◆元マラソン選手で、今では解説者としても活躍している増田明美氏
選手の趣味や交友関係など、"細かすぎる話題"も紹介する名解説者として知られています。
増田 明美(ますだ あけみ、1964年1月1日 - )は、元女子マラソン・陸上競技長距離走選手で、現在はスポーツジャーナリスト・レース解説者・タレントなどで活動中である。1984年ロサンゼルスオリンピック女子マラソン日本代表。
かねてから増田氏の解説は、選手の趣味や交遊関係といった細かい個人のデータを織り交ぜた独特なスタイルに定評があった。
出典:http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160817-00000014-rnijugo-life
◆今回のリオ五輪でも増田氏の解説から繰り広げられる"圧倒的な情報量"に注目が集まっている。
8月14日に行われたリオ五輪女子マラソン。その模様を中継した『リオデジャネイロオリンピック2016』では、解説を務めたスポーツジャーナリスト・増田明美氏のマニアックな知識を称賛する声が相次いだ。
◆8月16日に行われた『陸上女子5000m予選』の中継で見せた増田氏と実況アナウンサーとの"やりとり"がTwitterで話題となっている。
リオデジャネイロ五輪第12日(16日、五輪スタジアム)陸上の女子5000メートル予選が行われ、上原美幸(20)=第一生命=が1組で15分23秒41の7着となり、全体14位で19日の決勝進出を果たした。
増田氏によって上原美幸選手の"細かすぎる情報"が提供されたが…
実況「陸上5000m予選 上原美幸選手現在1位ですが2位集団に吸収されました!」
増田明美さん「上原さんはキーホルダーを集めるのが趣味で一番好きなのは焼き鳥のねぎまだという事でなぜかというとネバーギブアップ、ねぎーまっぷということらし」
実況「待ってください!今再び1位に!」
【速報】レース中、増田明美さんが突然上原選手のキーホルダー収集の趣味を説明し始め、焼き鳥のネギマのキーホルダーがネバーギブアップの意味で…のあたりで実況の人に「ちょっと待ってください」と遮られる
レース展開を優先する実況アナウンサーによって増田氏の情報がスルーされた…
実況アナウンサーとの攻防戦は他にも…
尾西美咲(積水化学)は15分29秒17で18位、鈴木亜由子(日本郵政グループ)は15分41秒81で24位となり予選敗退となった。
アナ
「(尾西選手について)
日本選手権でも常に先行する鈴木を最後の1周で突き放して
優勝を果たしました。」
増田明美
「そうなんですよね。
必ず尾西さんはレースの前にEXILEの曲を聴いてから、
レースに参加してるんですね!」
アナ
「さぁ先頭は鈴木亜由子です。」
エチオピア代表アルマズ・アヤナ選手の細かい情報も…
アヤナ選手は農家の生まれでコーヒー園の中を走って強くなりました。増田明美さん情報 #陸上
【速報】増田明美さん、エチオピアのアヤナ選手が農家の生まれで裸足で走り回って足腰が鍛えられた話をするも実況の人が無反応
なぜか実況アナウンサーにも称賛の声が…
増田明美さんのどうでもいい情報を受け流すアナウンサー。そうでないとスポーツの実況として仕事にならない。増田さんの情報収集力も凄いんだけどね。(笑)
◆でもやはり増田氏によるネタの豊富さに称讃の声が集まっている。
みんな解説を楽しんでいる模様…
増田明美さんが披露する選手に関する小ネタは、昔の歌番組の曲紹介(というか、アナログタロウのネタというか)のよう。「先日、飼っていたシマリスに逃げられた斉藤由貴さん。7匹すべて逃げたそうです。今週第1位、斉藤由貴さんで『卒業』」みたいな。
とにかく情報量がすごい…
<span style="font-size: small;">出典 <a href="null" target="_blank" rel="noopener noreferrer">www.aflo.com</a></span>
座右の銘からキーホルダー集めまで、走り終えるまでに一体いくつの個人情報を暴かれるのかスリリングな増田明美解説。
増田明美トークショーを聞きながら後片付け。トークショー聞いてるのか陸上競技見てるのか分からないくらい、増田さんから発せられる多大な情報量。
緊迫した展開のレース中に、笑っちゃうくらいどうでもいいうんちくをちょいちょい挟んでくる増田明美さんの解説、今回も冴えてるねえ。僕は嫌いじゃない
◆この圧倒的情報量は"独自の取材"によって提供されるモノだった。
小ネタ収集3原則というのがあり、
・自腹で単独取材
・監督やコーチと一緒に食事
・母親の電話番号をゲットする
そうです。
カメラクルーなど同伴せず一人で取材に行くとプライベートな話まで聞けるとか、監督との食事会に参加するとか、さらには選手のお母さんと仲良くなると幼少期の話が聞けるなど独自の取材方法を駆使する。
若手アナウンサーが駅伝の中継車デビューするドキュメンタリー前やってて、解説者の増田明美のネタ帳の厚みヤバかったの覚えてる
◆この解説スタイルには増田氏による"ある思い"が込められている。
「レースと無関係な話題だという批判があることは承知しているが、自分は"人"を伝えたい」と雑誌の取材に対して述べている。
増田明美さんの選手時代の解説は技術的なことのみで、その背景や人物像に触れられずに寂しい思いをしたそう。
増田明美のすごいところは情報によって選手一人ひとりに思い入れができてよりレースが面白くなるところ。
外人選手でも頑張ってほしいってなるもんね