◆ガソリンも電気も必要としない…『空気』だけを動力とする車が開発された。
空気で走る車「Airpod」
その名も「Airpod」。なんと世界初の空気で走る自動車。
空気ボンベの圧縮空気を動力とし走行する「AirPod」は、空気以外の排気ガスを出しません。
カラフルな昆虫を思わせる近未来系デザイン
◆空気でどうやって動くのか?
圧縮空気(加圧することにより体積を縮小させた空気)を動力としており、ガソリンをまったく使用しないので環境に優しい。
空気自動車の動力は、タンクに貯蔵した圧縮空気をそのまま膨張させることにより、ピストン、あるいはタービンを駆動させることにより発生する。
圧縮空気専用のスタンドで、一度に175Lの圧縮空気を補給する。
元々、空気で走る自動車技術はフランスで生まれ、今回インドのTata motorsがインドの自動車市場向けにその技術を購入し、実際に製品化された。
圧縮空気の量は車内のモニターに表示される。
◆このコンパクトカー…ちょっと変わった作りになっている。
コンパクトさを生かして、街の中心地、空港敷地内、ゴルフ場等さまざまな場所で活躍しそう。
「500kg以下の車を」ということで作られたAirPodは、車長2.07m×車幅1.06m×車高1.9m、重さ220kgと、非常にコンパクト。
扉は車の側面ではなく、前後についている。
通常の自動車とは違い、タイヤは前方に1つ、後方に2つの、合わせて3つです。
乗車人数に関しては、大人は3名、子どもを入れると4名ほどとコンパクトサイズ
ハンドルはなくコンソールで運転します。ペダルは、ブレーキとアクセルのみです。
未来感たっぷりな運転席の様子
◆かわいいフォルムだが、性能は究極のエコカーと言える
175リットルの空気タンクで、4時間の走行が可能!
出典:空気で走る自動車!? インドの自動車メーカーが開発した「Airpod」が未来的 | トジョウエンジン
圧縮空気を動力とする自動車の要になる空気タンクには約175リットルの空気を貯めることが可能です。
空気の注入に関しては、専用のステーション、もしくは車体に搭載されたモーターで外部から空気を吸入することもできる。
3人乗りで、最高時速70km、1回の空気補給で200km走行可能。
この車の燃料費は、1キロの走行当たりたったの1セント。また、1台の値段も1万ドルほどと、地球にもお財布に優しい自動車。
出典:空気で走る自動車!? インドの自動車メーカーが開発した「Airpod」が未来的 | トジョウエンジン
圧縮空気は非常に低コストで、50ユーロセント(約50円)で100km走行が可能
◆動画で実際に走る姿を確認できる。
出典元:YouTube
車体も軽く、走行時のCO2も出ず、製造コストも安く、燃費も良い。ガソリンの高騰が叫ばれる中、自動車の未来と言える「Airpod」から目が離せません。