◆シェアハウスが人気です。
若者たちが一つ屋根の下で過ごす様子をドキュメンタリータッチに描いたテレビ番組「テラスハウス」が人気を集めたことで、空前のルームシェアブームが起きている。
シェアハウス
シェアハウスとは、ひとつの住居を複数人で共有することである。ハウスシェアリングとも言う。
『人との繋がりや交流を自然発生させ、日常を豊かにしていく』というのが目的である。通常のアパートのように完全な個室があり、基本的にはラウンジ、キッチン、バス・トイレは共用である。若者向けの低賃料のアパートにおいては、新しいスタイルである。
テレビドラマや恋愛バラエティでも取り上げられ、“シェアハウスラブ”に憧れて入居する人もいる。
若者に人気
『人との繋がりや交流を自然発生させ、日常を豊かにしていく』というのが目的である。通常のアパートのように完全な個室があり、基本的にはラウンジ、キッチン、バス・トイレは共用である。若者向けの低賃料のアパートにおいては、新しいスタイルである。
◆メリットがいっぱい。
① 敷金礼金の必要がなく、賃料も割安である。
初期費用や家賃が抑えられることで、通常の賃貸物件ではなかなか手が届かない都心や人気エリアの物件、設備がシェアハウスなら住むことができることも魅力のひとつです。
② 家電や家具などを買わなくて済む。
大抵のシェアハウスは家電一式が備え付けであります。留学や一人暮らし前の練習、単身赴任などの短期で住む場合には、荷物を増やさずに済むことができます。
③ 家に帰ると誰かがいる安心感。
出典:【ホームズ】話題のシェアハウスの実態とは?メリットとデメリット | 住まいのお役立ち情報
同じ屋根の下に複数人が暮らしているというだけで、安心感につながることも。実際、防犯面や災害発生時のことを考慮して、シェアハウスを選ぶ人も増えています。
④ いろいろな人と知り合いになれる。
出典:【ホームズ】話題のシェアハウスの実態とは?メリットとデメリット | 住まいのお役立ち情報
年齢はもちろん国籍もバラバラ。いろんな人とつながることができ、価値観や情報が入ってきます。またパーティーも好きなことが多い。
◆でもデメリットもある。
このような良いことばかりではもちろんありません…。他人と一緒に住むということは、それだけさまざまな出来事が起こるのです。
① 共有スペースでの混雑
出典:http://www.sharehouse-attention.com/disadvantages/
風呂やシャワーに入りたいときに、バッティングして待たされる。洗面所を使いたいが、使っている人がいて使えない。掃除分担をどうするかといった共有スペースでのマナーも問題に。
② 「騒音」トラブル
出典:シェアハウスのデメリットにはこんなものがある | 新しい住まいのあり方、シェアハウス
元々が木造の大きめの一戸建てをシェアハウスに改造している物件も多いことから、間仕切りもきちんとしているところもあれば、ただのついたてのようなものしかないこともあるようです。
◆でも一番ツライのが、これかも
育ってきた環境が違う者同士が、同じ屋根の下で暮らすわけですから、毎日色々なことが起こります。
◆若者だらけのシェアハウスに「アラサー男」が入居したエピソードが生々しい。
「ルームシェアに住んだら若い彼女ができるかもしれない」と淡い期待を抱きつつ、昨年末に東京都葛飾区のルームシェア(家賃5万円)に引っ越したばかりの38歳の独身男・Tさんの実例。
Tさんがルームシェア先に選んだのは居住者50人ほどの大規模ルームシェア施設。そこの一部屋を借りて住んでいる。その部屋というのは2畳ほどの空間にユニットバスが完備されているが、収納スペースはなく、唯一の家電はドンキホーテで購入したテレビ(3万円)だけが置かれていた。
2畳ほどの空間
「38年も生きていれば、それなりに荷物があるものですが、それらを置くスペースなんてありません。だから、引っ越すときに必要最低限のものだけ残してあとは捨ててしまいました。一応、月額1000円でレンタルボックスを借りられるので、そこにも荷物は置いていますが」
◆「シェアする人たちが若すぎて仲間に入れない」 逆に「ぼっち」感が増幅される現状
Tさんが悩むのは、ほかのルームシェア仲間との関係だ。
「入居するときに、LINEのグループに参加させられて、そこでいろいろな情報交換がされているんです。『今日肉じゃがつくったので、キッチンにあつまれ~』『今から大広間で卓球しませんか』とか。一回、料理をつくったという集まりに参加してみたんです。でも、僕以外はみな20代前半で、スゴく楽しそうに盛り上がっているんですが、僕とは話が噛み合わなかった……もう料理の味も覚えていません」(Tさん)
シェアハウスに引っ越して1か月のTさんだが、すでに引きこもりがちに。
出典:38歳の独身男性がシェアハウスに住み悲惨 「地獄ですね」と嘆き - ライブドアニュース
キッチンが共同のため、自炊することもできず、主に夕食はマクドナルドのハンバーガーをテイクアウトして2畳の部屋で食べているという。
◆施設は充実しているものの、、、
「施設は充実しているシェアハウスなので、シアタールームがあるんです。せっかくだから、と深夜そのシアタールームで一人、ももクロのライブDVDを観ていたんですよ。誰か来たら打ち解けられるかな、と期待していたんです。そうしたら、ドアがガチャって開いて……でも、上の階の人で『うるさいから音量を下げてもらえませんか』って怒られてしまいました」(Tさん)
入居前に抱いていた「20代前半の若い彼女」など当然作れるはずもなく、20代の若い男女の輪に入ることもできないTさん。「このシェアハウスは、最低半年間は住み続けないといけない契約なんです。残り5か月……地獄ですね」とのこと。
◆こんな「気まずいシチュエーション」も。実際に入居者している人からの声は、、、
「シェアメイトの霰もない姿を見てしまう」(21歳男性)
出典:シェアハウス生活で起きがちな気まずいシチュエーション4つ - ライブドアニュース
個室シャワーで鍵をかけていない場合に起きるアクシデントです。トイレでもあり得るのですが、世の中には結構うっかり屋さんが多いようです。相手は後ろ向きで、気づいていない場合はまだ良さそうですが、目が合ってしまったら、もう本当に微妙な空気が流れますね。「ごめん」としか言いようがありません。
「自分の洗濯物に、ときどき他人の物が交じっている」(28歳女性)
大抵のシェアハウスでは、洗濯機は共有です。自分では、すべての洗濯物を取り出したつもりでも、忘れてしまうことはあるでしょう。次に使う人が、洗濯機の中をきちんと確認しないと起きる気まずい状況です。部屋に帰って初めて気づき、誰のか分からないので、そっと洗濯機に戻しているようです。靴下くらいならまだしも、下着では対応に困りそうです。
「リビングでカップルの喧嘩が始まる」(32歳女性)
出典:シェアハウス生活で起きがちな気まずいシチュエーション4つ - ライブドアニュース
ひとつ屋根の下で暮らしているので、恋愛感情が生じやすくなることは多いようです。そして、他のシェアメイトは恋人関係の2人と一緒に生活することに何とも思わない人ばかり。隣でイチャイチャされても気にならないようです。
共有スペースで喧嘩をされると、たまったものではありません。楽しいリビングに微妙な空気が流れてしまいます。そのような場合は、蜘蛛の子が散らすように各自が部屋に戻ってしまうとのことでした。
◆他にもこんなトラブル実例が、、、
【金銭問題・貸し借り】
・家賃を滞納されたり自分の部屋にあるカネを勝手に使われた
・食糧や電化製品を盗まれるのもしょっちゅう
・キッチンや冷蔵庫を共有することで、知らずに人のものを食べてしまった
・リビングにあった時計や掃除機がなくなった。
【男女関係トラブル】
・イケメンが、複数の女性同居人と関係を持っていたことが全員の集合した飲み会でバレて修羅場に
・住人同士で恋愛関係に発展し、破局によってどちらかが出て行ってしまう
・風呂場から喘ぎ声が聞こえて寝付けなかったし、翌朝シャワーを浴びる気分になれなかった
【ストーカー】
・私ともう1人の子の部屋から盗聴器が発見されました
・干した下着から、なぜか黒のパンティだけなくなる
・職場に個人情報を暴露される
【いじめ】
・ボスには絶対服従!“女子専用ハウス”の過酷な日常
・実家から貰ったお菓子を差し入れに行ったら、次の日リビングのゴミ箱にそのまま捨ててありました
・コミュニケーションノートに悪口を書かれた
・飲み会はおろか、会話にも入れてもらない
◆こんな人は「シェアハウス」に向いていないのかも、、、
大家族で育った人や部活などの寮生活で暮らしたことがある人や海外でシェアハウスの経験がある人なんかはどういうことに配慮すればいいのかがわかっている人だと思いますので、スムーズにシェアハウス生活を送れる。
他人と適度な距離感をもって接することができない人は向かない。
自分の世界を大事にしたいようなタイプの人やプライベートを他人に邪魔されたくないというような人になるとあまりシェアハウスに向かない。