◎中日・岩瀬が日本球界初の400セーブを達成した!!
中日が2点を追う6回に一挙5点を奪って逆転し、前夜に続く巨倒で4連勝。9回に登板した岩瀬は1点を失ったがリードを守り切り、日本球界初の400セーブを達成した。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140726-00000108-spnannex-base
◎3点差で上がった9回のマウンド
3点差で上がった9回のマウンド。先頭の片岡を中飛、続く亀井を空振り三振に仕留めて簡単に2死を奪った。
出典:http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2014/07/26/kiji/K20140726008634940.html
◎2死後、連打で1点を失うも…
長野、アンダーソンに連打され、2死一、二塁から坂本に中前適時打を浴びて1失点。なおも2死二、三塁と一打同点のピンチを背負ったが、最後は阿部に対し、投球後にパランスを崩しながらのスライダーで空振り三振に抑え、リードを守り切った。
出典:http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2014/07/26/kiji/K20140726008634940.html
◎最後は阿部はスライダーで三振に抑える!
バランスを崩したウイニングショットには「スライダーを投げたんですけど、こけちゃいました」と笑った。
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◎400セーブ達成で「ホッとしているというか…」
日本球界初の通算400セーブを達成した中日・岩瀬は、大きな花束を手に上がったお立ち台でも“らしく”控えめな笑顔で喜びを表した。
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「ホッとしているというか、うまくいかないというか…そういう気分です」。
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◎改めて気を引き締める岩瀬
それでもファンの歓声を背中に、岩瀬は「一つ一つの積み重ねでここまで来た。きょう決めるつもりで(マウンドに)上がったが、『もっとしっかりしろ!』と自分に言い聞かせたい。これからもありますので、0点で終われるようにしっかりやっていきたい」とキッパリ。
◎1998年のドラフト2位で中日入団
近藤真市にスカウトされ、1998年のドラフトで中日ドラゴンズを逆指名し、2位で入団。
◎スカウト近藤真市の背番号「13」を背負う
背番号は近藤がノーヒットノーラン達成時に付けていた13を付けることとなった。
近藤真市
プロ野球史上初の快挙となる初登板ノーヒットノーランを達成。
◎1999年6月23日、巨人戦で初セーブ!
初セーブは1999年6月23日、ナゴヤドームで行われた巨人戦。
◎2004年クローザーに定着した岩瀬
2004(平成16)年からクローザーに定着した岩瀬は、2005(平成17)年には46セーブを挙げて、シーズン最多セーブの日本プロ野球新記録を樹立。
◎昨季まで9年連続で30セーブ以上続ける!
以降、昨季まで9年連続で30セーブ以上をマークしており、これは自身の持つプロ野球記録でもある。
◎今季でプロ16年目、40歳になる岩瀬
今季でプロ16年目を迎え、11月には40歳になる岩瀬。現役選手ながら数々の大記録を持っている、球界屈指の大投手である。
◎長年、リリーフを続けることは至難の業
昨今のプロ野球界にはリリーフ“3年寿命”説がある。肉体的な消耗はもちろん、精神的にもタフさが要求されるリリーフ投手。
そして何といっても岩瀬のスゴいところは、その勤続年数。1年目の1999(平成11)年から昨季までの15年間、連続して50試合以上に登板している。
「昔は怖いものなしで、マウンドに上がれていた」というほど、相手打者を寄せ付けることはなかった。直球、スライダー、シュートの球種だけでほとんどが抑えられた。
試合の大事な場面で登場する彼らは、肉体的にも精神的にも「持って」3年、それ以上の勤続年数を超えて活躍し続けるのは、球界でも数えるほどで至難の業といえる。
◎スライダーが武器の岩瀬
ストレートの軌道から、急に変化してくるスライダーが武器。打者がストレートと思って振りにいくものだから、バットに当たることはない。
守護神 岩瀬のスライダー
出典元:YouTube
◎昨年には日本選手最多記録も塗り替えていた
昨年には佐々木主浩(横浜、マリナーズ)の持っていた日米通算381セーブ(667試合)の日本選手最多記録も塗り替えていた。
日本のプロ野球では、岩瀬に次いでセーブ数が多いのは高津臣吾(ヤクルト)の286(598試合)、佐々木主浩(横浜)の252(439試合)となっている。
◎米メジャーでは400セーブ以上は5人しかいない
米メジャーリーグでは、昨年に引退したヤンキースのマリアノ・リベラが652(1115試合)で最多。400セーブ以上は5人しかいない。
マリアノ・リベラ
◎岩瀬のメモリアルデーの勝利に谷繁監督も満足!
谷繁元信兼任監督(43)は「森野がよく打ってくれた。岩瀬も400セーブを達成でき、本当にいい試合だった」と充実感に満ちた表情。
谷繁監督は「実に岩瀬らしいインタビューだった。すごい記録としか言いようのない記録。すごいのは1日のルーティンを黙々と重ね、年齢がいくごとにやるべきこをやって試合に臨むこと。
(横浜時代に)佐々木(主浩)さん、岩瀬とこれで2人の(伝説的なクローザー)2投手を受けてきたけど、ともに練習前、練習、練習後、そして試合に臨むルーティンをきっちりこなしてきたところがすごい」と脱帽していた。