◆見渡す限りの白銀の世界に…
…ん?
ひょぇーー!?
◆巨大な地上絵が出現した!!!
まるでナスカの地上絵のよう…
宇宙からのメッセージ?
いえいえ、これらはひとりの人間が描いた壮大なアート作品。
アート作品だった。。
◆これは雪面をキャンバスに見立てた“スノーアート"と呼ばれるモノ
美しすぎる…
これは雪の上に幾何学模様を作り上げる、フランス在住のアーティスト・Simon Beck(サイモン・ベック)氏の作品。
54歳のアーティストSimon Beckさんは2004年から作り続けている。
同氏は、毎年冬になると、近所のスキー場にまだ誰も足を踏み入れていない場所を探し出し、“作品制作”に取りかかるそうです。
場所はスキー場だった…
お客さんもびっくり。。
デザインは、雪の結晶や教会のステンドグラスなどを参考にしており、このような巨大な模様を正確に描きあげる技術に、世界中から驚きの声があがっている。
雪面を一人で長時間歩いて模様を作る英国人のサイモン・ベック氏が、冬になると話題になる。最近の作品集 https://t.co/5jN4PUga93 かなり複雑な模様や、雪面ではなく砂浜に作った作品を含む。via @colossal https://t.co/ULOkHqXCs9
◆驚くべきはその製作方法!
1人でやってるの…?
驚きなのは、特別な道具は使わず、ただ自分の足だけですべてを作り上げていること、…そしてその巨大さ!
あ、足だけ…
芸術的センスだけでなく体力も必要。。
自分の足跡だけでこれだけ巨大で幾何学的な模様を緻密に描き出しているのはすごいの一言。この雪景色で半袖なのもすごい!
重労働故のスタイル…
◆同時に、超緻密な作業でもあった。
新雪の上なので、もちろん失敗は許されない。とてつもなく緻密な世界。。
最初にコンピューターで綿密にマッピングをした後、オリエンテーリング競技の経験を生かして6時間から長い時には2日間をかけて完成するそうです。
曲線はコンパスで場所を確かめて描く。
曲線を描くのは「練習あるのみ」だそう。
◆製作途中で雪が降り出すと、当然台無しになってしまう。
新しく雪が降ったり、あるいは暖かい季節になってしまえば消えてしまうこのアート。
お願い!雪、降らないで…
でも、溶けないで…
はかないが故に、季節のありがたみをあらためて感じさせてくれる。
しかしそのはかなさも、Beckさんの作品の価値なのかもしれない。
◆製作過程がわかる動画も存在した。
Schneekunst von Simon Beck | Euromaxx
出典元:YouTube
スノーアートを描いている過程が映した動画です。
Simon Beck´s Snow Art | PICKS magazine
出典元:YouTube
「完成したスノーアートを見るのが好きだから。それに一作品を作るだけでかなりの運動になります」と冗談めかして語る。
◆夏の間は砂浜を利用してサンドアートを製作しているようです。
雪山よりはちょっと作業が楽そう…
これもまた別の魅力が…
しかし、ベックさんはスノーアートに魅了され、夏の間も、冬になる南半球に行くことも考えてるそうです。