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◆あらゆる写真をピカソやゴッホなどの『名画調』に変換できる技術が開発された

ドイツ・テュービンゲン大学の研究者グループが、あらゆる写真をピカソやゴッホなどの名画調に変換するアルゴリズムを発表。

出典:あらゆる写真を名画風に変換するアルゴリズム、独大学研究者が発表。画家のスタイルを抽出・適用 - Engadget 日本版

アルゴリズムについて発表したのは、ドイツ・テュービンゲン大学の Leon A. Gatys, Alexander S. Ecker, Matthias Bethge ら。

出典:あらゆる写真を名画風に変換するアルゴリズム、独大学研究者が発表。画家のスタイルを抽出・適用 - Engadget 日本版

ピカソ・ムンク・ゴッホ・ターナー・カンディンスキーなど名だたる巨匠の画風を、何の変哲もない町並みの写真に適用した結果がこれ
テュービンゲンの川沿いのビルの風景にターナーの「The Wreck of a Transport Ship」、ゴッホの「星月夜」、ムンクの「叫び」などの画風の処理を加えたもの。

◆あのGoogleの人工知能を応用した技術らしい

このアルゴリズムは「Deep Learning」と呼ばれるGoogleの画像認識アプリなどでも利用されているものからの応用。

出典:ゴッホやピカソまで、写真をどんな画家の画風にでも変換できるアルゴリズムが開発される | Buzzap!

人工知能に写真から別の事物を連想させて想像したものを描かせる技術

ディープニューラルネットワークといえば、Google研究者による「人工知能の見た夢」が以前話題となった。
Googleは、人工知能(AI)の仕組みを使って写真の被写体や場面・状況を機械的に識別するために利用しようとしている。

◆一体、どんな仕組みなのか?

ニューラルネットワークに任意の画家の作品を学習させ、「スタイル」と「対象」を機械的に分離することで、任意の写真に「スタイル」だけを適用できます。

出典:あらゆる写真を名画風に変換するアルゴリズム、画家のスタイルを抽出・適用 - グノシー

仕組みとしては画像の顔認識や物体認識、場面認識といったアプリケーションで目覚ましい成果を挙げつつあるニューラルネットワーク、畳込みニューラルネットワークを用いたもので、画家の作品を機械学習して、色使いやタッチなどの「スタイル」を描かれた主題からは切り離して抽出します。

あとはそのスタイルを任意の写真やイラストなどに適用すれば、あくまで表面的なレベルでは、いかにも巨匠スタイルの画像ができあがります。

出典:あらゆる写真を名画風に変換するアルゴリズム、独大学研究者が発表。画家のスタイルを抽出・適用 - ライブドアニュース

研究者いわく、今回のサンプルのような処理に要した時間は約1時間。

◆この技術を実際に使えるプログラムも公開されていた。

画像をどんな画風にでも変換できるアルゴリズムを実装したプログラムが公開されています。

出典:無限の可能性を感じる……! 好きな画像をどんな画風にでも変換できるプログラムがとっても楽しそう - ねとらぼ

画風を変換するアルゴリズム(Preferred Networks)
<a target="_blank" href="https://research.preferred.jp/2015/09/chainer-gogh/">https://research.preferred.jp/2015/09/chainer-gogh/</a>

IoT(Internet of Things)の専業会社であるPreferred Networksのリサーチャーが開発。

出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150915-00000009-it_nlab-sci

・手順…まずは、プログラムに2枚の画像を入力

片方は自分の好きな画像・写真である「コンテンツ画像」、もう片方は指定したい画風の「スタイル画像」

・プログラムによって変換すると…

生成されるのは「名画風」の猫の写真。
画像が生成されていく様子の動画。まずスタイル画像の模様を全体に描いて、それを少しずつコンテンツ画像にマッチするように変化させていくという描画方法をするようです。

このプログラムは、コンテンツ画像に書かれた物体の配置をそのままに、画風をスタイル画像に変換した画像を生成します。

出典:画風を変換するアルゴリズム | Preferred Networks Research & Development

いろいろなスタイル画像を指定して変換することで、様々な画風に仕上がっています! これは面白い!

出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150915-00000009-it_nlab-sci

・他にも様々な作品を作ることができる

美術作品をスタイル画像とすると、その画風をかなり良く再現し、色合いだけでなく、小さめの空間パターンまで似せて生成されます。

スタイル画像は絵である必要はありません。

出典:画風を変換するアルゴリズム | Preferred Networks Research & Development

寄木細工のような工芸品や、ロマネスコブロッコリーのようなフラクタル系の画像もスタイル画像として優秀

新聞や設計図のような画像でも、その特徴を抽出することができたというから驚き。

出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150915-00000009-it_nlab-sci

新聞の文字もどきを塗りに使っているところや、設計図のカクカクした感じが猫の輪郭に当てはまっている。

漫画作品やゲーム画面を指定して変換することも可能。これはいろいろと試してみたくなりますね。無限の可能性を感じる……!

出典:無限の可能性を感じる……! 好きな画像をどんな画風にでも変換できるプログラムがとっても楽しそう - ねとらぼ

◆この技術がさらに進化するとどんなことが可能になるのか?

なんかとんでもないアプリができそう…

今後アルゴリズムの最適化やプロセッサパワーの向上があれば、スマートフォンの自撮りに写真に適用して、「歴史上の大画家を集めて自画像を描かせる」アプリもできるかもしれません。

出典:あらゆる写真を名画風に変換するアルゴリズム、独大学研究者が発表。画家のスタイルを抽出・適用 - Engadget 日本版

例えば有名な漫画家や作家の作風を学習して、それをAIが描くことができるようになるのかもしれません。

出典: 人工知能フレームワーク、Chainerのインパクト - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

ドラゴンボールの鳥山明っぽい絵で、話はデスノート、みたいに指定すると勝手に漫画が生成されるような世界も…?

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