1.『ハイジャック』の語源は「Hi, Jack!(やあ、ジャック)」
「ハイジャック」の「ハイ」は「high」じゃなかった…
「ハイジャック(hijack)」の語源は「ハーイ、ジャック君」。
「ジャック」というのは、アメリカでは一般的な名前で、見知らぬ男性に呼びかけるときに使う。
・どうしてそうなった?
由来はアメリカの禁酒法時代にさかのぼる。
当時は各地で追剥や強盗が横行し、ピストルを突きつけて「Hi, Jack」(『やあ、ジャック』〉と叫ぶところから強盗全般がそう呼ばれていた。
日本でこの言葉が知られるようになったのがよど号乗っ取り事件であり、ハイジャックの「ハイ」がhigh(高い)の意味と勘違いされたため、日本では「ハイジャック」は「飛行機の乗っ取り」の意味になってしまった。
出典:ハイジャックとは 一般の人気・最新記事を集めました - はてな
バスの乗っ取りを「バスジャック」、乗用車の乗っ取りを「カージャック」、船の乗っ取りを「シージャック」と呼ぶようになったが、これらはもちろん和製英語であり、英語では全てhijackである。
2.『Hello』という言葉は、あのエジソンが「発明」した。
英語では電話で「Hello」と言いますが…
‘Hello’という言葉は、エジソンが「発明」した。
エジソン
トーマス・アルバ・エジソン(英語: Thomas Alva Edison 1847年2月11日 - 1931年10月18日)は、アメリカ合衆国の発明家、起業家。
傑出した発明家として知られている。生涯におよそ1,300もの発明を行った人物であり、また人々の生活を一変させるような重要な発明をいくつも行ったことで知られている。例えば蓄音器、白熱電球、活動写真である。
また、電球などの家電だけでなく、発電から送電までを含む電力(電力システム)の事業化に成功したことが最も大きな功績、ともされる。
エジソンが電話を発明していた1877年に、電話口で最初に発する言葉は何がいいのかとピッツバーグ市の電報電信会社の社長に問われて「ハロー」がいいと答えたのが初出。
出典:http://playzine.jp/trivia/123.html
同時期に電話機を発明したグラハム・ベルは、「タリホ—」や「ウェルウェル」を提案した。他にも「アホイ」(ahoy)という言葉を提唱したが採用されなかった。
日本でも同様の問題が持ち上がり、「おいおい」や「こらこら」が候補になったものの、最終的にはご存知の通り「もしもし(申す申すを縮めたもの)」に落ち着きました。
3.『Japan』を小文字にして「japan」にすると意味が全然違った。
意味が変わっちゃうの…?
辞書を引くと“japan”は「漆・漆器」。
出典:日本の出番|英語で陶磁器は“china”、漆器は“japan” - PAPERSKY
japanned 「漆塗りの」なんて形容詞まである。英語の辞書を紐解いて、「漆(うるし)」と検索すると、「Japanese lacquer」、或いは「Lacquer」、若しくは「Japan」で掲載されています。
ヨーロッパでは、16世紀の大航海時代以来、王侯・貴族・大商人などの富裕層が、異文化のエキゾティズムを求めて、中国・朝鮮・日本から多くの陶磁器を輸入していた。日本からの代表的輸入品であった「漆器」は日本のものというイメージが強かったので、japanと呼ばれるようになった。
ちなみに「ボーンチャイナ」のボーンはborn(生まれた)ではなくbone(骨)。
200年程前の英国の磁器は陶土の質と焼成の両面で高温の窯に耐えられなかったので白色度の高い食器が作りにくかった。そこで牛の骨灰を混ぜ込むという技法を用いて高温焼成を実現。そうして白色度の高いプレートが完成したのが「ボーンチャイナ」。
4.『こんにゃく(蒟蒻)』を英語にすると「ホラー感」満載
確かに色合いはよくはないけど…
手持ちの和英辞典で「こんにゃく」を引くと、devil’s tongue(悪魔の舌)と出てきます。
出典: 悪魔の舌かミラクルか。「こんにゃく(蒟蒻)」は英語でどう翻訳されている? - 翻訳の代行・見積なら スピード翻訳
「Elephant Foot」(象の足)とも呼ばれる。正式名称は、「Konjac」。
その酷いネーミングの由来はなに?
「こんにゃくの花」がそう見えたから。
出典:こんにゃくは英語で?
「蒟蒻の花」…確かに、そう見えないこともない。
「蒟蒻の花」は、5月の中旬~6月上旬に紫がかった海老茶色の変わった形の花が咲く。丈が約1メートル30センチになり大型の花を着け花が終わってから葉が地下部より出て来る。
蒟蒻の花が咲くのは4年芋以上作付けされた物でないと花が咲かない。
5.『できちゃった婚』を英語に訳すとかなり物騒。
日本語では別名、「でき婚」「おめでた婚」「授かり婚」「既成事実婚」とも言いますが英語にすると…
英語(米俗)では、shotgun weddingまたはshotgun marriageなどと表現される。
この”shotgun”というのは日本語でもショットガンといわれる散弾銃のことです。
英語圏でもその昔、まだ婚前交渉にあまり寛容でなかった時代に妊娠した娘の父親が相手の男性に散弾銃を突きつけて責任をとらせたことから「Shotgun wedding (ショットガン結婚式)」という表現が生まれた。
6.眠れない時に『羊』を数える理由が意外と単純。
眠れない時は「羊が1匹、羊が2匹…」と数えるとよいとされていますが…その理由は?
羊数えの発祥地は、牧羊が盛んなイギリスで、眠れなくて困っていた人が「sleep, sleep」、「眠れ 眠れ」とつぶやいていたら、眠くなってきて口がうまく回らなくなり、発音の似ている「sheep sheep」、「羊 羊」になってしまった。
羊飼いが羊を数えているうちに眠くなってしまったので、「羊を数えると眠くなる」と言われるようになったという説も。
・日本人にはあまり効果がない?
さらには、「sleep 眠れ~眠れ~」というのが自己暗示の効果になり、「Sheep」の発音が、寝息の音「スィー」と近く、α波が出てリラックス効果になる。
その意味では英語圏以外では通用しない技となってしまう。実際は、羊を数えるという『単純作業』が睡眠につながっている。
7.『カルピス』の響きは下品なので、アメリカでは「カルピコ」。
商品名をよく見ると「CALPIS」(カルピス)ではなく、「CALPICO」(カルピコ)と書かれている。偽物???
現在も老若男女に愛飲されている『カルピス』ですが、実は、北米では『カルピコ』という名称で販売されている。
欧米人にはカルピスはどうもカウピス(牛のおしっこ)と聞こえる。
出典:アメリカで「カルピス」が「カルピコ」になった理由 (2005年12月27日) - エキサイトニュース
「COW PISS」(牛のおしっこ)のように聞こえて誤解を受けやすい。たとえ中身が美味しい飲み物でもイメージが悪くなってしまうので、北米では『カルピコ』に名称を変更したとのこと。
8.『フリーマーケット』のフリーは'Free'ではない
「自由」に販売するfreeじゃないの…?
フリーマーケットのフリーは『自由』ではなく、『ノミ(flea)』です。
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フリーマーケットを日本語にすると、「自由市場」ではなく、「蚤の市」です。
ノミ。あのピョンピョン飛ぶ、血を吸う蚤です。
・なぜ『蚤の市』と呼ぶのか語源ははっきりとはしていない。
「蚤の市」は、もともとは、フランスのパリ北郊のラ・ポルト・ド‐サン・トゥアンで、毎週土曜日・日曜日・月曜日に立つ古物市(marché aux puces)のこと。
もともとノミのわいたような古着が主な商品として扱われていたことに由来するとか、ノミのようにどこからともなく人や物がわき出てくる様子を表現したなど言われているが、語源は定かではない。
他にも品物に人が群がっている様子が、蚤のように見えるからという説も
9.『テイラー・スウィフト』のテイラーは『服の仕立て屋さん』という意味
テイラー・スウィフト(Taylor Swift)
テイラー・スウィフト(Taylor Swift、1989年12月13日 - )は、アメリカ合衆国のカントリー・ミュージック歌手、シンガーソングライター。
女優として映画やテレビドラマにも出演している。身長180 cm、足のサイズは26.5cm。
テイラーまたはテーラー(英語:taylor)は、衣服の仕立て屋や、それを業とする人を指す。転じて姓にもなっている。
英語の苗字(surname)は職業が語源になっていることが多い。
元は、cut(切る)を意味するtaliareというラテン語から生まれた苗字です。仕立て屋さんを意味するTailorも同様の語源で、服の仕立てを職業にしていた人たちの苗字。
他にも、Baker(パン屋)、Farmer(農夫)、Smith(鍛冶屋)などがある。
19世紀から男性の名前(given name)としても用いられるようになり、1970年代後半ごろから女性の名前としても使われるようになった。
10.ジャイアンの名言「お前の物は俺の物、俺の物は俺の物」はイギリスのことわざだった。
「お前の物は俺の物、俺の物は俺の物」は暴力的で利己的で、独占主義なジャイアンらしさの象徴として誰もが知っている有名なセリフ。このジャイアン的発想は『ジャイアニズム』とも呼ばれる。
ジャイアンの口癖「お前の物は俺の物、俺の物は俺の物」はイギリスのことわざ。英語にすると「What's yours is mine, and what's mine is my own.」となる。
出典:英語に関連するトリビア
ウィリアム・シェイクスピアの「尺には尺を」(Measure for Measure)が発祥ともいわれる。
出典:http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%82%BA%E3%83%A0
「尺には尺を」(Measure for Measure)
『尺には尺を』(しゃくにはしゃくを、Measure for Measure)は、ウィリアム・シェイクスピア作の戯曲。1603年か1604年に書かれたと信じられている。本来は喜劇に分類されていたが、現在ではシェイクスピアの「問題劇」のひとつに分類されることもある。
現在イギリスでは、手前勝手な不条理な主張として、第三者への皮肉表現として使われてる。
・ちなみにこんな説もあります。
ジャイアンの名言「俺のものは俺のもの、お前のものも俺のもの」
本当はこんな感動する話からだった。 http://t.co/kJ5pMRI3ki