◎58人乗り台湾機墜落 31人死亡、15人負傷
台湾・台北市で4日午前11時(日本時間正午)ごろ、復興(トランスアジア)航空の旅客機が松山空港を離陸した直後に空港近くの川に墜落した。
搭乗していた58人のうち、操縦室にいた乗員を含む31人の死亡が確認され、15人が負傷。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150205-35059975-cnn-int
◎重傷ながらも一命を取り留めた乗務員…
一命を取り留めたのは黄敬雅(ホアン・ジンヤー)さんという乗務員
今回、機体後方に乗っていた黄さんは壊れた機体の隙間からはい出し、救助された。現在は病院で治療を受けており、ろっ骨を折るなどの重傷だが容体は安定している。
◎なんと半年前の〈トランスアジア222便事故〉からも命拾い!!!
2014年7月23日午後7時(UTC+8)、台湾南部の高雄国際空港発、澎湖島馬公空港行きの定期旅客便トランスアジア航空(復興航空)222便(GE222便)
◎わずか半年前の出来事…
台風10号による天候不良の影響を受け馬公空港にて着陸を失敗、復行を試みたが上昇できず、澎湖県湖西郷西溪村に墜落した事故。
◎乗客54名、乗員4名のうち、49名の死亡
乗客54名、乗員4名のうち、49名の死亡が確認された。
◎勤務シフトの変更で命拾いした乗務員!!
昨年7月にトランスアジア航空222便が澎湖島で着陸に失敗し墜落した事件では、勤務シフトを変更したため難を逃れた。
◎昨年も今回の事故機と同じ「ATR-72型」
復興航空(トランスアジア航空)の旅客機が4日、台湾・新北市内で墜落した事故について、台湾メディアの蘋果日報は同日、2014年7月23日に台湾で発生したトランスアジア航空の着陸失敗事故と同じ型の旅客機だったと報じた。
ATR-72
ATR 72はフランスとイタリアの航空機メーカーが合弁事業で興したATR製のターボプロップ双発旅客機である。
◎今回の事故機も導入されて1年以内の新しい機体
いずれもターボプロップ機の「ATR-72型」機だったと指摘する一方で、台湾の民航局による発表として、4日に発生した墜落事故の旅客機は台湾に導入されて1年も経過していない新しい機体だったと伝えた。
◎ATR社製の双発プロペラ機「ATR-72型」
墜落したのはフランスとイタリアの合弁企業、ATR社製の双発プロペラ機
ATR72は主に米国や欧州の地方路線で活躍。
◎セールスポイントは低騒音、低燃費、機体価格の安さ
競合機となるデ・ハビランド・カナダ DHC-8(ボンバルディア)やリージョナルジェットと比べ、低騒音、低燃費、機体価格の安さをセールスポイントとしている。
◎しかし、ATR72は20年で7回のトラブル!うち2件が死亡事故!
1995年1月30日には、馬公から台北・松山(ソンシャン)に向かっていたGE510A便が航路からそれて台北近郊の亀山郷の山地に激突。乗客は乗っていなかったが、パイロットら乗組員4人が死亡した。
2002年12月21日には、台北・桃園からマカオに向かっていた貨物便のGE791便の翼に氷が付き、氷を取り除く作業に失敗して馬公の南西15キロの海上に墜落。パイロット2人が犠牲になった。
乗員が負傷した事故も1件ある。05年7月19日には、花蓮発台北・松山行きのGE028便が、着陸後に滑走路を外れて照明灯に接触。乗員1人が軽傷を負った。
残る4件はエンジントラブルだ。02年9月、13年7月にはエンジン火災を起こし。03年12月、12年5月にはエンジンに異常を示す機内の表示が出たことがわかっている。この4件ではけが人は出ていない。
◎今回の事故機も昨年納入後、左エンジン2度交換!
事故機が2014年に故障で左エンジンを2度交換していたと報じた。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150205-00000115-jij-cn
◎生存の乗務員は「2度目の命拾い」に号泣…
病院に駆け付けた家族と再会した時は「死ぬかと思った」と号泣したという。