○脂質異常症とは
脂質異常症とは、血液中にふくまれるコレステロールや中性脂肪(トリグリセライド)などの脂質が、一定の基準よりも多い状態のことをいいます。以前は、高脂血症ともいわれていました。
血液中に余分な脂質が多くなると、動脈硬化を起こしやすくなり、心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高くなります。それが脂質異常症という病気です。
一般的には「血液がドロドロの状態」、それが脂質異常症といってもいいでしょう。脂質異常症には、自覚症状はほとんどありません。
出典:脂質異常症って、どんな病気?|脂質異常症|生活習慣病ガイド|健康コラム・レシピ|オムロン ヘルスケア
そのため気づくのが遅れ、ある日とつぜん心筋梗塞などの発作におそわれる人が少なくありません。発作を防ぐには、毎日の生活(食事や運動)に気をつけることと、健康診断などで「脂質異常症の疑いがある」といわれたときは、放置せずに早めに受診して医師の指導を受けることが大切です。
脂質異常症の原因はいったい何か
脂質異常症とは血液中の脂質の量が多くなっている症状のことです。主に食生活が原因で発症します。また、ごく一部は遺伝的な要因も働くと考えられています。
○脂質異常症(高脂血症)の症状とは
「脂質異常症」は、脂質の代謝がうまくいかず、血液中に、脂質が異常に増えてしまう病気です。遺伝によって起こる「家族性高コレステロール血症」の場合は、「黄色腫(おうしょくしゅ)」と呼ばれるコレステロールの塊が、ひじやひざ、アキレス腱のあたりにできることがあります。
脂質異常症の治療に欠かせないのが食事療法です
〈タイプ別のポイント〉
いずれのタイプもエネルギー摂取量を必要最低限にとどめ、その範囲内で栄養バランスをとります。中性脂肪が高い人は、肥満の傾向があるので、カロリー制限を厳しく行います。
●高コレステロール血症
・コレステロールの多い食品を控える
・脂肪から摂取するエネルギーを20%以下にする
●高中性脂肪血症
・アルコールや炭水化物を控える
・摂取エネルギーを制限する
〈食事療法の基本〉
禁止事項ばかりではありません。積極的に摂取したい食品もありますから、料理や摂り方を工夫して、あまり神経質にならず、極端に変えず、無理のない改善を行いましょう。肝心なことは、継続し、習慣化することです。
出典:http://www.selfdoctor.net/q_and_a/2004_05/koushiketsu/05.html
脂質異常症には、自覚症状はほとんどありません。そのため気づくのが遅れ、ある日とつぜん心筋梗塞などの発作におそわれる人が少なくありません。
出典:脂質異常症って、どんな病気?|脂質異常症|生活習慣病ガイド|健康コラム・レシピ|オムロン ヘルスケア
発作を防ぐには、毎日の生活(食事や運動)に気をつけることと、健康診断などで「脂質異常症の疑いがある」といわれたときは、放置せずに早めに受診して医師の指導を受けることが大切です。
○高脂血症の治療には運動が不可欠です
先にも説明したように、高脂血症には有酸素運動が効果的です。有酸素運動には、ウォーキングやジョギング、サイクリング、水泳などがあります。
出典:http://dr-nagano.com/tiryou/undou.html
しかし、このような有酸素運動だけでなく、日常生活で行なっている通勤や家事などの中で、運動量を増やすことも効果的です。
通勤や買い物などに、ウォーキングを取り入れるのも良いですね。
運動の目安
ガイドラインでは有酸素運動をできれば毎日行い、一週間で合計180分以上運動することを推奨しています。
しかし、慣れるまでは無理せず、30分の運動を週に3回行なうことを目標にすると良いでしょう。
高脂血症の運動療法としては中性脂肪を燃焼させたいところですが、中性脂肪は運動をはじめてすぐに燃焼しはじめるわけではありません。
出典:http://www.gargoylegallop.org/archives/6
グリコーゲンなどほかのエネルギー源を使い切ってからでなければ中性脂肪は燃焼されないため、高脂血症の運動療法としては20分から30分以上運動を続ける必要があります。