と訴えている。
◆富山化学工業に今後も期待がかかる。
@kenseishi 富山は配置薬があった関係で、そういったイメージあるかもしれませんね(^-^)富士フィルムの関連会社で富山化学があるようですよ。世界に認知されて、疫学的にも役立つことを祈ります。
エボラウィルスに効果があるとして富士フィルムのアビガンが注目されてるけど、開発は富山化学工業だから。富士フィルムはその会社を買っただけだから。
"@Sankei_news: 中国製インフル薬が、富山化学工業が開発したエボラ治療薬の特許権を侵害か? 富士フイルムが調査を開始しました - 産経ニュース t.co/5rCoLIW04t #news"盗むの常套手段やな、この国は!!(-""-;)