◎視覚障害者から紙幣の「区別がしにくい」との声が出ていた
◎現行は、お札の左下に、”識別マーク”がついています
◎インクの盛りによるザラツキのある”識別マーク”で識別
この識別マークは非常にわかりにくくて、あまり役に立っていません。まず、識別マークが1カ所にしかついていないために、マークを見つけるのが大変です。識別マークは新しいお札なら比較的わかりやすいのですが、使い古しのお札などはほとんど識別できません。
出典:触ってお札を見分ける
◎また、現行の一万円札と五千円札には透明シールが貼られている
現在発行している4種類の紙幣(1万円、5千円、2千円、千円)のうち、1万円と5千円は左下に透明なシールが貼ってあるが、大きさがほぼ同じで、視覚障害者から「区別しにくい」との声が出ていた。
出典:http://www.asahi.com/business/update/0426/TKY201304260218.html
◎今回、五千円札の透明シールを大きく、形状も変更!!
表面左下のホログラムを覆う透明シールが楕円(だえん)形から四角形に近い形に変わり、面積も1.7倍に広がる。現行紙幣と区別しやすくするため、記番号の色も黒から褐色に改めた。
出典: - goo ニュース
◎「酔っぱらい」にもやさしい
麻生財務相は「酔っぱらってタクシー代を払うときにも使うといい」と披露した。
◎スマホを使って音声でお知らせ!!
目の不自由な人向けに、米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」を使ってお札を区別できるアプリも12月3日から配信する。アプリを使ってお札(1万円札、5千円札、2千円札、千円札)にスマホのカメラをかざせば、音声でお札の種類を知らせてくれる。
◎紙幣識別iPhoneアプリ「言う吉くん」を「無料配信」
言う吉くん
言う吉くん
◎配信中の20カ国対応アプリ“LookTel Money Reader”は1,000円
LookTelマネーリーダー 1,000円
20カ国の通貨に対応:アメリカドル、オーストラリアドル、バーレーンディナール、ブラジル·レアル、ベラルーシルーブル、英国ポンド、カナダドル、ユーロ、ハンガリーフォリント、イスラエル·シュケル、インドルピー、日本円、クウェートディナール、メキシコ·ペソ、ニュージーランドドル、ポーランドズロチ、ロシアルーブル、サウジアラビア·リヤル、シンガポール·ドル、およびアラブ首長国連邦ディルハム。
◎視覚障害者のこれからの紙幣に対する要望
視覚障害者が、紙幣を容易に識別できるようにしてください。そのために、材質及び長さの違いを広げるなどを検討してください。
2千円札の流通を直ちに中止してください。2千円札は、視覚障害者の紙幣識別の困難を助長し、生活に大きなバリアを持ち込む要因となります。
◎ユーロ紙幣には視覚障害者団体と協力して取り入れた工夫がある
ユーロ紙幣は額面とともにその寸法も大きくなっており、視覚障害者や全盲者が金種を判別できるようになっている。
また紙幣の基調色も金種の順番で暖色と寒色が交互になっており、色を判別できる人に対して近い2つの額面を混同させにくくしている。
額面部分の印刷には凹版印刷が施されており、指先の触覚だけで金種を判別できるようにしている。
◎改良した五千円札は2014年5月12日に発行する
5千円札は今年3月末で5億枚以上流通しており、来年度以降、順次新しいお札に取り換える。
出典:http://www.asahi.com/business/update/0426/TKY201304260218.html
安倍晋三内閣の基本方針において難病や障害、社会的に弱い立場にある人たちが社会で活躍できる環境を整備するとされている」