的中率100%！ロッテの天気予報おやじ【曽根さん引退！】 : matomeHub(まとめハブ)

◎ロッテの天気予報おやじ曽根さん

曽根太一さん

平日のナイターに限ったイベントとしてやっているんですけど、試合開始前の５時４５分くらいにですね、ビジョンで「曽根会長の天気予報」というコーナーが流れます

「今日の天気は・・・晴れじゃ」とか、「８時くらいが危ないのう、でも持つのう」とか、そういう感じで短い天気予報を言っていただく

ファンの方に「今日は会長が大丈夫っていうのなら」とか「会長が寒くなるって言ってる」という、ちょっと楽しんでもらいながら天気のことを気にしてもらえたらなと

シーズン計44回球場にて天気の予想を行い、的中率100%と大好評でした。

1945年2月に太平洋戦争に出征。中国を転戦 4年間のシベリア抑留を経て1949年8月に帰国。

帰国後、海苔を生産する漁師として生業をたてる。その後、幕張観光組合を設立、22年間にわたり幕張と九十九里にて海の家と民宿を経営。

1989年千葉マリンスタジアムオープンともに外野センター売店を運営。23年にわたる球場売店事業のなかでQVCマリン名物となるもつ煮を販売。外野スタンドのお客様より絶大な支援をうけている。

屋外球場の難点は、天候に左右されること。大雨で中止になることはもちろんのこと、小雨でも客足は遠のく。飲食店も当日の仕入れをどうするか、という悩みは常にあった。

しかし、球場の売店で働いている８７歳の曽根太一さんが、自分の経験を元に天気を予想して、それが結構当たるとまわりで評判になり、球場の飲食担当者が怪しい天気の時には曽根さんを頼りにするようになった。

風向きだとかね、太陽の沈む際ですよね、地平線に太陽が沈むね、それが私たちの一番天気を見る形じゃないかね。

今日の風の強さが雲のあがりを早めたんだな。今日はもう大丈夫じゃ！ここセンター売店からみる雲の切れ間をみればわかるわい。西の空も明るくなってきおった。風もこれ以上は強くならないじゃろう。

あとはマリーンズが勝つだけじゃな。ふぉふぉふぉふぉ

天気予報は思いがけずに大きな反響をいただき、数えきれないほどのあたたかいお言葉をいただきました。新聞・テレビにもたくさんとりあげていただき、まさに信じられないような状況になりました。最後はポスターに登場させていただいたり、始球式にもださせていただき夢のようでした。

曽根さんの始球式

８８歳になり、体力も落ちてきてしまったので売店の仕事との両立は難しいと判断するにいたりました。

ここ幕張で生まれ、小さい頃からこの空を見上げて暮らしてきました。その中で先輩方から教わってきた幕張の浜の天気の見方を、ここＱＶＣマリンにいらした皆様にお伝えしたい。それが私の使命ではないかと思い、つとめさせていただきました。

これからは普通の売店のおやじに戻り、皆様においしい「もつ煮」や「幕張ふかし芋」を食べてもらうために努力精進していきます。外野センター裏の売店にてみなさまのご来店を心よりお待ちしています」。

もつ煮込み