◆アメリカで「人のような歯」を持つ魚が捕獲された。
歯並びが…ほぼ人間。。
米国ニュージャージ州デルラン在住の漁師、Ron Rossiさんと息子のFrankさんが、湖で人のような歯を持つ魚を捕獲した。
この魚を釣り上げたRon Rossi氏。フィラデルフィア郊外の沼でこの魚を捕獲した。
最初、2人はピラニアかと思ったが、その後「歯が人の歯によく似ている」と気づいた。Frankさんは「これまでこの湖でこういう魚は見た事がない。ほかの魚とは全く異なり、歯はピラニアほど鋭くなく、人の歯のように見える」と語った。
◆調査の結果、この魚は南米に生息する「パク・フィッシュ」と断定された。
パプアニューギニア原産で南米アマゾンなどにも生息する「パク・フィッシュ」
ピラニアと同じセルラサルムス亜科の魚で、四角い歯が2列に並び、果実や種を噛み砕くことに適した草食魚であるコロソマやメチニスなど「パクー」と呼ばれる魚が肉食化していったものだそうだ。
ピラニアの近縁種だが、ピラニアは肉食の魚であるのに対し、パク・フィッシュは雑食の魚だ。
人間のような歯を持つことで有名
この魚は人間のようなしっかりとした歯を持つことで有名だ。彼らはアマゾンの浸水林で水面に落下する樹木の種子などを、ペンチのような歯で割って食べている。そのためこのような形状の歯を持つ。
◆通常はそこに生息していない魚だった。
アメリカでは近年、この魚が次々捕獲され問題となっている。
出典:http://aqua2ch.net/archives/44545498.html
昨年の夏には南イリノイ州やワシントン州で捕獲され、2013年夏にはニュージャージー州北部とミシガン州のセントクレア湖でも捕獲されている。
とんでもない繁殖力と、木の実、葉、水生植物、カタツムリと何でも食べる雑食ゆえにどんどん増えている模様。
どうしてパク・フィッシュがニュージャージ州の湖に生息しているのかはまだ分からない。
北米大陸の淡水域で、南米原産の淡水魚が次々と捕獲されることに関して、環境保護関係者は「ペットとして飼われていたものが無責任な飼い主によって捨てられたのだろう」と推測している。
◆実はこのパク・フィッシュ、その歯の見た目通り「超キケン」な魚だった。
「睾丸も噛み切るキケンな魚」ということから「ボールカッター」という男どもにはシャレにならないニックネームで恐れられている。
2011年12月28日、パプアニューギニアの奥地で、男性2人を殺害したとされる。
2人の男性がこの魚によって睾丸を引きちぎられ死んでしまったと言われているが、しかし、最終的にデンマークの科学者等によって調べられたところ、Pacuが睾丸を食べる可能性は極めて低く「誇張」であると述べられている。
水の中で無防備状態でいると、男性の性器などをその鋭い歯で攻撃し、出血多量により死亡してしまうことから殺人魚としても恐れられている。
パプアニューギニアで捕獲された様子
この魚を捕獲したのは、イギリス、サマセットバースからこの地を訪れていた元生物教師・ジェレミーワイド(53)。捕獲したボールカッターは重さ18キロもあった。
◆この「パク・フィッシュ」以外にも、「人間の歯」を持つ魚は存在していた。
その名も【シープスヘッド】
ぱっと見た目はタイみたいな感じ
「シープスヘッド」は、南西フロリダからメキシコ湾で多くみられるタイ科の海水魚。広範囲ではカナダの沿岸部やブラジルでも生息が確認されている。
このお魚は、大西洋からテキサス沿岸に分布するSheepshead(シープスヘッド)
出典:http://karapaia.livedoor.biz/archives/51356797.html
最大80cm近くまで成長するタイ科の魚。日本ではコブダイ呼ばれているお魚。
口を開けてみると…やべぇ( ;゚д゚)
口元に近づいてみてみると、その歯はまるで人間のもののようで、素晴らしい歯並びになっています。
アサリや牡蠣といった貝や、カニやフジツボなどの甲殻類も、この強靭な歯で噛み砕いてしまう。
右側の男性と歯並びが同レベルw
見た目からは信じられないですが、タイの仲間だけあって大変美味しい。
歯を見る限り、食べたくないなぁ。